転職市場に広がる求職者の格差!他の求職者との差を広げて内定を勝ち取ろう!

みなさん、こんにちは。

今の日本社会は、貧困の差により格差社会と言われています。かつての日本は,どの企業も年齢による年功序列制度や終身雇用制度が中心で、今のように大きな格差に繋がることはなかったです。

しかし、現在は、多くの企業が年功序列制度や終身雇用制度を廃止して、年齢や在籍期間に関係なく、実力がある者がどんどん出世することができる実力主義を導入しています。

実力主義に変わったことで、それまで労働意欲や競争意欲が低下していた労働者の中に大きな変化が起きて、同僚などに負けたくないという気持ちも芽生えて労働力の質と量が一気に高まっています。

労働者間で、このように強い競争が起こると当然、格差が生まれます。この格差とは賃金が中心になる訳ですが、賃金が高い、低いで生活水準も当然変わります。

今回のテーマは?

一方、視点を民間企業から公務員に向けてみると、公務員の場合は、その立場は安定であり、民間企業のような競争社会にはなっていません。

公務員は、年齢により少しずつ賃金や立場が上がるため、民間企業のような厳しい競争社会に揉まれることはなく、ある意味、のんびりとした仕事人生を送ることができます。

公務員の場合は、安定が保証され、また、将来の定年時には必ず退職金があります。この意味では、公務員という働き方は、私は個人的に良い環境だと思います。

民間企業への転職とは競争環境に身をおくということ

しかし、求職者のみなさんは民間企業への転職を希望されていると思いますので、冒頭でご紹介した実力主義からなる競争という環境で仕事をする必要があります。

特に直接部門においては、日々の実績などが定量的に分かり、評価も定量的な側面となりますので、個人業績が数字で表され実力主義が如実に出ます。

労働社会で起こる実力主義からなる格差社会は、転職市場にもあります。

あなたは転職市場での自分の立ち位置を理解していますか?

今回のテーマは、転職市場と格差について色々な視点からお話をご紹介できればと考えています。

求職者のみなさんは、自分自身が転職市場でどのような立場にあり、他の求職者の方がどのような経験や経歴を持っているのかご存じでしょうか?

恐らく、どの求職者の方でも、転職市場における自分の立場や他の求職者の方の情報は分からないと思います。

転職市場はライバルとの競争

求職者のみなさんは、企業の選考を受けた場合、自分の他にどれぐらいの人数の求職者の方が自分と同じように応募しているのかなど、情報が一切ないです。

情報がないことで、精神的に安心することもあると思いますが、実際には、自分以外にもたくさんの求職者の方が応募しています。

私は、現在、転職エージェントという立場にありますが、一つの求人に対して、私の転職エージェント内でも、複数名の求職者の方から応募意思があります。

私の転職エージェントは小規模ですが、他の転職エージェントにも同様の求人があれば、そこからも同時に応募がありますので全体の応募数としては非常に多くなります。

具体的な不合格理由は転職エージェントにも知らされない

企業は、採用活動をするにあたり求人を公開して求職者の応募を募りますが、企業は、複数の転職エージェントを同時に利用することで母集団を担保します。

ですので、求職者のみなさんがご利用されている転職エージェントの他にも別の転職エージェントも同じ求人を求職者の方へ紹介していると思った方が良いです。

企業としては求職者同士を相対比較して採用判断しますが、求職者のみなさんは、企業の相対比較の基準や相対比較の具体的な結果については知ることができません。

書類選考や面接結果で、転職エージェントから『他の候補者との相対比較の結果』という不合格理由を伝えられると思いますが、転職エージェントも具体的に相対比較の理由を知らされません。

求職者のみなさんとしては腑に落ちない!?

私も、以前は、求職者として転職活動をした経験がありますが、企業の選考を受けて不合格を受けた経験が当然あります。と言うよりも、相当落ちたこともあります(汗)

その際に、先程お話した、『他の候補者との相対比較の結果』という理由を一方的に突きつけられて、具体的な理由は教えて貰えませんでした。

当時の私は、この選考結果に非常に納得いかなかったため、利用していた転職エージェントに問い合わせたことがあります。

しかし、転職エージェントも具体的に企業から相対比較の理由について聞かされていなかったため、腑に落ちない状態で選考結果を受け入れるしかなかったです。

最近は具体的な不合格理由を教えて貰える場合もある!?

