転職サイトを使って転職活動する場合の効率的な方法を教えます!
みなさん、こんにちは。
現在の転職市場における転職活動の方法としては、転職エージェント、転職サイト、ハローワーク、求人情報誌の大きく四つの方法があります。
昔は、転職サイトが求職者の方の転職方法としては主流でした。時代に変遷と共に、転職サイトは転職エージェントにその座を譲る形になり、今では最も馴染みがある方法として確立されています。
今回の記事の目次
今回のテーマは?
転職エージェントを利用する求職者の方が増えてはいるものの、最近は、一時期、低迷していた転職サイトという転職方法も再度、賑わいを見せています。
近ごろは、転職エージェントを利用しつつ転職サイトも同時に使って採用活動を行う企業も増えつつありますし。
また、求職者の方にも、転職エージェントを中心にしながら、その脇を転職サイトで固める方法で転職活動をするケースも増えています。
今回のテーマは、転職サイトを主人公に転職サイトを取り巻く環境や転職サイトの有効な活用方法などをご紹介できればと考えています。
転職サイトが衰退した理由
転職サイトが一時期、衰退した理由は、転職市場では強者になる企業の都合が大きく影響しています。
転職サイトの特性は、企業からすると求人掲載料は安く、1度の求人掲載で、上限なしに何人でも採用することできます。
しかし、反面、求人掲載費用は、掲載時に発生し、その求人掲載期間に採用できなくても費用の負担を免れることはできません。
そのため、転職サイトを利用する企業からすると、ある意味では、ギャンブル性があり、確実性に欠ける側面がありました。
転職サイトは費用対効果が悪い!?
企業としては、採用活動には必ず費用が発生し、その費用に見合う採用活動ができなければ、費用対効果としては悪いという判断になります。
また、転職サイトの掲載は、費用が高い場合は、求職者の方に検索されやすい上位表示されますが、それも最初の期間だけです。
その後は、次から次へと他の企業の求人が新規掲載され、いくら高い費用を支払っていても、下位検索となり求職者の方の目に留まることが少なくなります。
知名度の低い企業にとっては非効率
また、まだ創業が浅いベンチャー企業などは知名度がある大手企業が同時期に転職サイトに求人を掲載すると、自社の求人が埋もれてしまいます。
いかに高い費用を支払って求人掲載したとしても、高い費用に見合う応募数を担保することができませんでした。
転職サイトの利用は企業の事務処理効率を下げる!?
採用活動において、企業は採用活動における事務処理を簡素化を期待するのですが、その意味でも転職サイトは企業にとって不都合が多かったです。
特に、転職サイトの求人は誰でも閲覧・応募ができるため、求人の応募条件に合致しない求職者の方からの応募も多く、書類選考の手間が非常に膨れ上がりました。
メリットよりデメリットが多かった転職サイト
転職サイトには、メリットはもちろんありますが、そのメリットを上回るデメリットがあり、少しずつ、転職サイトを利用して採用活動を行う企業が少なくなりました。
転職サイトを利用する企業が少なくなれば、転職サイトで検索しても求人が少ないことになりますので、求人を確保することが難しいと判断して、求職者離れになりました。
このように、転職市場では強者である企業が先に転職サイトの利用を控え、その後、求職者の方の転職サイト離れが強くなり、衰退していきました。
転職の主流はエージェントだが新卒就職の主流は就職サイト
視点を新卒採用に向けると、就活サイトは今でも就活生の一番の就活方法となっています。就活生のなかで就活サイトが今も主流になっている理由は、多くの求人があるからです。
転職サイトと就活サイトは機能としてはほぼ同一でありながらも、なぜ、転職サイトだけが衰退したと思いますか?新卒採用の対象者は、業務経験がない学生です。
そして、中途採用の対象者は、業務経験があり企業としては即戦力であり、事業の中核を期待する求職者です。
対象者の違いがあり、同じ機能を持つ就活サイトと転職サイトには今の主流の違いが生じています。
転職サイトは求人を探すだけの場所ではない
今の転職サイトは、転職エージェントとの併用ができるようになっています。今の転職サイトの機能は、非常に利便性があり利用価値が高いものになっています。
転職エージェントには企業規模の大小があり、大手の転職エージェントであれば広告宣伝により知名度を確保し、求職者のみなさんからの登録の頻度も高いです。
しかし、小さい規模の転職エージェントの場合は、広告宣伝費に予算を充てるぐらいのリソースがないため、なかなか求職者のみなさんの登録を促すことが難しい状態です。
転職サイトには小規模エージェントが抱える求人が掲載されていることも!?
