JACリクルートメントの強み弱みを8つのポイントで徹底検証
みなさん、こんにちは。
転職活動をされている求職者のみなさんは、転職方法として転職エージェントを利用している方が多いと思いますが、どのような基準で転職エージェントを選んでいますか?
転職エージェントは、転職市場の盛り上げりと比例して、非常にその数は増えています。
求人元である企業が転職エージェントを利用して採用活動を行うことが増えていることもあり、非常に有効な手段になります。
転職エージェントの選び方は特に答えがあるということはないので、求職者のみなさんそれぞれに合った転職エージェント選びが必要です。
今回の記事の目次
JACリクルートメントの会社概要
数ある転職エージェントのなかで今回は、転職エージェント業界のなかで転職支援実績として3位のJACリクルートメントという転職エージェントについてご紹介したいと思います。
JACリクルートメントという転職エージェントは、東京に本社を置き、大手の転職エージェントと言われる部類に入ります。
以前からグローバル展開に力を入れてきた転職エージェント
最近のグローバル化により、多くの転職エージェントが海外展開するなかで、JACリクルートメントは、その先駆けとして以前からグローバル展開している転職エージェントです。
求職者のみなさんのなかでも、JACリクルートメントを知っているという方は多いと思いますが、JACリクルートメントを外資系企業と勘違いしている方はいないでしょうか?
JACリクルートメントは日本企業ですが、求職者のみなさんのなかで外資系企業のイメージを持つ理由は、JACリクルートメントの得意分野が外資系企業の転職支援があるためです。
JACリクルートメントが得意なジャンルは外資系企業への転職支援
まず先に、絶対にご紹介しなければならないJACリクルートメントの得意ジャンルは外資系企業への転職支援です。
JACリクルートメントはテレCMで広告を打ち出している訳ではないですが、電車の広告は良く打ち出しています。
その広告には、『外資系企業への転職支援』という文言がありますが、JACリクルートメントは他の転職エージェントとの差別化として昔から外資系企業への転職支援を得意にしています。
外資系企業の知識や情報に優れたキャリアアドバイザーが在籍している
企業規模の大小に関係なく多くの外資系企業の求人を紹介された覚えがあります。もちろん、そのなかには日本企業の求人もありますが、明らかに外資系企業の求人が多いです。
私の求職者時代の経験から話すと、転職支援を担当するキャリアアドバイザーの、外資系企業への知識や情報も優れていたように思います。
外資系企業を希望する求職者の方は、JACリクルートメントを利用することは有利な転職活動を行うことができますので、是非、登録してみてはいかがかと思います。
海外で働きたい求職者の方にもオススメ
JACリクルートメントは、海外にも拠点を持ち、海外で仕事をしたい求職者の方にも柔軟に対応できるレベルの求人を持っています。
JACリクルートメントは、シンガポールに拠点を持ち、シンガポールを中心に海外向けの転職支援も行っていましたが、今では世界10カ国に拠点を持っています。
特にJACリクルートメントの海外向けの転職支援で強さをもっているエリアがアジア圏になると思います。
求職者、企業共に高まるアジア圏のニーズ!
転職エージェント以外の業界でもアジア圏に拠点を持ち事業展開している企業が増えているのですが、JACリクルートメントはそれに対応するため、アジア圏を得意エリアにしています。
私が以前参加した転職エージェントの定期交流会でJACリクルートメントのキャリアアドバイザーの方と話をする機会がありました。
最近、海外志向の求職者の方増えていて、企業も海外が勤務地となる求人を多く発注しているということで、求職者のみなさん、企業ともにアジア圏のニーズが強いと話していました。
JACリクルートメントに登録して海外のビジネス情報をキャッチアップしよう!
JACリクルートメントは、その意味では、昔からアジア圏を中心とした海外に地盤を持っているため、時代の流れにスムーズに対応できると言えます。
海外で仕事をしたいと考える求職者のみなさんのなかでも、海外のビジネス情報はあまり詳しくないと方がいると思いますので、有益な情報をキャッチアップすることができ、大きな意味があると思います。
今後もアジア圏を中心に求人は多くなってくるでしょうし、それはイコールでJACリクルートメントの得意分野ですので、オススメできる転職エージェントです。
大手企業への転職支援も得意としている!
