【ロバート・ウォルターズでの転職】思い切って転職したのに、この雰囲気どうしよう?また転職 !?
あなたが転職したら新しい世界に飛び込み、期待と不安を入り交じりながら徐々に転職先での業務に慣れていくことでしょう。
私は外資系企業での勤務経験が長く諸事情でまた外資系企業に転職しました。しかし、資本は確かに外資であるが日本法人の社内は旧時代の日本企業でした。
まるで異文化の世界に飛び込めない私がいて、この雰囲気に戸惑っていました。
そうしたところに知名度高き転職エージェントであるロバート・ウォルターズからスカウトメールが届き、状況を打開するきっかけを与えていただき無事今度こそ希望する新しい世界に飛び込むことが出来ました。
- 体験者の情報
- 名前:佐藤 宏樹(仮名)
性別: 男性
転職経験: 7回
現在の年齢: 51歳
転職時の年齢と前職:
25歳(外資系IT企業)、33歳(半導体製造装置企業)、34歳(外資系ベンチャーIT企業) 、40歳(外資系医療機器企業)、42歳(外資系医療機器企業) 、43歳(外資系医療機器企業)、48歳(外資系医療機器企業)
今回の記事の目次
事業再編により転職
外資系企業に勤務していたところ、その企業が買収されてしまいました。当然のように日本法人社長は更迭され、社内も買収された企業によって様々な角度で調査が始まりました。
多くの事業部は一部手を加えられましたが、存続することになりました。
しかし、ある日突然私が所属する事業部の部門長は退職してしまいました。その日のうちに新しい日本法人社長から事業部閉鎖を言い渡されました。
あるビジネスは売却され、あるビジネスは停止等して行くのです。私の関わっていたビジネスは他事業部に引継ぎ継続していくことにはなったのですが、事業部か違えば会社を変わったかのように文化が違っていました。
ここが転職の機会と察して転職活動を開始しました。
これまでも転職経験はあるので人材紹介会社を数社知っていましたが、改めて転職情報サイトに登録して人材紹介会社からの連絡を待つことにしました。
幸いにも短期間で人材紹介会社を介して同業界の外資系企業に転職することが出来ました。
外資系企業と思って転職したのに社内の雰囲気が違う
企業買収による事業部閉鎖をきっかけに転職出来て希望を持って仕事に取り組むことにしました。
外資系企業とはいえ日本でのビジネスは数年前まで東証一部有名企業が代理店として活動していたが、日本法人を設立してまだ2年程と若いけど活気がありました。
更には社員数がまだ30名にも満たずビジネスのマーケット規模を考えると人員の大幅増員が期待できました。
私はバックオフィスの部門に所属することになりますが、その部門でさえ大幅増員に伴い組織作り等にも魅力を感じて入社を決意しました。
入社して早々は多くの社員が流暢に英語を話し流石にまだ社員数は少ないとはいえ能力高い社員が集まっていると思っていました。
真新しいビルに外資系企業らしく清潔感がありスタイリッシュな空間に魅力を感じていたのですが. . .
私の歓迎会が所属する部門関係者中心で開催されましたが、高齢の社員は日本法人社長の悪口ばかりで楽しくなく良くある上司への愚痴と割り切りその話には加わらない事にしました。
その後会社に慣れ始めてこれまで外資系企業で働いていて肌で感じる雰囲気となんとなく違和感を感じ始めていました。これは企業文化的なものですから良い悪いと判断するものでなく相性の問題です。
それは日本法人社長を始め殆どの社員がこれまで外資系企業での勤務経験がなくこれまで慣れ親しんだ日本企業文化をそのまま持ち込んだ社風に染まっていたのでした。
ロバート・ウォルターズからのスカウト
社内文化の違和感を受け入れられるか不安だとはいえ企業業績に問題はなく有能で温和な上司に恵まれ自分に割り当てられた職務に専念しようと誓いました。それは折角決心して転職した苦労を無駄にしたくないからでした。
しかし企業文化への違和感が解消された訳ではありませんでした。
そうこうしている内に数ヶ月したある日転職の為登録していたサイト経由でスカウトメールが届きました。
スカウトメールが届くことが珍しいことではありませんが、私の心の片隅にある企業文化への違和感とこれまで縁が無かったロバート・ウォルターズいう知名度高き転職エージェントからだったので読んでしまいました。
そのメールを読み終わった時、この縁をきっかけに新しい縁を作って行こうと思ったのでした。まずは届いたメールに対して私の状況と心境を交えた内容の返信メールをしたためました。
その後数回メールのやり取りをした後会社帰りにロバート・ウォルターズへ出向きコンサルタントとの面談となりました。
ロバート・ウォルターズのオフィスとコンサルタント
渋谷駅を出て明治通り沿いに歩けば5分程にあり大変綺麗なビルにある。週末大好きなラーメンを食べにこの辺りに来たことがあるが競馬の開催される日はウインズ渋谷が近くにあるので騒がしいがそれ以外の日は静かである。
ロバート・ウォルターズのオフィスは大変清潔感があり天井が高く開放感もある。
面談用会議室は多数あるようであるが、私が通された会議室は十数人が入っても十分な空間にソファー等があり圧迫感が全くなくストレスなく面談ができる環境を提供していました。
そうしたところコンサルタントが登場しました。普通の日本人でした。外資系転職エージェントということで少し身構えていたのかもしれませんが、気持ちを落ち着けて面談開始です。
当然のように学歴と専攻を最初に話し職歴について退職理由を盛り込み話していきます。適時質問もありますので話の流れを考えながら進めていきます。
