趣味や特技を仕事にしたい!でも、好きなことと仕事は別物!!
みなさん、こんにちは。
求職者のみなさんは、好きなことを趣味や特技にして日常生活の楽しみや仕事のストレス発散などに役立てていると思います。
自分の趣味や特技を仕事にしている方はどれだけいるでしょうか。例えば、プロ野球選手のように、自分の仕事を自分の趣味や特技だとする労働者はかなり少ないと思います。
今、この記事を読んで頂いている求職者の方のなかに趣味や特技の延長として仕事をしているという方がいれば、それは最高に幸せなことだと思います。
今回のテーマは?
今回のテーマは、人であれば誰しも何かしらの趣味や特技を持っていると思いますが、この趣味や特技と仕事や転職についてご紹介できればと考えています。
私の転職エージェントを利用頂く求職者の方には、今、従事している職種や職業が本来、自分がやりたいことではないとしています。
求職者の方にとって、自分がやりたいこととは、ビジネスマンという視点での話で、その視点を無視すれば、人としてやりたいことは恐らく自分の趣味や特技だと思います。
趣味でお金を稼ぐことは難しい
自分の趣味や特技を仕事にできれば、本当に心からやりたいことですので、仕事を仕事と考えず、毎日、仕事をすることも苦にならないように思います。
しかし、ほとんどのビジネスマンや求職者は、現実的に考えて自分の趣味や特技を仕事にできるということは難しいため、心からやりたいことではないと思います。
趣味や特技を仕事にしてお金を稼ぐことは現実的ではないため、やりたいことではない職種で仕事をしているのだと思います。
転職を機に趣味や特技を仕事に・・・
求職者のみなさんのなかで、転職を機に自分の趣味や特技を仕事にしたいと考えている方はいますでしょうか?
私が趣味や特技を自分の仕事にすることは非現実的とお伝えした理由は、仕事とはただ、その職業になるだけでは意味がないためです。
仕事とは、労働してその代償としてお金を得ることで、趣味や特技を仕事にはできても、お金を稼ぐことができなければ、それは仕事とは言い難いです。
仕事は労働とお金がなければ意味がない
転職を機に自分の趣味や特技を仕事にすることができても、稼いだお金の額が、自分の生活を支えることができなければ、仕事をしても不足だと思います。
仕事はお金を稼ぐための手段で、どのような求職者でも、自分の生活基盤を安定させるレベルのお金を稼げる仕事に就いてこそ満足するのだと思います。
お金は二の次で、趣味や特技を仕事にして、毎月、赤字を垂れ流し、借金を背負うことは、仕事をしている意味はありますでしょうか。
趣味や特技を仕事にしたいならば生活を成り立たせるだけの稼ぎを
転職を機に趣味や特技を仕事にすることは、厳密に言えば非現実的な話ではないのですが、あくまで、その内容が大事です。
自分の生活を崩さないレベルのお金をしっかり確保することができるのであれば、趣味や特技を仕事にしても良いと思います。
仕事とは、人生そのものと考える求職者の方も多いですし、自分の趣味や特技を優先して転職希望条件に入れることは、現実的には難しいと思います。
趣味や特技を仕事にできる職種
求職者のみなさんが転職活動をする転職市場には多くの求人、職種があります。今回の主役である趣味や特技が職種になっている求人もあります。
私の経験上、求職者の方の趣味や特技を仕事にできる職種は、ホワイトカラーよりもブルーカラーの職種に多くあると思っています。
営業職や総務職などを転職希望にする求職者の方は、あくまで、ビジネスマンとして自分に合った仕事、自分がやりたい仕事というレベルだと思います。
営業職や総務職などはホワイトカラーと呼ばれている職種で、趣味や特技とは少しかけ離れた職種だと私は思っています。
ブルーカラーは直接関わる職種が多い!
直接、お客様と関わる営業職以外の職種は、商品やサービスを自分で紹介や販売、施術することが仕事だと思います。
ネイルアートの趣味からネイリストへ
例えば、爪にネイルアートする職種は、ネイリストと呼びますが、お客様の爪に直接触れて、爪に自分がネイルすることが仕事内容です。
女性のなかには、ネイルアートを趣味や特技にしている方も多いと思いますが、ネイルアートを仕事にして、お金を稼ぐこともできると思います。
ネイリストとして転職できれば、まさに、自分の趣味や特技を仕事にしているということになると思います。
洋服好きからアパレル販売員へ
他にも、アパレル販売も同じだと思います。日頃から、あるブランドの洋服が好きで趣味で集めていたとします。
趣味が高じて、そのブランドの販売員として働きたいと考えて、転職できれば、これも趣味や特技を自分の仕事にしたことになります。
ネイリストもアパレル販売員も、ブルーカラーの職種で、自分が当事者としてお客様にその商品やサービスを提供する役割となる職業です。
ブルーカラーの職種であれば趣味や特技を仕事にすることも!?
