英会話が求職者を助ける!
みなさん、こんにちは。
この1年、2年で日本には諸外国からの観光客が多くいます。特に中国人の方は非常に多くいます。私も都内や都内近郊に出歩くことがありますが、観光地となると、『ここは日本かな』と思うほどです(笑)
日本の経済は、この諸外国の観光客の影響が強く、好景気の貢献してくれているということも事実です。ちなみに、今回は、中国人の話でも観光の話でもないのです(笑)
今もそうですが、2000年ごろから英会話が日本ではブームになっています。今現在、観光に来る諸外国の方も母国語の他に英語を話せるという方が多いようです。
ビジネスやプライベートに関係なく英会話はその人の視点を高め、視野を広げ可能性を広げることに繋がっていると私は思います。
今では、小学校から英会話が授業に組み込まれ、幼児期から子供を英会話教室に通わせる親も増えています。日本の教育や子供を小さいうちから英会話教室に通わせる親は、子供の将来を考えてのことでしょう。
子供も将来的に大人になり、仕事をすることになります。今の労働市場は国際化が進み、多くの日本企業が海外にビジネスチャンスを求めて進出し、外資系企業も日本を巨大マーケットと考えて多くの企業が進出しています。
そうなると、英会話ができるとできないではビジネスマンとしての可能性が随分と変わってくると思います。
転職市場においても、まったく同じことが言えて、今の転職市場にある求人には英語力を求める企業が増えています。それも、恐ろしいスピードで急増しています。
それだけ、ビジネスにおいても英会話のニーズが高く必要不可欠になりつつあるということだと言えます。私も、時代の波に乗り遅れないように英語力を身に付けてきましたが、英会話ができるだけで知り合う人も変わってきますし、新しい価値観を創造することもできているように思います。
今回は、『英会話』をテーマにして、英会話が転職市場で活動する求職者のみなさんにどのような良い影響をもたらすのかご紹介したいと思います。
まずは、英会話とは何か?このあたりから今回の話を起こしていこうと思います。
英会話とは何か?
転職市場で高い価値を身に付けるために、英会話できるスキルを身に付けるとする求職者がいます。では、この英会話とは一体、何でしょうか?英会話を習うにあたって、まずは、英会話とは何かを明確に知ることが大切です。
私の個人的な見解ですが、英会話の本質を知らずに、目的となる内定を勝ち取るということは難しいのではないかと思います。私は、現在、転職エージェントとして求職者の転職支援をサポートしていますが、求職者のなかには、内定を勝ち取るために、英会話ができるように独学または英会話教室に通うと考えている方もいますが、私はこのような求職者の方々には、英会話の本質的な意味を理解しなければ、『ただ、英語を話せる』だけで内定という目的を達成することは難しいのではなかいか?と伝えています。
英会話とは、読んで字の如く、『相手と会って英語を話すこと』です。もっと具体的にビジネス的な言い方をするのであれば、『ビジネスシーンで取引先と会って英語でコミュニケーションを図ること』です。
転職活動に置き換えると、英会話とは『面接官と会って英語を使ってコミュニケーションを図ること』とも言えます。
もちろん、すべての面接で英語を使ってコミュニケーションするということはありませんが、ここではあくまで一般的な英会話の定義として考えてください。
私の友人に英会話教室を開業している人がいますが、その人は、英会話とは『人と会う』、『英語で話す』の2つが英会話の本質的な意味と言っていました。
ここで対比となりますが、この本質的な定義から考えると英会話と英語は違います。良く求人に英語力とありますが、英語力とは、一般的には英語の成績を意味しますので、転職市場においての英語力は、英会話とほぼ同じ意味になります。
一般的な英語力の成績は優秀でも英会話ができるとは限りません。ビジネスや転職活動においては、『お勉強』となる英語力はほとんど役立ちません。いかに英会話ができるかが重要です。つまり、『人と会って、英語を使ってコミュニケーションできる』スキルが必要です。
先述、私の転職エージェントに英会話に通うという求職者がいると言いましたが、このタイプの求職者は、英会話教室で一般的な英語力を身に付けて成績を上げたいという意思を持っているようです。
