力仕事の引越業界!女性も意外と多い!引越業界の転職を教えます!

みなさん、こんにちは。

求職者のみなさんは、仕事やプライベートで引っ越しを経験したことはありますか?

今まで全くないという方もいるかと思いますが、結構の確率で1度は引っ越しを経験したことがあるという方が多いと思います。

一人暮らしの場合でも、大荷物を個人で持ち運ぶことは大変なことで、大体の方は引越業者に引っ越しを依頼するのかなと思います。

引越業者は、上場している大手企業から個人で引越事業を行っている業者と多くの企業があります。

転職とは全く関係ないよう感じる今までの余談ですが、実は、今回のテーマと大きく関係があります。

今回のテーマは?

今回のテーマは、引越業界を主役にして引越業界への転職や転職後の引越業界の働き方などをご紹介したいと思います。

まず、求職者のみなさんは、転職活動において引越業界を希望しているという方はどれぐらいいるでしょうか。

求職者のみなさんは、自分の転職活動において転職条件や転職希望を持っていると思いますが、それらのなかに業界も一つの項目だと思います。

引越業界は、転職市場においては、そこまで人気がある業界ではないため、自ら引越業界をピンポイントに希望するという求職者の方はあまりいないと思います。

転職市場はホワイトカラーのほうが規模が大きい

私は、現在、転職エージェントとして求職者のみなさんの転職支援をさせて頂いていますが、転職支援の際、求職者の方から希望業界に引越業界をセレクトする方は、ごくわずかです。

それもそのはずで、転職市場にはホワイトカラーの職種を中心とした市場とブルーカラーの職種を中心とした市場の二つがあります。

また、労働市場にもこの二つのカラーがあり、どちらかと言えば、労働人口や転職人口としてはホワイトカラーの職種の方が多く、転職市場もホワイトカラーの方が市場規模は大きいです。

ホワイトカラーとブルーカラー

・ホワイトカラー:スーツにネクタイ、ワイシャツを着て事務所などで働く人
・ブルーカラー:作業着を着て工場などで働く人

引越業界はブルーカラー!ホワイトカラーの職種を希望する求職者との親和性は高くない

引越業界は、ブルーカラーの職種が中心の業界のため、今、ホワイトカラーの職種を希望する求職者の方は、引越業界とはあまり親和性が高くないのです。

しかし、引越業界には、ブルーカラーの職種の他にも、ホワイトカラーの職種もあります。

引越業界=引越作業員という印象を持つ方が多いと思いますし、実際としても引越業界に属する企業の多くは、引越作業員が組織の中心であり、また、売上や利益に貢献する労働者となります。

引越業界について

引越業界は、ブルーカラーの職種が中心で、ブルーカラーの職種が企業を支えていると言われています。

引越業界のどの企業も、在籍する従業員の比率を見ると、直接部門となる引越作業員が7割、8割で、その他は間接部門になります。

引越業界は、間接部門の職種に特徴があります。通常、営業職は直接部門に配置されるのですが、引越業界は営業職は間接部門の位置づけになります。

引越は個人の自由意志によって行われるのが理由

この理由を説明しますと、『引越』という行事の性格が背景としてあります。

例えば、求職者のみなさんが引っ越しをする際に、引越業界の企業の営業マンから『引っ越ししませんか?』などと営業を受けて引っ越しをしますか?

引越は、個人の自由意志のもとで行う行事であり、引越業界の企業から営業を受けて行うものではありません。

消費者からの問い合わせに答えるのが引っ越し業界の営業スタイル

そのため、引越業界は営業職という職種はありますが、引越を考える消費者から電話やインターネットなどからの問い合わせに対して対応するスタイルになります。

この理由が背景にあり、引越業界は営業職を直接部門ではなく間接部門に配置しますし、引越業界の直接部門は消費者の引越を直接、現場でサポートする引越作業員ということになります。

また、引越業界の企業は、引越を希望する消費者から問い合わせがあり、その問い合わせに対応して契約し引越が完了して収益に繋がりますので、その工程は、いくつか分かれています。

それぞれの工程と担当職種

引越業界の企業は、消費者との接点を持つため、インターネットやその他の広告を通じて自社をアピールする必要があります。この販売促進やマーケティングを行う職種がまずあります。

消費者からの問い合わせを受け付ける職種も必要で、それがコールセンターになります。

その後、コールセンターから内部の連携で営業職に情報が提供され、営業職が見積もりなどを取るために消費者の自宅などに訪問し見積もりを取ります。

見積もりを提供し消費者が納得すると契約となり、後日、引越となりますが、引越当日は、引越業界では唯一と言って良い引越作業員が搬入作業を行います。

現場作業員以外は間接部門の職種!

