若手を中心に人気の高い業界!フィットネス業界を徹底解剖!!

みなさん、こんにちは。

求職者のみなさんが、転職活動をしている転職市場には多くの業界や業種の求人がありますが、求職者のみなさんは、自分の経験や今後の人生の展望を踏まえて自由に選択することができます。

私も、かつて、今の求職者のみなさんと同じように転職活動を行い転職しているのですが、その際は、業界は絞らず自分のそれまでの経験職種と役職、それから社風を軸に転職活動していました。

3度ほどの転職を経験しているのですが、1度目と2度目に関しては、自分でも振り返ってみると思いますが、かなり強気な転職活動をしていたように思います。と言うのは、書類選考を通過したあとの面接で、面接官との相性が合わない場合や社風のイメージが自分の理想と違う場合など、妥協することなく、そして遠慮なく辞退していました。

しかし、3度目の転職活動では、かなり転職市場が冷え切っていたため、妥協をすることはなかったですが、苦戦し、自分としてはできれば避けたい業界も応募していました。

転職活動では、自分の軸とする条件については、妥協は禁物ですが、もし、転職活動がうまくいっていない状況の場合は、希望の範囲を広げてみることも一つの方法ではないかと思います。

さて、冒頭でお伝えしたように多くの業界や業種があるなかで、今の転職市場で年齢が若い求職者を中心に人気がある業界があります。広義の意味ではスポーツ業界と言えますが、狭義としては『フィットネス業界』です。

私の友人や知人もインストラクターとしてフィットネス業界で仕事をしていますが、この業界は、今、非常に伸びている業界の一つで、転職市場にも多くの企業が求人を公開している状況にあります。

今回の記事の目次

今回のテーマは?

今回のテーマは、『若手を中心に人気の高い業界!フィットネス業界を徹底解剖!!』と題してフィットネス業界に特化してご紹介したいと思います。
求職者のみなさんは、転職市場では、転職を希望する求職者ということになりますが、プライベートでフィットネスクラブに入会しているという方はいませんでしょうか?恐らく、結構な数の求職者の方がフィットネスクラブに入会しているのではないかと思います。

フィットネスクラブに入会して定期的に利用しているかどうかは別として、今の日本は健康ブームでるため、多くの入会者がいます。ちなみに、私も某フィットネスクラブに入会していて、週に1回か2回は運動をしています。

求職者のみなさんも経験がある方は共感頂けるかと思いますが、日頃、仕事に追われストレス発散する場所としても、そして健康のための運動という意味でもフィットネスクラブは非常に嬉しい存在と思います。

今、日本にどれぐらいのフィットネスクラブがあるかご存知でしょうか?フィットネスクラブの規模は関係なく数えると、その数は数百と言われています。基本的に、知名度があり複数の店舗を構えて全国展開しているフィットネスクラブは大手の企業が経営していますが、フィットネスクラブのなかには地域密着型で、少数の店舗を経営している企業もあります。

このように、日本の健康ブームに乗っかる形で、フィットネス業界は非常に盛り上がっているようです。そうなると、フィットネスクラブを経営する企業は、店舗展開を広げるため、また、必要人材数を確保するために、転職市場に求人を公開して中途採用で人材獲得に積極的になっています。

求人数が多いということは、それだけ求職者からするとフィットネス業界への転職は後押しされる状況で、自分の希望を叶えることも確率として上がるということになります。

フィットネス業界の採用基準

まずは、フィットネス業界の採用基準から今回の話を起こしていこうと思いますが、フィットネス業界を希望している求職者がどれぐらいいるかが、まずは問題です。

フィットネス業界は、業界の特徴として、比較的、年齢が若い人材が多く働いています。その背景もあり、年齢が若い求職者からの人気は非常に高いですが、40代前後の求職者からは、やや不人気となっています。

