ヘッドハンティングで転職活動を有利に進めよう!

求職者が転職エージェントを利用するメリットの一つに内定時の条件交渉の代理がありますが、転職エージェントもあくまで転職支援を行う企業であり、内定先の賃金部分まで強く介入するのは難しいとされるのが一般的です。

一方、今回の話の主人公であるヘッドハンティングは全く逆になります。

転職のプロセスから条件交渉などについても、常に求職者が有利に物事を展開することが実現できます。

ヘッドハンティングという後ろ盾がありますので、転職活動においての全工程で有利な立場でいられる訳です。

今回は求職者の転職活動を有利に運ぶために、裏事情を含めていくつかの情報をご紹介したいと思います。

ヘッドハンティングとは?

まず、先にヘッドハンティングについて解説したいと思います。

ヘッドハンティングとは、トップシークレットの求人として企業が求人の見合うピンポイントの人材を採用することを言います。

企業が求めるクラスの人材は現職に満足していることが多いため、転職エージェントや転職サイトでは発掘できない人材を、ある意味強引に採用につなげることになります。

そのため、通常の転職では通常長くても3カ月程度で全工程が完結するところを、ヘッドハンティングの場合は最初のアプローチから転職決定まで1年前後の時間をかけることが多いです。

転職に前向きではない人材を転職するように仕向ける必要があり、その口説く工数が非常に多くかかるため長い期間を要するのです。

中小企業やベンチャー企業もヘッドハンティングを積極的に活用している!!

ヘッドハンティングは20代の若手よりも30代、40代のキャリアを積んだ人材が対象であることが多いです。

通常の採用よりもコストが何倍も高いため、資金力のある大手企業やメガベンチャー企業が行うものというイメージが一般的です。

しかし、最近は中小企業やベンチャー企業も高い採用コストを支払ってヘッドハンティングを積極的に利用しています。

この後詳しくご紹介しますが、対象となる年齢も20代でもヘッドハンティングの対象となってきているのが現状です。

中小企業やベンチャー企業のヘッドハンティング

ヘッドハンティングに求人を依頼、または問い合わせをする企業の約半分は、従業員数が200~300名前後のいわゆる中小企業やベンチャー企業になっています。

実は、この統計は求職者だけではなく採用する企業も驚くような結果となっています。

ヘッドハンティングという採用手法は、どのような立場にいる人であっても大手企業が行う採用手法というイメージがある証拠です。

中小企業やベンチャー企業のような規模の小さい企業は、どの年齢層・ポジションの求人を公開してもネームバリューに欠け、求職者としては安定感に欠けるということになり、母集団形成ができないためにヘッドハンティングを利用します。

中小企業やベンチャー企業は、大手企業よりもスピード感を持って採用しなければ企業の経営に与えるインパクトが大きくなりますし、他の企業よりも早く事業を成熟させなければ企業成長は難しいため、その役割を担う人材の確保は経営課題となっています。

ヘッドハンティングを受ける人材

ここまでは、ヘッドハンティングを行い採用する企業についてご紹介しました。

続いてはヘッドハンティングを受ける人材についてご紹介します。

求職者の転職に求めるもの

どのような人であっても、転職に求めるものは現状よりも高い労働条件と企業の安定性です。

先述のようにヘッドハンティングを利用する中小企業も多くなっているのですが、仮にそういった企業からヘッドハンティングを受けた場合はどうでしょうか。

企業の規模が大手でなかった場合、その企業の業績や将来性が気になるでしょう。

中小企業やベンチャー企業で大手企業並の安定性を保証することは難しいのですが、高い労働条件については期待できると思います。

誰しも高い給料や高い役職がほしいと思っていますので、中小企業やベンチャー企業だからこそ提示される好条件に魅力を感じる人も多くいます。

中小企業やベンチャー企業からのヘッドハンティングの場合は、ほとんど現状よりも高い給料や役職が約束されますし、今までできなかったポジションの仕事やマネジメントを行うことが可能となり、やりがいも感じるようになります。

