リクルートエージェントに登録してみた
同じようなサービス・商品で目の前に幾つか選択肢があったとき、とりあえず「業界ナンバーワン」「一番売れている」といったものを選ぶということはよくありますよね。
「リクルートエージェント」は株式会社リクルートキャリアの運営する人材紹介のサービスで、業界ではシェアナンバーワンです。
職種・業界を問わず、多岐のジャンルに渡り平均的に、対応できる、なおかつ、求人数も豊富である特徴があります。
今回は、そんな転職エージェント業界では最大手の「リクルートエージェント」に登録するまでの流れをご説明いたします。
いざ転職エージェントを利用しようと考えてみても、世の中には転職エージェントがいくつもあり、どれに登録すればよいのか分からない。
「初めてエージェントに登録するので、やはり大手のところに登録してみたい」など転職エージェント利用の初心者必見です。
今回の記事の目次
サイトのトップ画面
リクルートエージェントのホームページに移動します。
すぐに申し込んでもよいですが、せっかくなので「お役立ちコンテンツ」の内容を少しのぞいてみましょう。
ここでは
- 初めての転職
- サービス紹介
- リクナビNEXTとの違い
の3コンテンツが用意されていますね。
初めての転職
「初めての転職」を見ると、まずはエージェントに登録してから、晴れて新しい会社に入社するまでの大きな流れが説明されています。
転職エージェントに限らず、全く転職活動の進め方を知らない人が読んで、転職成功までの全行程を把握するには大変わかりやすいコンテンツでした。
- 転職エージェントに申し込んだら絶対に転職する必要があるという事はない
- 非公開求人とは、企業の都合で一般には公開していない特別な求人である
といった、転職エージェントにまつわる基礎知識を得ることができます。
必要な方は一通り目を通しておくと良いと思います。
サービス紹介
ここにはリクルートエージェントの実績・リクルートエージェントの強みがアピールされています。
100,000件の非公開求人、通算で30万名の転職成功実績といった、数字で裏付けられた実力には説得力がありますね。
リクナビNEXTとの違い
リクルートの提供する転職者向けのサービスには、リクルートエージェントの他にリクナビNEXTがあります。
「リクナビNEXT」はいわゆる転職情報サイトです。
転職エージェントを利用した場合では、求人を探すところから給与等の交渉まで全てエージェントの力を借りながら転職活動を進めるわけです。
一方で「リクナビNEXT」のような転職サイトを利用した場合、条件に合う企業を探すのも、気になる企業に書類を送り面談を申し込むのも、交渉するのも全て一人でする必要があります。
お金がかかる訳でもないので、転職エージェントの方が絶対に良い!と思いがちですが、
転職サイトを使った転職には
「自分のペースで転職を進められる」
「自分の力で転職を進めることができる」
といった転職エージェントには無い側面もあります。
コンテンツ内には、このような違いが示されていました。
リクルートエージェント | リクナビNEXT | |
---|---|---|
求人数 | 約10万件の非公開求人 | 多くの求人情報を独力で探せる |
客観的な視点 | 専任コンサルタントが経験・希望を元に、求職者に適した求人を提案してくれる。 | サイト上の気になる求人に自分で直接応募する |
気軽に使えるか | キャリアアドバイザーとの面談が必須 | 会員登録は手軽 サイト上の検索機能で、気軽に情報収集ができる |
合格力向上 | エージェントが書類の書き方・面接の受け答えをアドバイスしてくれる | サイト上の記事を読んでノウハウを勉強する |
応募・交渉 | 企業とのスケジュール調整、報酬などの言いにくい条件の交渉も代行してくれる | レジュメを一度登録すると、複数企業へ応募できる機能がある |
スマホでのエントリーはとても分かりやすい!
それでは、さっそく「転職支援サービスに申し込む」ボタンから、申し込み作業を進めていきましょう。
自分の該当する選択肢のボタンをタッチしていくだけなので、本当に簡単に分かりやすく、簡単に登録を進めることができました。
- ネイティブレベル
- ビジネス上級
- ビジネス中級
- ビジネス初級
- 簡単な会話レベル
が用意されていましたが、ビジネス上級~初級の三つの選択肢は少し迷いそうです。
あくまで目安ですが、一般的には下表のような基準が参考になります。
ビジネス英語力の目安
ビジネス上級 | ビジネスの場面で商談や交渉を問題なく行うことができる | TOEIC® 800点以上 |
---|---|---|
ビジネス中級 | 相手と意思疎通をすることができる | TOEIC® 500〜800点 |
ビジネス初級 | 複雑な内容でない会話、簡単な読み書きができる | TOEIC® 〜500点以下 |
(アルク社サイトより)
全ての質問に答えたら、最後にこのような登録内容の確認・修正ができる画面がてできます。
仮に途中で答えを間違えてしまっても、この画面で修正するのが良いでしょう。
ここで「この内容で申し込む」ボタンを押せば登録は完了です。登録したメールアドレスにメールが届くのを待ちましょう。
登録後の作業は?
