地方から東京への転職活動の方法を教えます!

みなさん、こんにちは。

転職市場は、求職者の方がいれば、日本全国が対象範囲となります。また、最近はグローバル化が進み、アジア圏を中心に世界もその舞台になっています。

もちろん、日本の転職市場に、外国人の求職者の方も多くいて、日本の転職市場は、日本人だけのものではなく、世界各国の求職者のものになっています。

グローバル化が進むとしても、日本の転職市場は、日本が中心であり、更にその中心は東京などの都心部が主になっています。

求職者のみなさんが転職する前提条件として、転職市場に求人があることになりますので、その観点を考えると、求人があれば、すべて転職市場とも言えることになります。

今回のテーマは?

転職市場において、強者である企業があるエリアは、当然に求人が多く出回っているということになり、転職を希望する求職者のみなさんとしては、求人は生命線になります.

そのため、多くの求職者の方は、求人が多い都心部で転職活動をすることが多くなっています。

今回のテーマは、、地方に住んでいる求職者の方が求人が多くある東京で転職するために必要なことなどを色々な視点からご紹介できればと考えています。

転職市場は都心部と地方の二つに分けられる

まず、転職市場は、大きく二つに分類することができるのですが、それは、都心部と地方ということです。

都心部には今回のエリアとしての主役である東京を筆頭に大阪や名古屋がありますが、大阪や名古屋に比べて、東京の求人数は非常に多いです。

これは、多くの企業が本社機能などを東京に置いており、労働人口も多いです。転職市場は労働市場と一対の関係性にあるため、多くの求人と求職者の方がいるということになります。

東京はビジネスの中心地

私の転職エージェントとしての活動拠点は東京です。東京を拠点にする理由は、東京がビジネスの中心であり、その分、多くの企業があり、求人も多くあるためです。

転職エージェントも求職者のみなさんも、求人が多いエリアで活動を行うことが、その活動の進捗率を上げる何よりのロケーションになります。

東京がビジネスの中心であるということは、言い換えると転職市場の中心も東京ということになり、労働市場や転職市場では外せないエリアになっています。

東京を拠点にする求職者

現在、東京で現職を持ち、東京を転職エリアとして転職活動をする求職者のみなさんは、東京というエリアの転職市場には多くの求人があるため、転職活動しやすい状況にあると思います。

東京を拠点に転職活動を行う求職者の方の多くは、東京に求人が多いこと以上に、労働市場として東京がビジネスの中心であり、自然に東京が転職活動の舞台になっているのだと思います。

転職活動はあくまで、転職するための手段にすぎないため、転職活動では、常に転職後の自分のビジネスマン人生を念頭に置いて活動して欲しいと思います。

転職市場の中心地は今後も東京

転職市場が、日本全国が対象エリアであるということは、地方も当然、転職市場であり、地方の求職者の方が必ずしも地方で転職活動を行うとは限りません。

最近、日本では地方活性化ということで、地方の雇用を創造するために、国や地方は、企業を地方に誘致することに対して積極的になっています。

それでも、今も今後も労働市場や転職市場の中心は東京などの都心部であることは変わらないと思います。

地方から東京への転職

地方のビジネス環境は、地方に根を張り、事業展開する企業も多くありますが、東京に本社を構え、事業展開として地方に支店や営業所などを持ち、事業展開する企業も多くあります。

地方に支店や営業所があるとしても、あくまで枝葉の範囲であり、そこで働く労働者は、将来的にはその企業の中枢となる東京にある本社で働くことを目指しています

この背景も含めつつ、地方のビジネス環境をご紹介すると、やはり、ビジネスは東京が中心で地方は、どちらかと言えば、メインにはならない、事業の一部という要素が強いです。

地方のビジネス環境では、自分の成長が見込めない?

また、地方の企業の特徴は、事業拡大することももちろん視野に入れていますが、まずは、安定ということも考えますし、東京の企業に比べると労働意欲については低い部分は否めません。

