転職活動が上司にバレた!!その場合の対処法とその後の転職活動のやり方

みなさん、こんにちは。

求職者のみなさんは、現職で働きながら転職活動をしている方が多いと思います。

私も、求職者として以前、何度か転職活動を行った経験がありますが、そのいずれの場合も、当時の企業に在籍して転職活動をしていました。

現職に在籍しているなかでの転職活動は、現職の仕事を日中にしながら、業務終了後に面接を受けるという、時間的にも、そして心身ともに疲れることだと思います。

現職からは給料が支払われている以上は手を抜く訳にもいかないでしょうし、また、転職活動も将来の自分に影響する大事なことですので同じく手を抜くことはできません。

二足の草鞋を履いているようなものです。

現職を持っている求職者の方は、転職活動期間は、二つのことを同時に一生懸命やることになりますので、相当疲れると思います。

今回のテーマは?

今回のテーマは、『転職活動が上司にバレた!!その場合の対処法とその後の転職活動のやり方』というタイトルで、話を進めていきます。

現職を持って転職活動をする求職者のみなさんに特化して、ある意味、求職者のみなさんにとっては危険人物の1人、上司との転職活動期間中の付き合い方や、上司に転職活動がバレたときの対処法など、いくつかの角度から話をご紹介したいと思います。

冒頭でお伝えしたように、多くの求職者のみなさんは、現職に在籍して水面下で転職活動を行い、上司や同僚に知られないようにしています。

しかし、上司や同僚に何らかの理由で転職活動をしていることが知られた場合どのような対応をしたら良いのか分からないという求職者の方もいますし、実際にバレた求職者の方もいます。

また、上司や同僚に転職活動がバレるのであれば、どのような理由でバレる可能性があるのか実例も含めて紹介したいと思います。

今の転職活動のトレンドを見ると、現職に在籍しながら転職活動をしている求職者の方が圧倒的に多いのですが、時代をさかのぼると、かつて、日本の転職活動の基本は、侍のように律義に、転職活動を始めるのであれば、現職を退職してからという時代がありました。

当時、採用する企業も現職を持ちながら転職活動をする求職者の方をあまり良い印象を持っていなかったのですが、今の時代は企業も現職に在籍しながら転職活動をする求職者の方に対して、何の違和感も持たず、それが当たり前と考えていますので、昔ながらの現職を退職して転職活動をすることはなるべく控えた方が良いと思います。

転職活動は何の保証もありませんし転職時期を求職者のみなさんが決めることができることはないので、現職を退職して転職活動することはリスク以外、何物でもありません

現職と転職活動の両立であり得ること

上司を含めて現職には言わず、水面下で転職活動をしていると、求職者のみなさんは、やはり、一抹の不安があると思います。

この不安とは、いつ転職先が決まるのかという、前向きな不安ではなく、上司含めた現職にバレてしまったら、どうしようという不安です。

そのため、求職者の方の性格にもよりますが、上司にバレたらまずい、どうしようと不安が大きく落ち着かない方もいると思います。

転職活動をしている期間は、現職の上司や同僚に対して、不用意に余計なことを言わないことが何よりバレないためのリスクヘッジです。

しかし、後述で具体的にご紹介しますが、何らかの求職者のみなさんからすると予期せぬことでバレてしまった場合、どのように対応したら良いのでしょうか。

特に自分の身近な存在で、現職では自分のマネジメントをする立場にある上司にバレた場合は、日常業務で接することが多いので、気まずい状態になるでしょう。

最近は、上司部下の垣根を越えて家族ぐるみの深い関係を持つ上司部下があり、その場合は、特に気まずいことになると思います。

転職活動をすること自体は全く悪いことではないですが、上司との関係性が良好であれば、それだけ罪悪感にさいなまれることもあると思います。

現職で働きにくくなる、しかし、すぐには退職できない・・・

転職活動をしていることが上司にバレてしまった場合、どれだけ関係が良好な上司であっても、

『会社をネガティブに思っている』

『近いうちに辞めることは決定的』

など、現職で在籍しながら転職活動をしている求職者の方に対して、良くないイメージを持ちだすと思います。

先述の通り、求職者の方としては、特別、悪いことをしている訳でもありませんし、就業規則などで在籍しながら転職活動をしてはいけないなどという規定はありません。

しかし、企業からすると裏切られたような感覚になるのだと思います。

このように一番近い存在の上司から決して前向きなイメージではないことを持たれてしまうと、当然、それまでとは全く違う関係になり、会社に居づらくなると思います。

居づらいからと言って、その不穏な環境に耐えられず、転職先が決まっていないなかで退職することはリスクでしかありません。

転職活動はいつ決まるか分からない行動になりますので、転職先が決まらないうちに退職することは、生活そのものが崩れる可能性もある危険な判断です。

上司にバレて、不穏な関係になることは、もちろん、現職にまだ在籍する求職者の方からすると不都合なことですが、逆に、上司が転職活動を辞めるように引き留めることもあり得る話です。

