ヒューマンタッチの強み弱みを8つのポイントで徹底検証
みなさん、こんにちは。
転職サイトを利用して、求職者のみなさんが転職すると、転職祝い金というものが支給される制度があります。
この仕組みは、転職サイトが求職者の方の登録を促進するためにあるもので、知名度が低い転職サイトや業界や職種に特化した転職サイトには多く見られる仕組みです。
最近、転職エージェントにも、転職祝い金という仕組みを売りにして求職者のみなさんの登録を増やそうとすることがあります。
転職祝い金は、求職者のみなさんにとって、便利な仕組みでもあり、意味がそこまでない仕組みでもあり賛否両論です。
今回の記事の目次
ヒューマンタッチの会社概要
さて、今回は、ヒューマンタッチという転職エージェントに特化して、求職者のみなさんの転職活動に有益な情報をご提供できればと考えています。
ヒューマンタッチは、株式会社ヒューマンタッチという企業が運営しています。この会社はかなり昔から存在していて、30年以上の歴史を持っています。
しかし、転職エージェントとしては、まだまだこれからで、歴史は浅く、株式会社ヒューマンタッチは教育事業を中心にこれまで生き残ってきた企業です。
ここにきて、ヒューマンタッチという転職エージェント名で、求職者のみなさんを対象にした転職エージェント事業を行い、総合的な人材企業になろうとしています。
ヒューマンタッチが得意なジャンルは建設業界である。
ヒューマンタッチが得意としているジャンルはいくつかあるのですが、今回は三つの得意ジャンルをそれぞれに分けてご紹介したいと思います。
まず、一つ目は、建設業界です。今の日本は、数年後に東京オリンピックがあるため、建設業界は盛り上がりを見せています。
多くの企業が採用活動を行っている建設業界の求人がヒューマンタッチには多くあります。
建設業界を希望する場合は登録してもよいかも
私はこの記事の執筆にあたり、情報収集の意味でヒューマンタッチに登録して質問したのですが、建設業界の求人は他の転職エージェントに比べても多いと思いますとのことでした。
ヒューマンタッチは、転職エージェントとしては後発で、求職者のみなさんにあまり認知されていない転職エージェントで、登録者の数については苦戦を強いられています。
ヒューマンタッチは、厳しい状況にある転職エージェントの一つですが、今ひとつ魅力がないため、建設業界の求人を多く持つことは、一つの差別化になると思います。
建設業界を希望する求職者の方は、ヒューマンタッチへの登録をしても良いと私は思います。
ヒューマンタッチが得意なジャンルは医療業界である。
次にヒューマンタッチが推している得意ジャンルは、医療業界です。この医療業界も、日本の政策課題の一つで、将来的には慢性的な労働者不足になると言われています。
そこで、ヒューマンタッチは医療業界に目をつけたのです。まさに医療業界の課題が社会問題になってからすぐのことで、タイミング的にも完全に、社会問題に寄与しようとすることが分かります。
ただ、私の意見としては、ヒューマンタッチは成長率が鈍化しているため、労働者不足で採用活動が活発に行われている業界に特化することで、活路を見いだそうとしているのではないかと思います。
このことは、ほぼ間違いないことで、転職エージェント業界のなかでもヒューマンタッチだけではなく、他の転職エージェントでも人材不足で中途採用を多く行う業界に参入することが多いです。
ヒューマンタッチが得意なジャンルは看護師の職種である。
最後にヒューマンタッチが得意なジャンルの三つ目をご紹介しますが、それは医療業界の職種に属する看護師の求人です。
看護師を得意ジャンルにする転職エージェントは、実は多く、医師と並ぶぐらい人材不足になっています。
ヒューマンタッチは看護師求人での差別化で成功しているとは言いがたい
他の転職エージェントと比べてもヒューマンタッチの看護師の求人は多いのですが、差別化という意味では、成功しているとは言い難いようです。
というのは、一般論として、転職エージェントが抱える求人は、その転職エージェントだけにしかないということは少なく、看護師の求人についても同様だからです。
確かに転職市場には、多くの看護師の求人が存在しますが、看護師は激務で知られていて、どの求人についても、なかなか母集団を形成することができず、苦戦しているのが現状です。
転職エージェントの使命は、いかに求職者のみなさんを転職に近づけるかということもありますが、一方、企業視点で考えるといかに採用に近づけるかということになります。
ヒューマンタッチよりも大手転職エージェントに登録するほうがメリットがあるかも
この視点で考えると、看護師を得意としているとは言え、ヒューマンタッチは求職者のみなさんはもちろん、企業にもあまり貢献できていないということが言えます。
現実的にはヒューマンタッチの看護師に関する差別化はあまりうまくいっていませんし、転職支援、採用支援の両面においても特別な効果や期待を持てるということはないと思います。
私の個人的な見解ですが、ヒューマンタッチに看護師の求人を期待して登録するよりも情報量が豊富で転職実績が多い大手の転職エージェントに登録した方がメリットはあるのではないかと思っています。
ヒューマンタッチは転職サイトも運営している転職エージェントだ。
大手の転職エージェントには良くあることですが、転職エージェントとして事業展開しながら、転職サイトも運営していることがあります。
ヒューマンタッチは、先述の通り、転職エージェントとしての規模はまだまだこれからで、小規模とは言いませんが、大手とは言えない転職エージェントです。
そのなかで、ヒューマンタッチは、大手の転職エージェントが事業展開することを参考にして自社で転職サイトも運営しています。
転職サイトも建設・医療に特化!