JACリクルートメントの一番の得意分野は外資系企業への転職支援になるのですが、その他にも得意分野があり、その一つが大手企業への転職支援です。
求職者のみなさんのなかで、転職には安定を求めるということで大手企業の求人だけを狙って転職活動をされている方も多いと思います。
JACリクルートメントは、大手企業とのパイプを多く持っているため、新規求人の獲得率が高いです。
JACリクルートメントは大手企業からの信頼が厚い!
転職エージェントの一般的な話として、転職支援実績が豊富であれば、企業も次の求人についても期待をするため、同じ転職エージェントに求人を発注します。
JACリクルートメントの場合、大手企業への転職実績が豊富にあるため、大手企業からの信頼が厚く、大手企業が求人を公開する場合はJACリクルートメントに依頼するケースが多いです。
厚い信頼の理由は上場企業であること!?
大手企業から厚い信頼を受けている理由は、JACリクルートメントが上場企業であることも理由の一つです。
転職エージェントのなかで上場している企業はかなり限られるのですが、JACリクルートメントは東証一部上場の企業ですので、企業としての信頼度も高いです。
景気が悪く軒並み転職エージェントが業績を減少させていた時代もJACリクルートメントは、確実な売上を誇っていましたし、その意味でも大手企業の信頼は厚いのだと思います。
転職エージェントと企業は信頼関係が特に重要になるのですが、JACリクルートメントは、良い意味で平均的であり大手企業と近い社風にあるので、その点も大手企業に強い理由です。
管理部門の職種も強い!
JACリクルートメントの得意分野のもう一つは、職種ですが、管理部門系の職種には強みを持っています。私がJACリクルートメントに登録した一番の理由はここにあります。
ホームページを見て頂ければ分かりますが、管理部門の職種に特化したキャリアアドバイザーが在籍するなど力を入れている分野の一つです。
管理部門系の職種はどの企業でも定着率が高く、そうなると欠員補充という意味での求人は直接部門に比べると出回ることが少ないです。
差別化を図るために管理部門に特化している!
JACリクルートメントはそれでも他の転職エージェントとの差別化を図るために、他の転職エージェントがあまり参入しない管理部門に特化して転職エージェント活動を行っています。
誤解がないように補足しますが、JACリクルートメントは管理部門系の職種を限定的に対応しているのではなく、他の職種についても十分な求人数を持っています。
このあたりは誤解のないようにして頂きたいと思いますし、直接部門の職種を希望する求職者の方も問題なく利用する価値がある転職エージェントです。
管理部門の中でも特に人事と総務に強い!!
管理部門系の職種のなかでも人事と総務については特に強いです。これは私が身を持って体験しているので間違いないことです。
私は転職活動をしていた当時、人事を希望して転職活動をしていたのですが、すべてを平等的にみてもJACリクルートメントからの新規求人の数は多かったと記憶しています。
人事を希望する求職者のみなさんにとってはJACリクルートメントを活用することで他の転職エージェントからは得られない情報を仕入れて選考に役立てることができると思います。
JACリクルートメントはスマートな均一な転職支援を行う転職エージェント
転職エージェントのなかには、利益優先で転職支援を行う転職エージェントもあるのですが、JACリクルートメントは全くそのような傾向や風土がありません。
利益を優先に考えていないため、ゴリ押しするようなこともありませんし、その評判は求職者のなかで広まり、自然にJACリクルートメントに登録する求職者の方が多いです。
その象徴的なものが登録時の面談です。JACリクルートメントの場合はじっくりコンサルティングを行い、長い場合は2時間以上ということもあります。
特に社会人経験が浅い、第二新卒の求職者の方に対しては非常に丁寧な面談を行うことで知られています。
第二新卒の求職者の支援を強みとしていたノウハウが残っている!