そこで、転職サイトです。転職サイトの求人には、求人企業がダイレクトに掲載するものと転職エージェントが自社で抱える求人を掲載するパターンがあります。
登録者数を伸ばすことができない小さい転職エージェントは、どれだけ優良な求人を抱えていても、求職者の方に紹介する機会がないため、収益を確保することができません。
小さい規模の転職エージェントは、少額の支払いさえあれば、多くの求職者の方が登録する転職サイトに自社で抱える求人を掲載することができます。
今の転職サイトは機能をバージョンアップさせていて、単純に求人を探すだけの場所ではありません。
求人を通して転職エージェントを見つける
このように今の転職サイトは、求人を探し転職活動をする求職者の方だけではなく、求職者の方の登録が少ない小さい規模の転職エージェントも利用することができるものになっています。
求職者のみなさんからすると、求人を多く拾うことができれば、それだけ転職活動の幅は広がり転職活動を有利に進めることができます。
有利に進めることができる求人は、転職サイトにももちろんありますが、やはり、転職エージェントを利用することの方が断然有利です。
小規模の転職エージェントを見つけるために転職サイトを利用しよう
大手の転職エージェントの他にも無数に近いぐらい小さい規模の転職エージェントがあり、小さい転職エージェントには大手の転職エージェントにはない求人が多く存在します。
大手の転職エージェントを利用することは必須だと思いますが、その脇を固める意味で、小さい規模の転職エージェントを同時に利用することも非常にメリットがあると思います。
小さい転職エージェントは、インターネットなどで検索してもなかなか見つからず、小さい転職エージェントを探すためにインターネットを利用しても効率的な転職活動とは言えません。
転職サイトを利用することで、そこには小さい転職エージェントが抱える求人を拾うこともでき、そこで拾った求人をきっかけに小さい規模の転職エージェントへ登録することができます。
転職サイトのメルマガは大切
転職サイトを利用すると、必ずと言って良いほど、転職サイトから求職者のみなさんが登録したメールアドレスにメルマガが届くと思います。
メルマガから紹介される求人には必ずどの転職エージェントが抱える求人なのか明記されていますし。
また、メルマガに記載された求人から通常の転職活動では知り得ない転職エージェントを知ることもできます。
転職サイトでは求人単体だけでなく、その転職エージェントが抱えている他の求人を狙う!
転職サイトは、転職サイトに掲載されている求人単体だけではなく、その求人を抱える転職エージェントの他の求人を狙って利用すると、より良いと思います。
求職者のみなさんは、是非、転職サイトを利用している場合、メルマガも軽視せずに、チェックするようにしてもらいたいです。
メルマガが転職エージェントとの結節点になり、今まで拾うことができなかった求人を拾うチャンスになると私は思います。
履歴書や職務経歴書の添削
転職サイトも転職エージェントと同様に規模の大きい転職サイトと小さい転職サイトがありますので、すべての転職サイトで履歴書や職務経歴書の添削機能があるということはないです。
もし、履歴書や職務経歴書の添削を希望する求職者の方は是非、その機能が搭載された転職サイトを利用しても良いと思います。
履歴書や職務経歴書の添削サービスは転職エージェントだけの専売特許だったときもありますが、今はそのようなことはなく転職サイトを利用しても十分な添削サービスを受けることができます。
転職サイトでも履歴書や職務経歴書の添削が受けられる
求職者のみなさんは書類選考を最も苦手として、また、最も通過率が悪いと思うのですが、転職サイトもその事実や情報は当たり前のようにキャッチアップしています。
そのため、書類選考の通過率を上げる施策の一つとして簡易的なものではなく万全な添削サービスを搭載しています。
これは、転職サイトからしてもメリットがあり、その転職サイトを利用すると書類選考の通過率が良いという求職者のみなさんのなかで評判が広がることを期待しています。
転職エージェントと転職サイトの合わせ技
求職者のみなさんは、一つの転職エージェントまたは転職サイトで、転職エージェントと転職サイトの両方を利用できれば、それは非常に効率的なことだと思うでしょう。
このような効率的な機能を持つ転職エージェントまたは転職サイトが実際に存在します。転職エージェントに登録すると自動的に、その転職エージェントが持つ転職サイトの機能も利用することができます。
また、転職エージェントにはない求人もその転職エージェントが持つ転職サイトには求人がある場合も多くあり、一つで2度美味しいという状態になることができます。
大手のエージェントは事業がエージェント事業と転職サイト事業で分かれている!?
