32歳、リクルートエージェントを使った転職

私は32歳のサラリーマンです。昨年10月から12月にかけて、リクルートエージェントを利用し、転職活動を行いました。その時の印象や、利用してみて良かった点などをお話してみたいと思います。

なぜ転職しようと思ったか。

まず私の職歴をご紹介します。私は大学卒業後、東証一部に上場している中堅の機械メーカーに就職しました。そこで丸7年営業として働いた後、ある縁がきっかけで生命保険会社に転職しました。

この時は転職エージェントは利用しておらず、いわゆるヘッドハンティングに近い形での転職になりました。

そしてその生命保険会社で3年弱働きましたが、フルコミッション制の給与体系で、成績が良い時と悪い時の給料の差が激しく、土曜日や日曜日にも仕事が入るので、家族との時間を取ることが難しくなってしまいました。

仕事自体は難しくも非常にやりがいがあり、天職を見つけたとさえ思いましたし、一緒に頑張ろうと言ってくれる同僚や先輩も多く、かなうことなら一生この会社で仕事をしていきたいと思っておりました。

しかし、私の力不足でなかなか生活環境を安定させることができず、家族への負担は非常に大きなものになっていました。

特に妻にかかる精神的な負担は、一時妻を入院させなければならないかと思うほど甚大になっていたのです。

そこで私は、以前のような安定した生活を手に入れるべく、再び転職する事を決めたのです。

転職活動の流れ

転職活動を始めるにあたり、以前人材派遣の仕事や、企業で採用を担当していた同僚の話を参考に、いくつかの転職支援会社に登録することにしました。

最終的に面談から実際の活動に移行したのはリクルートエージェントを含めて三社でした。

転職活動がスタートするまでの流れですが、まずはインターネット上で自分の情報や、職歴、スキル等を登録します。そして予約を取って、キャリアアドバイザーの方との面談に移ります。

面談では、リクルートエージェント社内の完全に個室になる部屋で、転職活動を始めるに至った経緯や、私の考え方の方向性、次の会社に求めること等、さまざまなことを話します。

私の担当をしてくれたアドバイザーは、年齢が近いこともあり、非常に話しやすく、構えることなく本音を話すことができました。

この面談でお互いの認識のズレが生まれないよう、気取ることなく本音でぶつかるようにすると、その後の活動はスムーズになると思います。

面談の後半では、私の職歴や志向性から十数社の会社情報を持ってきてくれ、そこから具体的にどのような業界や会社を狙っていくのかを相談していきました。

前述の通り私はメーカーでの営業経験と、保険業界での経験がありましたので、基本的な方向性としては、機械系のメーカーと保険業界、そして製薬や医療機器関係、不動産仲介を中心に活動していくことになりました。

実際の活動は?

いよいよ本格的に転職活動がスタートしました。まずはリクルートエージェントのインターネットサイトから、求人を出している企業にエントリーしていきます。

そして面接へと進んでいくわけですが、私の場合この1次面接にことごとく落ちていきました。

自分としてはまずまずの手応えがあったなと思っていても、厳しい現実を突きつけられる毎日で、正直なところ新卒の就職活動よりもつらかったです。

企業にエントリーし、書類選考・面接、落選というサイクルを何度繰り返したでしょうか。数えたところエントリーした企業の数は、70社を超えていました。

新卒のときが30社弱でしたから、新卒時の2倍を超える企業に応募したことになります。

それら企業の業界も当初狙っていた業界よりも範囲が広くなり、その中でどの会社が良いのか、どの業界なら自分を必要としてくれるのか、本当に迷いながら活動していたことを覚えています。

実際の活動をしている間のキャリアアドバイザーとの連絡は、主に電話とメールでした。

面接の日時等の事務連絡は、アシスタントと思われる方から連絡を頂くこともありましたが、転職活動への具体的なアドバイス等は、担当の方から結構まめに連絡を頂いていたと思います。

紆余(うよ)曲折ありましたが、最終的には医療関係のメーカーと、保険代理店の2社から内定を頂くことができました。

どちらも条件面では申し分なかったのですが、最後はやはり保険の仕事がしたいという私の意向から、保険代理店にお世話になることに決めました。

今は毎月固定のお給料で、土日祝日完全休みの以前のような安定した生活を送っております。

リクルートエージェントを利用して良かったことは?

私が個人的にすごく良かったなと思ったのは、リクルートエージェントにはキャリアアドバイザーとは別に各企業の採用担当に対して営業をかける部署があり、こちらの志望度が高かったりするとその営業担当から面接に関するアドバイスやヒントをもらえることがあったことです。

採用担当からの生きた情報をもらえるわけですから、面接対策を立てる時には本当に助かりました。実際内定を頂けた内の1社は、その情報のおかげで面接を突破できたと言っても過言ではありません。

また、内定を頂けた後の話ですが、こちら側からはちょっとしづらい、条件面での交渉もしっかり行ってくれるのも助かりました。それで採用時のお給料が数万円違ってくることもあるので、非常に心強いなぁと思いました。

最後に、これは担当者との相性や、当たりはずれがあるのかなとも思いますが、担当者が粘り強く私の転職活動に協力してくれたことが、私の転職活動を成功に導けた最大の要因であるように思います。

面接に落ち続けていたときも、面接に臨む際のアドバイスをいろいろとくれましたし、志望する業界や企業を迷っていたときも、根気よく私の話を聞いてくれて、その中から新たな方向性を見つけてくれるなど、本当によく協力してくれました。

他に利用していた2社の担当は、連絡の頻度が少なかったり、連絡が来なくなってしまったりということがありましたが、リクルートエージェントのキャリアコンサルタントは、最後まで諦めることなく担当としての職務を全うしてくれました。

もし仮に、次に転職活動をするようなことになった時には、迷わずリクルートエージェントにお願いしようと思っています。

転職活動にきめ細やかなサポートを求められる方は、ぜひリクルートエージェントを利用されることをお勧めします。

この記事の筆者

佐藤 幸広(仮名)
1982年生まれ。大学卒業後、東証一部上場の機械メーカーに就職、7年間営業を経験する。その後、自分の新たな可能性と家族の幸せを求め、生命保険会社に転職。フルコミッション制の営業を経験する。しかし、業界の厳しさや、日に日に悪化していく家計状況から、再びサラリーマンに戻ることを決意。現在は都内の保険代理店で保険の営業をしている。ライター経験は2カ月ほどと少ないが、保険関係の記事を中心に活動を行っている。

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