ペット業界へ転職希望の人は、公私混同は避けよう!

みなさん、こんにちは。

求職者のみなさんは、転職活動中に、何かしらのリラックス方法や気分転換の方法などは待ち合わせていますか?転職活動は、求職者のみなさんにとって、不安が大きく、そして、転職活動をしても必ず転職できるという保証は何もありませんので、ストレスを抱えることが多いと思います。

また、現職をお持ちで現職には公表せずに転職活動をしている方が多いと思いますし、上司や同僚などに相談することもできず、孤独な活動になっていることも多いと思います。

これは、私の経験上の話ですが、私も求職者のみなさんと同じように求職者として転職活動を経験したことが何度かありますが、その際に、求職者のみなさんと同じく現職に在籍しながら、転職活動をしていたため、相談できる人が少なく基本的に、転職活動に関するすべてのことを自分自身で判断し決断することが多かったですので、『今の転職活動は自分にとって良いことなのか悪いことなのか』、『この判断や決断が良いことなのか悪いことなのか』など、非常に困ったことがありました。

また、孤独感が半端ではなく、ストレスが結構たまったことを覚えています。このように転職活動とは、団体的な活動ではなく完全、個人の活動になりますし、多くの求職者の方が転職市場で自分と同じように転職活動をしていることは分かっていても、同じ立場でもあり、自分のライバルともなる他の求職者の方がどのような転職活動をしているのか気になるでしょう。

このように孤独との戦いでもある転職活動中に、転職活動そのものも、もちろん大切ですが、転職活動で余計なストレスを抱えて心のバランスが崩れたり体調を崩して転職活動に影響がないように自分に配慮する意味でもストレス発散や気分転換の方法は持っておいた方が良いと思います。

私はこれで転職活動を乗り切った!

私の場合は、転職活動中のストレスを解消するために、体を動かすことで自分をケアしてきました。趣味でもあるスポーツジムに通い筋トレすることです。

人は、何か触れたり体を動かすことで脳内の気分転換に繋がると言われていますし、私の
ように筋トレなどで体を動かすことは有効だと言われています。求職者のみなさんも、何かしらのストレス発散や気分転換の方法を探してみてはいかかがと思います。

転職活動をされている求職者のみなさんに、ここで『笑い』というストレス発散を私からご提供できればと思います(笑)

私は、孤独と不安、転職活動中の苦戦から、かなりストレスを抱えていたので、それを筋トレにぶつけてうまく心のバランスを取ってきました。最初は、転職活動のことが頭から離れず、筋トレに気持ちが向かず、スポーツジムに行ってもすぐに帰ってきてしまうなどでしたが、少しずつ習慣になり、それからは週に4日、5日と、もはや転職活動のストレス発散の領域を超える頻度でした(笑)

当時、『自分は、これだけ筋トレをして、どこに向かっているのだろう』と思うことがあるぐらい、週に4日、5日で1日の筋トレ時間は2時間ぐらいです。しかも、栄養補給もしっかり摂っていたので、これだけの筋トレを行い栄養補給もしっかり摂ると、気付くと自分の体が、『普通』ではない『マッチョ』に変身していたのです(笑)

転職活動中に、『何か、スーツがきつくなったな』とか着れないスーツがあったりと、明らかに体が筋肉により大きくなっていたのです。

企業の選考を受けるなかで、面接官からも『何かスポーツされていたんですか?』などと聞かれるようになりました。私はもともと、体育会系のラグビー部に大学まで所属していましたので、体は大きい方なのですが、社会人になってからラグビーはやっていませんでしたので、普通になっていたのですが、転職活動を通して内定とともに筋肉まで手に入れてしまいました(笑)

結局、スポーツジムに通い続けたため、スポーツジムのトレーナーや店長などと親しくなり、プライベートで食事に行く関係にもなり、色々、情報を聞くこともできました。今、私は転職エージェントとして活動していますが、フィットネス業界について非常に詳しくなり、今の転職エージェントとしての活動に活きています。

今回のテーマは?