転職エージェントと転職サイトの両方の事業を持つ企業の場合は、大体が大手の企業であり、その企業の社内としても転職エージェント事業と転職サイト事業で分かれています。
しかし、転職サイトに登録している求職者の方のなかで、転職エージェント事業側で抱える求人に合致するのであれば、転職エージェント側から声が掛かるという仕組みになっています。
今の求職者のみなさんは恵まれた環境にある!
その恩恵を受ける対象は求職者のみなさんになる訳ですが、これからどんどん新しいサービスや機能がリリースされると思いますが、転職活動の何よりのベースは転職市場の動向です。
求職者のみなさんが転職活動する期間が売り手市場であるかどうかにより求職者のみなさんの転職活動の出来が変わってきます。
今は売り手市場!!転職のチャンス
その意味では転職エージェントや転職サイトともに十分なサービスや機能を持ち合わせていますし、更に今は売り手市場ですので、十分、転職することができる環境にあると思います。
自分でこの内容を書いていて、今の求職者のみなさんは羨ましくなるのですが、それも今、転職活動している求職者のみなさんの運だと思います。
求職者のみなさんは転職エージェントや転職サイトを有効に利用して最高の転職活動をして欲しいと思います。
転職サイトの応募管理
求職者のみなさんが転職サイトを利用する際に、ネックになる点が掲載されている求人に応募する際に自分が行わなければならないということだと思います。
実際、以前、転職サイトが求職者のみなさんから人気をなくした理由の一つに、応募手続きなどすべての転職活動の工程を自分で行わなければならない点でした。
今の転職サイトはどうかと言いますと、この点については今も改善されていませんし、転職サイトの特性上、改善の余地がないところです。
応募の際、求職者のみなさんが自ら応募手続きをしなければならないというデメリットを上回るメリットが転職サイトにはあります。
転職サイトを利用する価値は小さな転職エージェントと接点を持てること
また、転職サイトを利用する目的は、掲載された求人を通して、自力では開拓することができない小さい転職エージェントとの接点を持つことだと考えれば、許容範囲となるのではないかと思います。
しかも、小さい転職エージェントが抱える求人に応募した場合は、自ら応募手続きする必要はなく、通常の転職エージェントと同じように転職エージェント経由で応募することができます。
そう考えると、転職サイトのデメリットはゼロに等しいのではないかと思いますし、利用価値は十分あると思います。
転職サイトは、今は有効な転職方法!!!
冒頭でご紹介したように、転職エージェントが今、最も求職者の方の支持があり利用数も多いです。しかし、転職サイトも負けていないと転職エージェントである私は思います。
私の転職エージェントでもいつかは転職エージェント事業と転職サイトを組み合わせた転職支援ができればと考えているぐらい転職サイトの有効性は高いものだと思います。
昔の転職サイトのイメージは捨てて、是非、転職サイトを十分活用して求職者のみなさんの転職活動の幅を広げて欲しいと思います。
最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。
最後までお読み頂きありがとうとございました。