特定の業界や職種に強い転職エージェントや転職サイトは本当に強いのか?

みなさん、こんにちは。

今の転職活動の方法は、転職エージェントが、転職=転職エージェントという方程式が明確に成り立つほど、求職者のみなさんにとって強い味方であり、便利な転職方法となっています。

実のところ、私も現在、転職エージェントとして求職者のみなさんの転職支援をさせて頂いている立場にあるのですが、求職者のみなさんからの登録数は非常に増えています。

私も、以前は、求職者のみなさんと同じように求職者として転職活動をした経験がありますが、当時の私の転職活動も求職者のみなさんと同じように転職エージェントを中心に利用していました。

今回のテーマは?

日本経済の好転により、転職市場が盛り上げりを見せていることもあり、今の日本の転職市場には非常に多くの転職エージェントが存在しています。

現実的に考えて、今ある転職エージェントのすべてを利用することは難しいと思いますし、扱う求人は重複する部分も当然に多いため、効率的とは言えないです。

そのため、効率的な利用方法は、大手の転職エージェントを1社、中心的に利用して、その足回りの部分を補うために、中小規模の転職エージェントを3社から4社程度、同時に利用することです。

今回のテーマは、転職エージェントの特徴を中心に求職者のみなさんに役立つ情報をご提供できればと考えています。

どのような転職エージェントを利用するのか?

求職者のみなさんは、インターネットなどを利用して、ホームページなどから情報を収集し、自分の転職活動に有利になりそうな転職エージェントを選択すると思います。

そのため、とりあえず登録ということで、転職エージェントを検索した結果、上位に表示された転職エージェントから順に登録する求職者の方も多いのです。

しかし、検索結果は、転職エージェントが、自社の広告を求職者の方に対してアピールするために、検索テクニックを使っていることもあります。

上位に表示された転職エージェントが必ずしも、優れた転職エージェントということはありません。

検索上位に表示された転職エージェントがすべてではない!

私の知り得る範囲ですが、小規模の転職エージェントでも非常に優秀な転職エージェントが多数あります。

しかし、小規模の優秀な転職エージェントは検索にヒットさせることが難しいため、それだけで転職活動のチャンスロスということになります。

優秀なエージェントは転職実績の数で見極めろ!

何をもって優秀と判断するかですが、やはり転職支援実績の割合が多ければ、転職成功の証拠になりますので、優秀かどうかの一般的な基準になると思います。

インターネットにおいて上位検索された転職エージェントが、転職実績の割合が多いということも限りませんし、上位検索されないと転職実績の割合が少ないということもありません。

求職者のみなさんにお伝えしたいことは、上位検索されたという一点で、転職エージェントを決めるということはありませんので、このあたりはご注意頂きたいところです。

自分に合った転職エージェント選びを!

転職エージェントは多くの企業がその事業をしているので、求職者のみなさんからすると選び放題の状態です。

先程もご紹介した通り、求職者のみなさんからすると転職エージェントを利用するにあたり、費用の負担は一切ないですので、良い意味でも悪い意味でも気軽に利用することができます。

求職者のみなさんからすると、転職活動の幅を広げ、転職確度を上げるためには、求人数が多くあるということで、求人は求職者のみなさんの生命線ともなっています。

また、今の時代は採用活動を行う企業も転職エージェントを中心に求人を公開して採用活動を行っている背景もあります。

転職エージェント選びには特徴や質にこだわりを持つ!

生命線とも言える転職エージェント選びを、無料だからと言って悪い意味で手軽にフランクに決めてしまうことは、転職活動そのものに影響を与えることですので、決して良いこととは言えません。

転職エージェント選びのポイントについては、いくつかありますので、後述で詳しくご紹介したいと思いますが、何より自分の転職活動にメリットがある転職エージェントを選ぶということです。

転職エージェントの規模は関係なく、転職エージェントの内容や質にこだわってみて頂ければ、今までとは違う転職活動ができると思います。

転職エージェント選びのポイント

ここからは私が現役の転職エージェントであり、かつて、転職エージェントを使って転職した経験を持つ私が転職エージェント選びのコツを紹介します。

私の経験に基づく転職エージェント選びのコツを参考にして頂き、求職者のみなさんの転職活動に役立ててほしいと思います。

絶対にやってはいけないのは規模だけで選ぶこと!

