ブラック企業が多いぞ!エステ業界への転職は慎重に!

みなさん、こんにちは。

私は現在、転職エージェントとして求職者のみなさんの転職支援をさせていただいている立場で、多くの企業との取引があります。また、多くの求職者の方と接してきています。

転職エージェントとして、登録いただいている求職者の方はもちろん。他の転職市場で転職活動をするすべてのみなさんに対して、自分の希望に100%合致する企業に転職できなかったとしても、最低でも絶対にしてほしくない転職があります。

それは、ブラック企業への転職です。

私は求職者のみなさんの転職支援をするなかで、何より気をつけていることは求職者の方をブラック企業へ転職させないということです。

そのためには、自分の転職エージェントがブラック企業の求人を受け付けないということが一番で、実際に私の転職エージェントにはブラック企業の求人は一つもありません。

今回のテーマは?

求職者のみなさんは、転職活動を今現在、どのような行動と考えているのか分かりません。

しかし確実に言えることは、ブラック企業への転職は、求職者のみなさんの人生を狂わすということです。

今回はブラック企業が非常に多いエステティック業界の転職を中心に、転職市場の動向や転職後の労働環境など、いくつかの視点でご紹介したいと考えています。

最近、このエステティック業界は特にブラック企業が多いです。また、隠れたブラック企業もあります。

近年、労働基準監督署がブラック企業撲滅の動きが活発になっていますので、ブラック企業の数は減少傾向にあります。それでもエステティック業界のブラック企業の数は多いのです。

求職者のみなさんは、上場企業という企業はご存じかと思います。

企業が上場するにあたり、財務的な基準のほかに、労働環境の基準や事業内容もあることをご存じでしょうか。

もし、ご興味があればエステティック業界で上場している企業を調べていただきたいのです。

エステティック事業を本業としている企業で、上場している企業は私の知り得る範囲では存在しません。

エステティック業界に上場している企業がない理由は、財務内容の基準ではなく、労働環境や事業内容で上場基準に満たないためです。

労働環境については後述で詳しくご紹介しますが、事業内容がなぜ上場基準に満たないのかご紹介したいと思います。

事業内容がグレーな範囲

エステティック業界の企業の主な事業内容は、顧客となる人の美容や健康を維持、促進するために機器なども使い、施術することです。

昔、エステティックは富裕層向けのサービスというイメージがあり、非常に高額でした。

今も高額であることに変わりはありませんが、支払い方法の変化により、クレジットで、分割払いで、富裕層でなくてもエステティックを受けることができる時代になっています。

そもそもとして施術費用が高額であり、支払い方法も分割であるため、顧客は途中で辞めたくても辞めることができません。

またエステティックという施術行為は、人体に悪影響を与える場合もあり規制が厳しいとされています。

エステティック事業を経営する企業が上場できない理由

  • 高額であり顧客への金銭的な影響も大きい
  • 人体に影響を与える可能性があることである

ということで、上場基準に満たないとされています。

実際にニュースなどでも話題になりますが、エステティックの機器を利用してやけどやケガをするという顧客もいます。

美と健康の維持、向上の効果はあるとしても、そのエステティック行為は顧客からすると100%安全とは言い切れない部分もあります。

私の友人でエステティシャンの友人がいます。

その友人もエステティシャンでありながら、自分が行う施術が人によっては合わないため、100%の保証はできないと言っていました。

求職者のみなさんのなかにも、エステティックを利用したいと考えている方もいると思います。

エステティックは上場することができない事業であり、実際の施術についても危険もある
ということをご認識いただいた方が良いと思います。

エステティック業界について

エステティック業界は、比較的、新しい業界です。

美と健康ブームに乗り、多くの企業がエステティック業界に新規参入して業界全体が拡大傾向にあります。

最近は、新規参入する企業数が落ち着いてきましたが、今もなお業界として成長を続ける産業になっています。

エステティック業界の事業は、他の業界ともリレーションを組むことができる業界と言われていて、例えばブライダル業界です。

ブライダル業界は結婚関係に関する事業を行いますが、最近、新婦のブライダルエステティックが人気です。

一生に一度の結婚式であり、ウエディングドレスの仕様上、肌の露出も多いことから部分痩せなどを目的としてブライダルエステティックを結婚式前に受ける新婦が増えています。