この場合、複雑な気持ちになると思いますが、自分を必要としてくれているといううれしさと、引き留められることで思い通りに転職活動ができないという気持ちの両方が同時に沸き上がると思います。

一応、言いますが、引き留めることは二つの理由があり、上司がどちらの理由で引き留めているのか求職者の方には、上司の本当の心が分かるはずがないですので、引き留めに応じて一度、決めた転職について揺らぐことはやめた方が良いと思います。

上司が引き留める理由

上司が引き留める理由は、一つ目は、心から転職活動をする部下を仕事の戦力として必要としている場合です。

この場合は、求職者の方は自分に自信を持った方が良いですし、現職でそれまでやってきた自分の仕事が間違いではないということの証明になると思います。

また、この理由の場合の引き留めは、素直にそのことをありがたいと思って良いと思います。

二つ目の引き留める理由は、求職者のみなさんからすると非常にありがた迷惑な話ですが、部下を持つ部門や部署を管理する立場にある上司となる管理職の人にとって、企業からの評価が下がる理由の一つに部下が退職することがある場合です。

そのため、上司は自分の評価を下げないために、部下である求職者の方を退職させないように転職活動をやめるよう説得します。

この場合、簡単に言えば、上司は本質的にはいつ退職してもらっても良いのですが、自分の評価を考えると引き留めるしかないのです。

求職者のみなさんは、どれだけ上司と良好な関係があると言っても、本当の心の気持ちまでは読み取れないと思いますし、それまで良好な関係で信頼できる上司でも、最終的に自分を守ろうとすると思います。

なので、どちらの理由で引き留め、説得しているのか分かりませんから、引き留められても、退職の意志は持って転職活動をした方が良いと思います。

いずれにしても、転職活動を頑張り、少しでも早く転職先を決めたいと考えているなかで、引き留めや説得は、求職者の方の転職活動の時間を減らすことになりますので、あまりうれしいことではないと思います。

上司にバレたかどうか微妙なとき

私は求職者時代にこの経験があるのですが、上司に転職活動がバレているかもしれないし、バレていないかもしれない微妙な状況があると思います。

私の経験を踏まえてお伝えすると、この微妙な状況の場合は、上司が聞いてくるまでは、知らぬ存ぜぬを貫きましょう

私は、余計なことを自ら話すよりも、もし、上司が何かしら思うことがあれば上司から話をしてくると腹をくくっていましたし、何より、その微妙な状況を気にするよりも、現職の仕事と転職活動の両立が大変でしたので、転職活動を早く終わらせるために、転職活動に高い意識を持っていました。

自分で言うのもおかしな話ですが、恐らくバレているかもしれないし、バレていないかもしれないという微妙な状況では、私の経験を参考にした方が現職の上司、転職活動においても支障がないと思います。

微妙な状況で、バレたという明確な理由や確信がない場合は、内定を勝ち取るまでは、退職や転職に関して一切、口外や相談はしない方が得策です。

私の場合、若干、退職の意向を伝えたときに、退職交渉が難航する気がしていたので、部署の飲み会で、それとなく、転職をにおわす内容を遠回しに触れていました。

それでも、当時の上司は、私に最後まで転職活動について話をしてくることはなかったです。

上司からしても、求職者の方の転職活動は、仕事以外の範囲で、最近はプライバシー保護がうたわれることが増えています。

プライバシーに関する質問はパワハラやセクハラと同じようなデリケートな話題ですので、話題として切り出すことは勇気がいることです。

同僚を信じるか?信じないか?

