医療業界は成長性のある業界!!

みなさん、こんにちは。

求職者のみなさんが、転職活動をする上で、ご自身が希望する業界や職種があると思います。私も、かつて、今の求職者のみなさんと同じように3度ほど、転職活動をした経験があり、そのいずれの転職活動でも自分の希望する業界や職種がありました。

転職希望軸は、いくつか項目がありますが、そのなかでも業界や職種は中心的な項目になると思います。職種においては、これまでの経験を活かして検討する場合もありますし、これまで経験したことがない職種でも将来的なビジョンを見据えてチャレンジしたいという場合もあると思います。

業界はと言いますと、もちろんこれまでの経験した業界を希望とする場合は未経験業界を希望する場合もあるでしょうが、もう一つ忘れてはいけないことがあります。それが、『今、成長している業界』や『今後、成長する可能性が高い業界』ということです。

求職者のみなさんがどれだけ経験のある業界だったとしても、その業界が今、または、今後、低迷する状況であれば、いかに経験が深い業界とは言え、転職することを控えることが多いのではないでしょうか。

多くの業界が労働市場にはありますが、その時代や消費者のニーズにより業界それぞれに成長するかどうか変わっています。成長している業界に転職することは、その業界に属する企業も業績拡大や企業成長をする可能性が高いため、求職者のみなさんにとっては、良い転職と言えるのではないかと思います。

私は、求職者として転職活動をしていた時代に、業界軸を決める際、単純に自分の経験がある業界や自分の興味がある業界ということだけではなく、将来性を考えて今後、成長する可能性が高い業界を希望軸としました。

では、今は、どのような業界が成長、または、今後成長する可能性が高いのかですが、これは、日本社会や経済状況を鑑みてみると、ある程度、予測することも可能な範囲のことだと思います。

日本には多くの解決する必要がある課題がある

現在の日本には、社会や政治、経済という観点で多くの課題があります。もちろん、政治家などを中心に解決する動きを取っていますが、この多くの課題のなかでも、今と今後を考えると解決する必要が急務であるものがあります。

選挙などで候補者の方々が、公約内容を発表すると思いますが、求職者のみなさんは、どのような公約が浮かびますか?今の日本は、『医療』、『介護』、『年金』の3つのことが、大きな課題となり、早期解決策が必要になっています。

多くの課題があるなかで、この3つの課題が特に重要ということではなく、すべての
課題が重要ですが、この3つの課題は、課題解決が急務であるということです。この3つの課題のなかで、今回は、『医療』に関係する医療業界についてご紹介したいと思います。

今の日本は、高齢化の進展が最も大きな理由で医療は課題が多い分野になります。また、最近では医療に従事する医師不足が懸念となっています。求職者のみなさんは、『2015年問題』をご存知でしょうか?

この『2015年問題は』医療や介護に関係することですが、高齢化が今後、ますます急速に進むということで、医療現場の状況を改善しなければ、高齢化社会に対応する医療ができないということ予測されています。

今回の主役になる医療業界が今後、このような時代背景があり今後、成長するということは、医療に近しい介護業界や製薬業界も成長業界となります。

転職活動を行う求職者の方が、自分の希望業界を検討する際に、今、または今後成長するであろう業界を予測することで、その業界に近しい業界も範囲に含めることもできると思います。

また、時代背景により課題や問題があるとする産業に特化した業界がなぜ、成長する見込みがあるのかをご紹介すると、社会問題などに限らず、どの世界でも自分の理想や希望と現状を踏まえて考えるとそこにビアインドがあれば、そのビハインドこそが課題や問題となり、それを解決するために人は動きます。

仕事で考えると、理想や希望と現状の間のビハインドがあれば、それはビジネスチャンスとなり、業界や企業は成長するチャンスとなります。つまりは、今後、成長するであろう業界を探すためには、社会問題や課題がある産業を探すことはもちろん、その社会問題や課題がどれだけビハインドとしてあるのか、その幅が広ければそれだけ課題や問題が山住ということで、その産業に特化する業界は成長機会が多いということになります。

転職市場と労働市場は一体的な関係性

今の社会的な医療問題はビハインドが広いため、それだけ医療業界はビジネスチャンスがあり、それだけ成長する可能性を持っている業界ということになります。また、医療業界も含めての、求職者のみなさんが転職活動を行う転職市場は、必ず労働市場と深いつながりがありますので、転職活動を行う際は、今と今後の労働市場を見越すことが大事です。