何でもそうですが、目的や目標に沿った習得をしなければ、その行為は空しい努力に終わり、目的や目標を達成することは難しいように思います。
転職活動では、『人と会って、英語を使ってコミュニケーションできる』という意味での英会話は非常に重要なスキルです。最近は大なり小なり求職者に英会話の意味での英語力を求める企業が増えています。
英会話とは、私の転職エージェントとして求職者を支援するなかでかんじることは、『コミュニケーション能力』だと思います。
コミュニケーションは人と人とがお互いの考えていることや思っていることを相手に伝え意思疎通を図るツールです。また、コミュニケーションは一方通行では成立しませんし、相手に合わせる必要もあるでしょう。
求職者が転職活動を経て転職した企業で、同僚や上司、取引先が外国人で相手の理解できない日本語だけをアウトプットしてもコミュニケーションは成立しません。相手に合わせることがとても重要です。
日本は確かに経済の発展国ですが、世界を考えると小さな島国であり、経済の中心はやはりアメリカであり、英語圏の人口は世界でトップです。一方、日本語圏は日本だけです。
数の利として、今の世界的な経済や言語はやはりアメリカであり英語です。世界を視点として考えると相手に伝わる可能性が低い日本語を使うよりも英語を活用してコミュニケーションを図った方がビジネスにおいては円滑に進むはずです。
どの企業もこの現状を理解しているからこそ、求職者に英会話力を求めているのです。
応募資格や選考においての英会話
転職活動における英会話についてご理解頂けたかと思いますが、転職活動で英会話がどのような影響を求職者にもたらすのでしょうか。
まずは、応募資格についてです。昔の日本では、転職について英会話力を現在のように強く求めることはなかったのですが、今はまったく違います。
求人を見て頂ければ分かりますが、応募資格に『英会話力』という文言のある求人はないと思います。英会話とは、非常にあいまいな表現であり、求職者の自己申告がメインですので、人の価値観によって、片言の英会話でも英会話ができると捉える人もいるでしょうし、そうではない人もいます。
このあいまいな基準を明確にするために、英語力=toeicとしている企業がほとんどです。
toeicとは、国際的な英語認定の試験を言います。受験した人には必ず点数がつきます。この点数が求人においては転職市場ではあいまいではない明確な基準として存在しています。
求職者のなかには英語力をはき違えて学生時代の英語の成績と考えている人もいるようですが、大きな間違いです。転職やビジネスに英語の成績は一切関係しません。あくまで、英語を使っていかに英会話することができるかが基準です。
次に選考においての英会話です。書類選考で英会話を使うことがないですが、面接では最近、面接官が外国人で、英語を使って面接するケースが増えています。
私も何度かそのような企業の面接に求職者の同行者として同席したことがありますが、やはり、ネイティブスピーカーの話す英会話は違います。私にはプライベートで親しくするアメリカ人がいますが、ビジネスでの英会話とはまるで違います。
コミュニケーションで使う単語も耳慣れない単語が多く、また、プライベートで使っている英単語も面接では使ってはいけないというルールのようなものもあります。
応募資格の定量的な基準にtoeicがありますが、toeicの点数が高い求職者であっても、面接で英会話ができず見送りになる場合もありますし、逆にtoeicの点数は応募資格ギリギリであっても、面接でスムーズな英会話ができて、そのまま採用に至る場合もあります。
みなさんが求職者であれば、応募資格に達しているtoeicに点数を保有しているとして、英会話がスムーズにできる場合とtoeicの点数はハイレベルでも英会話がスムーズにできない場合、どちらが自分だっら良いと思いますか?
私は、toeicはギリギリでもしっかりとコミュニケーションできる英会話力を持った方が実戦向きで良いと思います。
toeicgはあくまで指標の一つで、もちろん、重要な指標であることは変わりないですが、一定以上のtoeicがあれば応募資格は持てます。それ以上に大切なことは英会話力です。いかに英語を活用してスムーズな会話ができるかが、実戦向きかどうかに判断基準になります。
英会話できる求職者に!