年齢により、くっきりと志望度が異なるフィットネス業界ですが、採用基準はと言いますと、比較的、緩い傾向にあります。この後、ご紹介する本社勤務と店舗勤務で状況は違いますが、全体的な相場感としては、他の業界に比べるとやや採用基準は低めと言えるでしょう。

私も、現在は転職エージェントとして求職者のみなさんの転職支援をしている立場で、私の転職エージェントにもフィットネス業界の求人は増えつつありますが、その求人の採用基準を見ても、今お伝えしたように他の業界に比べると基準は低いです。

採用基準が低いということは、求職者のみなさんからすると内定をもらいやすいということになりますが、問題はどのフィットネスクラブの企業に転職するかです。

フィットネス業界に限らず、どの業界にも言えることですが、採用基準が低い場合は、何かしら転職後に求職者の方からするとマイナス要素があると考えた方が良いかもしれません。

この場では具体的な企業名は控えますが、フィットネス業界のなかにはブラック企業と呼ばれる企業も存在していて、店舗勤務の職種を中心に異常に離職率が高いことがあります。

このような企業は、まず間違いなく採用基準を低く設定して、一度の採用活動で多くの求職者を採用することが多いので、『大量採用』というような表記がある求人には気をつけた方が良いと思います。

フィットネス業界の求める人物像

次にフィットネス業界が求める人物像ですが、求職者のみなさんは業界それぞれに求める人物像にやや偏りがあることをご存知でしょうか?

求職者のみなさんは、大きく分けると文系と理系、それと体育会系の人材の3つのタイプに必ず当てはまると思います。フィットネス業界が求める人物像は、この3つのタイプのなかで文系と体育会系の人材を求めていることが多いです。

もちろん、理系の求職者の方が採用されないというようなことはありませんが、タイプとしては文系や体育会系の求職者の方がフィットネス業界に馴染むとされています。

私の転職エージェントで取引があるフィットネス業界の大手の企業の人事責任者の方から、『採用に関しては求める人物像はそこまで明確なものはないですが、採用するだけでは意味がないですし、採用後に活躍してもらいたいと思っているので、その意味では、当社の経験上、理系の求職者の方よりも文系や体育会系の人材の求職者の方の方が定着率も高いですし、馴染めると思います。ベストは、文系で体育会系の人材ですね。』と話を受けました。

私の転職エージェントでは数社のフィットネス業界の企業の求人のみしかありませんので、他のフィットネス業界の企業が、採用においてどのようなタイプの人物をイメージしているのか実体験としては定かでありませんが、フィットネス業界は業界交流会のようなものを開催して情報交換をしているようで、今、ご紹介した大手のフィットネスクラブを経営する企業の人事責任者の方は、『当社だけではなく、他のフィットネス業界の企業も当社の同じ理想を持っているみたいですよ。』と教えてくれました。

体育会系の人材は特にニーズが高い!

フィットネス業界の企業が理想とする人物像の2つのタイプのなかで、特に体育会系の求職者はニーズが高いようです。私の転職エージェントが取引するフィットネス業界の企業の求人に対して、学生時代に体育会系の部活動に在籍していた求職者が応募しているのですが、特別な苦労なく、すんなりと内定をもらっています。

これは、男性や女性という性別は一切関係ないようです。

やはり、スポーツというジャンルに関わる業界ですので、フィットネス業界で働く人材に関しても、スポーツの経験があった方が転職後に、早く業務内容を身に付けることができ、即戦力として期待できるためだと思います。

フィットネス業界への転職難易度

フィットネス業界への転職難易度ですが、採用基準が比較的、緩い設定となっている
ため、当然に求職者視点となる転職難易度も緩いと言えます。

ただ、フィットネス業界の企業も人気企業と不人気企がありますが、人気企業への転職難易度は、フィットネス業界全体から考えると、やや上がると思います。

フィットネス業界の企業で、転職市場において人気がない企業は、母集団形成がなかなか作れず、そのため、極端なことを言うとどんな求職者でも応募可能として応募資格の幅も広げ、さらに採用基準も一気に引き下げて、書類選考はあるものの、ほとんどの求職者を通過させて、面接も正社員の採用でありながら1回で終わりという場合もあります。