もっと言いますと労働市場は社会や経済との関係性が深いため、転職市場で転職活動を有効に行うためには、社会や経済状況をしっかりとリアルタイムで把握しておくことが必要です。

求職者の方のなかには、転職活動を行う際に、転職市場だけを考えてしまい、視野が狭く視点も低い方がいますが、それでは、短期的には良い業界や企業に転職できたとしても将来を考えるとその企業や業界が成長するかどうかは判断することはできませんので、将来的なことを考えるとリスクがある転職になってしまいます。

求職者のみなさんも一人の消費者として肌で実感していると思いますが、今の日本は、非常に時代に動きが早く5年、10年先は今とは全く違う状況になっていることもあるでしょうし、今では考えられない画期的な技術や商品、サービスが世に出回っていることも想定されます。

このように、時代の流れが早いということは、労働市場も早く、労働市場と一体的な関係性にある転職市場も当然、動きが早い市場になります。

求職者のみなさんは、転職市場を単体で見るのではなく、また、転職活動を単なる職探しと見ずに、将来的な展開を視野に入れて熟慮した上で活動を行った方が良いと思います。

医療業界の現状

今回のテーマは、『医療業界は成長性のある業界!!』として、医療業界に特化していくつかの視点からご紹介したいと思います。まずは、医療業界の現状はどのようなものか、このあたりから今回の話を起こしていこうと思います。

医療業界は、製薬業界も含めて医療業界という場合もあり、その範囲は広くなっています。この医療業界の現状はと言いますと、先述の通り、社会問題や課題が浮き彫りになっていて、高齢化の進展により医療業界のニーズが非常に強まっています。

高齢化以外としても、食生活の変化により、病気やケガをする人が増えていて、病院不足や医師不足も叫ばれている現状であり、社会の需要とそれを受け入れる医療業界の供給のバランスが崩れている状況です。

人材という観点でもお話すると、医療業界は、慢性的な人材不足になっていて、それにより病院を閉鎖したりすることも増えています。大学病院などは増えていますが、足腰が弱くなっている高齢者の方は、自宅から大学病院が遠いということもあり、自宅から近い町医者の方が、利便性はあったのですが、人材不足と大学病院にシェアを取られてしまい、病院を閉めざる得ない状況があります。

そうなると、高齢者の方や地域の方は非常に困ることになり、地域社会も後退してしまいます。医療の問題とは、単純に医療だけの問題にとどまることなく社会や経済の構図を変えてしまう大きな業界であり産業です。

今の時代は、江戸時代のように病気やケガがあってもつばをつけて治すということはありませんし、誰しも必ず病院に行き、医療業界にお世話になることがあると思います。

このように恒久的な消費者のニーズが高くライフラインとなっていて、そして、現在の社会問題が重なり医療業界は非常に成長するとされています。

では、なぜ、今、医療業界は人材不足なのでしょうか?通常、業界が伸びていて人材不足となれば多くの求人が転職市場にあり、求職者のみなさんからすると転職しやすい状況にあると考えても不思議ではありません。

医療業界の労働状況

医療とは、人の生命に関わる場合が多い、非常に責任のある仕事です。そのため、人材不足であるということで、誰でも転職できるということはありません。もちろん、医療に直接関わる職種ではない職種も医療事務などを含めてありますが、直接医療に関わる職種以外の職種も、その労働状況はなかなか過酷です。

医療に直接関わる職種

医療に直接関わる仕事として医師や看護婦や看護師がありますが、この職種は、資格を必要として、誰でも簡単に転職できる職種ではありません。そのため、慢性的な人材不足は、イコールで言うと慢性的な医師不足、看護婦または看護師不足となっています。

この職種は、専門性の高い技術を要し、人の生命に直接関わる責任の大きな仕事です。仮に病院などが医師や看護婦や看護師を募集し、選考したとしても、そう簡単に採用されるということはありません。

病院は、現場で何かしら事故などが起こると、大きな問題になることが多いため、これらの職種についてはかなり高い採用基準を持っています。

私の友人に大学病院で医師をしている友人がいますが、この友人もその大学病院へ転職していますが、自ら応募したのではなく、病院側から声が掛かり転職しています。このように医師については、高い選考基準を持っているため、自ら応募して医師であれば、慢性的な人材不足ということで誰でも採用されるということはありません。