転職エージェントとして活動するなかで思うことは、toeicの点数が高くても実際に英会話ができないのであれば意味がないということです。そうなってしまうと、toeicの試験は実践に近い問題が出題されるとは言え、学校の英語の試験と変わりないことになってしまいます。
スムーズな英会話を身に付けることが、面接の突破のカギであり内定に近づくスキルだと思います。
英会話は環境が大事
転職エージェントとして多くの求職者と面談を行います。面談で英会話のレベルが高い求職者にどこで身に付けたか聞いてみると、100%に近い確率で、『友人に外国人がいます』や『海外で生活した経験があります』と答えてくれます。
英語ではなく英会話力を身に付けるためには、環境が非常に重要です。私も同感ですし、実際に英会話できるようになったのは、友人に英語を話せる外国人がいたためだと思います。
英会話は耳で覚えるという格言に近い言葉がありますが、日頃から日常生活で英会話を耳にする環境にあれば、自然に英会話ができるようになります。
面接での英語によるコミュニケーションは、その延長線上にあるため、また、いきなり面接で使えるレベルの英会話を身に付けることは恐らく難しいです。日頃の環境や地道な努力が面接でのスムーズな英会話を生むと思います。
騙されたと思って、自ら積極的に英語を話せる外国人と友達になってみてください。知らないうちに英会話ができるようになっています。また、英会話教室もこの日頃の環境と本質はまったく同じです。
こんなことを書いてしまっては英会話業界の方に怒られてしまいそうですが、先程、紹介した英会話教室を開業している私の友人が言うには、『英会話教室は、英語を耳に慣れさせるに過ぎないので、一番、早く英会話を身に付けたいのであれば、英語を話せる友人を作るか、ルームシェアなどで一緒に生活すること』と言っていました。
求職者のみなさんに積極的に英語を話せる外国人と友人を作る姿勢があれば、わざわざお金を払って英会話教室に通うことはないと言っていました。
これを言ったら商売にならないと言っていましたが・・・笑
英語やtoeic を勉強するだけでは転職は難しい
良く陥りがちなことは、一生懸命に英語やtoeicを勉強して、英会話ができると錯覚を起こしてしまうことです。
実は、私もかつてはこの典型的なタイプで、仕事終わりに夜遅くまで英語の辞書を開き、toeicの勉強をしていたことがありました。その成果もあってか、ある程度のtoeicの点数を保有することはできましたが、英語を使ってコミュニケーションできるかと言うとまったくそうではなかったです。
頭でっかちという言葉がありますが、当時の私はこの言葉がぴったり当てはまっていたと思います(笑)
先程もお伝えしましたが、英語の成績と英会話ができるはまったくの別物です。求人の王の資格に一定上のtoeic点数が課せられているために、まったくtoeicを勉強しないことやtoeicの試験を受けたことがないということは問題がありますが、一定以上の点数を保有すれば応募資格は満たすわけですので、次のステップとしては、いかに面接で英会話できるスキルを身に付けるかです。
私の場合は、この課題を克服するために英語を話せる外国人の友人と遊ぶことを増やしてきました。英会話を身に付ける方法はとにかく英会話が耳に入る環境ですので、そのやり方は求職者の自由で何通りもあると思います。
転職のための英会話の習得は危険
当時の私のように英語を勉強して、スキルアップを目指している求職者やビジネスマンは多いと思います。特に年収が高いと言われる外資系企業への転職を目指すならば、やはり英語は必須の場合が多いです。
もしかすると、転職を目標に英語を勉強している方もいるのではないでしょうか。ただし、ここで苦言を言わせて頂くならば、転職を目標に英会話を身に付けてはいけないです。転職は転職後に充実した人生を送るための手段でしかないのです。
転職を目標にしてしまっては、視点が低く、転職後に活躍できない求職者が多いです。
転職活動を成功させるために必要な英会話の目安
英会話が必須の企業に転職するためには、何を目安に英会話を勉強していけば良いのでしょうか。
今、英語のスキルを確認するために使われているのは、言わずと知れたtoeicです。世界共通の試験ということで、toeicの点数が求職者のみなさんの英語力(英会話)の判断基準となっています。では、toeicで目指すべき得点は何点なのでしょうか?
