大学職員への転職はどうするのか?大学職員への転職方法を紹介します!

世の中には、多くの業界や職種があります。求職者のみなさんが転職活動をする転職市場も多くの業界や職種の企業や求人があります。

私は現在、転職エージェントとして転職支援をしている立場にありますが、多くの求人と出会い、求職者がうらやましいと思うこともあります。

今回のテーマは?

昔も今も求職者のみなさんから支持を受けている職種があります。

その一つが大学職員です。

今回は、大学職員の求人の転職状況や選考難易度、選考基準、そして転職後の働き方などについてご紹介できればと思います。

世間的な知名度はあまり目立ちませんが、昔から人気が強い職種ですし、私からもオススメの転職先といえます。

求職者のみなさんも、大学に在籍していた際に必ず接してきている職種ですが、当時は学生という視点が強く、そこまで意識をなかったのではないかと思います。

あまりなじみがない職種だと思いますので、まずは大学職員とは?ということから今回の話を起こしていこうと思います。

大学職員とは?

大学職員とは、大学に雇用されて大学を職場にする職業です。

日本には多くの国立大学や私立大学がありますが、どこの大学で働いても大学職員となります。

また、業務委託の教授も雇用契約がある以上、その立場は大学職員となります。

ただ、教授については転職市場に求人がありませんし、特別なフローが必要でいきなり教授になれるということはありませんので今回は割愛させていただきたいと思います。

今回の大学職員とは、主に事務的な仕事をするとします。

その種類は多いのですが、転職市場に求人がある仕事内容は大きく二つになりますので、その二つについてご紹介します。

一つは、まさに事務職です。大学運営や学生との窓口対応が仕事になります。

二つ目は、大学内にあるキャリアセンターや就職課という部署で就職支援をする立場の職員です。

大学職員には、人事、総務、経理、法務、営業、マーケティングの職種の求人もありますが、数は少なく民間企業と代わりがないのでこれらの職種についても割愛させていただければと思います。

公務員とほぼ同じ

大学職員は、公務員と同じイメージをしていただいて問題ありません。

倒産リスクがなく、給料が低いながらも確実な収入を得ることができます。

大学職員の立場は公務員ではなく、大学と契約した労働者ということになりますが、公務員の民間版と考えていただいても良いぐらい似た要素が多いです。

私は、就活生の頃に民間企業に入社したのですが、就活中に大学職員にならないか?という話をもらっています。

私が大学時代に在籍していた部活動のコーチをやってみないか?
ということだったのですが、この場合、私は大学が雇用する労働者、つまり大学職員として部活動のコーチするという話になっていました。

このように、事務職や就職関係の職種などの他に、部活動の監督やコーチが職員の範囲になっている大学もあります。

決して悪い話ではなかったのですが、安定はあっても給料面が安く、昇給に時間がかかるということが分かり、自己成長のために民間企業に就職しています。

大学職員の働き方

大学職員は日常業務で相手にする対象が学生であり、その行動パターンに合わせる意味で出勤時間が比較的早いです。

私の転職エージェントで抱える求人では平均的に9時始業となっていますが、1番早い始業時間は朝8時です。

学生より早く出勤

授業のスタートは9時が多いですが、大学職員はそれよりも前に出勤して9時から学生の対応をすることができるようにする必要があります。

学生に支障がないように対応することも大学職員の仕事になりますので、出勤時間は8時半などが文化になっています。

大学職員の労働時間は基本的に8時間勤務になっていて、朝が早い分終業時間も早いです。

今のご時世、民間企業では残業が当たり前ですが、大学職員の場合は、公務員にほぼ残業がないことと同じように、残業がないことが多いです。

私も大学の採用担当者と連絡を取ることが多いのですが、基本的に午後6時には電話がつながらないことが多く、打ち合わせも大体が午前中です。

残業が少なく、プライベートも充実させたいという方で、朝型に柔軟に対応できるのであれば応募すべき求人だと思います。

夏休みと冬休みが長い

大学職員の最大の特徴が「夏休みと冬休みが長い」ということです。

学校の教員は、生徒が休みの期間中はほとんどが休みです。
社会人でありながら、1カ月程度の長期休暇があるのです。

土日、祝祭日が休日で、さらに年間として長期休暇があるという環境を、民間企業に在籍している求職者のみなさんはどう思いますか?