このようなフィットネス業界の企業は、離職率が高く、そして職場環境としてもあまり良い状態とは言えませんので、内定が出たとしても、転職するかどうかについては悩んだ方が良いと思います。

特にフィットネス業界の店舗勤務の職種の場合は、本社勤務に比べて離職率が高くなっていますので、人気がないため、転職難易度が低くなっているフィットネス業界の企業の店舗勤務の職種は特に注意が必要です。

本社勤務の職種の場合

フィットネス業界は企業ごとに見ると人気、不人気の違いにより転職難易度に差がありますが、ここではフィットネス業界の平均的な話をしたいと思います。

まずは、本社勤務の場合です。本社勤務とは、どのような求人があるかと言いますと、営業、店舗開発などの直接部門の職種と人事、総務、経理などの間接部門の職種です。

フィットネス業界は、基本的に店舗勤務かどうかで本社勤務になるかどうかは決まります。そのため、フィットネス業界の企業では従業員の内訳をみると大半が店舗勤務の職種の従業員が多くなっています。

フィットネス業界は、求職者のみなさんも何となくご理解頂けるかと思いますが、接客業とも言え、お客様商売になり、店舗の売上がフィットネス業界の企業の売上そのものになりますので、本社勤務の従業員よりも店舗勤務の従業員の比率が高いとなっています。

本社勤務の職種は、フィットネス業界の企業ではかなり少数精鋭となり、求職者のみなさんが転職活動をしている転職市場には、求人が多いとは言い難い状況にあります。

これまでの業務経験がフィットネス業界の企業の本社勤務の職種である場合、求人数が少ないため、転職難易度は店舗勤務の職種よりも明らかに高いと考えた方が良いと思います。

また、フィットネス業界の本社勤務の職種を希望する求職者にはあまり嬉しくない話になりますが、フィットネス業界の企業文化として、また、キャリアの積み方としては、まずは、店舗勤務で現場感覚を養い、数年後に店舗勤務から本社勤務に異動するという文化が強いため、その分、転職市場にフィットネス業界の企業の本社勤務の職種の求人は少ないということになります。

フィットネス業界の本社勤務の求人は運も大事!

一般的に転職活動は、タイミングや運も大事と言われますが、フィットネス業界の本社勤務の職種については、今ご紹介した背景が大きく関係しているため、運の要素もあります。

フィットネス業界の企業がいつ本社勤務の職種の求人をいつ公開するのか正直、分かりませんし、求職者の方の意思でどうにかできる範囲ではないので、求職者の方が転職活動している期間にフィットネス業界の企業が本社勤務の職種の求人を公開すると、応募することはできるでしょうし、もし、転職活動期間に求人の公開がなければ応募は難しいと考えた方が良いです。

ただ、運だけに頼ることはあまり良くありませんし、どうしてもフィットネス業界の本社勤務の求人に応募してみたいと考えている求職者の方は、その企業に直接、問い合わせしてみることもありだと思います。

この方法は、直接応募となりますが、なかには、直接応募を求職者のやる気や志望意欲と考えて、募集していなくとも、例外的に特例を認めて面接をしてくれる企業もあります。

店舗勤務の職種の場合

フィットネス業界の企業の大半を占めるのが、この店舗勤務の職種の従業員です。その割合は恐らく8割は店舗勤務となると思いますが、店舗勤務の従業員の年齢は、20代がほとんどで、30代となれば店舗マネージャーなどの役職がついている場合が多いです。

店舗勤務の職種の場合は、非常に多くの求人が転職市場にはありますし、その採用基準は本社勤務の職種に比べて明らかに低いため、転職難易度は低いと思います。

本社勤務の職種との対比で良くご理解頂けるかと思いますので対比しながらご紹介しますが、本社勤務の職種の場合は、即戦力として少数の職種の一員として転職するため、一定以上の学歴は必須であることが多いのですが、店舗勤務の職種の場合は、決して卑下する意味ではありませんが、どちらかと言うと頭を使うというよりも体を使って仕事をすることの方が多いため、学歴はあまり関係なく採用されることが多いです。

