自分の強みをどのように会社にアピールするか

突然ですが、あなたは希望する会社に入社し数年後に採用担当となりました。今から採用面接を始めます。面接では入社希望者が「自分の強み」や「入社動機」など様々な話をしています。その中から一人を選ばなければいけません。明日から仲間として一緒に働くのは誰ですか。あなたはどのような人を選びますか。

採用面接で重要なポイントは、「会社が一緒に働く人を探している。」ことです。つまり、あなたの話（実績や特技などのエピソード）を聞く場を設けているわけではなく、会社が求める人物を探している、チェックする場であるということです。

視点を会社側に置くことが重要です。あなたが話していることは、ひとりよがりのアピールになっていませんか。会社の立場に立ち会社が求める人物像というものを明確にし、あなた自身がそうであるとアピールすることが大切です。会社目線で考えるという事につきます。

では、会社が求める人物像とはどのような人なのでしょうか。それは、大きく２つの要素を備えた人物です。

①強みが会社にとって貢献できるものである

あなたが保有している強み（能力、スキル）が会社の業務に役立つものであること。職務経験があることや資格を保有していることがそれに当たります。

②人物が会社になじみそうであること

会社にはそれぞれ文化があります。会社に入るということは、その文化の中で活動することになります。会社の文化になじみ、周りの社員や上司と円滑にコミュニケーションをとることができる人物でなければ、スムーズに仕事ができないからです。

実際の面接の場でどのように話をすれば面接官にアピールできるのでしょうか。それは、「会社で働いている姿が想像できるように話をする」ことです。面接官に自分がその会社に入ると、どのような貢献ができるのか具体的にイメージできるように話をすると良いでしょう。例えば、具体的なビジネスシーン（顧客との交渉、電話応対、開発会議、クレーム対応等）を取り上げて話をすると良いでしょう。

実は会社の面接官が見ているポイントはもう一つあります。それは、採用する人物が将来会社を担っていける人物であるかどうか、評価しています。今の会社にないプラスアルファを注入することができ、将来の発展に貢献できるのか、見ています。あなたの人柄や強みが将来に渡り会社にどのように貢献できるかアピールすることができれば、面接官の信用を勝つとる事ができるでしょう。

まとめると、まずは視線を会社側に置き、会社が求める人物像を考える事が重要です。そして自分の強みが会社にどのように貢献できるか、具体的にアピールすると共に、将来に渡って会社を発展させることのできる人物であることを伝える事が希望する会社に入社するには求められます。