toeicは、今の転職市場では企業が応募資格に基準を設けている以上、その企業へ応募し転職するためには外せません。転職を目標にしてはいけませんし、転職のために英語力や英会話力を身に付けることはあまり得策ではないですが、そうは言っても内定がなければ英会話を使うこともできません。
現時点での転職市場における英語必須求人の割合は約30%。この数字を見て求職者のみなさんはどう思いますか?『まだ英語力を必要としない会社の方が多いんだ。ラッキー。』と思っている求職者の方も多いでしょう。
しかし、同じスキルや実績の求職者同士で、一方は英語力がある、他方は英語力がないとすれば、企業はどちらの求職者を採用すると思いますか?これだけグローバル化の進展が加速するなかですので、当然、英語力のある求職者です。
求人全体からみると、確かに英語必須の求人割合は少ないです。しかし、『必須』の求人が約30%であり、英語力があれば優遇という求人の割合ではないです。
では、次に役職ごとの求人割合を紹介しますが、管理職を希望する求職者が応募したいと考える求人の約50%は英語力を必須としています。私もこの数字に求職者時代にやられた覚えがあります。
当時の私は30代中盤で転職エージェントを活用して転職活動を行いましたが、求人の紹介はあるものの、英語力必須の求人が異常に多く、応募することすらできない状況で、非常に苦戦した記憶があります。
当時、何度も、『英語力があれば、この求人に応募できたのに・・・』と強く後悔したことを鮮明に覚えています。
転職活動を成功させるために一定以上のtoeic点数は必要ですが、まずは、転職成功させるための英会話力の目安を私の転職エージェントの経験を踏まえてご紹介したいと思います。
英会話とは、非常にあいまいな言葉であるということは先述でご紹介しました。しかし、求職者自身の中で、一定の基準を持っておくことが良いと思います。
転職成功させるための英会話のレベルは、ヒアリング力です。相手の言っている話がしっかり理解できるかどうか。まずはこの部分が実に重要です。
面接は、どうしても面接官が質問することが多く、立場としても本来はお互いを見極める場が面接ですが、求職者は弱者になりがちです。
そのため、まずは相手の質問に対して的確に答えるためには、質問をしっかり理解できるヒアリング力が何より大切です。
面接官が外国人である場合、私も面接に同行した経験があり分かりますが、かなり早口です。聞き取ることすら難しいスピードです。
ヒアリングしてしっかりと質問内容を理解できれば、あとは回答するだけです。この回答は、片言ではまずいのですが、難しい英単語を並べる必要はなく、ビジネスで使ってはいけない単語を排除して簡単な英会話で十分です。
また、ジェスチャーを交えることで、十分に対応することができますし、面接では十分な英会話となります。
求職者のなかには面接ということで、異常に緊張してしまい普段の英会話を発揮できず見送りになってしまう方も多いですが、その場合は、遠慮なく、『緊張しているので、もう少しゆっくり話して欲しい』と言えば、まったく問題ないです。
むしろ、良く見せようと分からない質問も、自分の解釈で回答して、的外れな回答をする方が余程、イメージが悪いです。どんなに英会話ができる日本人でも分からないことはありますし、そもそもとして、日本人ですから、分からない英会話があることは当然です。
これぐらい堂々として姿勢で面接を受けた方が、面接結果も良い方向に向く傾向があります。