そして最後になりますが最も重要な今回の退職理由と希望する転職職種について話します。コンサルタントは一通り私の話を聞いたり質問した後にコンサルタントが推薦する複数の求人案件について説明を始めました。
これまでの経験からこの場で求人案件に応募するか否かの即答は避け一旦自宅に持ち帰り内容吟味した後連絡することにしました。ここでコンサルタントが少々お待ちくださいと言って会議室を一旦退出していったのであった。
外国人コンサルタント登場
日本人コンサルタントが会議室を退出して10分後くらいに会議室のドアが開き、予告も無く外国人コンサルタントが登場した。
求職者によっては驚く人もいるでしょうが、ロバート・ウォルターズは外資系転職エージェントである。日本法人にも沢山の外国人が働いているのである。
また、ご承知の方も多いでしょうが、これは求職者の英語コミュニケーション能力のテストでもある。このテストをうまくクリアしないと企業への売り込み時に障害と成りかねない。
転職エージェントは求職者や求人企業の味方にもなる場合もあるが人材を紹介することを生業としていることを心の片隅にいつも置いていなければ求職者は落胆することがある。
さて、外国人コンサルタントとも私の経歴や今後のキャリアについて面談が当然英語のみで行われた。
これくらい英語でコミュニケーションできなければ外資系企業へはジュニア職以下にしか恵まれないと認識しましょう。ただし、ネイティブで無くても良いのである。ビジネスパーソンとして適切な英語が出来れば問題とはなりません。
私にはまだ理解できないが、日本人の英語はどんなに頑張っても日本語的な発音が残るようです。確かに中国人の英語はどこか中国語っぽいところがありますね。
一通り面談が終わり先ほどと同じように外国人コンサルタントが推薦する求人案件の紹介が始まった。これも全てお持ち帰りとして自宅で再検討である。
面接のアレンジ
一度持ち帰った求人案件を再度吟味した後、数件だけロバート・ウォルターズのコンサルタントに応募の意思を伝えました。その中で外資系企業であるのは当然ですが南半球にある企業の求人が気になりました。
これまでと業種は同じですが少々分野が違うので初めて聞いた企業名でした。
また、決して全ての案件に応募しないのが賢明です。応募した後の管理が煩雑になりかつ求人案件によっては違う転職エージェントの方が有利な場合もあるからだ。
応募した案件が書類通過して面接になるのは約30パーセントと言われているが、この一般論は誰にも当てはまらないので気にせず各々のペースで。
次は応募した案件の中から幾つか書類通過の連絡と共に面接のアレンジだ。もし、沢山一度に応募してしまうとこの場面で困ってしまうことがあるので改めて一度に大量応募はご注意。
気になっていた南半球にある企業も書類選考にパスしていて少々興奮気味になったしまった。
さて面接のアレンジであるが単に日時の調整だけに留まらず、面接する担当者情報や注意点を必ず聞いておこう。コンサルタントも求職者が内定に近づけば更に協力的になってくるものです。
面接後のフォローアップ
ただ面接を受けて終了しないようにしよう。ロバート・ウォルターズでは面接終了後求職者から内容を聞いた上で求人企業にフォローアップしてくれます。
面接に緊張せずに臨みたいのですが、やはり本来の自分とは違い魅力をアピールできない時もあります。
気になっていた南半球にある企業の面接は、諸事情で新宿にある高級ホテルで行われた。一次面接は日本法人社長と行われ、二次面接は日本法人社長と私の応募職種と近い職種の部門長とで行われた。
これらの面接終了毎にコンサルタントに連絡して感想や更なる企業への伝言をお願いして確実に次のステップに進めるように頼みました。
私が応募した南半球にある企業の求人案件の都合上、最終面接は海外本社社員で日本担当ビジネス開発マネージャーとの面接となりました。
ロバート・ウォルターズではお願いすると英語インタビューの練習をセッティングしてくれるので不安な方はお願いしましょう。
南半球の方の英語は慣れていた米国の英語とアクセントが発音は違い苦しんだが何とか乗り越え、その旨コンサルタントにも伝えて更なるフォローアップをお願いしました。
まとめ:入社条件交渉とこの転職活動を振り返って
最終面接から2週間程してロバート・ウォルターズから嬉しい知らせが…
そうです。内定が最も気になっていた南半球にある企業から出ると知らされました。
あとはコンサルタントに入社時期と年収等諸条件の調整です。私の場合在職中でプロジェクト進行中だったため約2ヶ月後の入社とし、希望する年収でのオファーレターが届きました。もちろんコンサルタントも喜んでいます。
ロバート・ウォルターズと転職先を探していても上手く求人案件がその時なかったり、求職者が応募書類の修正を求められなかなか応募できなかったりしたことが私にもあります。
今回は以前の失敗を繰り返さない為に単に転職エージェントにお任せするのではなく、転職活動中にも英語スキル向上を更に図ったりコンサルタントと連絡を密にとり距離感が広がらないようにしました。
幸運にも想像より早く転職先に巡り合えましたがいつ巡ってくるかわからない求人案件をコンサルタントと共に開発していく気持ちが大切だと学びました。
この記事の筆者
佐藤 宏樹(仮名)
1964年生まれ。新卒時から外資系IT企業に在籍し実家都合で在籍期間短く退職し地方に一時住む。しかし、外資系企業で働く思いが捨てきれず再度東京にて外資系企業にて働き始める。その後人材紹介会社からのスカウト等によりIT・半導体・医療機器等多方面の外資系企業に在籍したことがある。ライター経験はランサーズや他メディアを通じて始めたばかり。転職や海外事情関係の記事作成を中心に行っている。