趣味や特技を自分の仕事にすることは可能なことだと思いますし、他にもブルーカラーの職種であれば、趣味や特技を仕事にすることも可能だと思います。
このように趣味や特技を仕事にすることができている方は、暫くの間はモチベーション高く、仕事をすることができるでしょう。
また、趣味や特技をしてネガティブな疲労感はないと思いますし、逆に充実した疲労感があり、ハードは業務でも仕事に対して前向きになることもできるでしょう。
あくまで暫くは・・・
趣味や特技を自分の仕事にできれば、『暫く』は、充実した時間を過ごすことができ、転職も成功と感じると思います。しかし、あくまで、『暫く』です。
趣味や特技を自分の仕事にすることができれば、モチベーションも高く、疲れ知らずで仕事を楽しめると思いますが、あくまで一定期間である場合が多いです。
趣味や特技を仕事にしているにも関わらず転職を希望する求職者の方から、転職理由を聞いてみると、その全員がこのような理由を持っています。
趣味を仕事にすることで仕事がつまらなくなる!?
『趣味を仕事にすると、趣味と仕事の境界線がなくなってしまい、仕事以外で趣味をしても、仕事が頭に浮かんでリフレッシュにならず、仕事も嫌になった。』
『趣味が変わってしまい、そうなると、今、仕事にしている職業もつまらなくなってしまった。』
この言葉を聞いて、求職者のみなさんは、どのような感想をお持ちでしょうか?
趣味や特技は不変ではない!
趣味や特技は、大きく変わるものです。なかには同じ趣味を長年持ち続けている方もいるかと思いますが、趣味は年齢や環境に応じて変わるものです。
特技にしても、定期的にその『事』をしているからこそ、特技にできるのであって、特技に時間を費やせない場合、特技が特技ではなくなることもあります。
趣味や特技を一生ものにできる自信がないという求職者の方は、転職に趣味や特技を一番に考えることは得策とは言えないです。
ブルーカラーはハードワーク!覚悟を持って転職を!!
ブルーカラーの職種は、労働時間が長く、休日日数も少なく休日も不定期で、しかも、その割には給料が安いため、ハードワークと言われています。
趣味が趣味ではなくなったり、趣味と仕事の境界線がなくなると、その仕事はハードワークの職種で、継続勤務することは難しいと思います。
転職は長期的な視点で!
趣味や特技を転職活動の一番の希望条件にするのであれば、転職する前に、ケーススタディーとして仮説を立てて欲しいです。
『もし、自分が今の趣味が趣味でなくなった場合でも、この職種を続けることができるのか?』
この質問を自分に問いて欲しいのです。
もしかすると、この質問を自分にすることで、今持っている趣味や特技を優先に転職することを辞めるとすれば、それは良い判断だと思います。
また、やはり趣味や特技を仕事にしたいと転職を決める判断をしてとしても、自分に再確認した結果の判断ですので、それも良い事だと思います。
自問自答でもしもの時の後悔を減らす
私はどの求職者の方であっても、転職後は、長期的に活躍して欲しいと思っていますし、『あのとき、あの判断をしなければ・・・』という後悔をして欲しくないのです。
万が一、転職が失敗に終わったとしても、転職前に自問自答したプロセスがあれば、少なくとも後悔はないと思います。
趣味や特技は特殊な条件になりますので、趣味や特技を優先的な希望条件にするのであれば、内定承諾する前の自問自答は必須だと思います。
仕事は人生に影響します!趣味や特技は・・・?
仕事とは?という質問をされた場合、私は、人生に大きな影響を及ぼすことと答えますし、転職とは?と聞かれたら、人生の大きなターニングポイントと答えます。
趣味や特技を仕事にしたいと考える求職者の方のなかには、仕事や転職に対して深い理解がない方もいて、このようなタイプの求職者の方は、失敗する可能性が高いのです。
趣味や特技はあくまで、『今の自分』の趣味や特技であり、3年後、5年後も同じ趣味や特技を持っているという確証はどこにもありませんし、求職者の方自身も分からないことです。
まさしく人生は何があるか分からないのです。
趣味や特技と仕事はくっきりはっきり!
趣味や特技と仕事は別物として考えた方が良いと思います。趣味や特技は、求職者のみなさんの心のリラックスなどに活用することは十分な効果があることです。
しかし、趣味や特技を仕事にすることは、本来、リラックスできるはずのことが仕事になりますので、趣味や特技のように自由にできることではないです。
趣味・特技と仕事の違いは自由度
趣味や特技と仕事の違いは自由度だと思います。趣味や特技は、自分の気分でできますが、仕事となれば、自分の気分次第で決めることはできません。
決められた時間に出勤して、気分が乗らないときでもお客様への対応はあります。
この繰り返しを続けると、趣味が趣味ではなくなり、趣味が嫌いなことに変わるということも想定できることです。
趣味や特技は違う活用を!
仕事は仕事として考えて、趣味や特技の延長と考えることは、中長期的に考えるとリスクが大きいと思います。
一度、転職すると、それは職歴上、1社としてカウントされますし、早期に退職した場合は、職歴ではなく単なる傷になってしまいます。
最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。
最後までお読み頂きありがとうとございました。