転職活動を成功させるために必要なtoeicの目安
toeicの点数でいうと、優遇されるのは750点前後からとなりますが、求職者からすると、まずは、応募資格させホールドできれば特に問題ないです。あとは、書類選考を無難に通過して、面接でtoeicに点数以上に英会話力が高いと証明することで十分に内定圏内にあると言えます。
私の転職エージェントで取引する企業の社長は、toeicの点数が高いことは確かに優秀な定義の一つとなりますが、しかし、その点数に比例しない英会話力であれば採用することはないと言っています。
この言葉は、どの企業でも通じる見解ですので、toeicは応募資格の平均的な点数である600点前後で十分だと私は思います。
ちなみに600点という数字は低くはなく、中間クラスのレベルです。1回の試験でこの600点を保有することは恐らく難しいと言えるレベルです。
余談ですが、toeicの試験は問題文も英語、アナウンスも英語です。すべてが英語尽くしです(笑)。私もtoeicの試験を何度か受験していますが、最初は、問題自体が難しかったです(笑)。『問題が問題』だった覚えがあります(汗)今でこそ、ある程度のtoeic点数とある程度の英会話力を身に付けた私ですが、最初はこのレベルでした。
どこかのCMではないですが、こんな私でも十分に英語力や英会話力を身に付けることができましたので、求職者のみなさんも絶対にできると思います。
話を優遇されるtoeic点数に戻しますが、900点台のtoeic点数はかなり高いです。一般によく言われることは、700点台であれば、英語に対して抵抗やアレルギーはないと判断されるのですが、900点台ともなれば、これは企業からするとかなり希少価値が高い人材と判断すると思います。
この900点台に比例する英会話力があれば問題ないのですが、toeicの点数は、1度、その点数を保有すると、永年、その点数を保有できます。そのため、なかには、900点台の点数は10年以上前に保有し、その間、英語にまったく不慣れな環境にあり、現時点では、英会話力としては明らかに900点台に満たないという人もいます。
私が思うに、確かに転職市場ではtoeicの点数が高ければそれだけ優遇されるのですが、その反面、求職者としては面接でプレッシャーを受けることにもなります。
相手である企業の面接官は、『900点台なんだから、かなり英会話もできるだろう』という期待も込めて、必要以上にレベルの高い英単語を駆使してコミュニケーションすることもあるそうです。
一方、応募資格のtoeic点数はギリギリであれば、優遇されることはありませんが、面接では、『ギリギリなんだから、少し優しめのコミュニケーションしようかな』ということで、ハードルが下がり、かつ、toeicの点数以上に英会話力が高ければ、その分、評価は上がります。
この部分は、求職者の面接テクニックになりますが、面接前までにすべての武器を出してしまい、変に相手に期待をさせてハードルを上げるよりも、武器は小出しにしてハードルを下げた状態で面接に向かった方が恐らく良いと思います。
ちなみに、私は、toeicや英会話に関係ないのですが、選考前半ではすべての武器を出さずに、少しずつ小出しにする面接対策を求職者時代に良く使いまいた。
面接官も人であり、人は感情の生き物です。相手の感情を揺さぶることが面接においても重要なことです。
英会話はで更なる求職者有利の売り手市場へ!
本来、転職市場では経験を中心にそれまでの業務で身に付けたスキルや実績が重要なファクトになります。しかし、今の転職市場は、英語力や英会話力を身に付けた人材を企業が強く求めているために、若干、変化が起きています。
英語力や英会話力が企業の評価としては経験を上回ることが良くあります。現在の転職市場では、英語力や英会話力を身につけている求職者の数は少なく、一方で英語力や英会話力を身につけている求職者を求める企業の数がアンバランスです。需要と供給のバランスが崩れています。
つまり、どういうことかと言いますと、英語力や英会話力を身につけている求職者からすると空前の売り手市場ということになります。現在の日本はアベノミクスやオリンピック招致により景気が良く、どの企業もそれ相まって採用活動が活発になっています。
ただでさえ、求職者有利の売り手市場である中で、そこに英語力や英会話力を持つ求職者としては、最高の転職市場と言えるでしょう。
私の転職エージェントもこの景気により、業績は右肩上がりですが、求職者のなかで英語力や英会話力を身につけている求職者で、希望の求人に転職していないという方が珍しいぐらい買い手市場になっています。
特に女性の求職者においては、本来、男性の求職者よりも転職市場では不利な状況ですが、女性の求職者で英語力や英会話力を持っている場合は、性別の有利や不利は一切関係なくなります。
転職市場に英語力や英会話力を身につけている求職者自体が少ないため、女性の求職者であっても英語力や英会話力が最強の武器になり求職者自身を助けてくれます。
こんなエピソードもあります
これは私の転職エージェント内での話ですが、20代後半で営業経験しかない女性の求職者が登録にきたのですが、その求職者は将来に向けて定着率の高い事務職への転職を希望していました。営業職はご存知の方も多いと思いますが、体力や精神的にも厳しい環境で、私の個人的な意見となりますが、女性には不向きの職種ではないかと思います。
この女性の求職者も体力的にも精神的にも長く営業を続ける自信がないということで、長く就業できる事務職への転職を希望していました。
しかし、20代の後半で、しかも、倍率の高い事務職への転職はかなり苦戦すると思いましたが、この女性の求職者は、toeicの点数が800点ほどで、英会話力もまずまずというレベルでした。
性格的には、営業でありながら内向的な面が強くコミュニケーション能力が高いとは言えない求職者でした。そこで、このままではtoeicの点数で応募できて書類選考が通ったとしても面接で見送りになる可能性が高いと思い、その女性の求職者に私の友人である英語を話せる外国人を紹介したのです。
目的は、もちろん、英会話力の向上です。約3カ月ぐらい毎日のように電話や対面でコミュニケーションを図ることにより、かなり英会話力が向上して、副産物として性格も最初に面談したときよりも随分と明るくなった印象がありました。
これならいけると判断したため、希望の事務職の求人に多く応募依頼しました。もともとtoeicの点数は優遇されるレベルに近い高得点を持っていたため、書類選考の通過率も高かったです。
そして、問題の面接ですが、3ヶ月の成果が見事に表れて、6社ほどからの内定を貰っていました。ちょっと笑える話ですが、私はこの6社の中で転職するんだろうと思っていましたが、その女性の求職者は、すべての内定を断り、3カ月でアメリカの生活に興味を持ち、アメリカで働くという決意をしていました。
結果はともかく、この女性の求職者のように英語力や英会話力がこれまでの未経験を超える武器になり、内定を勝ち取ることも十分に可能である時代が今であり、今後もこの傾向は強まると思います。
転職市場で、勝ち組になりたいと考えることは求職者であれば当たり前だと思いますが、そのためには転職市場で希少価値の高い英語力や英会話力を身に付けることは前提になります。
英会話が求職者を助ける!!!
英会話とは、英語を使って相手の意図することに対して的確に答え、そして、英語を使って自分の考えや思いを相手に伝えるツールです。
転職においては、特に面接シーンでは英会話力が求職者を助けてくれると思います。企業の多くもtoeicの高得点者よりもtoeicの点数が低くても英会話力が十分であれば、それで十分だと言う声が多いです。
当時の私のように頭でっかちにならず、内定を勝ち取るために、そして転職後に活躍するために、英会話力を中心に英語というツールに磨きをかけてみてはいかがでしょうか。
現在の転職市場では、英語力や英会話力の高い日本人は少ないです。しかし、転職市場には英語圏の外国人も増えています。採用に国籍は一切関係ないです。
少しでも内定確度を上げるために、マーケットバリューを上げてほかの求職者との差別化を図る意味でも英語力や英会話力は必須と思った方が良いでしょう。
特に、管理職以上を目指す求職者の方は、英語力や英会話力を応募資格の必須条件とする企業が増えています。この事実は、今後はもっと高まります。
最後になりますが、求職者のみなさんが『英会話』を自分も武器にして最高の転職活動ができることを祈り、今回の話はこれで終わりにしようと思います。最後までお読み頂きありがとうとございました。