恐らく求職者のみなさんも、当時の私のように腑に落ちないという方が多いと思います。しかし、今は当時ほど『他の候補者との相対比較の結果』という理由を使う企業は多くありません。

私の転職エージェントでは、企業に対して選考結果の理由は具体的にどこか懸念点だったのか教えて欲しいと伝えていて、選考結果には必ず具体的な理由を貰えるようになっています。

そうすることで、求職者の方は、選考結果に対して不服があった場合や企業の誤解により見送りだった場合は異議を唱えることもできますし、企業としても下手な採用ミスマッチを起こすリスクもなくなります。

『相対比較の結果』という選考理由は形式的なテンプレ回答!?

ちなみに、相対比較の結果という選考理由は、はっきり言いますと企業の単なる形式的な理由に過ぎず、本当は違う点に理由があることもあります。

企業は応募の段階ではウェルカム感満載ですが、見送りになる求職者の方には用がないのです。そのため、見送り理由については適当に対応することがあります。

他の求職者の状況

求職者のみなさんは、先程ご紹介した通り、同じ転職市場で同じ目的や目標を持っているにも関わらず、自分以外の求職者の方の情報を一切知りません。

転職活動は求職者のみなさん自身が、自分の個人情報を利用して行うため、求職者のみなさんから受け取る履歴書や職務経歴書にも当然、個人情報が満載です。

転職エージェントや企業は求職者のみなさんの個人情報の取り扱いには非常に高い意識を持っているため、下手に他の求職者の情報を求職者のみなさんに共有することはありません。

求職者のみなさんも、転職エージェントや企業が自分以外の求職者の方に自分の個人情報を共有する環境ですと不安が大きく、不快な気持ちになると思います。

ライバルの情報がないことは不安に繋がる

一方、共有されないということは、他の求職者=ライバルということになりますが、ライバルの情報が全く分からないということにもなります。

人の心理的には、目に見える相手や情報がある程度分かる相手であれば、変な恐怖心や不安は軽減されると言われています。

転職市場においては、他の求職者の方の情報を知ることが一切ないため、他の求職者の方はどんな人なのか気になり、不安が自信喪失に繋がることもあります。

自分とほぼ同じか自分以下であることが多い!?

求職者の方は、『安心してください!』。転職市場には自分よりもハイレベルな求職者の方が大勢いますが、自分と同じ求人に応募することはほとんどありません。

と言うのは、求人には募集要件があります。自分のレベルに合った求人に応募することがほとんどです。

ということは、一つの求人にどれだけ求職者の方からの応募が殺到しても大体、自分と同じレベルの求職者の方が応募していると想定して良いと思います。

一つの求人には同一レベルの求職者が応募する

企業へどのような求職者の方が応募しているのか分からないため、不安や恐怖心が増すこともあると思いますが、大丈夫です。

私は、転職エージェントとして活動する以前、企業の人事部長として採用にも関わってきましたし、当時の経験をもとにすると、応募する求職者の方のレベルは、ほぼ同一です。

転職エージェントも求人レベルに達していない求職者の方には求人の紹介はしませんし、紹介の段階で、ある程度、同じレベルの求職者が集まるという仕組みになっています。

書類選考での格差!?

求職者のみなさんは、企業の選考を受ける際に、苦手とする選考は何ですか?求職者だった当時の私は、何より書類選考が苦手でした。

その苦手意識と比例する形で、書類選考通過率は面接に比べると非常に悪かったです。

転職エージェントをしていて、すべての求職者の方の選考状況をデータ化していますが、やはり、当時の私と同じように書類選考で見送りになることが最も多いです。

書類選考は少しの欠点やミス待ったの部分を探している!?