先程、フィットネス業界の企業の文化として、まずは現場である店舗勤務の職種で経験を積み、数年後に本社勤務に異動ということをお伝えしましたが、この異動を言い換えると、店舗勤務で体を使った労働を行い、経験を積んで、その経験を今度は本社で頭を使ってサービス内容などの企画をするということになります。

これは、フィットネス業界の限らず店舗展開する業態の企業はこのように現場である店舗で経験を積んで、その経験を本社に異動した上で企画に活かすという流れは良くあります。今回は、フィットネス業界がテーマですが、この点については他の業界でも想定できることですので、同一のものとして解釈した方が良いと思います。

ちなみに、もう一度お伝えしますが、体を使う店舗勤務の職種を馬鹿にしたり卑下したりしている意味ではないですし、頭を使う本社勤務の職種を優秀という意味でお伝えしているのではありませんので、誤解ないようお願いします。

<フィットネス業界での転職後の働き方/h3>

求職者のみなさんは、転職決定のために転職活動をしているのではなく、転職後に充実した働き方や活躍できることを願ってのことだと思います。

そのため、転職市場の状況や採用基準も大事ではあるのですが、それ以上に、そして、それ以前にフィットネス業界に転職したら、どのような働き方になるのか把握しておくことは大切なことです。

まずは、本社勤務の職種の働き方からご紹介したいと思います。

本社勤務の職種の働き方

労働条件も踏まえてご紹介したいと思いますが、本社勤務の職種は、営業や店舗開発などを除き内勤業務になります。

本社勤務の職種は、店舗勤務の職種とは異なりお客様へ直接、サービスを提供することはありませんので、労働時間や休憩、休日については、他の業界や他の企業の本社勤務と同じようにシフト制ではない決まった始業時間と終了時間の実働8時間であり、休憩も12時から13時などの1時間です。休日については土日祝祭日としている企業もありますし、店舗勤務の職種と同様にしているため、月に8日や9日の休みでシフト制にしている企業もあります。年間休日についても、日本の平均の年間休日日数となる120日前後の企業もあれば、店舗勤務の職種と均衡を保ち、不公平感をなくすという意味で、100日前後という企業もあります。

働き方については、デスクワークが中心で、肉体的にはそこまでタフさは求められないと思います。ただ、フィットネス業界の特徴は現場主義、店舗優先主義を持っている企業もあり、立場としては本社勤務の職種の方が肩身は狭い思いをすることもあるようです。

フィットネス業界の企業は、どの企業も同じですが店舗の頑張りが売上に繋がり利益を生むことになっていますので、直接部門とも言える店舗勤務の方が意見は通りやすい状況でもあります。

本社勤務の職種は、肉体労働ではないですし、お客様の都合で労働時間が変動するということがほとんどない環境のため、女性の従業員は働きやすいと言えると思います。特に結婚をしている女性の場合は、本社勤務を希望する場合が多いようです。

店舗勤務の職種の働き方

店舗勤務の職種の場合は、肉体労働とも言えるレベルの働き方になります。店舗ではお客様の運動のサポートもありますし、スイミングやヨガなどの実践トレーニングのインストラクターを担当することもあります。

このほか、店舗ではサプリメントやスポーツウェアなどの販売も行っているため、それらの商品知識も身に付けることが必要です。

そして最もハードな仕事の一つと言える内容が店舗清掃です。清掃の範囲は、店舗のフロアなどの床清掃も含みますが、過酷な清掃はシャワールームやサウナルームの清掃です。

最近のフィットネスクラブには、トレーニング施設の他、トレーニング後に利用してもらうために、湯船やサウナを完備している場合が多く、この施設がフィットネスクラブの加入促進のツールにもなっているため、清潔感のある環境を維持しなければならず、この設備の清掃は水回りでもあるため、非常に大変と言われています。