私のようにスポーツで転職活動中のストレス発散や気分転換をすることも良いですし、今回のテーマの主役となるペットに癒しを貰うということも、効果があると思います。

しかし、ペットは、かわいいという理由だけで飼うことは残酷な結果になることもありますし、また、動物が好きという理由でペット業界に転職することも、それは憧れになりますので、転職後に、転職前の理想と転職してからの現実を知り、転職して良い結果になることはあまりないと思います。

今回のテーマは、『ペット業界へ転職希望の人は、公私混同は避けよう!』ということで、ペット業界に関することについて、ペット業界を希望する求職者の方の視点や転職市場の動向、転職後の働き方、そして、商品となるペットについての状況などいくつかの視点からペット業界を徹底解剖したいと思います。

私も動物は好きですが、ペットは動物であり、命ですから、命がある動物をそう簡単に飼うということは難しいと思っていて、飼いたい気持ちは常にありますが、なかなか踏み切れないのが現状です。

また、私は、中学、高校時代に動物が好きという理由と動物を助けたいという正義感により、動物病院の医師になりたいと考えたこともありましたが、私は無類の血が嫌いであり、動物病院の医師になるためには、大学の実験でモルモットの解剖などがあることを知り、一気に冷めてしまい、今に至り、今では転職エージェントとして活動しています。

まずは、ペット業界の転職市場について、このあたりから今回の話を起こしていこうと思います。

ペット業界の転職市場

現在の転職市場は、日本の経済が好景気であり、それに比例して労働経済も景気が上向き、転職市場も空前の売り手市場で、求職者のみなさんには最高の状態で、多くの求人が転職市場にはあります。

転職市場全体が、このように状況が良いため、ペット業界の求人も増えている状況です。しかも、ペット業界だけを見れば、今の日本はこれまた空前のペットブームであり、日本経済が向上する前から、転職市場ではペット業界に関する求人が多かったです。

ちなみに、転職市場が今のように求人が豊富な売り手市場になったのは、この1年ぐらいです。最近、転職活動を始めた求職者のみなさんは、かなり運が良いと転職エージェントである私は思います。

たった1年でここまで状況が良くなるとは思っていなかったため、転職エージェントをしている私としては、かなり違和感がありますが、求職者のみなさんにとっては何よりも都合が良いと思います。

ペット業界は、大きく4つに分類することができると言われています。1つは、ペットの医療の分野である動物病院。2つはペットを消費者に販売するペットショップ。3つはペットの美容院となるトリマー。4つはペット関連の食品やトイレ商品を扱うペットの総合関連企業。

それと、人間と同じく医療費という面で動物保険がありますが、これは若干、性質や性格がペット業界とは異なる部分がありますので、今回のテーマには含めないことにします。

今のペット業界の市場は何兆円市場とも言われ、ペット関係の仕事を事業にする企業はかなり業績が好調です。ペット業界への転職は、業績という点においてだけみれば、かなり
安定的な状態で仕事をすることができると思いますが、実際の働き方はそうとは言えない場合もあります。

4つの分野それぞれを順にご紹介したいと思います。

動物病院への転職

まずは動物病院です。求職者のみなさんの自宅の近所に動物病院はありますか?私の自宅の近所には、私が知り得る限り徒歩数分圏内に4軒もの動物病院があります。

地域によっては、コンビニよりも多いと言われている歯医者よりも動物病院が多い地域もあると言う状況です。また、世帯が多く住む地域では、世帯でペットを飼っている家庭が多いため、同じように動物病院が乱立している状況です。

このように、動物病院は、現在の日本においては非常に多くの数があります。ペットを飼う人からすると、今の時代、ペットは家族という思いを強く持っていて、人と同じようにペットに何か病気やケガはあった場合は、すぐに病院に駆けつけることができる住環境は良い状況です。

動物病院の主な職種は、受付、看護師、医師の3つです。受付については、特別、資格を必要とすることもないですし、人が通う病院の受付とほぼ同じ業務になりますので、PCスキルは必須であり、事務処理能力が求められます。今の労働状況では、これまでの
業務経験でPCスキルを持ち、また、事務処理にも多く従事する機会はありますので、資格を必要としないのであれば、これぐらいのレベルのスキルは誰しも持ち合わせていると言えると思いますので、そこまで転職難易度が高い職種ではありません。

ただ、接客の一面もありますので、愛嬌の良い方は特に向いていると思います。それと忘れていけないことは、何より動物アレルギーがないということです。動物が好きということはなくても、動物と接する機会が多いため、アレルギーを持つ方は絶対に転職は向かないと思います。