書類選考の通過率が面接に比べると明らかに悪い理由は、企業の書類選考に対する意識が大きな理由です。

書類選考は企業からするとスクリーニングする選考となっていて、少しの欠点やミスマッチ部分があるだけで見送りにします。

しかし、面接の場合は、少しの欠点やミスマッチがあっても、他の部分で良い点を探そうとします。

書類選考では学歴が大きく影響する!?

また、書類選考には学歴を設定する企業もあり、履歴書や職務経歴書の内容以前に学歴でスクリーニングされることもあり、書類選考が最も通過率として低くなっています。

スクリーニング

選定すること

学歴については改ざんすることや虚偽を記載することはできませんが、学歴や社歴以外の点については、表現方法によりどのようにでもできます。

国民でもある求職者のみなさんには、憲法で表現の自由の権利があります。書類選考で提出する履歴書や職務経歴書においても同じです。

書類選考を通過するためには表現方法が重要!?

今回のテーマとはズレますので、書類選考の表現方法については割愛しますが、同じ意味や内容でも表現方法により相手に与える印象が良くも悪くもなることはあります。

書類選考について気になる方は下記の記事を参考にして下さい。

書類選考の格差を作る

書類選考には、学歴というどうにもできない格差はありますが、、多いと言ってもその割合は全体から見れば少ないです。

ということは、学歴以外の部分で書類選考の通過率を上げることができるということになります。

また、表現方法を変えることで、他の求職者の方が書類選考で苦戦するなか、自分は通過率を上げることができるため、自分が有利な立場で、格差を作ることができます。

書類選考を通過できなければ面接を受けることすらできない!!

書類選考は、確かに選考前半でそこまで重い選考ではないですが、企業の選考フローにある場合は通過しなければ、その後の面接を受ける権利すらありません。

転職活動の生命線は求人の多さですが、企業の選考通過の生命線であり第一関門は通過率が低く、求職者のみなさん自身ではどうすることもできない書類選考です。

表現方法を少し変えるだけで、書類選考の通過率が変わったという私の転職エージェントを利用頂く求職者の方には多くいます。

書類選考は表現方法で他の求職者の方と差をつけ、自分が有利の立場で格差を作ることができます。

直接伝えられないからこそ表現方法を慎重に考える

表現方法は、相手に与える印象をガラリと変えます。書類選考は直接、企業の選考担当者に自分を伝えることができない選考ですので、面接以上に表現方法を慎重に行うことが重要です。

書類選考は運ということももちろんありますが、運だけではありません。表現方法を考えるということでは、仮に他の求職者の方よりも劣る内容でも見栄えある内容に感じることもあります。

求職者のみなさんの表現方法の工夫が他の求職者の方との差を広げることに繋がります。

転職市場も実力社会!

まず、転職市場は、エリアで言うと都内や都心部だけが対象エリアではなく、北は北海道から南は沖縄まで転職市場です。都内や都心部と地方で格差があることはご存じでしょうか。