どのような業界、どのような職種にも対応しているわけではなく、転職エージェントとして得意ジャンルとする建設業界、医療業界に特化した転職サイトを運営しています。
転職エージェント、転職サイトともに、ヒューマンタッチが得意とするジャンルに特化することで、他の転職エージェントとの差別化、他の転職サイトとの差別化を図ろうとしています。
事業連動で求職者のみなさんの転職支援、企業の採用支援を行おうとしている意図がありますが、残念ながら、魅力がそこまであるわけではないようです。
ヒューマンタッチに関する良い情報は現状あまりない、、、
インターネット上で検索すると、どのような転職エージェントが業績が良いのか、人気があるのか、ある程度分かると思います。
予めお伝えしますが、ヒューマンタッチについて、あまり良い話をすることが今回はできていません。
私個人がヒューマンタッチを嫌いとかそういうことではなく、現状を把握した上でお伝えしているだけですので、ご了承頂ければと思います。
当サイトは、誹謗中傷を目的としたものではなく、求職者のみなさんにとって有益な情報を提供することを目的としていますので。
担当者の対応レベルは…転職関係の知識が乏しく、転職実績も少ない
転職エージェントとして事業運営がうまくいっていないということは、それだけ売上や利益が低いということで、その大本は転職支援の実績が少ないということです。
ヒューマンタッチは、求職者のみなさんにとって決して悪い転職エージェントではなく、無駄なゴリ押しをすることもありませんし、キャリアアドバイザーもスマートな対応をします。
しかし、転職エージェントとしては致命的とも言える転職支援実績が少ないことにより、キャリアアドバイザーの成長が見込めていないのです。
実際にダミーで私もヒューマンタッチのキャリアアドバイザーからの面談を受けましたが、正直、レベルは他の転職エージェントと比べても低かったです。
担当者はどこまで求職者をサポートしてくれる?
キャリアアドバイザーのレベルは低いですが、誠実であり、非常に真面目な印象を受けました。サポート範囲については他の転職エージェントと同じです。
もし、転職支援のレベルが低くても、自分が希望する条件に合致する求人を紹介してくれて、最低限の転職支援をしてくれれば、満足だという方は、オススメだと思います。
ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーは誠実であり、真面目です。面談をしていて、意味ある時間とは思いませんでしたが、キャリアアドバイザー自身を見れば、好印象でした。
ブラック企業の求人を紹介されることがある
ただ、一つ転職エージェントである私から実際にヒューマンタッチのキャリアアドバイザーから面談を受けた結果、危険な匂いがしたことがありますので、これについて触れたいと思います。
ヒューマンタッチとブラック企業の関係性についてです。ヒューマンタッチは決して売上至上主義の文化を持つ転職エージェントではありません。
そして、ヒューマンタッチは転職エージェントとしてブラック企業の求人を積極的に受けることもありません。
しかし、ヒューマンタッチには、ブラック企業の求人が多く、そして、キャリアアドバイザーも平気で、ダミーの求職者である私に紹介してきました。
ヒューマンタッチの実際の面談で感じたこと
転職エージェントである私は、ある程度、企業名を見れば、ブラック企業かどうかの判別は経験上、つきます。
そのため、ヒューマンタッチの面談でも求人を見た段階で、ブラック企業の求人があるということはすぐに分かりました。
私の個人的な感想ですが、ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーは転職支援の実績が乏しく、どの企業がブラック企業かどうかという判断をすることができないのではないかと思っています。
私は、面談時にヒューマンタッチのキャリアアドバイザーに対して、『この求人は、ブラック企業と呼ばれる企業ですが、ご存じですか?』と聞いてみたのですが、キャリアアドバイザーは知りませんでした。
ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーは天然!?