この動物病院の受付職の求人は、転職エージェントにはあまりなく、どちらかと言えば地域の求人情報誌や転職サイトとの相性が良いです。私も転職エージェントとして、地域の求人情報誌や転職サイトを定期的に見ていますが、転職サイトに求人を掲載することが多くなっています

動物病院の受付の転職難易度

転職サイトや地域の求人情報誌に求人が多く掲載されている動物病院の受付職ですが、仕事内容はそこまで、ハードではないですし、人気の求人ですので、何より転職難易度が低いということもあり、求人を公開する動物病院は、採用コストを抑えても十分に採用できると判断して成功報酬で採用コストが高い転職エージェントを利用することはほぼないと思います。

動物病院の受付職は、女性の求職者の方が優遇される傾向にありますし、一般的な
PCスキル、事務処理能力があり、動物病院の受付の業務経験がなくても事務処理経験がある方は十分、転職できるチャンスがあると思います。

それと、動物病院の受付職の場合、雇用形態が必ずしも正社員ということはなくアルバイトでの雇用となることも可能性としては高いですので、このあたりを考えて転職活動してみると良いと思います。

動物病院の医師の転職

動物病院においては、組織内で中心的な職種が医師です。この医師は、誰でも転職できるということはありません。と言うのは、動物の命を預かる、命に関係する仕事が医師の仕事内容になりますので、大学の獣医関係を卒業して、国家資格を取得することが大前提です。

最近、人間の世界では、医療が社会問題になっていますが、医師不足もその一つになっていて、医師の転職市場が盛り上がっています。しかし、動物の世界では、医師は、十分、充足していて、しかも、特別な資格が必要な職種ですので、求人もペット業界の中では一番、少なく、転職市場にある求人すべてのなかでも求人数が少ない求人と言われています。

このように動物病院の医師として転職を希望する求職者の方からすると買い手市場になり、苦戦するところもあると思いますが、私の転職エージェントには数件の動物病院の医師の求人がありますし、転職エージェントを利用して採用活動を行う動物病院が多いですので、動物病院の医師を希望する求職者の方は、絶対に転職エージェントを利用した方が活動の範囲は広がると思いますし、転職機会も増えると思います。

動物病院の看護師の転職難易度

動物病院の看護師としての転職は、人間世界の病院でいう看護婦や看護師と同じ立場になります。そのため、動物病院でも看護師は、医師のサポートをすることが仕事内容になります。

資格も必要な職種ですし、動物病院の医師と同じように誰でも転職できるということはありませんし、何より、動物病院では看護師はかなり溢れかえっている状態ですので、求人数は少ないです。

転職活動で必要な求人においては、転職エージェントよりも転職サイトや地域の求人情報誌と相性が良いようです。私の地元の求人情報誌を先日、見てみましたが、その数は少ないですが、動物病院の看護師の求人がありましたので。

もしかすると、動物病院が多い地域よりも動物病院が少ない地域の求人情報誌を見た方が、動物病院の看護師の求人は見つけることができると思います。

ペットショップへの転職

次は、ペットショップの転職ですが、ペットショップは現場仕事であり、店舗で働く職種がメインになります。もちろん、本部と呼ばれる本社での転職も可能ですが、求人数が比較的少ないため、求人数が少ないという点では転職難易度は高いと思います。

ペットショップを事業する企業の特徴は、いかにペットの購入を希望する消費者との接点を増やすかが何より売上や利益に繋がる重要な要素ですので、本社の従業員は極限まで少なくして、その分、店舗で働く従業員数を増やし、また、人件費も店舗へ多くつけることが普通です。

また、ペットショップを事業とする企業のもう一つの特徴は、資本金が少ないということです。資本金は、企業の経営においては、その企業がどれだけ資金面の基盤が盤石かを示す指標とも言われているため、この観点で考えるとペットショップを事業とする企業の経営においては、安定感はそこまで盤石とは言えないと思います。

実際、ペットショップは増えていますが、一方ではペットショップを事業とする企業の倒産も多いですし、非常に流れが早く、新規参入が多く撤退も多いという事業になります。

ペットショップの企業へ転職を希望する求職者の方は、本社勤務の職種での転職はタイミングという要素も大事ですし、狙ってできるということはないです。また、ペットショップで働くことを希望する方は、労働環境としてはあまり良いとは言えませんし、また、動物の可愛さを可愛いと思えないぐらい汚い仕事も多いと言われています。

