◆転職活動を始める前に必須!自分らしいミッションとビジョン

こんにちは、キャリアデザインコーチ・葉山みなみです。

2015年の転職市場は、企業の採用需要が盛んになり、かつてないほどに「売り手市場」となっています。転職を考える方にとっては豊富な求人の中から自分の希望に合った仕事が選びやすいと感じているでしょう。

とは言っても、「転職はしたいけれども、転職で失敗したくない。」と不安を抱えて次のステップに二の足を踏んだり、すぐに転職しようと思っているわけではなく、今の自分にとって『転職』が必要なのかどうかの答えを求めている方もいます。

筆者自身、転職経験はありますが、その転職経験が必ずしも転職希望の全ての方に当てはまるわけではありません。その方にとって一番自分らしいライフスタイルを意識しながら相談にのっていると、実際転職を選択せずに、現職に残る方もいらっしゃいます。自分らしいライフスタイルにあった転職とは何なのか?目的(ミッション)と方向性(ビジョン)の2つのポイントに絞って考えてみましょう。

 

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◆自分にとって理想の職場とは?(ミッション)

転職のきかっけは、概ね3つに分かれるようです。

①やりたいことができない。成果が出せない。
②新しいことにチャレンジしたい。
③予想外の出来事(異動、転勤、吸収合併、倒産などなど・・)

現在の環境に不満を抱えている場合、不満に関しては饒舌に語れても、自分が望んでいる職場に対して即答できる方がなかなかいらっしゃいません。理想の職場をイメージできないのは、会社や上司に対して、環境に対して「こうあるべき・・なのにしてくれない」という強い思いが隠れていることが予想されます。その職場に在籍するデメリットしか見えていない状況で、このまま転職活動を始めると失敗につながる可能性大です。

現在の職場にも、転職後の職場にも、必ず自分にとってのメリット・デメリットがあることを忘れてはいけません。だからこそ、まずは、どんな職場が理想なのかイメージするところから始めましょう。その理想が今の職場で、どの程度叶えられているかも考えてみるといいですね。あくまでも転職するかどうかより、自分の理想の職場を考えた時に、何を選択するかという視点をもつことが大切です。

 

◆転職の方向性は?(ビジョン)

理想の職場をイメージしたら、転職の方向性を確認していきます。

どんな業種に興味を感じているのか?
どんな職種にチャレンジしたいのか?
そう思った理由は何か?

その答えが、
「なんとなく」「友達が勧めてくれたから」「面白そう」の段階なら、しっかりと現在の職場で身につけた専門スキル、ヒューマンスキルを分析してみる必要があります。

①どんな実績があるのか?
②どの強みを伸ばしていきたいのか?
③実績・強みを活かしてチャレンジしたいことは何なのか?

新卒の就職活動と違い、転職面談では「即戦力」と「ポテンシャル」がチェックのポイントです。新しい職場で何をしたいのか・・だけではなく、今まで蓄積したスキル・経験をどう活かしたいのかをまとめておく必要があります。スキルを見直し始めると「異業種に転職したいのにできない不安」が募ってくるかもしれませんが、筆者自身はスキルを活かして異業種転職したひとり。異業種に進みたいのなら、「なぜこの異業種にスキルと経験が活かせるのか」理由を整理しておきましょう。

転職を考え始めたきっかけが不満だったとしても、自分のライフスタイルを見直す節目にきていることは確かです。自分のミッションとビジョンを明確にして、この節目を成長のステージ(キャリアデザイン)へとステップアップしていきましょう!

葉山さま プロフィール画像2

キャリアデザインコーチ/銀座コーチングスクール認定講師・川崎校代表
葉山みなみ

英会話学校で営業や生徒指導を経験し、その経験を活かして大手IT企業に転職。採用人事を担当する中で、人の可能性を引き出すことに興味を持つ。2009年にコーチングを学び、人材育成だけではなく、職場のコミュニケーション改善や目標達成に活かすことができると実感。2012年に独立し、現在、パーソナルコーチ、キャリアカウンセラー、研修講師として活動中。アラサー女子クライアントの相談テーマ9割は「転職」だが、上司との人間関係やメンバー育成、恋愛や結婚まで幅広く相談を受けている。
ブログ:http://ameblo.jp/boogiewoogie17/
銀座コーチングスクール:http://www.ginza-coach.com/school/kawasaki.html

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