転職エージェントを選び際にポイントにしたいことは、いくつかありますが、絶対にやってはいけないことは、規模だけで選ぶということです。

規模が大きければ、それだけ登録者数も多く求人数も多いため、求人を拾う機会は増えますが、転職活動はそれだけではありません。

また、求人を拾えるとしても、自分の希望に合う求人をいかに多く拾うことが何より重要ですので、求人の量も大事ですが、質はもっと大事です。

転職エージェントにも得意分野がある!

転職エージェントには、それぞれの転職エージェントで、他の転職エージェントとの差別化を図り、登録者数を増やすために独自のアピールポイントがあります。

その一つが業界や職種に特化した転職エージェントです。例えば、IT業界に強い転職エージェントもあれば、営業職に強い転職エージェントもあります。

これは、それぞれ違いますが、求職者のみなさんが希望する業界や職種など、自分の希望条件に合致する求人が多いとされる転職エージェントを選ぶことが良いと思います。

大手エージェントの求人を小規模エージェントに紹介!?

規模は小さくても、小さいながらに業界や職種に特化して転職エージェント事業を展開することもありますので、その意味で規模に拘らないで欲しいとお伝えしました。

また、これは求職者としてテクニックですが、大手の転職エージェントから紹介を受けた求人を、私が希望する業界や職種に強い小規模の転職エージェントに紹介することがあります。

これは、その業界や職種の転職情報が多く、どのようにすれば選考を通過するか、他の転職エージェントよりも多く情報を持っているエージェントの支援を受けたかったことが理由です。

転職エージェントが営業してくれる!

自分が他の転職エージェントから紹介を受けた求人を、自分がメインで利用する転職エージェントに情報を共有した場合、その転職エージェントは、求人元である企業に新規営業してくれます。

絶対ではないですが、大体の場合、それまで取り扱いがなかった、その求人を自分がメインで使っている転職エージェントから応募することができる状況に持って行くことができます。

そうすると、他の転職エージェントから応募するよりも、応募の段階や選考の段階でアドバンテージを取ることができ、通常では、知り得ない情報もキャッチアップすることができます。

このようにして、転職エージェントをうまく活用して、自分も転職活動を有利に進めることも、求職者のみなさんとしてはテクニックの一つです。

他エージェントからの求人を紹介してもらえるのはエージェントからしてありがたいこと!?

転職エージェントも、なるべく求人の数を増やしたいと考えていますので、求職者のみなさんから新規の求人情報の紹介は非常にありがたいことですので、遠慮することはないです。

また、転職活動に答えはありませんし、転職活動をする求職者の方に法的な規制はありません。

転職活動はイレギュラーなことであり、必ず自分の希望条件に合致する企業から内定を得られる保証はないですので、いかに転職確度を上がるのかを考えて欲しいと思います。

法的な規制はないとしても、やって良いことと悪いことはありますが、ここでご紹介した求人の横流しは、特別、否定されることではないです。

転職サイトの場合

転職エージェントのなかには、転職エージェントと並行して転職サイトも運営する企業もありますので、是非、求職者のみなさんは、転職サイトも一つの転職方法として視野に入れて欲しいと思います。

今回は、転職エージェントを中心にご紹介したいと思いますが、転職サイトについても、ある程度、ご紹介したいと思いますので、このタイミングで転職サイトについてもお話しできればと思います。

転職サイトも、転職エージェントと同様に業界や職種に特化した場合が多いです。と言うよりも、転職エージェントよりも転職サイトの方が、業界や職種に特化した場合が多いかもしれません。

転職サイトの特徴は企業が採用しにくい業界や職種に特化していること!

しかし、転職サイトは転職エージェントほど、求職者の方が利用する機会が少ないですし、利用しても転職サイトをメインにする求職者の方は少ないですので、あまり情報が飛び交いません。

転職サイトの業界や職種に強いことを特徴とする場合、どの転職サイトにも言えることですが、企業が採用しにくい業界や職種に特化していることが多いです。

企業の採用課題を解決する施策の一つとして、求職者のみなさんの登録を促すために、業界や職種に強いという謳い文句で求職者の方の登録促進をしています。

この記事を執筆するにあたり、業界や職種に強い転職サイトをいくつか見てみましたが、特徴がありますので、この後、ご紹介したいと思います。

かなり偏りがある!