このブライダルエステティックもエステティック業界としてはサービスの一つになっていて、恩恵を強く受けています。

エステティック業界はドル箱

このように「美」と「健康」の業界は、比較的、リレーションしやすいビジネスモデルになっています。

したがって、エステティック業界は、ドル箱とも言われています。

エステティック業界の売り上げや利益を確保は、店舗によります。店舗で働くエステティシャンが顧客の対応をして施術契約し、施術することで売り上げや利益が上がります。

通常、店舗運営の事業は店舗費用、機器費用、人件費と高額であるため、利益率が低いと言われていますが、エステティック業界は例外です。

非常に高額な契約になりますので、十分な利益を確保することができます。そのため、エステティック事業はドル箱という人もいます。

エステティック業界のある大手企業の役員と会食することがありましたが、その役員は、『エステティックはもうかる。ドル箱事業。』と言っていました。

その企業の業績は良く、海外展開も積極的に行っていますし、他のエステティック事業を行う企業も同じだと思います。

それならば、期待!?

求職者のみなさんが転職後に企業から給料を受けると思います。その給料は人件費であり、売り上げから支払われます。

当たり前ですが、売り上げが高く利益率も高く利益が多ければ、その分、人件費に回ることがあります。

先述でエステティック業界はドル箱とご紹介しました、それならば

『エステティック業界へ転職すれば、高い給料が待っているのかもしれない』と

淡い期待をされた求職者の方がいるかもしれません。

しかし、その淡い期待は期待までで現実は全く違います。

エステティック業界の売り上げ、利益に貢献する中心は店舗で働くエステティシャンです。

営業職と同じ立場で、直接部門でありエステティック業界では売上利益を確保するためには必要不可欠な職種です。

エステティック業界にも、本社勤務の職種とエステティシャンと呼ばれる職種があります。

どの業界でも、企業の業績に直接貢献する職種は、給料面で優遇されインセンティブなども付きます。

エステティシャンにもインセンティブはつきますが、そのインセンティブ制度が明らかに労使対等ではなく明らかにインセンティブ制度の仕組みが悪い
です。

しかもエステティシャンの基本給は一般的な企業の新卒者よりも安い場合が多く、私の友人は年齢が30歳で、月給は25万前後です。

これは手取りではなく額面で、ここにインセンティブが乗ります。

インセンティブの額を実際に聞いたことがありますが、私は、

『それだけ売って、そのインセンティブ!?』

という、マイナスの意味での驚きでした。

それを聞いて、私だったら絶対にやれないと思ってしまいました。

エステティック業界は、ドル箱で、在籍する従業員に何らかの形で反映されても良いと思うのですが反映されません。

後述でご紹介しますがエステティシャンの場合は、理由があって契約社員での雇用が多いです。

つまり賞与対象外です。

エステティシャンが年収を上げる手段はインセンティブしかないのですが、そのインセンティブも明らかに企業へ流れる割合が高いです。

エステティック業界は格差が激しい

エステティック業界は、上層部と現場の給料面にあまりに大きな差があります。

これを言って良いのか分かりませんが、エステティック業界は軍隊のような組織文化があります。

上司の言うこと先輩が言うことは絶対であり、現場の労働者に関しては使い捨ての感覚を持っている企業もあります。

上層部になれば高い給料を得ることはできますが、 かなり長い期間、下働きとなる現場で働く ことになります。

低賃金となりますので、その環境に我慢できるかどうかが重要です。

私の転職エージェントには、エステティシャンの求人はありませんが、エステティック業界の他の職種の求人はあります。

その求人を見て、他の業界の同じ職種の求人と対比すると、やはり給料が安いです。

ただし、管理職の部長クラスになるとその給料は一気に上がります。

「ドル箱と呼ばれる利益率の高さに比例する、高い給料をもらっている人材がエステティック業界にどれだけの数がいるのか」という点を求職者のみなさんは、冷静に判断した方が良いと思います。