もちろん、看護婦や看護師も同様です。

医療に直接関わる職種以外の職種

この職種の代表的な職種は医療事務だと思います。女性が多く働き女性が活躍できる職種とも言われますが、この職種は労働環境がなかなか厳しいです。

この医療事務は、資格を持っていれば優遇されるという間違えた噂もありますが、医療事務という職種は、資格さえあれば転職できるというものではないです。

また、その働き方も病院は顧客を相手にするサービス業であるため、決まった曜日が休日ということはなく、不定休になります。病院内で、労働日と休日をシフトで組みますし、また、残業時間が長いということもあります。

その一方で、その厳しい労働環境のなかで、それに見合う給料を得ることができるかと言いますと、低賃金で有名です。

私の姉がかつて医療事務として大学病院で勤務していましたが、その結婚後は続けることが難しいとして、転職しています。特にお子さんがいる求職者の方の場合は、土日休みということはあまりありませんし、女性として仕事と育児の両立は難しいと思います。また、医療事務がなぜ資格があれば転職に有利という噂は間違っているとお伝えしたかと言いますと、医療事務という資格は、国家資格ではないからです。

転職市場では、確かに資格は求職者の方にとっては有利な側面を持ちますが、その資格のレベルやどの程度の難易度なのか、または、市場価値の観点を考えると医療事務という職種は、転職市場においては、そこまで高い市場価値を持っているということはありません。

医療事務は、事務仕事になり、医療事務の資格よりも、医療事務の経験やPCスキルが高い方が有利と言えます。

製薬業界含めた医療業界の転職市場

転職市場にある製薬業界含めた医療業界の求人は、現在、求人数は増えています。製薬業界とも言える、製薬業界と言えばこの職種とも言える代表的な職種である、MRの求人は、現在の転職市場では比較的、落ち着いた状態にあります。

この落ち着いた状態とは、求人数が少なくなりつつあるということを意味するのではなく、かつては、人材不足で異常なぐらいの求人数がありましたが、今は、人材不足が解消され、普通の求人数ということです。

MRの職種の求人が人材不足の解消とともに落ち着いた状況にある一方で、医療機器の採用ニーズは数年前から非常に多くの求人数が転職市場にはあります。求職者ではなくとも誰でも情報を知ることができる転職サイトをご確認頂ければと思うのですが、医療機器を事業とする企業の求人は非常に多いです。

簡単にいうと、医療機器を仕事とする職種は、求職者が有利のかなりの売り手市場となっています。企業としては、本来、経験者の人材が必要なところですが、転職市場に人材が枯渇状態にあるということで、どの企業も応募資格の幅を広げて未経験者でも応募資格を持てる状態になっています。医療機器の職種は、今後も、企業のニーズが高いとされるため、求職者としては中期的にもチャンスと言える職種だと思います。

製薬業界含む医療業界は景気に強い業界

業界にはそれぞれ特徴があることと同時に、景気に強い業界と景気に弱い業界があります。業界として景気の影響を受けやすい典型が、人材業界です。私も現在、求職者のみなさんの転職支援を行う転職エージェントとして活動していますが、転職エージェントは人材業界に入ります。

今回は、医療業界(製薬業界含む)の話ですので人材業界について深追いはしませんが、人材業界は景気に弱く、また、経済の波に左右されるため、人材業界の業界動向を見れば、その時代の経済状況が上がっているか下がっているかわかる指標になります。

リーマンショックにより日本経済が一気に冷え込んだ時代は、人材業界も冷え込みましたし、今の好景気では人材業界が伸びています。

医療業界は人材業界のように景気の影響を受けにくい業界の一つです。と言うのは、医療というカテゴリーは、衣食住の三大要素ではないものの、人の暮らしという意味では、ライフラインとなっていて、素人が医療行為を行い病気やケガを治すことはできませんし、家計の状況が悪いということで、病気やケガをしている家族をそのまま自然治癒するまで我慢させるといいうことはないと思います。

例えば、歯医者については、今の時代はコンビニよりもその数は多いと言われる時代ですが、歯の痛みは耐え難いものがあり、自然治癒まで我慢するということは難しいと思いますし、放置していると更に悪化するため、どのような人でも歯医者には必ず行くと思います。

分かりやすく歯医者を例に取りましたが、他のジャンルの病院も同様です。人は常に元気で健康ということはありませんし、今の時代は高齢者が多いですので医療業界は人の暮らしとは切っても切り離せない業界になります。

求職者のみなさんは、できれば景気に弱い業界は、先々が不安であるため避けたいと考える方も多いと思います。転職エージェントとして人材業界に携わっている私の言葉は、ある意味、説得力があるのかなと自負していますが、この人材業界は、本当に景気変動に影響されますので、あまりオススメできる業界ではないです。