上司がダイレクトに求職者のみなさんの転職活動に気付くこともあるでしょうし、求職者のみなさんが現職で親しくしていた、信頼の置ける同僚に転職活動を相談して、その同僚が、求職者の方の上司に話してしまうことも可能性としてはゼロではありません。

私が新卒で入社した企業では、定期的に同期会という飲み会があり、その飲み会の席で、一部の同期に、転職活動を考えていた同期が転職活動について相談したのですが、翌日には上司の耳にその話題が入っていたことがありました(笑)

どれだけ親しい同僚でも、人ですので、何があるか分かりません。

もしかすると、相談した同僚も既に転職活動をしているかもしれませんし、現職を持っている求職者の場合、現職との兼ね合いで考えると転職活動はデリケートですので、どれだけ親しい同僚でも転職活動の相談はしない方が良いと思います。

信じる、信じないということで言うならば、信じない方が良いと思います。

ただ、親しい同僚にも転職活動を打ち明けずに、転職先が決まり、その後同僚に退職することを伝えると、女性の場合は特に、

『親しい間柄でありながらも、相談されなかったということは、自分は信用されていなかった』

とネガティブに考えてしまい、それまでの人間関係が崩れてしまうことがあるようです。

この点も配慮して、転職先が決まった求職者の方は、同僚に転職することを伝えた方が良いと思います。

上司に転職活動がバレてしまった場合

ここまでご紹介したように、現職に在籍しながら転職活動をする求職者の方が、上司にバレないように慎重に水面下で転職活動をしていても、バレてしまうことがあります。

バレてしまった場合、恐らく求職者のみなさんは焦ると思います。

『なぜ、バレたのか?』、『誰がバラしたのか?』など、疑問が疑問を呼ぶと思います。

バレているかバレていないか微妙な状況の場合は、とにかく黙っておくことが賢明です。

しかし、バレてしまった場合、現職に居づらくなると転職活動にも支障が出てしまいますので、そのためにも対処法は準備しておいた方が良いと思います。

上司にバレてしまった場合は、社内で必ず呼び出され、2人で話し合いするシーンがあると思います。

その話し合いの席で、求職者のみなさんは、どのような話があっても、絶対に上司が理由で転職活動をしているのではないことは言いましょう

どのような上司でも管理職である以上、企業内における評価は部下の離職数が挙げられるので、上司が理由ということを伝えてしまうと、上司に過度な刺激を与えてしまい、良いことは何一つないと思います。

私は以前、企業の人事として仕事をしていた経験があり、当時の企業でも管理職の評価対象項目に部下の退職がありましたし、その他多くの企業の人事とも情報交換をしていましたが、どの企業でも管理職の評価項目は部下に関係する内容でした。

本音と建前の使い分け

上司との話し合いでは、上司の責任にしないことはご理解いただけたと思います。

では、上司にどのような理由を伝えれば良いのでしょうか。

ベストは、面接でもポジティブに取られる理由になりますが、自分のキャリアビジョンを考えて、キャリアアップしたい、キャリアチェンジしたいということを理由にすれば良いと思います。

私は転職エージェントをしていて、求職者のみなさんが面接で最も面接官に与える印象が良い理由はキャリアについて伝えることだと思っています。

現職の上司に対しても同じ対応で十分、効果があると思います。

上司は部下である求職者のみなさんが自分が理由で退職するのではないと分かり、しかも、退職理由がロジックある正当な内容であれば、求職者のみなさんの転職活動を逆に支援してくれる場合もあると思います。

この支援とは、転職先の企業を紹介してくれることは、ほとんどないと思いますが、現職を持ち転職活動をする部下の転職活動を今よりやりやすい環境を用意して、残業などを配慮したりもあります。

実際に私の友人は、上司に転職活動がバレたあと、転職活動をすることが、上司が理由ではないことを伝えたあと、それまで配慮がない上司だったにも関わらず、転職活動がやりやすい環境を作ってくれたとそうです。

なお、その友人は転職後も、上司とは定期的に会うなど、今でも良好な関係が続いているそうです。

上司に内定先は伝えるべきか?

転職エージェントをしていると、求職者の方からいろいろな相談を受けますが、現職を持っている求職者の方から受ける相談として上位に来る相談が、転職が決まり、退職交渉をする場合、上司に転職先を伝えるべきかどうかということです。

結論から言いますと、求職者の方が直接部門で転職が決まり、転職後は前職となる現職が顧客になる可能性がなければ、基本的に言わない方が良いと思います。

転職エージェントの経験ですが、退職交渉で上司から転職先を聞かれて素直に答えた求職者の方がいましたが、その上司が転職先に連絡をして、求職者の悪い話をして、それが理由で内定取り消しになった求職者の方がいます。