業界や職種に強いということを売りにしている転職サイトの場合、ある業界やある職種に特化していることが多く、その業界種類や職種種類についても、偏りがあります。

今の転職市場は求職者のみなさんが有利の売り手市場であるため、企業からすると、採用活動に苦戦することが多い状況にあります。

しかも、労働市場において、ニーズが高い職種の場合や、応募数が少ない業界の場合は、当然、それに該当する企業は、更に自社の採用活動に苦戦することは必至です。

そこで、そのような企業の採用支援を積極的に行うことを売りにして、求人掲載数を増やすため、それらの業界や職種に限定していることが多いです。

営業職に特化した転職サイトが存在しない理由はサイトの運営メリット

例えば、営業職を希望する求職者の方が、営業職に強く営業職に特化した転職サイトに登録しようとしても、そのような転職サイトはありません。

営業職は、どの企業も比較的、採用しやすい職種で、どの企業も採用苦戦することはなく、営業職に特化した転職サイトを運営しても、ビジネスとして成立する可能性が少ないからです。

しかし、エンジニアという職種は、今、どの企業も必要とする職種で、転職市場に求職者の方があまりいませんので、どの企業も採用に苦戦しています。

転職サイトとしては、エンジニアに強いということを売りに転職サイトを運営すると、企業からの引き合いが増えますので、運営メリットがあります。

自分の希望する業界や職種が転職市場でどのような存在か知る!

企業が採用活動に苦戦するような業界や職種の場合は、結構な数の特化型の転職サイトがありますので、転職活動において利用するメリットは大きいと思います。

このように、自分の希望条件が転職市場においては、マーケットバリューがあるのかどうかとういう点を知ることが必要です。

なお、誤解がないようにして頂きたいのですが、マーケットバリューが低いからと言って、その職種の存在価値が低いとか、ネガティブな話ではないですので、ご理解、ご承知頂ければと思います。

転職サイトを使った転職については下記の記事を参考にしてください。

特化型の転職エージェントや転職サイトの真実

転職エージェントや転職サイトが特化型として、それを売りにしている場合、広告表現にウソを書くことはありませんので、特化型であることは真実と取って頂いて構わないのです。

問題は特化型としても、どれだけ、その業界や職種に特化しているかということと、どれだけ、その業界や職種に強いのかということです。

これまた真実となりますが、特化型と言っても、その強さは転職エージェントや転職サイトにより様々で、本当に強いと肌で感じる場合もありますし、感触として本当に強いのかと疑問に感じる場合もあります。

判断基準はネット検索で上位表示かつ規模の大きいこと

私の転職エージェントとして、そして、求職者だった経験を踏まえて、詳しくご紹介しますと、特化型の転職エージェントや転職サイトを利用したい場合には、一つの判断基準があります。

その判断基準とは、特化型を謳い文句にしている転職エージェントや転職サイトで、広告を多く使いインターネット上の検索結果において上位表示される、かつ、規模が大きいことです。この場合は、そこまで特化型と言えるぐらいの強みはないと思って良いでしょう。

管理部門特化型のエージェントやサイトはあまりメリットがない

逆を言えば、選ぶ意味での基準としては、インターネット上において、下位表示であり、小規模の転職エージェントの場合は、求職者のみなさんが実感できるぐらいの特化型だと言えます。

この基準を参考にして頂き、特化型の転職エージェントや転職サイトを選んで頂ければ大きな間違いはないと思います。

また、特化型のなかでも、管理部門の職種に強いとしている転職エージェントや転職サイトの場合は、そこまで強くないことが多いです。

管理部門とは、人事、総務、法務、経理など間接部門の職種のことです。

どうせなら本当に強い特化型サービスを受けよう!

同じ特化型のサービスでも、求職者のみなさんにとって、実感が薄い転職エージェントや転職サイトを利用しても意味がありません。

その特化型サービスを受けるのであれば、大手の転職エージェントに絞って転職活動をした方が絶対に効率的であり生産性が高いです。

私は小規模の転職エージェントとして活動していますが、小規模の転職エージェントには、本当の意味で業界や職種に特化した転職エージェントがあります。

特化型のメリットは求人の多さではない!!

また、私の思う特化型とは、求人の多さではなく、選考において、いかに求職者のみなさんにとってメリットがあるかどうかだと思っています。

小規模の転職エージェントの場合は、企業との強いパイプがあり、企業の経営者から直接、求人を受けることもあり、信頼関係があります。

そのため、選考において最も通過率が悪く、求職者のみなさんが最も苦手とする書類選考が無条件でパスできるというメリットもあります。

自分の希望する業界や職種に転職することを一つのゴールとして転職活動をしていると思いますので、選考におけるアドバンテージは、特化型の一番のメリットだと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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