しかし、医療業界はこの後にご紹介する医療は医療でも病気やケガになった後の医療ではなく、病気やケガにならないための予防、つまり予防医療の需要が高くなっているので、この点から考えても今後の成長は大きいと思いますので、オススメの業界です。

医療とともに予防医療のニーズも高い

通常、医療と聞くと病気やケガを治すための行為と考えることが一般的でしたが、病気やケガになってからでは致命的なものなってしまうこともありますし、また、治すための医療費はやはり高額になることがあります。

そこで、医療業界では、この点を問題や課題として、病気やケガにならない、病気やケガになる前の予防医療に力を入れるようになっています。

医療業界としては、どちらも医療に含まれますし、病気やケガで通院する人が増えれば収益は上がりますが、だからと言って人の不幸を願い病気やケガになってほしいと考える医療関係者はいないと思います。

病気やケガで通院する人が少なくなると当然、病院などは収益を減らすことになりますが、人が病気やケガにならないことを願い、そして、自らも収益を確保することができる一石二鳥のものが予防医療です。

この予防医療は、病気やケガを治す医療と同じように医療機器を扱うことがあり、そのため、医療機器の企業は成長し求人が多くなっています。

もう少し予防医療と医療機器の関係性を詳しく説明すると、最近、乳がん検診という言葉を聞いたことはないでしょうか?乳がんとは女性特有の病気ですが、発見が遅れると死につながる重大な病気です。

この乳がんを早期発見し治癒することが必要ということで、早期発見のためには、予防という観点で定期的な検診が必要になります。この検診には特殊な技術が付帯された医療機器が使われますが、乳がん検診に限らず脳関係の検診でも医療機器は使われ、その数は非常に増えていますので、予防医療と医療機器は深い関係性があるということになります。

医療機器を活用して乳がんや脳関係の予防医療を行うということが今の時代は普通になっています。

業界が盛り上がると・・・

業界が盛り上がると、それに引っ張られる形で、一体的な関係性を持つ転職市場もその業界に関しては盛り上がりを見せ、多くの企業が多くの求人を公開します。

実は転職市場でなくとも、盛り上がっている業界にビジネスチャンスがあると考えて多くの企業も新規参入したいと考えます。しかし、医療業界は初期投資が高い業界であるため、そう簡単にどの企業でも新規参入できるものではありません。

しかし、海外の外資系企業は、この初期投資の点をクリアして、日本の医療業界に新規参入することが増えています。そうなると、転職市場にも医療業界にある外資系企業の求人も増えるということになります。

外資系企業へ転職したい方で、景気変動に強い、そして成長産業に関わりたいと考えている求職者の方は、医療業界は絶好の業界だと思います。

製薬業界含めた医療業界の採用状況

医療業界(製薬業界含む)の採用は、本来は経験やスキルなどを重視したいところですが、医療業界では、現代日本の社会状況のニーズが高く、多くの企業が募集をかけてもなかなか採用まで至らないという背景もあり人物重視になっている傾向があります。

私も転職エージェントで取り扱う医療業界のいくつかの企業は、『応募数はある程度、担保できていても、採用計画の人員に満たない』ということで、本来の採用基準を引き下げて人物重視にしているとありました。

採用を引き下げるとは、むやみに引き下げるのではなく、経験者を採用したいところを、未経験者でも応募資格を与えて、その分、人間性などの人物面の基準を引き上げるということです。

ブラック企業などは、人物面はもちろんのこと経験などの基準も一気に引き下げて採用することが多いのですが、医療業界の採用基準の引き下げとは、ブラック企業とは意味合いが違います。

なお、医療業界には私が知り得る限りになりますが、ブラック企業やブラック企業に近い企業は聞いたことがないです。そのため、製薬業界含めた医療業界は、非常にクリーンな労働環境を持つイメージを持っても問題ないと思います。

面接力をつけよう!