このように、仕事環境がそこまで衛星的ではないですので、どうしても離職率は高く、理想と現実を知り、退職するケースも多いと言われています。ペットショップが撤退や倒産する背景は、離職率が高く、しかも、なかなか人材が定着せず、応募数も少ないため、ペットショップの運営が難しいためとも言われています。

トリマーへの転職

トリマーとは、先程、軽く触れましたが、美容院ということですが、付帯サービスとしてペットホテルを併設している場合が多いです。

トリマーの価格を調べたことはありますでしょうか。人間と同じように髪を切り、シャンプー、ドライヤーの一連のサービスを受けるために必要な費用は1頭あたり5000円から7000円です。高いトリマーですと、1頭あたり1万円前後の場合もあります。

この金額を聞いて、求職者のみなさんはどう思いますか?私も具体的な料金は分からなかったのですが、今回のテーマをきっかけに調べてみたのですが、この料金を見て、驚きました。『人間なみの金額!?』とか、『私よりも高い』とびっくりです。

ペットは高所得世帯が飼うイメージが強かったですが、今は一般世帯でも十分、飼える時代ですから、ペットを飼うことで費用はそこまで掛からないと思っていたのですが、もし、トリマーを受けるならば、毎月、この金額が必要ということになります。

トリマーは、人間世界でいう美容師と同じように資格が必要な職種で、トリマーとして転職したい方は、資格取得は前提条件です。ただ、トリマーを事業とする企業では、トリマー見習いという立場で、トリマーの店舗で働きながらトリマー以外の仕事をしつつトリマーの資格を取得してから、トリマーとして働くことを許可するという場合もあるようです。

トリマーとして転職を希望する求職者の方は、資格がないため諦めるのではなく、企業へ確認すると、資格がなくても応募することが可能で、またはトリマーとして転職することもできると思います。

私の友人にトリマーの資格を持ち、個人で独立してトリマーとして働いている女性の友人がいますが、かなり儲かる商売と言っています。トリマーを利用する世帯は、やはり高所得世帯が多く、一度、利用してその店舗を気に入るとそう簡単に店舗を変えない特性があるということです。

しかも、人間と同じく月に1度はトリマーを利用するため、トリマーはストック型のビジネスモデルではないですが、ある程度、高い確度で読めるストック型のビジネスモデルに近いと言っています。

総合関連企業への転職

恐らく、転職市場において、転職活動をする求職者のみなさんは、この総合関連企業
を転職希望にする方が一番、多いのではないかと思います。

と言うのは、他の分野のペット業界の分野と異なり、営業、企画、開発、人事、総務、経理など一般的な職種が多くある企業だからです。転職エージェントとして多くの求職者の
方の経歴を履歴書や職務経歴書などから拝見しますが、やはり、これらの一般的な職種を経験している方が明らかに多いです。

また、求職者の方の特徴は、転職に関しては、これまでの経験を中心に考えているため、この背景を考えると、やはり、一般的な職種が企業内に多い総合関連企業は人気となります。

現在のペットブームによりトリマーやペットショップなどのペット関連事業は、市場規模は大きくなっていますが、なかでも、ペットの生活に欠かせない食品やトイレタリー商材を中心に事業展開する総合関連企業は特に市場拡大が目覚ましいです。

企業の業績も上向きであり、そうなると事業拡大に向けて人材獲得に向けて採用活動が積極化します。求人も当然、多くなり求職者の方からすると転職しやすい状況にあります。

転職エージェントとしてもペット業界の総合関連企業の求人が多く、その種類も豊富です。ただ、厄介なことは、総合関連企業は、関西方面を勤務地にする求人も目立ちますし、関東圏内を希望勤務地とする求職者の方は、転職は転勤にもなりますので、ハードルは高いかと思います。

もちろん、関東圏、首都圏を勤務地とする求人もありますが、他の業界の求人との比較をするならば、3割ぐらいは関西方面へ転勤が必須となる求人があります。

また、求職者のみなさんとしては業界が上向きで転職市場に求人が多いことは有利な状況ですが、ペット業界の総合関連企業は、人気求人の一つになっていて、多くの求職者の方が応募する状態で、選考基準が高いと言われています。

求人数は多く確保できるものの、選考となるとハードルは高いと思います。

ペット業界の働き方

ここまで、転職活動をする求職者のみなさんが行う転職市場についてご紹介してきましたが、求職者のみなさんは、転職活動を経て必ず企業へ転職し、企業で働くことになりますので、働く環境について知ることは大事です。