今はそこまで得意な分野になっていませんが、JACリクルートメントは、かつて第二新卒の求職者の方の転職支援を得意にしていました。
今は他の大手の転職エージェントが第二新卒の求職者の方に特化した転職エージェント事業を立ち上げたため、あまり目立たない存在ですが、実績は十分にあります。
第二新卒の求職者の方には非常に丁寧な対応をしますので、JACリクルートメントを利用して転職活動をすることは決して損にはならないと思います。
第二新卒の求職者の方の場合、ブラック企業との関係性も強いので、JACリクルートメントを活用することで将来的なリスクもなくすことに繋がるでしょう。
担当者の対応レベルは…親切で丁寧な対応が信条
数ある転職エージェントのなかで、評判が高いJACリクルートメントですが、その大きな理由は先述でも軽く触れましたが、キャリアアドバイザーの質の高さにあります。
社内的なキャリアアドバイザー教育が徹底されていて、また、転職エージェントとしても歴史があり、転職実績も十分にあるため、それらをフルに活用して転職活動に還元しています。
私も含めてJACリクルートメントを利用したことがある求職者の方のなかで、JACリクルートメントに対して悪い印象を持ったという方を私は知りません。
丁寧な教育と上司のフォローで質の高いキャリアアドバイザーを育てている
質の高さの具体的な理由は、キャリアアドバイザーの対応にあります。キャリアアドバイザーは対応力が重要で、どのようなタイプの、求職者の方にも柔軟に対応する能力が求められる職業です。
JACリクルートメントのキャリアアドバイザーは親切であり、そして丁寧な対応ですので、転職支援を受けて求職者のみなさんは安心感が増すと思います。
登録面談と同じように転職支援期間中のキャリアアドバイザーとのやり取りは不快な感じを覚えないはずです。
アドバイスも的確であり、仮に若いキャリアアドバイザーが担当になったとしても、その上司がしっかりフォローしてくれますので、安心です。
ツーフェイス型ではあるが情報共有についても問題ない
なお、JACリクルートメントはツーフェイス型を採用しているため、採用活動を行う企業担当者とキャリアアドバイザーの二つに分かれますが、このあたりの情報共有についても問題ないと言えます。
いい加減な対応はJACリクルートメントのキャリアアドバイザーは行いませんし、キャリアアドバイザーの鏡とも言える対応になっています。
担当者はどこまで求職者をサポートしてくれる?
求職者のみなさんの、直接の担当者になるキャリアアドバイザーですが、転職支援の範囲はどこまで対応してくれるのかということについてご紹介したいと思います。
JACリクルートメントのサポートは、他の転職エージェントとほぼ同一ですが、良質な転職支援を受けることができます。
適性検査対策で手厚いサポートが受けられる!!
例えば、求職者のみなさんのなかで苦手としている方が多い適性検査ですが、これについてもいくつかの事案を持っているため、ある程度の種類の適性検査には対応することができます。
求職者のみなさんが希望する場合は、直接、求職者のみなさんがJACリクルートメントに訪問してキャリアアドバイザーが一緒に言語、非言語の対策を行ってくれます。
JACリクルートメントのキャリアアドバイザーの採用基準は高く、ある程度の学歴を要するため、言語、非言語については、求職者のみなさんに教えるレベルの学力を保有しています。
私も適性検査はかなりの苦手で、何社か転職エージェントに対策を依頼し教えて貰いましたが、JACリクルートメントのキャリアアドバイザーはレベルが違うなという印象を持っています。
JACリクルートメントからの書類選考通過率は高い!!