求人志向チェック
登録後は、すぐに「求人志向チェック」が始められます。
- とても興味がある
- 検討してもよい
- 興味なし
の三択で答えていくチェックです。この回答結果をもとに、精細なマッチングが行えるようになるようです。すぐに終わるチェックなので、ぜひやってみましょう。
リクナビNEXTにも登録しよう
最後に、「リクナビNEXT」にも登録を勧める画面がでてきます。
既に書きましたが、リクルートにはエージェントサービスの「リクルートエージェント」の他に「リクナビNEXT」があります。
リクルートエージェントのページにも
リクナビNEXTとリクルートエージェントは、おのおの独自ルートで求人案件を収集しています。よい求人を網羅的に探すためには、両方のサービスを活用されることをお勧めします。
と書かれています。
また、同じリクルートの運営なので、サイト間の連携もとれて便利な面もあるようです。
自分で求人を開拓したい気持ちがある方は、せっかくなので「リクナビNEXT」にも登録してはいかがでしょうか。
大事なメールが2通来る
登録作業が終わると、必ず内容を確認すべき大切なメールが2通届きます。
- 【重要】リクルートエージェント専用マイページ(Personal Desktop)のご案内
- 【リクルートキャリア】面談日時についてご返信ください
その他にも「転職情報メール」といったメールマガジンの類いも来るので、見落とすことのないよう注意しましょう。
「転職情報メール」は注目の求人をメールでお知らせしてくれるメルマガです。
不要だった場合、メールのフッター部分に配信停止申し込みの手順が書かれているので、そこから停止できます。
専用マイページ(Personal Desktop)についてのメール
まずは「Personal Desktop」という、リクルートエージェント専用のマイページを開設するためのURLが記載されたメールが送られてきます。
また、登録情報の変更や、応募・スカウト用のレジュメ作成も、ここから行います。
メールを受信したら、忘れないよう、すぐに開設するのがおすすめです。
面談日時についてのメール
もうひとつ、大切なメールは面談日時を決めるメールです。
転職エージェントを利用した転職では、専任のアドバイザーとの面談が必ず必要になります。
記載されたURLを押すと、このような面談日時の希望を選択する画面が出てきます。
また、面談日時の調整や、面談日時の確定後のあいさつとして、担当者から電話がかかってくることもあるようです。
普段、電話に出られやすい時間を記載してメールで返信すると、なるべくその時間にかけてくれるよう配慮してくれるそうなので、返信しておきましょう。
私の場合、面接会場はリクルートエージェント本社。
東京駅八重洲南口から徒歩3分の「グラントウキョウサウスタワー」でした。
ちなみに、このビルの23階~41階にリクルートホールディングスが入っているそうです。
東京以外にも全国に18の拠点があるので、恐らく、居住地から近い場所で面接してくれるものと思われます。
Personal Desktopは多機能
マイナビエージェントのいわばマイページ「Personal Desktop」は大変、多機能です。
(PC画面)
求人検索機能もあります。
エージェントのページなのに、転職サイトのように求人検索を自分でかけて求人票を見て、応募の手続きまですることができるのです。
面白いのは、
「保存した検索条件」および「検索条件の履歴」に基づく新着求人をメールで受け取ることができます。メール配信のON/OFFは「保存した条件・検索履歴一覧」からご設定いただけます。(PC版のみの機能)
という点です。
つまり、求人を自分で検索しながら「どんな検索をしたのか」をサイトに伝え、その情報をもとにサイトは新しい求人を教えてくれるというわけですね。
いわば「探しながら、探してもらっている」便利な機能といえそうです。
面接力向上セミナー
Personal Desktopからは、参加無料の「面接力向上セミナー」に申し込むことができます。
面接対策や、面接の際にいかにして企業情報を見抜くかなど、120分のセミナーの中で講師からそのノウハウを学ぶことができるそうです。
例えば2016年2月、3月の東京であれば、土日問わず毎日(土曜日は2回開催)、銀座のビルで実施されているようです。
東京以外にも、横浜、名古屋、大阪、神戸、仙台、京都、札幌、福岡、さいたまの会場が確認できました。
面接が苦手な方、緊張しがちな方は、特に参加してみるのが良いのではないでしょうか。
また、どうしても参加が難しい人向けに、「セミナー動画(短縮版)」も公開されています。
また、120分のセミナーが30分に短縮されているので、かなりの抜粋ですね。会場でのセミナーの方が、より実践的な内容になっているそうです。
セミナーに実際に参加するかどうかの判断材料や、セミナーの予習として見てみるのも良いかもしれません。
スマホアプリは微妙
Personal Desktopでは、登録者専用スマホアプリ(iOS/Android)が紹介されています。
- 求人検索
- 担当者からの新着メールお知らせ
です。
スマホで求人検索できる点は確かに便利かもしれませんが、逆に他の機能がイマイチです。
メールの機能は、リクルートエージェントからくるメールを確認できます。
しかし、担当者に返信するときはアプリ内からは直接できないので結局、他のメールアプリを立ち上げて返信するだけです。
サイドメニューには、「Personal Desktop」「日程調整」のメニューも用意されていますが、どちらも押すと結局はスマホのブラウザアプリが立ち上がり、それでアクセスするだけです。
スマホアプリがあると、大変便利なようですが、過度の期待をしないようにしましょう。
退会の手続きは?
転職活動が終了・中断によって、以後リクルートエージェントのお世話になる必要がなくなり、退会(転職支援サービスのキャンセル)したい場合は下のURLのフォームをうめて送信します。
https://cgi2.r-agent.com/GUI/GUIPtnServlet/cancel
アドレス変更の手続きは?
また、メールアドレスを変更するためには、直接担当者に連絡する必要があります。
担当者にメールを送りたい場合、Personal Desktopの右上の方にある便箋マークをクリックすると、メールソフトが立ち上がり、担当者にメールを送ることができます。