大手企業が現職である場合

現職が大手企業であり中小企業やベンチャー企業からヘッドハンティングを受けた人材は、この思考が強くあります。

大手企業は安定的な就業が期待できる一方で、組織が出来上がっていることが多く昇格は順番待ちとなり、自分が思い描くようなビジネスライフを送ることができません。

また、大手企業で働くビジネスマンからよく聞く話ですが、数年後の自分が想像できてしまうということで面白みを感じない場合があります。

どんなに頑張ってもたどり着ける最終役職は課長ぐらいかな?部長ぐらいかな?と容易に想像できてしまい、モチベーションの低下につながるのです。

転職エージェントを利用する求職者にも大手企業からベンチャー企業を希望する方が多くいますが、その理由の大半は「先の自分が分かってしまい面白くないから」ということです。

この傾向は特に男性に多く見られるようで、野心や向上心が強いタイプには顕著です。

日本人の仕事に対する考え方

日本のビジネスマンは社会的な地位や給料よりも、仕事に対するやりがいを重視する傾向が強いと言われています。

外国の場合、この点は非常にドライであり年収面だけを考えて自分が働く企業を選択します。

日本人のこういった傾向もあり、ヘッドハンティングを受けた企業が現状よりもトータル的にマッチするのであれば、安定感には欠けるものの規模の小さい中小企業やベンチャー企業に転職するケースがあります。

ここ最近では、中小企業やベンチャー企業、特にIT業界のベンチャー企業が大手企業の優秀な人材をヘッドハンティングする確率が高くなっています。

大手企業で働き転職を全く考えていない人材は、他の企業と現在働く企業を比較することはないと思います。

ヘッドハンティングを受けたのであれば、むげに断るのではなく現状と他社を比較検討して、自分にマッチする環境はどれなのかという視点を持てることも財産になるでしょう。

20代でもヘッドハンティングを受ける時代!!

最近では20代でも優秀な人材が多く、ヘッドハンティングの対象となることがあります。

特にIT業界については、この動きが顕著にあります。

新卒採用において、大学1年生や2年生で優秀な学生と企業が接点を持ち、採用活動を優位に進める『青田買い』という言葉を聞いたことがあるかと思います。

この手法は新卒採用において就職協定や倫理協定によりほぼ廃止の状態となっていますが、転職市場においては全く関係ありませんので、20代の若い優秀な人材を青田買いすることが増えています。

各年代により備える能力が違う

ビジネスマンの脳力というものは、脳の働きが柔軟な20代は集中力や吸収力が高く、向上心も高いです。

脳の構造的に基礎体力が強いと言えます。

『20代はインプット、30代以降はアウトプット』
『30代以降は個人よりも組織の最大化』

と言われますが、30代は20代で得たスキルや知識を基に脳に経験を浸透させる年代です。

40代を超えてくると、これらの能力は若い時代と比べて低下していきます。

しかし、その分豊富な経験で物事を総括的に捉えることが可能となり、全体最適や組織の最大化のスキルが定着します。

この経験を生かすという能力が誰にでも備わっているため、企業の経営に関わる要職には40代以降の人材が配置されることが多いです。

20代の人材はIT業界からの注目度が高い!!

IT業界は、20代の若手を積極的にヘッドハンティングする時代になっています。

IT業界が20代の若手を採用する職種は転職市場でも枯渇状態にあり、どの企業も採用したいと考えているエンジニア職、WEBディレクター職などに特化した、専門性の高い職種です。

また、IT業界の中でもゲーム業界はこの傾向が強くあり、プログラマー職は特にヘッドハンティングの数が多いです。

20代の方がセンスや知識が豊富!!

今、ご紹介したヘッドハンティングの対象となりやすい職種の特徴は何でしょうか?