この一連の流れにいくつかの職種が関係しているのですが、現場作業員以外は間接部門の職種になります。

また、一連の流れに関わらない本社勤務となる人事や総務、経理などという職種も間接部門になります。

ホワイトカラーの転職市場にある引越業者の求人は間接部門職種

求職者のみなさんは、転職活動中に引越業界の求人を見つけることがあると思います。

求職者のみなさんは、ホワイトカラーの職種が多い転職市場でホワイトカラーの職種を希望されている方が多いと思いますので、現場作業員以外の職種と接触する機会の方が多いと思います。

転職市場にも、引越業界の求人が実はあるのですが、引越業界の企業の組織として、そもそもがホワイトカラーの職種が少ないため、転職市場では、その数は少ないように見えるのです。

引越業界は、現場作業員の割合が大きいのですが、間接部門の職種もありますので、間接部門の職種で転職を希望する求職者の方は、希望業界に含めても良いと思います。

転職市場における引越業界の間接部門の職種

引越業界の間接部門の職種は、求人数が少ないために、転職においては狭き門のように思えますが、あまり人気がなく応募数が少ないため、転職難易度は、『並』と言えます。

引越業界の間接部門の職種は、求人数が少なく、希望する求職者の数も少ないため、良いバランスが取れていると言えます。

営業職については、通常、どの業界や企業でも転職後の働き方としては、自ら営業活動を行い売上や利益に貢献することになるため、求職者の方からは人気がないのです。

引越業界の営業職はプレッシャーが少ない!?

引越業界の営業職は、求職者のみなさんがイメージする営業職や他の業界や企業の営業職とは働き方が違います。

イメージ先行で敬遠するのではなく、応募しても数字のプレッシャーやノルマのプレッシャーがない環境で働くことができます。

私の個人的な意見としては、顧客とのコミュニケーションを図りつつ安定を求めるのであれば、引越業界の営業職は希望職種に含めても良いと思っています。

引越業界の営業職については、それに他の業界に比べると明らかに離職率が低く長期的に在籍する労働者が多いです。

引越業界は変形労働時間制、月8,9日の公休制

引越業界のその他の間接部門の職種は、求人を見た求職者の方はご理解頂けるものと思いますが、他の業界や企業の同職種とほぼ内容は変わりません。

ただ、引越業界の企業は、現場主義であり、現場作業員が中心の文化を持ちますので、休日については、引っ越しが土日や祝祭日に集中することが多いです。

そのため、土日休みということはなく、1カ月単位や1年単位の変形労働時間制を採用して、月8日から9日という公休制の場合がほとんどだと思います。

引越し業界へのイメージを変えて転職活動の幅を広げる

その他については、営業職も含めて、他の業界や企業と変わりはないと思います。求職者のみなさんから引越業界の人気がない理由は、引越=力仕事というイメージがあるからです。

しかし、現場作業員以外の職種については、通常のホワイトカラーの職種となりますので、これを機会にイメージを変えて応募してみることも転職活動の幅を広げる意味で良いと思います。

現場作業員の転職市場

さて、引越業界の中心的な職種であり、引越業界のどの企業も現場作業員が収益の役割を持ちますが、現場作業員の転職市場はどうなのでしょうか。

現場作業員は、ブルーカラーの職種で、仕事内容も力仕事が中心です。そのため、ホワイトカラーの職種が中心の転職市場には、現場作業員の求人はないと思った方が良いです。

現場作業員の採用を引越業界に属する企業は、各支店や営業所単位で行うことが多く、そのため、地域の求人情報誌や転職サイトを使って行うことが多いです。

現場作業員の転職は求人情報誌、転職サイト、ハローワークが効率的

現場作業員を転職活動で希望する求職者の方は、求人情報誌や転職サイト、ハローワークを使った方が効率的な活動ができると思います。

また、直接応募という手段も現場作業員の求人については有効な手段で、引越業界に属する企業のホームページから応募してみるという方法もありなのではないかと思います。

どの企業も利益を担保する職種が現場作業員になりますし、現場作業員がいなければ引越という事業そのものが成り立ちませんので、現場作業員の採用には積極的です。

現場作業員の転職難易度ですが、仕事内容は力仕事が中心ですので、特別な学歴を重視するということはなく、学歴不問で未経験者であっても、十分、転職できます。

現場作業員には体力的に有利な男性が多い

私の知り得る範囲ですが、現場作業員を希望する求職者の方の特徴は、30代後半から40代の方や、20歳前後の求職者の方が多いです。

現場作業員は男性中心になりますので、男性の求職者の方からの応募が多いです。実際に、どの企業の現場作業員を見ても、体力的に有利な男性の現場作業員が多く働いています。