これは、かなりレアケースで、そもそもとしてあり得ない話ですが、実際に1回だけありましたし、何があるか分かりません。

転職は慎重にというCMをしている転職エージェントがありますが、現職との兼ね合いの意味でも、転職は慎重にするべきだと思います。

転職活動がバレた後の転職活動

求職者のみなさんは、現職を持っている場合、転職活動に充てる時間帯は基本的に平日の夜だと思います。

しかし、応募した企業のなかには、その企業が残業時間の抑止を目的に面接は平日の日中のみという場合もあります。

面接を夜20時から始めた場合、面接時間が1時間だとすると、面接官となる労働者の帰社時間は最短でも21時以降になります。

最近、労働基準監督署のチェックが厳しく、面接はほぼ毎日ありますので、恒久的に21時以降は厳しいと思います。

そのため、企業は面接を平日の日中を限定している場合があり、求職者の方の中には、面接を受けるために有休を使って面接を向かうこともあると思います。

しかし、上司にバレたとき、上司が支援してくれる場合を除き、有休の消化を認めてくれないこともあります。

確かに、無理やり有休を使うと現職に居づらいと思うでしょうが、有休は現職を持つ求職者であり労働者としての当然の権利ですので、上司が認めるとか認めないという次元の話ではないです。

しかも、有休の取得理由は、上司に具体体に伝える義務はありません。もし、それでも不安があるという求職者の方は、面接当日に体調不良で有休を使うことで問題ないと思います。

本来は有休は権利であり、上司であっても何ら拒むことはできないので、体調不良として有休を消化したことが事実であれ、事実と違ったとしても理由は関係ありません。

仕事はしっかりやる!

上司にバレたあとは、企業の面接を受けるために、早めの帰社をしなければなりません

しかし、上司が良い顔をしない場合もあるでしょう。

仕事がまだ残っているにも関わらず求職者の個人の都合、しかも、それが転職活動中だとあれば、早めの帰社=企業の面接と予測することが普通で、さらに良い顔はしないと思います。

しかし、求職者のみなさんは、現職でやることはしっかりやってさえいれば問題ないです。

または、転職活動で早めに帰社しなければいけない日は、通常よりも朝早く出社して上司に何も言わせない環境を作ってしまえば良いと思います。

現職から給料をもらっている限りは、給料分はしっかり働く必要がありますので、朝早く出社するなどして、自分の転職活動がやりやすい環境を作ることが良いと思います。

ちなみに、私は求職者時代に、上司に転職活動がバレた訳ではないですが、業務が忙しく、面接で早めに帰社すると、翌日の仕事量が会社に泊まらなければ片付かないぐらいでしたので、朝早く出社して現職にも転職活動にも支障がないようにしていました。

大変でしたが、現職よりも転職活動を優先して考えていたので、仕方ないと思っていましたし、大変な分、少しでも早く転職活動を終わらせるように努力したように思います。

上司にバレても転職活動はやめない!

これまで、現職で働きながら転職活動を行う場合に、求職者の現職の上司にバレてしまった場合の対処法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

私は転職エージェントとして、求職者のみなさんには転職活動に集中して早く不安から解放してほしいと思っているので、現職との不協和などは余計な雑音だと思っています。

上司によっては、部下である求職者のみなさんが転職活動をしていることを知ると、必要以上に、そして、あからさまに態度を変えて、転職活動に対して支障を与える妨害などをする場合があります。

その場合は、上司としっかり向き合い、転職活動をする理由を自ら伝えて説得しましょう

現職で変なストレスを受け続けて転職活動そのものに支障が出てしまっては、もったいないです。

大体の場合、上司にバレずに転職活動を終えて、退職交渉の際に、上司が初めてその事実を知るケースが大半で、バレた後の対処法よりも退職交渉の方が難航する場合があります。

その場合も、退職理由は、上司ではなくキャリアです。

この点はバレた後の話し合い、退職交渉、面接でも変わらず基本線です。

求職者のみなさんは、現職で働きながら転職活動を続ける場合、現職の誰であっても相談などはせず、水面下で行う方が絶対に良いです。

その分、相談できる同僚が社内にいないため、不安もあると思いますが、その不安をかき消すために頑張って転職活動をしましょう。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであるように、そして、転職後も自分らしい働き方ができることを祈り、今回のテーマである、『転職活動が上司にバレだ!!その場合の対処法とその後の転職活動のやり方』はこれで話を終わりにしようと思います。

最後までお読みいただきありがとうとございました。

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