例えばエンジニアやWEBディレクターは、IT分野に特化した特殊なスキルを必要とします。

新しいことをインプットする能力が低下している40代前後の人材よりも、20代などの若手の方がセンスや知識が豊富にあり親和性が高いのです。

IT業界ではこの職種は事業を拡大する上ではキーマンとなっています。

20代の若手はIT業界において『宝』のようなもので、事業拡大には絶対に欠かすことのできない人材になっているのです。

また、ゲーム業界のプログラマー職についてもほぼ同様です。

最近、テレビCMなどで携帯ゲームのCMを見ない日はないぐらい市場拡大しています。

20代と40代ではゲームをする年齢層は明らかに20代のほうが多いです。

そうなると20代のプログラマー職の人材は、必然的にIT業界のゲーム事業においては最高にほしい人材となります。

これらの職種はIT業界では勝ち組と言われ、将来的にもマーケットバリューは高まる一方だと予測されています。

IT業界は進化のスピードが速く、この事業領域で新しいWEB広告手法やサービス、ゲームを次々に生み出している中心世代は20代の若手ビジネスマンです。

転職市場ではまず出会えないからこそヘッドハンティング

今ご紹介した職種で活躍する20代の人たちはITスペシャリストと呼ばれています。

彼らは在籍する企業で間違いなく高い評価を受けて、高い評価に見合った高い労働条件を手にしているはずです。

また、幼少期や学生時代からの趣味を仕事としているために業務的な不満を持つことはなく転職に目を向けることは考えにくいです。

ITスペシャリストは慢性的な人材不足になっているため、どの企業のどのITスペシャリストも個人の業務量が非常に多く忙しいのです。

もとより趣味が仕事になっているため、どれだけ忙しくとも寝る暇がなくとも義務的な感情を持つことは少なく、むしろ面白い・楽しいと思いながら仕事をしているのが普通です。

若手世代はヘッドハンティングに興味を持つのか?

20代のIT分野の職種に従事する若手人材は優秀なビジネスマンではあるものの、心はまだ好奇心旺盛な若者です。

人生経験もまだ浅いため懐疑心を持つことはあまりありませんし、自分をヘッドハンティングする企業はどのような企業なのか知ってみたいと思います。

年齢が上がれば上がるだけ保守的な思考になり、ビジネスや転職に慎重になると思います。

これは人間の心理状態として、年齢が上がれば上がっただけ失敗すると取り返しがつかない環境になるためです。

しかし、若い世代は転職で失敗したとしても年齢が浅い分、何度でもやり直しが効きます。

失敗しても彼らの職業は転職市場ではどの企業もほしがるようなマーケットバリューの高いものですから、強気になることが可能な環境があるのです。

そのため、ヘッドハンティングの話をもらった大半のIT分野に従事する若手人材はヘッドハンティングの面談までは聞く時間を持ちます。

ヘッドハンティングの話に興味を持つもう一つの理由

これらの若手のIT分野で仕事をする人材は、どれだけ好待遇を受けていてもその企業に長く在籍しようとは考えていません。

若いながらも自分の市場価値が高いことを理解していますし、独立して起業するハードルも高くありません。

これらの仕事の特徴は技術力ですので、技術さえあれば誰でも起業することは可能です。

そのため、彼らは企業で長く在籍するというよりも友人同士で将来的に独立することを考えている場合が多いです。

実際に、大手のインターネットゲーム業界に入社した新卒3年以内の優秀な若手人材が、数名で一緒に独立して現在、成功している例も少なくありませんので。

ヘッドハンティングに世代は関係なし

ヘッドハンティングの市場は昔と比べて随分と変わりました。

企業で言えば、大手企業よりも中小企業やベンチャー企業の方が積極的にヘッドハンティングするようになりました。

日本人の特徴やビジネスマンの向上心が背景となり、自分により合った企業、より条件の良い企業へ転職したいと考えているためです。

私も何度かヘッドハンティングを受けたことがありますが、どのヘッドハンティングの話も現職よりも好条件の提示があり心が揺れました。

より高い報酬を受けたいと思うことは当然ですし、今よりやりがいある職場があると思えばチャレンジしたいと思うのは自然なことです。

ヘッドハンティングを受けることがあれば、ぜひ話を流すのではなく、有効に活用して自身の転職活動を有利に進めてはいかがかと思います。

皆さんの転職成功を祈り今回はこれで話を終わりにしようと思います。

最後までお読みいただきありがとうとございました。

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