力仕事を希望する求職者の方は、現場作業員という職種との相性は良いと思いますので、応募対象としても良いと思います。

女性も意外と多い現場作業員

現場作業員は、体力的には男性の方が向いていますが、最近、女性の現場作業員も増えています。ただ、全体的な割合としては低いのですが、少しずつ増えています。

その理由については、現場作業員の労働条件にあります。現場作業員の労働条件をまず説明しますが、企業ごとに多少の違いはありますが、月給制で賞与はありません。

それだけみれば、かなり給与面においては不利に感じると思いますが、月給が平均より高いです。

現場作業員の給与制度は基本給と歩合給の2階建て方式!?

私の転職エージェントで取引がある引越業界の企業の人事担当者から情報を得ていますので、ご紹介します。

基本的には、現場作業員の月給は、基本給と歩合給の2階建てになっていて、基本給の額は、その地域の最低賃金とほぼ同額を算出元として考えていて、最低保証額となります。

つまり、最低賃金をギリギリ下回らない基本給ということになります。基本給が低い分、歩合給の割合が高く、引越の現場に完了させれば、それだけ歩合給に反映されます。

月給を上げるためには、その月にどれだけ現場に出勤したかによりますので、現場作業員として働く労働者は、月給を上げるために、引越回数を増やすことが多いです。

現場に出たらその分だけ給料に反映される!

女性のなかにも、仕事に対して、お金への意識が高い方もいて、このようなタイプの方が引越業界の現場作業員として働くことが多いです。

現場作業員ですので、通常の営業職とは違い、既に契約済みの消費者の引越を行うことで自分の給料に反映されますので、頑張れば頑張っただけ給料が上がるということになります。

現場作業員は、自分の活動量が自分の給料に直結するという仕組みになっています。

女性の求職者へのアドバイス

ここで、女性の求職者の方へアドバイスです。女性の求職者の方の中にも、転職に求める一番にお金を考え、また、お金に対して強い意識を持っている方もいます。

その場合、頑張れば頑張っただけという営業職とは違う形で、給料に反映される現場作業員も候補に挙がると思います。

多少体力に自信がある程度での現場作業員への転職はやめたほうが良い

しかし、先程もお伝えしたように現場作業員の労働環境は男性社会であり、男性の数が圧倒的に多いです。

また、仕事内容についても、おそらく自分が想像する以上の力仕事になるでしょうから、体力に自信があっても筋力が劣る場合は、現場作業員として仕事になりません。

そうなると、最終的には自分にも不利益になりますし、引越を依頼した消費者や周りの現場作業員にも迷惑がかかりますので、お気を付け頂ければと思います。

転職する場合は覚悟を持って!現場をこなすことで仕事にも慣れる!

確かに少しずつ女性の現場作業員も増えているとは言え、私はたまたまですが、自分の引越に女性の現場作業員がいて、実際に現場を見たことがありますが、かなり大変な印象を受けました。

最初は、苦戦することはありますが、現場をこなすことで筋力もつき、仕事にも慣れてくると思いますが、それでも頑張りたいという方は、覚悟を持って現場作業員として転職しましょう。

引越業界のからくり

引越業界の間接部門の職種や現場作業員の転職市場などについては、ご紹介しましたが、引越業界のからくりについてもお話ししようと思います。

業界のからくりは、業界で働くことになるかもしれない求職者のみなさんにも影響があることですので、業界を知ることは大事なことです。

引越業界に限らず、職種が魅力で転職希望する場合でも、その業界を研究し、知ろうとする意欲は持ちましょう。

業界を知らずに職種だけで転職してしまうと、思わぬところで苦戦することもあります。

引越業界は安定感のある業界!?