医療業界(製薬業界含む)を希望する求職者の方は、選考フローの基準は書類選考においても同様で基準が下がっていると言われています。そのため、本来は最も選考通過率が低い書類選考も医療業界(製薬業界含む)は比較的、通過率はキープできると思います。適正検査もカットして書類選考のあとはそのまま面接という医療業界(製薬業界含む)は多くなっています。

そうなると、面接がいかに重要かはご理解頂けるかと思います。先程、経験よりも人物面を重視する採用をしているとお伝えしたように、面接では面接官と実際に会って面接官に自分の人物面を判断してもらうことになります。

私は転職エージェントとして医療業界(製薬業界含む)のある企業の面接を受ける求職者に転職エージェントとして同行し、面接の雰囲気は内容を把握していますが、特別、圧迫面接や堅苦しい面接ということではないですが、医療業界(製薬業界含む)という業界特徴があるため、あまり和やかな雰囲気とは言えない面接ですし、また、質問内容も厳しいものがありました。

なお、面接での質問は、これまでの業務経験を細かく聞くというよりも、質問の大半がこれまでの求職者の人生を知る質問が多かったです。もちろん、企業によって多少は違いがありますが、人物面を重視する採用である以上、これまでの仕事内容や実績よりもどのような人生を歩んできたのか、または、求職者自身の仕事と人生について聞かれることが多いと思います。

自分のありのままを伝えることで誠実さが伝わる!

直近でご紹介したように医療業界(製薬業界含む)は、人物重視であり、『人』に関する質問が多いです。そのため、答えやすい部分もあれば答えにくい部分ももちろんありますが、そのすべてに対して、医療業界(製薬業界含む)の企業の面接は特に誠実に事実をありのままを伝えることで十分、効果があると思います。

求職者のなかには、自分を良く見せようと誇張したり、あまりイメージが良くないことについては矮小して面接官に伝える求職者の方がいますが、医療業界(製薬業界含む)に限らず、企業の面接官は、求職者の話をすべて鵜呑みにすることはなく、話半分で聞いています。

あまりに、うまくできた話の場合は、信用されないこともあるでしょう。医療業界(製薬業界含む)は、人の生命に関わる責任の重い業界です。業界としても、そして医療業界(製薬業界含む)で社会貢献をする企業としては、誠実な人材を欲していますし、あまりに出来過ぎた話の場合は、信用がない人材として、その面接で見送りになってしまうことがあるようです。

実際に、私の転職エージェントを利用して転職活動をしている、ある求職者が今、ご紹介したように自分のこれまでの人生を盛って伝え、それが面接官にあまり良いように取られず、見送りになった求職者の方がいます。

その企業の面接官から、選考結果とともに選考理由を聞いたのですが、『経験がないとうことは特に問題にしませんが、面接での話が若干、作られている気がして、本当のその人を知れなかったため』とありました。

転職市場は、求職者のみなさんは自分自身が営業マンであり商品であり、自ら自分という商品を企業に買ってもらう必票があることは確かで、面接での営業的な要素はあると思いますが、営業力と話を作るということは全く意味が違いますので、ご注意頂きたいですし、誠実さを重視する医療業界(製薬業界含む)は特に気をつけた方が良いと思います。

医療業界(製薬業界含む)の求人の探し方

医療業界(製薬業界含む)の求人は現在の転職市場には非常に多くあり、比較的、求職者のみなさんは見つけることができると思います。

ただ、医療業界(製薬業界含む)に強い転職エージェントや転職サイトがありますので、医療業界(製薬業界含む)を強く希望している求職者の方は、医療業界(製薬業界含む)に特化した転職エージェントや転職サイトを絶対に利用した方が良いと思います。

私の転職エージェントでは、医療業界(製薬業界含む)に特化しているということはありませんし、医療業界(製薬業界含む)に特化している、ある転職エージェントの方と話をしますが、『さすがに詳しい』と思える情報を多く持っています。

不景気に強く社会的な信用も得ることができる医療業界(製薬業界含む)ですが、それぞれの企業によって働き方や社風が異なりますので、医療業界(製薬業界含む)に特化した転職エージェントを利用することで、自分がどのような企業とマッチするのかも把握できるメリットがあると思います。

また、転職サイトについては、医療業界(製薬業界除く)の企業が、人材不足になっている状況を踏まえて、より多くの求職者の方に応募してもらうよう促進という意味で転職祝い金などを用意している場合もあります。

もちろん、転職祝い金を一番に考えて、その転職サイトだけを利用して転職活動の幅を狭くすることは本末転倒ですが、他の転職サイトや転職エージェントと同時に利用することで効果はでると思います。

転職後の働き方

医療業界(製薬業界除く)へ転職したあと、実際にどのような働き方になるのかと言いますと、職種により多少異なりますが、土日や祝祭日が必ず休みということはないと思った方が良いです。

顧客となる患者の方が平日限定で病気やケガになるということはあり得ませんので、患者の方に合わせた営業日となる、大学病院に関しては年中無休で営業して、シフトで休みを交互に取るということが多いです。

