仕事の「やりがい」を見つける３ステップ

転職を考え、悩んでいる理由はいろいろとあると思います。環境の変化により、これまで通りの働き方が難しくなってしまった、社内の人間関係問題、思っていた仕事と違っていた・・・などなど。

転職を考える理由や状況によって、その打開策もいろいろとありますが、今回は自分が感じる「仕事のやりがいポイント」を見つける3ステップについてご紹介します。

1.　「やりがい」を感じる“やりがいポイント”を付箋で20個以上リストアップする

まず、付箋をご用意ください。この付箋に、「仕事をしていてやりがいを感じるポイント」あるいは、仕事に特化せず「やりがいを感じるポイント」を20個以上、1枚の付箋に１つ書き出してください。この「やりがいポイント」は、人とくらべて上手くできているかどうかではなく、自分がそれをやっているとワクワクするもの、充実感、満足感を感じるものを書き出してください。

（例：「企画する」「人の話しを聞く」「データーを入力する」「機械をいじる」など）

もし、やりがいポイントがわからない場合は、「モヤモヤポイント」、意欲が減退するポイントを、1枚の付箋に１つずつ書き出してください。次に、それがどうなれば、やる気がわいてくるか、やりがいを感じるかに変換してみてください。

（例：「毎日同じことばかりでブルーになる」→「自分で仕事の計画を立てて実行する」→「仕事の段取りを考える」など）

2.　書き出したやりがいポイントの中から、究極のやりがいポイント６つを選ぶ

書き出した20個以上の「やりがいポイント」の中から、究極のやりがいポイントを６つ選んでください。この時も、人とくらべて上手くできているかではなく、それをやっていると自分がとてもワクワクしている、充実感、満足感をとても感じるものを選んでください。

選んだ６つを、さらに、やりがい度の高い順にピラミッド型に並び替える

次に、選んだ６つのやりがいポイントを、よりやりがいを感じる順に、ピラミッド型に並べてください。

このピラミッドの見方ですが、1番目のことをするために、2段目のことをする。2段目のことをするために、3段目のことをしていると、とても楽しく、満足感、充実感がある、という関係性になります。

どうですか？しっくりきますか？？もし、しっくりこない場合は、しっくりくるように並べ変えてみましょう。この時のポイントも、付箋をみて、流れがスムーズかどうかではなく、あくまでも、自分がそれをやっている時、ワクワクしている感じが強いものの順番になっているかを大切にしてください。

3.　一番上にある「やりがいポイント」を活かす働き方、社内の人とのかかわり方ができるよう、工夫してみよう

これといった転職の理由もないけれど、かといって、このままこの会社に居続けるのは違う気がする・・・と言う場合、ピラミッドの一番上にある「やりがいポイント」が、上司や他の人に取られていたり、職場でその「やりがいポイント」が発揮できていない可能性があります。

実は、6つのうち、2段目以降のやりがいポイントが他の人に取られていても、一番上のやりがいポイントさえできていれば、満足感や充実感を得られると言われています。どうですか？？

Ａさんは、一番上に「アイデアを出す」というものが来たそうです。でも、当時の仕事は、データー分析をして資料を作り、それを上司に渡す仕事でした。その先の「ではこうしよう！」というアイデアは上司がしていました。

だから、Ａさんはモヤモヤしていたのですね。それに気づいたＡさんは、上司に提出する資料の最後に、自分の考えやアイデアを追加して提出したそうです。すると、それを見た上司が、「これはいいアイデアだね！これを採用しよう！」と言ってくれたそうです。それまでずっと職場に行くことが苦痛になっていたＡさんは、その日から毎日が楽しくて仕方なくなったそうです。

Ｂさんは、一番上に「人に伝わる文章を書く」というもがきて、「やっぱり私は、記事を書きたい！」と気づき、ライターの仕事に転職されました。

あなたも、自分が一番やりがいを感じるポイントを見つけて、それを活かした働き方をしてみませんか。