地方のビジネス環境は、自分を成長させるためには、やや不足ということで、転職を機に東京で仕事をしたいと考える求職者の方が多いです。

私の転職エージェントは、東京を拠点にして事業展開していますが、求人そのものは、地方の求人もありますし、求職者の方でも地方に居住している方もいます。

地方の求職者の不都合

地方から東京に転職するためには、求人を公開して採用活動を行う企業は、採用活動を地方で行うことはなく、自社が本社を構える東京で採用活動を行います。

求職者のみなさんもご存じだと思いますが、書類選考や適性検査は、求職者のみなさん自身が、企業に直接、訪問して選考を受ける必要がないのですが、問題は面接です。

どの企業も面接は、自社で行うため、東京で転職を希望する地方の求職者の方は、東京にある企業に転職するためには、面接のために地方から東京に出向く必要があります

東京から離れた地方に住む求職者は時間的制約が大きい

地方の中でも特に、東京から遠方にある地方に居住する求職者の方は、面接のたびに地方から東京に出向くことが必要になります。

大体の求職者の方は、東京であれ地方であれ現職を持って転職活動をしていると思いますので、転職活動に充てる時間は限られています。

大半の企業は面接を平日に行うことが多く、そうなると、地方に居住し現職を持っている求職者の方は、転職活動そのものができないという状況にもなります。

移動にかかる費用は大きな負担になる

それでは、東京に転職することはできませんし、この時間的な状況を改善しなければなりません。

また、時間だけではなく、費用面においても、面接のために東京に出向く必要がありますので、そうなると交通費も必要です。

東京都内を移動する交通費の金額とは訳が違って、大きな費用が地方から東京に移動するとなると必要になります。

1回の往復で万単位の交通費が必要となり、費用面でも苦戦するでしょう。地方の求職者の方は東京に転職する上で時間と費用でかなり厳しい環境になります。

時間的な改善方法

そこで、地方から東京に転職を希望する求職者の方のために、転職エージェントとしてアドバイスできればと思います。まずは、時間的な改善方法です。

私の転職エージェントにも地方に居住し東京で転職活動をする求職者の方がいるとご紹介しましたが、その方々の転職活動を見ていると、次の二パターンがあります。

地方在住で東京での転職活動を行う方法

  • パターン1:現職を一気に退職して、時間的な制限を受けない環境を作る
  • パターン2:1週間単位で現職を何らかの理由をつけて有休を使って休む

一気に現職を退職して東京で転職活動をする方法については、確かに時間的な拘束はないですが、自分が希望した時期に転職できるという保証はどこにもないため、リスクがあります。

もし、貯金が向こう2年、3年は無職でも生活できるという方はそれで良いと思いますし、または、地方で実家暮らしをしていて生活費の負担が必要ない方は良いと思います。

ただ、求職者の方の全員がそうではないと思いますし、やはり、リスクを考えると現職を退職して、地方から東京に出てきて転職活動に集中するということはやめた方が良い気がします。

私は、有休という手段を使って、短期間、東京に宿泊して面接を受ける方法が、一番安全だと思いますし、一番、理想的な転職活動だと思います。

転職エージェントは必須

1週間など短期間に複数の企業の面接を組む必要がありますので、面接の日程調整は非常に難しいものがあります。

地方に居住する求職者の方が、自力で企業と日程調整すると、求職者という弱者的な立場により、なかなか自分の思い通りの調整ができないことが多いです。

そこで、地方に居住する求職者の方は、必ず転職活動をする際に転職方法として転職エージェントを利用して欲しいのです。

転職エージェントを利用することで、転職エージェントが企業と日程調整してくれますし、地方に居住しているという環境を企業に間接的に伝えてくれます。

それによって、企業もその状況を理解して、優先的に日程調整をしてくれることが多いです。

費用的な改善補法

次に費用的な改善です。転職活動において、面接に出向くために必要な交通費などは、すべて実費ということになります。これは、地方であっても東京であっても変わりません。

地方に居住する求職者の方は、費用の負担が大きくなることは間違いないのですが、それがあるからと言って、東京での転職を諦めることは得策とは言えないでしょう。

とは言え、費用面の負担は大きくのしかかりますし、生活費を削って交通費に充てる方も多いと思います。

雇用保険を活用して費用負担を減らそう!

しかし、そこで、活用して欲しいのが法律です。求職者のみなさんは、現職を持っている場合は、必ず雇用保険に加入し、雇用保険の加入員です。

雇用保険は、転職活動において費用の負担もしてくれます

また、既に現職を退職している求職者の方も、余程、無職期間が長くない限り、かつて加入していた雇用保険の恩恵を受けることができます

ちなみに、費用負担にはいくつか条件や要件がありますので、求職者のみなさんの全員が給付を受けることができるとは限りませんが、可能性としては大いにあります。

マンガ喫茶を利用して、費用を削減しよう!

この他の方法としては、マンガ喫茶です。マンガ喫茶は、インターネット完備、シャワー完備、OA機器完備、宿泊設備も完備ということで、転職活動に必要な一切が完備されていると言えます。

しかも、ビジネスホテルなどと違い、かなり格安で利用することができるので、実際に地方に居住する求職者の方は利用していることが多いです。

正確な情報をキャッチアップしよう!