フィットネス業界では、離職率が高いと言われていますが、この離職率は、店舗勤務の職種が影響していて、本社勤務の職種だけを見れば、平均的な離職率ですが、店舗勤務の職種は、清掃も含めて肉体労働であり、時間も不規則な働き方であるため、離職率が高いとなっています。

店舗勤務の職種の不規則な働き方とは、労働時間を指しますが、フィットネスクラブは最近、入会者の利用時間を広げて使い勝手を良くするという意味で、朝6時や7時から店舗の営業が始まり、夜は22時や23時、フィットネスクラブによっては24時間営業している場合もあります。

店舗勤務の職種の従業員は、フィットネスクラブの営業時間を3交代制のシフトで回して担当しているため、シフトによっては朝5時や6時が出勤時間になったり、夜中の帰宅時間になることもあります。

これが毎月、その月ごとに変動的な労働時間で生活も不規則になり体力が持たないということで退職してしまう従業員が多いのです。

また、本社勤務の職種の場合は、平均的な給料になりますが、店舗勤務の職種は、明らかにその労働内容に比べると給料が安いため、割に合わないということを理由に退職するケースが多いです。

フィットネス業界の企業の店舗勤務の職種を希望する求職者の方は、肉体労働と知識の習得、そして低賃金と重労働であることを理解して納得した状態でなければ、転職しても長く働くことは難しいのかなと思います。

私の友人で、フィットネス業界の店舗勤務の職種で転職した友人がいますが、その友人は転職後3カ月で、試用期間内で自己都合の退職をしています。ここで言う自己都合を簡単に説明すると体力が続かないということが理由です。

アルバイト採用から正社員へシフトする方法もある!

これは、本社勤務の職種ではなく店舗勤務の職種に限定した紹介になります。店舗勤務の職種は、20代の従業員が大半ということは先述でお伝えした通りですが、雇用形態の内訳をみるとアルバイトも大半、在籍しています。

そのため、フィットネス業界の店舗はアルバイト文化になっている店舗もあります。もちろん、正社員もそれなりに多いですし、転職エージェントや転職サイトを利用しても店舗勤務の職種へ応募することは可能ですが、私、個人的には一番の近道だと思う転職方法は、アルバイト採用に応募することだと思います。

フィットネス業界の店舗勤務の職種は、地域の求人情報誌や、インターネットの転職サイトではなくアルバイトサイトにも多く求人が掲載されています。

店舗勤務の職種については採用確度を確実なものにするためには、より採用基準が下がるアルバイトで応募した方が良いように思います。

店舗勤務の職種は、アルバイト雇用の若いスタッフも多く在籍していて、もしかすると下手に正社員で転職して関係性を崩しかねない可能性があることよりも、既に在籍している多くのアルバイト従業員と同じ立場で転職した方が組織に馴染みやすいのかなと思います。

個人的にはと先程、お伝えしましたが、実際に店舗勤務の職種として働く方から、この話は聞いたことがあります。私もプライベートでフィットネスクラブを利用して、そのフィットネスクラブで働く店舗マネージャーと良く話をしますが、その店舗マネージャーは、店舗内の組織はアルバイトも多く、また、年齢も若い従業員が多いため、組織の調和を保つことが難しいと言っていました。

その原因は、既に在籍しているアルバイト雇用のスタッフよりも年齢は下でも正社員として転職してしまうと、組織のバランスがあまり良くなく、既存の年上のアルバイト雇用の従業員が良い気を持たないということも多いようです。

店舗勤務の職種で働く従業員には女性の多く、女性の場合は、女性特有のグループを形成して、組織のバランスが崩れることも多いようです。

このような背景もあり、正社員として転職してもアルバイトとして転職しても、転職後に行う仕事内容はほぼ変わりませんし、給料も正社員であってもアルバイトであっても役職がない場合は月給としては、変わりない給料になりますので、組織や自分のリスクを回避する意味で、アルバイト採用で転職しても良いと思っています。