誰しも労働日が多いより少ない方がうれしいと思います。

転職エージェントとして、大学職員の求人を受けて、その求人内容を見るたびにうらやましくて仕方なくなります。

公務員を除いて、私は大学職員ほど休日が多い職種を知りません。

労働市場に大学職員以上の休日数を持つ職種はないと思っています。

大学職員の労働条件

毎月の給料は安く、転職後に高い年収を期待する方には物足りなさがあるかもしれません。

しかし、公務員と同じように 年間に2回の賞与がありますので、それを考えると普通の給料です。
平均的には日本の平均年収とほぼ同じだと思います。

日本の平均年収の算出対象となる労働者は、主に民間企業の労働者で、大学職員のような休日数はありませんので、明らかに労働条件が良いと思います。

総労働時間で時給を算出すれば、間違いなく大学職員の時給は民間企業よりも高いと思います。

転職活動をするにあたり、逆に見た目の年収が高くても時給に直すとそうでもない求人があるので注意してくださいね。

大学職員の転職市場

大学職員という職種の知名度は低く情報が少ないため、応募数は少ないです。

今後も、大学職員という職種の認知度は上がる大きな要素はないので現状維持が続くと思いますが、それならば転職のチャンスです。

今は求人数が少ないのに比例して応募する求職者数も少ないので、売り手市場でもなく買い手市場でもないバランスが取れた状態だと思います。

転職エージェントとして、大学職員を紹介しても魅力を感じない方が多いのですが、内容を説明すると魅力を感じて応募する方が多いです。

転職に安定を求める求職者の方は、その希望をかなえることができると思います。

大学職員の求人の探し方

大学職員の求人は、転職エージェントと転職サイトを中心に探すと良いでしょう。

国公立大学の場合は、国が運営するハローワークに求人を公開していることもあります。

私立大学は転職エージェントを利用していることが多いですが、一部の大学は文化として、転職サイトだけを使っていることもあります。

それを考えると、私立大学の大学職員の求人は転職エージェントと転職サイトの両方を使って転職活動を進めた方が拾えると思います。

そもそも大学職員という職種はニッチな職種であるのに加え、労働環境がスペシャルに良いので離職率が低いです。

そのため求人数が少なく、求人を拾うのが難しいのですが、すべての転職方法を満遍なく使い、少しでも求人と出会う確率を上げるのが良いと思います。

大学職員の選考内容や選考基準

私は転職エージェントとして面接に同席することもありますが、大学職員の選考内容に特別なことはありません。

ただ、選考基準が問題です。

大学職員は年齢が若い学生と接することが多いため、身だしなみについては、かなり厳しいです。
派手な印象を与えると、ほとんどの場合見送りになると思います。

特に女性の求職者のみなさんは、ピアスやネックレスなどの目立つ装飾品は外して面接を受けるのが無難です。

面接の内容自体は良くても、身だしなみが理由で見送りになっている求職者の方が目立ちます。

転職エージェントを利用している場合は、ある程度、事前にアドバイスをもらえると思いますが、転職サイトやハローワークの場合は、自分で判断しなければなりません。

ぜひ、今ご紹介した身だしなみについては注意していただければと思います。

ワークライフバランスが良い大学職員

大学職員への転職は、女性の求職者の方が多いです。

これは、転職後の大学職員の働き方が影響していると思います。

女性は転職先に、安定と結婚、妊娠、出産、育児を両立できる環境を求めます。

その意味で大学職員の働き方には、どれをとっても女性の求職者のみなさんが求めるワークライフバランスがあります

男性の求職者の方も応募することがありますが、女性の求職者の方に向いている職種、労働条件ではないかと思います。

大学職員を希望する求職者のみなさんは、今がチャンスです。

知名度が低いため地味に感じるかもしれませんが、公務員のように安定感を持って仕事をすることができますし、給料よりも安定や家庭との両立を期待する方には相性が良いと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであることを祈り、これで話を終わりにしようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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