引越業界のからくりと言うのは、閑散期と繁忙期、そして、利益の確保についてです。

引越業界は、今後も成長を続けていくと言われていますし、衣食住の三大要素ではないですが、絶対になくならない安定感のある業界です。

衣食住の住に密接に関係する業界ですので、安定があることは納得できますが、引越業界の年間の利益はどのような配分になっているかご存じでしょうか。

引越業界の繁忙期は1月から3月!

どの業界にも年間で繁忙期と閑散期があります。引越業界も例外なくありますが、引越シーズンが引越業界の繁忙期になります。

転勤や入学のシーズンの直前期が繁忙期になり、1月から3月が年間の繁忙期になります。その他の時期は、引越業界は閑散期ということになります。

どの業界にも閑散期がありますが、年間の約9カ月が閑散期という業界は珍しいと思います。

これだけ閑散期が長い場合、業績の確保は難しいように思えますが、引越業界の企業はどこも同じで毎年、このルーティンになりますので、繁忙期にいかに収益を上げるのかがポイントになっています。

3カ月で年間の約7割の利益を確保する

引越業界に属する企業は、閑散期の低迷をリカバリーするために、3カ月と短い繁忙期に年間の7割程度の利益を確保することになっています。

求職者のみなさんは、1月から3月の間に引越を経験したことはありませんか?この期間に引っ越しすると、その引越費用は、閑散期の約4倍ぐらいの費用が必要になります。

繁忙期の利益は閑散期の4倍!?

閑散期よりも繁忙期の方が約4倍の利益確保を企業が行うということは、その分、歩合給にも反映されるため、現場作業員は、自ら休日を取らずに働くことが多いです。

また、賞与は大体の企業は年に2回となりますが、直近半年の利益が賞与に反映されるのですが、反映期間に繁忙期が含まれた賞与は、反映されない賞与よりも明らかに高いことになります。

引越業界への転職は時期が重要

私がなぜ、このようなことを言うのかというと、転職する時期を考えて欲しいということです。

繁忙期の期間が反映される賞与の算出期間に転職できれば、転職後の初賞与が高いということになりますので、その年の年収は高いということになります。

転職する時期を考慮すると、より良い労働条件を得ることができますし、引越業界の場合は年間の業績配分は明確であり、また、毎年同じになります。

現場作業員に必要なこと

現場作業員は、特に難しい資格は必要としませんが、積載量の多い大型のトラックを運転することもありますので、普通自動車免許だけではく、大型免許を保有することをオススメします。

なぜかと言いますと、先程、現場作業員の基本給は最低賃金に比例すると言いましたが、大型免許を持っていると基本給が考慮されて通常よりも高い基本給になります。

また、基本給に反映されなくても歩合給の歩合率に反映されます。

転職時の基本給をいかに上げておくかが重要

現場作業員は、他の間接部門の職種とは異なり働き方や労働条件、労働環境が異なりますので、少しでもベースアップした状態で転職した方が良いです。

ちなみに、通常、転職後に評価制度により、基本給や月給の変動がありますが、現場作業員については、いかに転職時の基本給を上げた状態で転職するかがポイントです。

なお、現場作業員は年齢や学歴は関係なく、経験が多少、考慮されるだけですので、明確に差が出る部分は大型免許の保有の有無になります。

現場作業員は保障が薄い分、歩合給が高い

現場作業員は、力仕事が中心になり、体に負担がかかる仕事です。そのため、事故などではなくても、ヘルニアなどになることもあり、働けない期間があることもあります。

そうなると、歩合給が中心の労働環境になりますので、いかに現場に出るのか、また、少しでも基本給を上げておくのかが大切です。

現場作業員の職種的な性格は、保障が薄い分、歩合給が高いという少し変わった性格を持ちますので、このあたりは事前情報として把握した方が良いと思います。

現場作業員と他の職種で大きく違う!

ここまで引越業界について、いろいろな視点からご紹介してきましたが、求職者のみなさんは、引越業界についてどのような印象を持ちましたでしょうか。

引越業界は、転職市場では人気がないのですが、間接部門の職種は、他の同職種の求人とほとんど変わりません。

むしろ、安定を求めるのであれば、業界としても転職後の働き方としても十分、魅力がある業界だと思います。

一方、現場作業員については、人それぞれ感じ方や捉え方が違うと思いますが、高収入の可能性はありますが、同じ引越業界でありながら、他の職種とは違い安定という保証は薄いです。

今回の記事を読んで引越業界を希望する求職者の方は、自分の考え方や性格、そして、自分の今後を踏まえて、どの職種で応募するのかしっかり考えましょう。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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