フィットネス業界は男女平等の労働環境

業界や企業によっては、昔の日本のような男尊女卑の文化を現在もなお持っている場合がありますが、フィットネス業界はユーザーとなるお客様が女性も多いということもあり、また、業種的にも性別は関係ないものになりますので、男女平等の文化を持っている企業が多いです。

このような男女平等の環境は、当たり前ですが給料やシフトについても平等で、男性であっても女性であっても早朝勤務はありますし、夜遅い帰宅時間も同様です。

フィットネス業界は、良い意味でも悪い意味でも男女平等の文化を持っているため、女性の求職者は転職後に働きやすいかなと思います。ただ、何度も言いますが、過酷な労働環境であることは間違いないですので、体力に自信があることが前提です。

どの仕事もそうですが、好きでなければ長続きしないと言われる仕事があると思いますが、フィットネス業界の店舗勤務の職種は、男性女性に関係なくスポーツが好きでなければ続けられない過酷な職場環境だと思います。

私は、学生時代から体育会系の部活動に所属して、今でも仕事の合間を縫ってフィットネスクラブでスポーツするぐらいスポーツは好きですが、私は転職活動でフィットネス業界に転職したとは正直思えません。

かなり過酷な働き方でありながら、それに見合う給料が支払われないのは、微妙な気がしています。ということで、私はフィットネスクラブの店舗勤務の職種を希望するほどスポーツが好きではないのだと言えます。

フィットネス業界の求人の探し方

フィットネス業界の求人は、本社勤務の職種と店舗勤務の職種で違いがあります。

本社勤務の職種の場合は、正社員がほとんどですし、一定の応募資格を持った、
または一定の業務経験を持った求職者を採用したいとフィットネス業界の企業は考えますので、転職エージェントや転職サイトを利用して求職者は転職活動をした方が良いと思います。

特に、本社勤務の職種は転職エージェントで求人を拾うことができる可能性が高いですので、フィットネス業界の企業の本社勤務の職種を希望する求職者の方は、転職エージェントの利用は必須だと考えた方が良いでしょう。

一方、店舗勤務の職種については、アルバイト採用も多く行っていることや、離職率が高いということもあり、採用コストが高い転職エージェントを利用するよりも転職サイトやアルバイトサイトに求人を掲載しているフィットネス業界の企業が多いですので、定期的に転職サイトやアルバイトサイトを確認した方が良いと思います。

この他、地域の求人情報誌や、たまにハローワークにも本社勤務の職種の求人がありますので、情報収集は忘れずにして頂ければと思います。

うまい転職!友人紹介制度を活用しよう!

最近、企業の多くは採用コストを抑えるために、また、自社の従業員の紹介であれば信頼のある求職者を採用することができるということで、友人紹介制度で採用活動を行っている場合があります。

この友人紹介制度は、フィットネス業界も例外なく制度としてあり、特に店舗勤務の職種については、従業員の紹介で転職することほど、転職がスムーズで、何より転職後に組織に馴染みやすいという意味では最高の転職方法だと思います。

友人紹介制度を利用することで、求職者にとっては転職活動の手間を省き、効率的な時間の使い方をすることができると思います。

なお、店舗勤務の職種の場合は、アルバイト雇用ではその可能性が高いのですが、店舗内で採用決裁が行われますので、友人紹介制度はこの意味でもかなり利点があると思います。

フィットネス業界の店舗勤務の職種のちょっとした余談

フィットネス業界の店舗勤務の職種の場合、仕事の99%は店舗勤務で、店舗内でのコミュニケーションは非常に大切にされています。労働時間についてはシフト制であり、店舗に在籍している従業員が毎日、顔を会わせるという環境にはありません。