同じ日本国内でも、労働環境においては、東京を含めた都心部と地方では違いが多くあります。

地方の場合は、労働環境がゆっくりしていて、定時で帰宅して、プライベートの時間も十分確保する環境で、どちらかと言えば、競争意識が弱い点があります。

しかし、都心部、特に東京の場合は、多くの企業が存在し、多くの労働者が存在するため、競争意識が強いです。

東京への転職を考える場合は、地方のビジネス環境とのギャップを把握しておくこと!!

地方でずっと仕事をしている求職者の方は、恐らくこの違いに強いギャップを感じると思いますし、このギャップを把握してなければ、東京ではビジネスの成功は難しいと思います。

地方の企業とも取引がありますが、色々な情報を聞くと、残業しないことが当たり前で、残業はイレギュラーという文化が強いです。

残業はあくまで例外的な要素として法律は定義していますが、今の時代、東京などの都心部では、残業することが前提であり当たり前になっています。

残業することが文化になっている東京などの都心部では、仕事量が地方に比べて明らかに多いです。

東京は競争社会!甘い世界ではないことを覚悟しよう!

東京は競争社会で、競争が激しい労働環境です。誰しも東京で働く理由は、少しでも高い地位や高い給料を得たいと考えているためです。

そのため、いかに他の労働者との差別化を図るのかが大事になってきます。

これは、誇大表現をしているのではなく、私自身も新卒時代から東京で仕事をしていますが、東京の労働環境は、甘い世界ではないです。

東京で転職する場合の労働条件

地方と東京の大きな違いの一つに、賃金があります。地方と東京の両方の求人を扱う私が感じる大きな違いは、賃金だと思います。

全く同じ求人内容でも、その労働から得ることができる賃金は地方と東京ではかなり違いがあります。

最低賃金法をチェックしよう!

日本には、最低賃金法という法律があり、各地方で、国は、労働者が労働により最低的に保証される賃金ベースが決まっています。

この最低賃金は、月給や日給ではなく時給で決まっていて、この時給がその地域の賃金水準を決める一つの目安になっています。

最低賃金は、各地方、各地域のハローワークに掲示されていますが、インターネットでも検索することができますので、一度、確認してほしいと思います。

物価が高い分、東京で働くと給料が高い

地方から東京に転職を希望する求職者の方は、今までと同じ業務内容でありながらも、東京での転職をきっかけに企業から提示される賃金条件が上がることがほとんどだと思います。

特にIT業界については、そもそものベース賃金が高いため、その金額に若干、違和感を持つかもしれませんが、東京であれば適正の金額になりますので、変に疑いを持つ必要はないと思います。

東京が地方よりも高い賃金を、転職時に提示する理由は、東京の物価が高いため、東京都内の賃貸物件などの家賃が高いためです。

応募から内定までの期間

地方と東京の場合、求職者のみなさんが企業に応募してから内定が出るまでの期間に違いがあります。

地方の場合は、比較的早いですし、選考内容も東京に比べると平均を見ても短い場合が多いです。

しかし、東京の企業の場合は、多くの求職者の方からの応募があるため、選考内容が多く、それに比例して選考期間が長いということが特徴にあります。

選考期間は約1ヶ月、面接は2回以上が基本

もちろん、東京の企業のなかにも、選考内容が少ない企業もありますが、その場合は、ちょっと怪しんだ方が良いと転職エージェントの経験としてはアドバイスさせて頂きます。

大体の東京の企業は、選考期間に1ヶ月程度要しますし、選考内容も面接は2回以上が基本です。

そうなると、地方から東京にその度に出向く必要があるのですが、その場合の対策としては、先述でご紹介した形で対応して頂ければと思います。

選考期間の長さを知らないと損するかも!?

地方から東京の企業に転職を希望する求職者の方は、前もって選考期間が長いということは知って頂きたいですし、知らなければ、損することもあります。

この損とは、選考期間が長いと、企業が自分を採用しようか迷っているのかな?と変に勘違いして気持ちがネガティブになったり、面接で変に緊張してしまったりすることです。

地方から東京への転職は十分可能!

今の転職市場は、求職者のみなさんが有利の売り手市場で、多くの求人が転職市場にはあります。

そのため、地方から東京に転職を希望する求職者の方にも十分、転職するチャンスはあります。

地方から東京での転職を目指す求職者の方は、まず、東京の労働市場や労働環境を知り、転職後の自分の働く状況を常にイメージして欲しいと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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