また、キャリアアドバイザーの転職支援のなかで、かなり時間が掛かり手間となる履歴書や職務経歴書の添削についても、何度も対応してくれます。
それが理由でもあり、JACリクルートメントからの書類選考の通過率は平均に比べて高いと言われています。
書類選考は求職者のみなさんにとっては最も通過率が低い鬼門とも言える選考フェーズですので、この部分でアドバンテージを得ることができれば、転職活動は有利に進めることが可能です。
極論、JACリクルートメントを履歴書や職務経歴書の添削のためだけに利用しても良いと思います。
利用者の視点で思うJACリクルートメント
JACリクルートメントは、完全に転職エージェント事業を専門に扱う企業で、転職サイトの運営は行っていません。また、転職エージェントでも流行っているスカウトメールということもありません。
JACリクルートメントを利用するなかで求人を集める方法は、求職者のみなさんを担当するキャリアアドバイザーからの紹介のみになります。
そのため、求人を集めるという意味では物足りなさを感じる方もいるのかもしれません。しかし、それを上回る新規求人の紹介率がありますので、問題ないと私は思います。
他のエージェントから紹介された求人をJACリクルートメントに共有し転職支援をお願いする
JACリクルートメントのキャリアアドバイザーは非常に質が高いため、他の転職エージェントから紹介を受けた求人をJACリクルートメントに共有し、紹介してもらうことをオススメしたいです。
JACリクルートメントで働く従業員は離職率が低く、求職者のみなさんが転職活動中に担当者が変わるということも、ほとんどないです。
転職エージェント業界は人の入れ替わりが早い業界で、担当者がコロコロ変わる場合もあり、求職者のみなさんにとっては同じ手間を行うこともあります。
そのような時間的なリスクもJACリクルートメントであれば可能性としては、かなり低いと思います。
アフターフォローは充実しているのか?
求職者のみなさんが転職後のJACリクルートメントからのアフターフォローですが、JACリクルートメントのキャリアアドバイザーから連絡があるということはないと思います。
むしろ、JACリクルートメントの企業を担当する営業担当者が求職者のみなさんが転職した企業と連携して、何かありそうなときは未然に回収しているようです。
比較すると分かりやすいと思いますが、大体の転職エージェントは、求職者のみなさんの転職後にアフターフォローする場合の主な目的は退職しては困るからです。
JACリクルートメントは強引なアフターフォローを行わなない!
転職した企業を短期で退職した場合、企業から支払われた成功報酬の一部を転職エージェントは返金しなければならないため、返金規定の期間内は辞めさせないようにしている場合もあります。
JACリクルートメントは営業体質の文化を持つ企業ではないですし、求職者のみなさんのことを一番に考えた転職支援を行うスタイルですので、転職後の強引なアフターフォローはないと思います。
JACリクルートメントに向いている人の特徴
どのような求職者の方が向いているのかということですが、基本的にはどのような求職者の方でもJACリクルートメントとの相性は良いと思います。
そのなかでも特に相性が良く利用する価値を感じることできる求職者の方のタイプは、JACリクルートメントが得意とする分野を転職希望している求職者です。
外資系企業、管理部門系の職種、第二新卒の求職者の方々は特にメリットを感じることが出来るのではないかと思います。
転職活動の早期終了、面接のフォローアップ、求人の質を期待する方には特にオススメ!
JACリクルートメントを利用する求職者の方の平均的な転職活動期間は、一般の平均期間よりも短いため、早期に転職活動を終わりにしたいという希望を持つ求職者の方にもオススメできます。
第二新卒の求職者の方の場合、企業からの信頼が厚く、キャリアアドバイザーが面接に同席することも許されることが多いため、面接においてフォローアップを期待する場合も良いと思います。
そして、JACリクルートメントはどのような企業からも求人を受注するということはなく、受注する際の基準も明確で、ある程度絞り込んでいるため、ブラック企業の求人はゼロに等しいです。
その他(JACリクルートメントの求人の選考スピードはやや遅い)
企業の今の動きとしては、優秀な人材を早期に採用する意味で、選考スピードが速くなっているのですが、JACリクルートメントからの紹介求人の場合、やや鈍化していると言われています。
これには理由があり、JACリクルートメントが取引する企業は大手企業が多いということと、欠員補充で企業がすぐにでも採用したいというスタンスを持っていない企業が多いためです。
JACリクルートメントを利用した場合、転職活動期間としては平均よりも短いですが、1社で考えるとややスピード感はないので、このあたりは想定しておいた方が良いです。
それでは、最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が最高のものになるように祈り、今回はこれで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうとございました。