妻の妊娠がきっかけ!マイナビエージェントの転職体験記

私は在籍していた会社である程度の役職が付くまで、長い期間同じ会社で勤めていくと思っていました。

ただ、そのようには事情が許さない事が起こりました。妻の妊娠です。

これは、わが家の家計は今後すべて私1人の力で何とかしなくてはならないということを意味していました。

妻が妊娠をして妻が働くことにより得られていた給与が無くなると、育児休業で支給される毎月のお金も得ることはできません。

そんな生活の危機感を抱き、今の会社にいて構築できるキャリアプランを見直してみました。

その頃はコールセンターの管理者をしていたのですが、今後同じ仕事をしていてもただ管理がうまい人にしかなることはできず、ビジネスマンとしての伸びしろが限定されてしまうと感じました。

私は新卒入社研修の時に受けていたIT関連の講義に興味があったこともあって、IT関連の知識はある程度身につけていました。

今後の展望として、ITの技術を身につけてシステムの仕組みといったバックエンドの部分もわかるような人材になりたいと思い転職を決意しました。

執筆者の情報
名前:田中 博(仮名)
性別:男性
転職経験:1回
現在の年齢:27歳
転職時の年齢と前職:コールセンターの管理

転職エージェントへの登録

私は決心をしたらすぐに行動へ移す性格であるため、さっそく転職活動を開始しました。

最初はリクナビやマイナビを中心に案件を探していましたが、なかなか私が望む会社と出会うことができませんでした。

そして何より、転職サイトの企業紹介だけでは、どういった会社なのか把握することが難しかったのです。

インターネットの調査を続けていると、転職エージェントという仕組みがあることを知りました。

自ら転職サイトを通じて応募するのではなく、私の代わりに転職先となる企業を探してマッチングしてもらえるサービスです。

それから「転職 エージェント」でGoogle検索をして、ヒットしてくる会社への登録を始めました。

この登録作業が非常に面倒でした。
特に経歴書の作成は時間がかかりました。

  • 今まで担当した業務内容を端的に言うとどんなことなのか
  • そこから得られた経験や強みは何なのか
  • 数値で表すとどんな結果を残したのか

など、今までの自分の活動を事細かに見直す必要がありました。

ただ、この作業のおかげで自己分析の整理ができ、その後の面談に生かすことができたと感じます。

そして、なぜコールセンターからIT技術系の企業へ転職をしようと考えているのかという理由は1番苦慮したポイントでした。

最終的に私自身が出した結論は、

「このままでは人材として向上することができない。今の状態からIT技術を組み合わせてもっと価値を出せるような人材になりたい」

というものになりました。

最初は金銭的な問題が転職のきっかけになりましたが、根本的な問題は今後のキャリアアップの問題だと気がつくことができて良かったです。

マイナビエージェントとの出会い

私は結局、3社の転職エージェント会社を中心に転職活動を本格化させました。

DODA、マイナビエージェント、リクナビエージェントの3社です。

その中で私が一番利用し、信頼していた転職エージェントがマイナビエージェントでした。

Webで転職エージェントへの登録申請をすると、メールが返信されてきて、東京にて過去の業務経歴や人柄について話がしたいという内容でした。

仕事を定時で終わらせて東京の面談場所へと向かいます。

マイナビエージェントの面談場所はとてもきれいな場所で、エージェントと思われる人が立ち替わり会社を出入りしていました。

そして私の面談相手、ひいては私のエージェントとなる方が現れました。

その方は入社して数年経過しているくらいの女性の若い方でした。

面談をする部屋に案内され、まずはマイナビエージェントを利用する上での今後の流れについて説明されました。

まずは面談をして求職者の特徴や強み、転職を志望している業界についてヒアリングをします。

そしてヒアリング内容にあった企業を、登録されているデータベースから抽出し、求職者へ企業の紹介をする。

そこからは、求職者と企業とのやり取りが続き、2社の合意が得られれば入社という手続きとなる。

入社してからもフォロー体制は続いているため、何かあれば相談してもらいたいとのことでした。

エージェントの印象

私の担当になってくれたエージェントの方ですが、面談の時からかなり親身に話を聞いてくれて、非常に好印象でした。

ずっと笑顔で話を聞きながら、話のいいタイミングで気持ちの良い相づちを打ってくれる。

その時は自分の経歴を説明するとは思っておらず、練習もせずに説明を行うことになりましたが、合間に質問をして話をうまく引き出してくれたため、うまく情報を伝えられました。

ある程度自分の経歴紹介が終わると、現時点でマッチする企業の案件詳細をプリントアウトして持ってきてくれました。

それも1つだけではなく、10社程度あったのではないでしょうか。

その一つ一つについて説明をしてくれました。

中には平日の日中帯に面談や説明会などがあり応募できないものがありましたが、それ以外はスキル的にも応募する価値のある企業を紹介してもらうことができました。

他のエージェント会社では、やたらと紹介する企業数は多いものの募集しているスキル条件や過去の経験にマッチするものが無く、応募してもほぼ全滅してしまうという場合もありました。

その会社と比べると背伸びせず正直ベースでお互いに話ができる会社であると感じました。

企業への応募方法

紹介していただいた企業については、面談後にExcelファイルにまとめられて送られてきました。

そして、その中から自分が応募したい企業に○をつけてExcelファイルを送り直すという流れで行いました。

その際に求人概要に記載されている内容がよくわからず、エージェントに質問をさせていただきました。

私の場合、キャリアアップが1番の目的でしたが、同時に金額面においてもある程度のレベルを確保しなくてはなりません。

ご紹介いただいた企業の中で、私の中で1番魅力的だったITコンサル会社がありました。

その企業に入ればITの知識や力はもちろんのこと、コンサルティングの力も身に付けることができるという非常に魅力的な会社でした。

ただ、第2新卒募集となっているため、入社時の年俸が低く提示されていて残業が多く、面談を通過していくことも厳しいという制約条件がありました。

エージェントや家族とも相談した結果、キャリア面では適しているものの制約条件が厳しいため辞退させていただきたいと申し出ました。

その際は企業のメリットについて、私のキャリアも考えた上でアドバイスをいただきました。

応募を押しつけるのではなく、キャリア中心で考えられた回答に感激した記憶があります。

そのようにして応募していく企業を選定していきました。

第1面接

応募から数日がたった頃から、書類審査の結果が返ってくるようになりました。

転職エージェントには相手企業先と私の面談スケジュール調整をしていただきました。

また、調整の際には相手企業先の情報もご提供いただきました。

どんな面接内容になるのか、どんな試験内容になっているのか、どんな会社でどのような特徴があるのかなど。

私もいただいた情報を踏まえて準備をして、第1次面接に臨みました。

その第1次面接の中で、わざわざ有給をとって平日に挑んだ面接が印象に残っています。

面談の日時を間違ってしまい、本当であれば面談は明日の予定となっていたのです。

「仕方が無い。この企業とは縁が無かったと思うことにしよう」

と思いながら、マイナビエージェントに相談の連絡をしました。

すると、すぐに訪問予定だった会社に電話をして当日中に調整をしていただき、面談をしていただきました。

そういったイレギュラーなことも嫌な顔ひとつせず対応いただいて、とても心強かったです。

その時の会社が現在勤務している会社なので、世の中の縁という不思議なものを感じています。

面接を受けている間の対応

1次面談、2次面談と、数多くの企業へ訪問し面談をしていく日々が続きました。

その時は他2社からも紹介されている企業との調整もあり、かなり多忙な生活を送っていました。

その中でもマイナビエージェントだけ定期的に電話でご連絡をいただき、案件の状況を共有・アドバイスをいただくことができました。

女性の転職エージェントもIT業界出身の方で、案件の状況だけではなく、今後どういったIT技術者を目指すべきなのかといったキャリアビジョンについても相談を受けてもらいました。

その時には、チームリーダーとして活躍することが今後のキャリアに結びつくというアドバイスをいただきました。

周囲には転職のことを話すこともできず孤独な活動であるため、こういった親身な対応はとても助かりました。

面接の結果はエージェントからのメールで知ることになるのですが、そのメールが楽しみであり、かつ少し怖いものでした。

「手ごたえはあったけど落とされていたらどうしよう」
「不合格が続くと転職ができないと思えて怖い」

など、ネガティブな気持ちになることも多々ありました。

それでも、転職エージェントの方から「おめでとうございます!」というメールが届くと、一気に気持ちのテンションが上がり、「このまま頑張っていこう」という気持ちになることができました。

面接は必ず落ちるものです。
落ちて当たり前です。

そんな気持ちで数多くの企業へ赴き、1人立ち向かっていったものです。

マイナビエージェント経由の企業か、自分が応募した企業か

1次面接、2次面接をくぐり抜け、結局最終面接を終わった段階で2社に絞りました。

1社はマイナビエージェントから紹介いただいた企業で、給与もほぼ変わらず、資格やITの知識を取得できる研修や環境が整っている企業でした。

そしてもう1社は給与は現在よりも下がるものの、その時は仮想化技術の主流だったVMWareのパートナーで1カ月間みっちりと研修を受けることができる企業でした。

私はその2社でどちらにしようか大きく迷いました。

そのことをマイナビエージェントの方にも正直に話をしました。

自分の利益を考えれば、エージェントの方が紹介する企業を選んだ方がいいに決まっていますが、ちゃんと2社のメリットやデメリットをご説明いただき、その上でどちらの企業がいいかということを伝えてもらうことができました。

そのおかげで自分の頭を整理することができ、最終的にはマイナビエージェントからご紹介いただいた会社への入社を決めました。

まとめ

転職を終え新しい会社に勤務している現在、転職をして大正解だったと感じています。

そして、妻の妊娠が何かしらの暗示だったのではと思っています。

とにかく何かあれば行動をしてみるということが非常に大事だとわかった転職活動でした。

確かに、転職エージェントとは合う合わないということが、かなりあると思います。

今や転職エージェントは非常に多く存在しています。

もし案件や対応内容、性格などが合わないのであれば他の転職エージェントを利用すればいい話です。

1番大事なことは、転職をしようと思ったきっかけや理由を決して忘れないことです。

転職活動をしている途中では、業務内容や給与の額、労働条件、福利厚生などいろんなことに目が奪われがちです。

ただそうではなく、自分が何をやりたいのか、転職をして何を実現しようと思っているのか。

そのポイントを忘れなければ、意中の会社に転職ができ、その後転職活動をしてよかったと思う日が来ると思います。

この記事の筆者

田中 博(仮名) 30歳
パブリッククラウドのインフラ設計、構築、運用を行うITエンジニア。

外部で開催される展示会や勉強会にも積極的に顔を出し、情報収集に努めている。

現在の会社は2社目であり、新卒入社した会社では大企業のコールセンター運営に深く携わる。

オペレーターからバックサポート、リーダーから品質管理に至るまで、一通りの業務を経験している。

ユーザーとの接点であるコールセンターからシステムを支える技術まで、幅広く一貫して把握・対応できることが大きな強みになっている。

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