この格差とは冒頭でもご紹介した通り、賃金が最も影響を受ける要素ですが、都内や都心部と地方の賃金における格差はどれぐらいかと言いますと、約30%ぐらい違います。

当然、都内や都心部が地方よりも優遇されていますが、同じ職業、同じ仕事内容でもエリアが違うだけで30%前後の賃金格差があります。

賃金という観点で考えるなら都内や都心部への転職が良い

転職市場は、労働市場とリンクする要素が多くありますが、賃金においても同様です。転職活動の生命線は求人ですが、求人には必ず転職後の労働条件の記載があると思います。

転職市場においても、都内や都心部と地方では同じ内容の求人でも賃金に約30%の格差があります。

求職者のみなさんは、何のために仕事をするのか、何のために転職するのか個人単位で理由は違うと思いますが、一番は生活するために賃金を得るためだと思います。

この観点で考えると同じ職種や同じ仕事内容であるならば、より高い賃金を得ることができる都内や都心部で転職した方が絶対に良いのです。

今日もこの先もビジネスの中心は都内や都心部

最近、地方活性化ということで企業が地方へ本社移転したり、求職者の方でも転職を機に地方へ移住することが増えています。

しかし、それ以上に、高い賃金を得るために、地方から都内や都心部へ転職する地方の求職者が多いです。

今ご紹介したように地方も少しずつ活性化しつつあるとは言え、それでもビジネスの中心は都内や都心部が中心であることは今後も変わらないと思います。

そうなると多くの企業や多くの労働者が自分の実力でライバルと差を広げて頑張ろうとする傾向が強いです。

ビジネスの中心は競争社会、格差社会

地方の場合は、生活リズムがのんびりしたスタイルになっていて、ビジネスの中心である都内や都心部よりも、競争意識が低く、格差も生まれにくいとされています。

しかし、ビジネスの中心地である都内や都心部は、企業の数が多く、また、労働者の数も多いため、その段階で、競争社会の要素が強いです。

競争とは、言葉を選ばず言いますと、勝ち組と負け組が必ずあります。同じ時間を使って仕事をするならば、率先して負け組になろうとする人はいないと思います。

自分の過去の積み重ねが転職市場での格差を作る

労働市場は、現在進行形の市場ですが、転職市場は、過去の実績を求職者のみなさんが現在進行形の労働市場で事業展開する企業に評価される市場です。

つまり、求職者のみなさんが現在、転職活動をする転職市場は、自分の過去の積み重ねで他の求職者の方と差をつけて、格差を作るということになります。

転職市場にはたくさんの求職者の方が自分の希望条件を叶えるために転職活動をしていますが、全員が、自分の希望条件通りの転職ができるとは限りません。

むしろ、自分の希望通りの条件で転職できる方の方が少ないと思います。その理由は、転職市場が労働市場と同じく競争社会であり、格差社会であるためです。

日々の自分を大切に仕事に励む

格差の観点で自分が他の求職者の方よりも低い立場にあるのであれば、当然、選考で合格するということはないと思います。

転職エージェントとして求職者の方によく言っていることがあり、転職活動は過去も積み重ねの集大成で、今、どうこうできることはないということです。

求職者のみなさんは、転職活動をする今、過去の自分の経歴をどうこうすることはできませんし、今からでも遅くないですので、日々の自分を大事に仕事をして欲しいと思います。

今からでもできる格差要素

求職者のみなさんは、企業は求職者のみなさんのどの点を着目して合格、不合格を決めると思いますか?

書類選考は少し例外的な要素がありますので、面接で企業は求職者のみなさんの経歴を聞くと思いますし、選考の要素には含みます。

しかし、企業は求職者のみなさんを違う視点を中心に見ています。それは人間性と熱意です。

熱意を伝えることが内定を近づける!

転職市場の構図としては、転職を希望する求職者のみなさんが、企業に自分をアピールして転職するという仕組みです。

そのためには、まず、求職者のみなさんがその企業にどれだけ入社したいのか、転職したいのかという熱意を伝える必要があります。

熱意を伝える方法はそれぞれに違うと思いますが、熱意が伝われば、余程のことがない限り、誰しも内定に近づけることができます。

また、熱意に加えて、熱意以上に大切なことは、人間性です。求職者のみなさんは求職者である前に人です。そして、立派な社会人です。

熱意よりも大切な人間性

人として、社会人として当たり前のことは当たり前にできることが何より大切です。

経歴は、過去のことで今どうこうできることはありませんが、熱意や人間性は今、転職活動中にどうにでもできることです。

今からでも遅くはありません。転職市場は格差社会で、今できることで、他の求職者の方と格差をつけて自分の転職活動を有利に進めて欲しいと思います。

格差は埋めるもので、広げられるものではない!

求職者のみなさんは、多くの見えないライバルと競い勝ち抜いて転職することができます。

求人のレベルにより、同じレベルの求職者の方が応募しますので、自分が到底、太刀打ちできない求職者の方が同じ求人に応募しているということはほとんどありません。

ということは、誰にでも転職チャンスはあるということです。転職市場は格差社会で、いかに他の求職者の方と差別化を図るかが重要です。

先述の通り、経歴は過去のことでどうにもできませんが、熱意や人間性は、今、どうにかできることです。

特に熱意は、相手にどれだけ伝えることができるかにより、相手の心情も変わりますし、他の求職者の方よりも一歩、二歩と前に進むことができると思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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