医師の場合

医師の場合は、日中はもちろんのこと、夜間の急患にも対応することが多いため、宿直というシステムで、夜勤になることもあります。労働時間はあってないようなもので、患者の方がいる限り定時を超えても当たり前のように残業があります。

ただ、医師の方の最大のメリットは給料です。医療業界(製薬業界含む)はもちろんのこと、他の業界や職種を比較してもかなり高い部類に入ります。

今の日本は医師不足となっているため、医師専門の転職サイトがあったりしますし、その分、今の転職市場では自分を普通よりも高く買ってくれる企業や病院が多いです。

転職市場での優位性が転職後の働き方にも直接影響し、医師の意見を非常に尊重することが多いと言われています。

看護婦や看護師の場合

看護婦や看護師の場合は、医師と二人三脚に近い形で仕事を進めていきますし、また、医師よりも患者の方と近い距離感で仕事をすることになります。夜間勤務は医師と同じよう良くありますし、プライベートとのバランスが取りにくいという評判はあります。

その分、給料が高いと報われる気持ちになると思いますが、これは一概に高い、安いということができません。私の転職エージェントで抱える看護婦や看護師の求人をみると、企業や病院によって、転職時の想定年収にバラつきがあるためです。

看護婦や看護師として転職を希望する求職者の方は、自分自身で実際に求人をみて仕事内容と鑑みて判断した方が良いと思います。

医療事務の場合

医療事務は先述で申し上げたように資格を持っていても非常に重宝するということや資格がなければ仕事ができないということはありません。

資格がなくても十分に活躍することはできますが、女性が多い職種ですので、人間関係で結構、問題があるということを聞きます。女性同士のいざこざをうまく回避することが、長くその企業や病院で医療事務として働くコツとも言われています。

給料については先述の通り、一般の企業の事務職とほぼ同じぐらいです。昔は、病院は倒産リスクがない、景気に左右されにくいということと、医療事務は安定感がある職種と言われていました。確かに景気に左右されにくいことは間違いありませんが、町医者や中小の病院は大学病院に患者を持って行かれる状況にあり、倒産するリスクがないということはありませんし、安定という点についても、医療事務の経験を持つ求職者の方が、今の転職市場には多くいますので、安定的に長く働ける職種ということも今の時代は当てはまらないかもしれないです。

私の転職エージェントにも医療事務の経験を持つ女性の求職者が複数名いますが、全員が医療事務ではなく、他の一般企業の事務職の求人を希望しています。医療事務はほぼ女性であり、女性同士の人間関係の方が仕事よりもストレスを抱えるということで、医療事務での転職はしたくないと言っていました。

もちろん、男性の求職者の方も医療事務の求人に応募することはできますが、選考結果を見ると男性よりも、やはり女性の求職者の方が優遇される傾向があります。

医療業界への転職は求職者の安心に繋がる!

医療業界は、人の暮らしと切り離すことができないライフラインとも言える業界です。また、日本の社会問題の一つに医療の問題があり、また、介護の問題もあります。医療はもちろんのこと、介護も医療と近しい範囲になりますので、日本では医療という分野は、今後、更に需要が高くなることは間違いないと思います。

医療業界は、恐らく今後、更に成長を続ける業界で、転職活動を行う求職者のみなさんにとっては、医療業界への転職は公務員とは言わないまでも、それに匹敵するぐらいの安定感がある業界だと思います。

このように社会からのニーズも高く、業界としても成長している医療業界は転職市場においては求職者からの人気がないということではなく、人気のある業界ですが、求職者の応募数を上回る数の人材が不足状態にあります。

そのため、医療業界への転職は、今がチャンスです。恐らく医療業界の業界評判は今後、今より広く知れ渡り、そうなると今以上に求職者の方からの人気は高まり、転職難易度が上がると思います。

また医療の問題は国の政策課題で、人材不足の解消も当然、政策課題に含まれています。何かしらの施策を打ち出すように思いますし、多くの人材が医療業界へ流れ、今のような人材が不足しているという状況はなくなると言えます。

このような意味も含めて、求職者のみなさんは医療業界への転職は、今がチャンスです!クリーンな業界ですし、過酷な労働ということはないと思いますので、転職後は長く働くことができると思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が有意義なものであり、転職が求職者のみなさんの人生に大きな好影響をもたらすことを祈り、今回の『医療業界は成長性のある業界!!』というテーマはこれで話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました!

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