動物病院から、それぞれの働き方についてご紹介したいと思います。

動物病院の働き方

動物病院での働き方は、受付職を除いては24時間体制で、シフトを組んでお客様の対応をするというスタイルが多いです。これは、人間世界の病院と同じように、人も動物も計画的にケガや病気をするということはありませんので、いつ動物がケガや病気になるか分かりませんので、それに対応するために動物病院として24時体制を取っています。病院が24時間体制となれば、当然、そこで働く医師や看護師も対応することが仕事の一つになりますので、シフトを組んで対応に当たるということになります。

休日も不定休で、土日に休みということはほとんどない業態です。動物病院へ転職を希望する求職者の方は、働き方をしっかり理解して選考を進めた方が良いと思います。

動物病院の給料と労働時間

動物病院で働く方の給料や労働時間については、医師は人間世界ではかなり高収入の職種ですが、動物病院の医師はそこまで高い収入を得るということはないと言われています。

動物病院で中心的な職種の給料がそこまで高くないとなれば、看護師や受付についても同じことが言えて、人間世界の病院と同じ職種と比べても給料面については優遇される環境ではないようです。

ただ、労働時間はと言うのと、命に関する仕事ですし、24時間体制の業態になりますので、所定労働時間が終わっても患者様がいれば対応することは当たり前にありますので、給料に比べると労働時間が長く、割に合うかどうかで考えると割に合わないと言われています。

このような環境であっても、動物病院の離職率は低いです。理由は、動物病院で働く方は、何より動物が好きで動物の命を助けたいという思いが強いためと言われています。

ペットショップの働き方

ペットショップでの働き方は、24時間ということは動物に影響を与えるため、今はほとんどありません。昔は24時間営業をしていましたが、動物愛護法の改正により禁止事項に
なっています。

そのため、働き方は日中の労働時間となりますが、仕事内容は来店するお客様への接客と、動物のお世話があります。特に動物のお世話については、動物も生きていますし、人と同じように排泄もあります。お客様商売ですから、排泄物の清掃は特に気をつけなければいけないことですが、動物の数が1頭や2頭という数ではないですので、排泄物の清掃の回数もかなりあるということです。

私も良く動物が好きでペットショップに心を癒されに足を運ぶことがありますが、排泄する動物のケアは大変だと普通に感じます。

ペットショップの離職率は高いのですが、退職する理由は、人への接客と動物へのお世話が非常に大変で、精神的にきついとして退職することが多いそうです。

ペットショップの給料と労働時間

ペットショップで働く方の給料は非常に安いです。その仕事内容を鑑みるとボランティアに近いレベルです。低賃金の職種は他にもありますが、ペットショップで働く職種は、その一つに入っています。

転職サイトで、ペットショップで働く職種の求人を見て頂きたいのですが、かなり安いと
求職者のみなさんも感じるかと思います。

労働時間については、それほど長いこともなく、アパレル販売員とほぼ変わりませんが、労働時間以上に、仕事内容との鑑みも含めて安い賃金ですので、生活のために仕事をする求職者の方としては、仕事のために仕事をする感覚になるようです。

トリマーの働き方

トリマーとしての働き方は、接する対象が人か動物かの違いだけで、ほとんど、美容院で働く美容師とほぼ変わらないようです。

ただ、人と動物の大きな違いは、人は言葉を話しますが、動物は言葉を話せません。その分、飼い主さんとのコミュニケーションにより、どのようなカットにするか、どのような対応をするのか決めるようですが、実際の対象は動物ですので、トリマーの実業務は大変な部分もあるとそうです。

トリマーの給料と労働時間

トリマーの給料は、ニーズが強くあるため、顧客が多く、その分、給料に反映され、歩合給として高い給料を得ることができます。

私の友人が独立してトリマーとして働いていることはご紹介したと思いますが、雇用するトリマーの従業員は平均的に年収が500万から600万ということです。この年収は高いと言えるのですが、根拠があります。日本の平均年収はどれぐらいかご存知でしょうか。400万前後です。