ちなみに、面談時に紹介された求人は複数ありましたが、その半分ぐらいがブラック企業の求人でした。
私がヒューマンタッチの援護をする訳ではないですが、ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーはある意味、天然に近いのではないかと思います。
たぶん、紹介前に、その求人がブラック企業だと分かっていれば、ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーは求職者のみなさんに紹介しないのではないかと思うのです。
ヒューマンタッチを利用して転職活動をする場合は、キャリアアドバイザーのレベルが低いため、ブラック企業のスクリーニングができていないので、自分で判断するしかないと思います。
利用者の視点からみたヒューマンタッチ
ヒューマンタッチは転職エージェントとして、事業展開しているのですが、もともとは教育分野を得意としていて、教育分野においては、対法人向けにはある程度の知名度と実績があります。
そのため、転職エージェントや転職サイト事業に力を入れているとは言え、まだまだ業績としては足りないのです。
それでも、転職エージェントとして事業展開し続けているのは、企業として教育分野の事業がうまく回っているためです。
ヒューマンタッチは、転職エージェントとしては、他の転職エージェントと比べても正直なところ見劣りしますし魅力があるとは言えない転職エージェントです。
転職祝い金制度があるのは事業がうまくいていない証拠
冒頭で転職祝い金について触れたと思いますが、ヒューマンタッチが転職エージェントでは珍しい転職祝い金という仕組みを持っている理由は、ここにあります。
転職エージェントとして、あまりうまくいっていないため、少しでも求職者の方の登録を促進しようとして、苦肉の策として転職祝い金という仕組みを持っているのです。
転職エージェント事業は、労働集約型のビジネスモデルで、人件費が多く必要になる事業です。
人件費が利益を圧迫して利益率が低いなかで、転職祝い金という余分なコストが必要になることを、うまくいっている転職エージェントが積極的に行うはずがないのです。
アフターフォローは充実しているのか?
アフターフォローについては、他の転職エージェントと全く同じように、転職後は、積極的にキャリアアドバイザー自らが求職者のみなさんに連絡するということは少ないです。
むしろ、ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーは、転職後の求職者の方については、良くも悪くも放置で、ほとんどアフターフォローはないと思った方が良いです。
ヒューマンタッチが放置する理由は、悪気があるのではなく、どのようなアフターフォローをして良いのか分からないということが本質だと思います。
ヒューマンタッチに向いている人の特徴
ヒューマンタッチに向いている求職者の方は、建設業界を希望する方、医療業界を希望する方、医師や看護師として転職を希望する求職者の方だと思います。
それと、ヒューマンタッチは得意なジャンルとしてクリエイティブ職もあるのですが、ぶっちゃけた話、クリエイティブについては、ヒューマンタッチが得意と言っているだけです。
かなり転職支援実績が少ないため、客観的に見ると本当に得意なのか?と疑問に思うぐらいのレベル感です。
転職市場の情報に乏しい求職者はヒューマンタッチに向いていない!
逆に向いていない求職者の方のタイプは、転職活動について、情報が乏しい求職者の方です。
ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーの情報も乏しいため、乏しい者同士が、転職に関わっても意味がないので、ヒューマンタッチは向いていないと思います。
特に年齢が若い社会人経験が浅い、第二新卒の求職者の方は、ヒューマンタッチとの相性は悪いと思います。
第二新卒の求職者の方は情報量が乏しいため、求人の判別ができず、ブラック企業に転職して、転職失敗ということも、あり得る話だと思います。
その他(ヒューマンタッチは、今後に期待の転職エージェント)
ヒューマンタッチは、転職エージェントとして、地位を確立するため、今は過渡期になっていると思います。
そのため、今、転職活動をされている求職者の方にはヒューマンタッチの利用をオススメすることはできないのです。
数年後には今より課題解決した上で転職エージェントとして優秀になっている可能性もあります。
それにしても、ヒューマンタッチのキャリアアドバイザーが普通にブラック企業を認識ないなかで紹介してきたときは、驚きました・・・汗
それでは、最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が最高のものになるように祈り、今回はこれで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうとございました。