JACリクルートメントを利用しての転職体験談

私は転職活動を進めるにあたり、たくさんの転職サイトと転職エージェントに登録してみたのですが、実際に利用してみると違いを多く感じました。

最終的にはJACリクルートメント(以下JAC)からの紹介で転職することができたので、ここではJACを利用した際の転職活動の様子を述べていきたいと思います。

執筆者の情報
名前:平野智也(仮名)
性別:男性
転職経験:1回
現在の年齢:46歳
転職時の年齢と前職:44歳(出版社)

JACを利用した理由

私は転職活動を始めるまではJACという会社のことをよく知りませんでしたが、ネットで調べてみるとすぐに大手の転職エージェントだということが分かりました。

JACのサイトの特徴

  • さまざまな業界や職種に精通したコンサルタントが、専門的な知識を生かして転職をサポート
  • 外資系企業やグローバル企業への転職に強い
  • 多くの人が見ている求人サイトには掲載されていない「非公開求人」の扱いが多い

上記のようなことが謳われていました。

なかなか良さそうだと思い、まずは登録してみることにしました。

転職サポートの申し込み

まずはJACのサイトから「無料転職サポート登録」を行います。

登録は「基本情報登録」と「職務経歴登録」の2段階になっています。

これらは難しい作業ではありませんが、いま思い返してみると、転職活動のなるべく早い段階で履歴書と職務経歴書をどこにでも提出できるようにしておくことは大事なポイントだと思います。

正確な情報を記載することが基本中の基本ですが、自分の経験やスキルやアピールポイントをきちんとまとめておくと、それからの活動がスムーズになります。

私はJACに登録する前に既に複数のサイトやエージェントに登録していたので、それまでに作成しておいたデータを利用して登録を済ませました。

その後で「経験および希望に関するアンケート」というA4で1枚程度の書類も提出しました。

企業の紹介~応募までの流れ

登録してからしばらくの間は特に連絡がなかったのですが、登録から10日くらいたったある日JACのエージェントの方から電話があり「現在の転職活動の状況はいかがですか?」と尋ねられJACとのやり取りが始まりました。

連絡は基本メールで、大事なことは電話もかかってくるという感じでした。

サイトでは登録の後に「コンサルタントとの面談」というステップがありますが、私の場合はなぜか直接の面談はなく電話とメールでのやり取りとなりました。

理由は特に聞きませんでしたが、それまでに提出した情報で私のスキルや転職に向けての希望などは把握できたので、面談までする必要はなかったのかなと思っています。

はじめに連絡がきてから約1カ月の間に7件ほどの求人を紹介してもらいました。

私の経験と希望をよく理解してくれて、なるべく希望に沿う案件を熱心に探してきてくれていると感じました。

それも半分以上は非公開の案件だったので、そういった情報に出会えただけでもエージェントを利用する価値はあると思いまいした。

7件の求人の中身をよく検討してそのうち4件について、応募することにしました。

書類審査~面接

応募した4社のうち、書類審査を通過して面接に進んだのは2社でした。

私の経験でいうと、面接に進む割合が5割というのは、とても高い割合だと思います。

転職サイトで公開されている求人に応募すると簡単に応募できるためその分競争率も高くなるため、なかなか面接までたどりつけません。

それに対してJACを利用した場合は求人を紹介された時点でそれなりにマッチングされていることと、特に非公開求人の場合は競争率がそれほど高くないということで面接に進める確率が高いのではないかと感じました。

私が面接の段階へ進んだ2社は、輸入書籍を専門に扱っているA社での営業職(将来の幹部候補)、図書館向けの書籍やデータベースを販売しているB社での営業職でした。

コンサルタントから具体的に予想される質問や企業が求めている人材要件を教えていただけたので、十分に準備をして面接に臨むことができました。

面接の直後にもコンサルタントから電話があり、面接での様子や企業への印象を尋ねられました。

面接のフォローという意味もあり、私の希望と企業の求めるものとの相性を確認するという意味だったのだろうと思います。

採用決定~入社まで

面接に進んだ2社のうちA社は2回の面接を経て、めでたく採用の通知を獲得することができました。

その時点で、B社の方はまだ1次面接の結果待ちという段階でした。

B社の方の選考の状態や今後のスケジュールなどをコンサルタントが説明してくれ、最終的にはB社の結果を待たずにA社への入社を選択することにしました。

A社への入社希望を伝えてからも、細かい雇用条件についての質問や確定した雇用条件書の提示、入社日の設定などのやり取りがありましたが、これら全て私と企業との間にはコンサルタントが入ってくれました。

私としては企業と直接交渉するよりも間にコンサルタントが入ってくれた方が余計な気を遣わずに済んで助かりました。

JACと転職サイトとの違い

ここまでJACを利用してから採用が決定し入社するまでの流れを述べてきましたが、私はJAC以外にも多くの転職サイトや転職エージェントに登録し利用しました。

転職にあたり、まずは多くの情報を集めるという意味で複数のサービスを利用した方がいいと私は考えていますが、その上でJACと他のサービスとの違いを少し振り返ってみようと思います。

まず転職サイトはネット上で多くの求人を見ることができ、応募するのもクリックするだけで簡単にできてしまいます。

ただ、そこから実際に書類審査を通過して、面接にまでたどりつくことはなかなか大変だと感じました。

選考する企業にしてみれば恐らく膨大な応募数を処理しなければならないので、特に年齢が高めの人や未経験の業種・職種へ応募する場合は書類選考の通過が難しいと思います。

応募する側からしてみても、膨大な求人情報から自分が希望する求人を見つけるのは労力がかかります。

転職サイトから送られてくるお勧め求人のメールや新着メールは、目を通すだけでも大変です。

それに対して、JACから紹介してくれた求人はコンサルタントがよく検討してマッチングしてくれた求人なので応募したいものが多く、書類審査を通過する可能性も高いよう感じました。

JACと他の転職エージェントとの違い

他の転職エージェントとの違いとしては、求人をとってきてくることから内定後の調整まで、業界ごとに専門のコンサルタントが一貫して担当していることが特徴だと思いました。

私がJACに登録してから採用決定し入社するまで連絡をとったのはずっと同じ1名のコンサルタントでした。

他の転職エージェントだと、企業からの求人取材、求人者との面談、企業と求人とのマッチング、事務連絡、などと細かく担当者が分かれている会社もありました。

きっと分担スタイルのやり方にもメリットがあると思うので、絶対にJACの方が良いとまでは言いませんが、ずっと同じコンサルタントとの連絡で済むJACはやはり安心感があったと思います。

この記事の筆者

平野 智也(仮名)
1970 年生まれの46歳。20年余り出版社に勤務。

うち15年余りは営業、他に総務や営業事務も経験。
32歳から課長職。

会社の業績不振により収入が減り続け将来に不安を感じていたところ、望まない部署への異動を打診され、転職を決意し退職。

離職から約2カ月の転職活動で、再就職することができた。

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