この日本の平均年収を見れば分かると思いますが、トリマーの職種は、歩合給が大きいため、かなり稼げる仕事です。

総合関連企業の働き方

総合関連企業の働き方は職種ごとに違いがありますが、ペット業界に属する企業ということで、福利厚生に面白い制度を持っている企業もあります。

求職者のみなさんが現在、働いている企業に就業規則があると思いますが、慶弔規定もあるはずです。慶弔規定の主な内容は、自分が結婚した場合や身内に不幸があった場合に有給で休暇を与えるというものや手当を支給するという内容です。

ペット業界の総合関連企業の慶弔規定は面白いです。ペットも家族という思考のもと、ペット業界の総合関連企業で働く従業員で、ペットを飼っている場合、そのペットを家族同様と考え、ペットの誕生日には有給を与え、しかも、ペットに不幸があった場合には、人間同様に数日の休暇と慶弔金が支給されます。

また、中には、毎月、飼っているペットと一緒に仕事をするということで、月に一回、ペットと同伴出勤で、自分のデスクにペットを休ませて働くということもできる企業があります。

ある企業経済紙に、この企業の福利厚生が紹介されて知ったのですが、非常に面白いなと感じ、転職エージェントとして是非、お付き合いしたい、扱いたい求人だと思い、営業して今ではかなり取引関係の深い企業様となっています。

このように面白い福利厚生を持つ企業は、今回ご紹介した企業も含めて、女性が働きやすい環境も持っていることが多く、女性の求職者にはオススメだと思っています。

総合関連企業の給料と労働時間

総合関連企業の場合、給料は業績給ということで毎月の月給はもちろんですが、賞与の算定が業績連動ということが多いです。業界文化だと思います。

月給はそこまで高いとは言えず、ごく普通の平均的な賃金ですが、年収で考えると賞与額が大きいため、日本の平均年収は軽く上回ることが多いです。

総合関連企業で働く従業員には、自分自身もペットを飼っている人が多いようで、ペットへの配慮も含めて、長時間労働ということは基本的にありません。ただ、繁忙期には、他の業界や企業と同じように残業があることはあります。

ペット業界へ転職希望を持つ求職者が忘れてはいけないこと

総合関連企業を中心にペット業界で働くことを希望してペット業界の求人の選考を受ける求職者の方が多いですが、特に忘れていけないことは、ペットは命があるということです。

総合関連企業は少し違いがあるかもしれませんが、動物病院やペットショップ、トリマーについては、直接、動物と関わる仕事です。単純にビジネスの道具として考えて、転職することは、かなり道徳的にまずいと思います。

この思考で動物と接することが多い動物病院やペットショップ、トリマーに転職してしまうと、一番、被害を被る相手は、動物です。動物は人とは違い話すことができません。

動物病院やペットショップ、トリマーを志す求職者のみなさんは、『声にならない小さな声に耳を傾ける』ことが自分にできるかどうか、今一度、検討した方が良いと思います。ペット業界は命を扱う業界です。憧れや可愛さだけで長続きするような甘い業界ではありません。

特に年齢の若い求職者の方は、憧れや可愛さでペット業界の、特にペットショップやトリマーを目指す方がいますが、私が知り得る限りですが、そのような方は、動物へ八つ当たりしたり、自分もすぐに退職してしまうことがほとんどです。

どのような業界、職種もそうですが、すべて仕事ですので、好きだからとか憧れとか言う浅い考えで転職することはやめましょう。

ペット業界へ転職希望の人は、公私混同は避けよう!

動物は可愛いですね。心が癒されますよね。私も転職エージェントとしてストレスがたまると、心を癒されにペットショップに足を運ぶぐらいですので、気持ちは同じです。

ただ、動物は命であり、命は粗末に扱ってはいけません。近年、問題になっていますが、年間、何万頭もの動物が人間の勝手な都合で刺殺処分を受けて命を失っているそうです。

これは、明らかに人間が原因です。ペットショップにいる動物はもし、売れなかったらどうなると思いますか?刺殺処分される動物もいるそうです。

ペット業界の裏の実情は、多くの動物が犠牲になっているということです。仕事は確かに生活をしていくために必要なお金を稼ぐ手段ですが、社会的な責任も仕事には含まれます。

求職者のみなさんで、ペット業界に転職を希望する方は、命を預かる業界ですので、仕事に対して社会的な責任を持って進んで頂ければと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんが、転職活動を通して、新しい自分や新しい価値を創造することができて、転職が人生の良いきっかけになることを祈り、今回のテーマである、『ペット業界へ転職希望の人は、公私混同は避けよう!』は、これで終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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