そこで、フィットネス業界の店舗では、頻繁に飲み会を開催して従業員同士の交流を盛んに行っています。しかし、問題は、その飲み会の時間帯ですが、24時間営業の場合は別にして、夜22時や23時までを店舗の営業時間としている場合、懇親会となる飲み会はその時間以降からとなります。

飲み会が1時間程度で終わることは普通に考えてないと思います。フィットネス業界の店舗も同じです。23時以降からの飲み会ということは、終電の時間を超えて、翌朝までその飲み会は続きます。結局、朝帰りです。

恐らく、ご結婚されている方やお付き合いされている方がいる女性の場合、旦那様や彼氏様はあまり良い気はしないと思いますので、このあたりのバランスは考慮して仕事をした方が良いと思います。

世間一般的に、いかに仕事の終わり時間が遅いからという理由であっても、女性が朝帰りすることはあまり良いイメージは持たないと思いますし、これは男性であっても同じかなと思います。

このような部分も含めてフィットネス業界の店舗勤務の職種については長続きしない職場環境になっています。

それと、あと一つはスポーツに関係する業種であり、スポーツ好きの人材が多く働いていることもあり、体育会系の文化がフィットネス業界の店舗にはあります。

上司や先輩の言うことは絶対という組織文化があり、飲み会も部下や後輩であれば、断ることが難しく、断ってしまうと組織から浮いてしまう存在になってしまい、その後の仕事がやりにくい状況になることもあるようです。

妊娠中の場合

女性に限定した話ですが、労働者や求職者としてよりも人としての話ですが、転職後に妊娠が分かり、妊娠中の場合は、店舗勤務の職種から異動を申し出るか、軽微な仕事だけを担当させてもらうようにしましょう。

特に安定期前は、妊娠中であっても、インストラクターなど運動的な仕事内容をすることが店舗勤務の職種にはありますので、妊娠中の場合は遠慮せずに申し出た方が良いと思います。

私の知り合いで妊娠しているにも関わらず体育会系の組織ということで、妊娠を言い出せず、流産したという話を聞いたことがありますし、流産は取り返しのつかないことですので、それを考えたら組織で浮くことや仕事がやりにくいは大した問題ではないと思いますので。

フィットネス業界はなかなか大変ですよ!

フィットネス業界は、年齢の若い求職者を中心にその雇用形態に関係なく人気がある業界です。特に店舗勤務の職種については、入会しているお客様相手にアルバイトであってもレクチャーすることができる一見、華のある仕事に見えるためのようです。

しかし、その内部事情は、変則的な労働時間で体力的にも厳しい仕事内容になりますので、離職率は高いです。今、転職市場で若い年齢の求職者の方を中心にフィットネス業界が人気になっている理由は、憧れが強いのかなと私は思っています。

そうでなければ、離職率が高いはずがないからです。フィットネス業界、特に店舗勤務の職種を希望する求職者の方は自分の希望が憧れかどうかしっかり見極めてから応募した方が良いと思います。

フィットネス業界は現在の健康ブームにのっかり、どの企業も業績を伸ばしている成長業界であり成長産業ですが、それはあくまで企業視点の話であり、その企業で働く現場の状況としては離職率が高く、多くの求職者を転職支援してきた転職エージェントである私としては簡単に『どうぞ、転職には良い業界ですよ』とは言えない業界だと思います。

一般的に離職率が高い業界、企業、職種は転職には不向きと言われていますし、フィットネス業界の店舗勤務の職種の離職率を見れば、簡単に転職するような職種ではないように思います。

スポーツが好きだけで務まるほど、フィットネス業界は甘い業界ではありません。年齢が若いということはそれだけチャレンジすることができる可能性の多い年齢ですが、チャレンジと無謀は違います。この点をはき違えず転職活動をした方が良いと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が有意義なものになり、そして、転職が求職者のみなさんの良いきっかけになることを祈り、今回のテーマである、『若手を中心に人気の高い業界!フィットネス業界を徹底解剖!!』はこれで終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました!

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