転職市場からみるエステティック業界

転職市場には多くの求人がありますが、求人の職種ごとに、業界ごとに企業の採用活動の方法が違います。

求職者のみなさんは転職活動を順調に進めるために、まずは求人を多く拾う必要があります。

採用活動を行う企業の採用方法をしっかりチェックして、それに合わせて転職活動をすることで、自分が希望する職種の求人は多く拾うことができると思います。

では、エステティック業界の採用方法はどのようになっているでしょう。

エステティック業界の採用方法

  • エステティシャンの採用
  • エステティシャン以外の職種の採用

まず、エステティシャン以外の職種からご紹介します。

エステティシャン以外の職種については、他の業界、職種とほぼ同じ感覚です。

すなわち、一つの求人、職種で大量採用するということはありません。大体、一つの求人、職種で採用する人数は1名です。

そのため、転職エージェントを利用した方が多少、費用は高くても採用活動に係る時間、人という見えないコストにおいて安いのです。

また、転職エージェントを利用すると採用後に費用を支払います。採用決定に至らない場合は、いくら採用支援を受けても費用を支払う必要がないため確実性があります。

エステティック業界のエステティシャン以外の職種を希望する求職者の方は、転職エージェントを中心に転職活動をした方が、多くの求人を集めることができますし転職活動は有利になります。

エステティシャンの求人

一方、エステティシャンについては、どの企業も一度の採用活動で複数名の採用を見込んでいます。

よって転職エージェントを利用してしまうと、採用費が高くなってしまうので、求人掲載料が安い転職サイトを利用して採用活動をすることが多いです。

求職者のみなさんも、
エステティシャンを希望する場合は、転職エージェントではなく転職サイトを中心に活動した方が効率的
です。

私も、先ほど、転職サイトでエステティシャンの求人を検索しました。やはり、転職サイトが一番だと思います。

特に女性専門の転職サイトには、エステティシャンが女性の職種であるため、多くの求人が掲載されていました。

私はエステティシャンの求人を転職エージェントとして扱ったことがありますが、転職エージェントとエステティシャンの相性があまり良くないと感じています。

転職エージェントに登録いただく求職者のタイプは、どちらかと言うと、ホワイトカラーの職種で転職を希望する方が多いです。

面談などで求職者の方の希望条件や希望職種を聞いても、エステティシャンになりたいと考える求職者の方は少ないです。

転職サイトは、企業が一度の採用活動で複数名を同時に採用することも多く、エステティシャンはまさにその職種に該当します。

相性は良いですし、エステティシャンを希望する求職者の特徴はPC操作が苦手であり、スマートフォンを中心に転職活動をすることが多いです。エステティシャンとの相性はこの点でも良いと思います。

未経験者でも大丈夫?志望動機はどう書く?

エステ業界への転職を検討されている求職者の方で、業界経験がなく、学校などに通うことなく、スキルが全くないという方もいらっしゃると思います。

その場合、転職後にどのような対応を受けるのかと言いますと、エステ業界は、女性上位の業界で、区別を上回る差別があります。

もちろん、賃金において、経験者よりも低い提示を受けるということは仕方ないのですが、ある意味、人格否定ともとれるようなマネジメントなどを受けることもしばしばあります。

しかし、エステ業界のすべてでこのような対応を受けるということはありませんが、そもそもとして、エステ業界はグレーゾーンの業界ですので、名前の通った大手のエステ企業よりも、中小規模のエステ企業にはこのようなケースが散見されているようです。

私は、転職エージェントとしてエステ業界の求人にも関わりがありますが、この傾向は顕著にみられます。

求人上では未経験者歓迎や未経験者でも経験者と同様の扱いをすると謳っていますが、実際のところは、そうではないことが多いです。

是非、エステ業界未経験の求職者の方はお気を付け頂きたい点です。

選考の難易度はとっても低い

さて、次に、エステ業界の企業へ応募する際の注意点です。

エステ業界は、店舗スタッフの採用を中心に行っていて、その他の例えば管理部門系の職種については、あまり求人を公開していないです。

その理由は、エステ業界は昔から現場からの生え抜き人材を管理部門系の職種に配置転換するためです。

余談ですが、もし、今の段階でエステ業界の管理部門系の職種に転職を希望している方がいれば、その確率はかなり下がりますし、転職活動も長期化する恐れがありますので、ある程度の覚悟が必要になるでしょう。

話を戻しますが、店舗スタッフの求人の選考基準や選考難易度ですが、ぶっちゃけますと、かなり低いです。

ある意味、だれでも通過することができると言われています。

転職市場において、定説とも言えることがあり、選考ハードルが低い企業は転職後に相当厳しい労働環境になるとされています。

その典型がエステ業界の店舗スタッフです。転職後にどのようなエステ企業に転職しても激務であることは間違いないですので、体力面で不安のある方は、控えた方が良いです。

憧れなどの浅い考えて長く働けるほど、あまい世界ではありません。

ただ、一点だけ、選考において気を付けた方が良い点は、身だしなみと言葉使いです。

お客様商売であり、また、エステの施術を受ける方は、ある程度、お金に余裕がある富裕層や年配の方が多いです。

そのため、面接の段階で身だしなみがしっかりしていない場合や言葉使いに難がある場合は、いくら、選考ハードルが低いと言っても、見送りになるケースが多いです。

私の取引があるエステ業界の企業は、人物面重視で、特に今、私がお伝えした部分を重点的に面接で確認しているので、間違いない情報だと思います。

志望動機を理由に不採用となるケースは少ない

志望動機は、鉄板というような文言はないのですが、エステ業界の面接官は、離職することを前提に求職者のみなさんを面接しますので、180度間違った志望動機でない限り、志望動機を理由に見送りになることは想定できないと思います。

そうは言っても、一般的に言えることは、その企業の企業理念をしっかりと志望動機に含めることが、無難であり、必然性を担保できるものだと思います。

志望動機を記載する際には、必ずそのエステ業界の企業のホームページを確認し、企業理念などをチェックしてからの方が良いでしょう。

選考ハードルが低いエステ業界から見送りを受けると、精神的なダメージがあり、『自分はダメ人間ではないか?』と自分自身を人間否定する方もいるようですので、そのようなことがないようにできることはしっかりやっておきましょう。

過酷な労働環境

先ほど、企業はエステティシャンの採用で採用費を抑えるために転職サイトを利用するとご紹介しました。

エステティシャンを、転職サイトを利用して採用する理由はもう一つあります。

それは、ところてんのように次から次へとエステティシャンの従業員が退職するためです。

エステティシャンのような過酷な労働環境では、離職率が高い です。

企業が離職率の高い職種に高い費用を投資して採用しても、その採用費を回収するだけの貢献がないまま早期退職される場合があります。

採用費を回収できる額まで抑えることを考えてエステティシャンについては、採用費が高い転職エージェントではなく安い転職サイトを多用して採用活動を行います。

離職する理由は、求職者の方それぞれに理由があると思いますが、エステティシャンの退職理由は、そのほとんどが過酷な労働環境によるものです。

給料についても、事業としては非常に利益率が高く大きな利益を得ているにも関わらず、それがエステティシャン含めた労働者には反映されません。

エステティシャン以外の職種については、本社勤務ですので、他の業界や職種と働き方はほとんど変わりませんが。

エステティシャンは例外中の例外で、最近、営業職よりも離職率が高い職種です。日本の労働市場にある職種のなかで一番、離職率が高いのではないかと個人的には思っています。

私が個人的に思う理由には、それなりに転職エージェントとして情報を得て自分でも分析している結果に基づいてのことです。

エステティシャンの離職率がすべての職種で一番高いということは、ほぼほぼ間違いないと思います。

労働時間が長過ぎる

エステティック業界は、基本的に労働量が多く労働時間が長い とされています。

本社勤務の職種においても、例外なく平均的な労働時間よりも明らかに長いです。さらにその上をいく職種がエステティシャンです。

エステティシャンは労働基準法で定めた上限時間の8時間を超えても
残業代が支払われない特殊な職種 です。

例外的に1日、10時間まで所定労働時間とすることができます。

残業時間となる労働時間も、店長やエリアマネージャーから『施術のための自己啓発時間』

と言われ、所定労働時間でタイムカードを切り、その後も店舗で施術のトレーニングなどをします。

エステティック業界は、これが普通の文化です。

エステティシャンの経験がある方は、この文化に慣れていますので違和感はないですが、あまりにも労働時間が長いことに嫌気がさして退職してしまうことが多いです。

残業代が支払われないことは労働基準法違反です。

しかし労働基準監督署が、深くまで突っ込んで追求することはそこまで多くありません。

残念ながらエステティック業界には、まだこのような古い悪い環境が残っています。

抜群の・・・離職率!?

先述の通り、離職率が非常に高いエステティック業界・エステティシャンですが、どれだけの離職率があるかご紹介します。

50%は超えます。転職後、数カ月以内に退職する割合も異常に高い
です。

抜群の・・・定着率!であれば良いのですが、抜群の離職率ですので、求職者のみなさんは気をつけてほしいと思います。

離職率はブラック企業の指標にすることができます。

エステティック業界への転職の場合、企業ごと職種ごとに離職率を確認した方が良いと思います。

ちなみに、エステティック業界の企業は、自社の離職率が高いことを理解しています。

よって転職サイトや転職エージェントの求人には離職率は記載していない場合が多いです。

本来は聞きにくい部分ですが、エステティック業界においては聞いた方が良いと思います。

エステティック業界に夢を持って転職を考えている求職者の方に大変失礼な話ですが、面接で強気に離職率を聞いて、面接官が不快に思う。

それで見送りになるのであれば、私はその方が求職者の方にとっては幸せだと思います。

エステティック業界には、ブラック企業が多く、隠れたブラック企業も多いです。

私は転職エージェントとしてエステティック業界の人事とも取引があります。

人事自身も離職率については、エステティシャンを中心になかなか変わらないと言っていますので、間違いないと思います。

できれば安定雇用・・・契約社員!?

求職者のみなさんは、誰しも転職後に正社員を希望しているかと思います。エステティック業界を希望する求職者の方も同じだと思います。

エステティック業界の本社勤務の場合でも、契約社員が転職条件になっている求人もありますが、もっとすごい職種が何と言ってもエステティシャンです。

エステティシャンは最近、悪い意味で私が非常に注目している職種です。

この項目にあるように、『できれば安定雇用・・・契約社員』ということで、安定=契約社員ですので、そもそもとして、正社員の転職はないと思った方が良いです。

特に 大手ではない企業のエステティシャンは、安定の最上級が契約社員で、普通はアルバイトということが多い
です。

これはあまりにもひどい採用方法なのですが、転職サイトの求人には、契約社員と書いているものの面接ではアルバイト採用でも良いかという打診をする企業があります。

求職者のみなさんは、求人内容の条件を見て「それであれば転職したい」と考え面接に向かうと思います。

面接で求人内容とまるで違う雇用形態の打診をされる
とは、かなりひどいことです。

ところが、エステティシャンではよくあることのようです。

ここまで来ると求職者のみなさんは何を信じて転職活動をすれば良いか分からなくなるとお思いますが、エステティック業界、エステティシャン特有の採用文化です。

女性中心の業界

エステティック業界は、女性中心の業界です。

最近、流行のワークライフバランスや女性が働きやすい環境作りにエステティックも積極的?

と思いきや、私はエステティック業界の企業のなかで、自社の働く女性を支援する環境を持っている企業は聞いたことがありません。

女性が中心の業界ですので、女性の活躍や長期労働がポイントになると思います。

しかし、エステティック業界はまるで違います。

現場となるエステティシャンは当然、女性が多いのですが、そのエステティシャンの離職はエステティシャン以外の職種の先頭を引っ張るぐらいになっています。

女性の求職者のみなさんは、エステティック業界に転職後に仕事と家庭の両立を期待できると思ってはいけません。きっとできませんので。

むしろ、エステティシャンの退職理由は労働時間が長く、残業代が支払われないなど、労働環境が過酷で仕事とプライベートの両立ができないためが多い
です。

結婚後にエステティシャンを退職、またはエステティック業界から離れる女性の労働者は多いです。

女性が多い業界ですが、その内容は男性中心の業界と同じような労働環境です。

体力的にも精神的にもきついことが転職後は、予想されます。

求職者のみなさんはぜひ、ぜひ、ぜひ、気をつけてほしいと思います。

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