コンサルタント職の転職事情を一挙ご紹介!!!
今回の記事の目次
コンサルタント職の転職事情を語るためには
求職者のみなさん、こんにちは。
転職活動の状況はいかがでしょうか。今の転職市場は売り手市場となっているため、多くの求職者の方は、比較的、スムーズに自分の思い描いた通りに転職活動ができているのではないでしょうか。
さて、今回のテーマは、『コンサルタント職の転職事情を一挙ご紹介!!!』ということで、コンサルタント職に特化した転職事情をお届けしたいと思います。
そのまえに、求職者のみなさんは、コンサルタント職という職種に関してどのようなイメージをお持ちでしょうか。
ぶっちゃけますと、コンサルタント職という職種は、非常に範囲が広く、極端なことを言えば、どの業界や業種にも存在する職種です。
例えば、金融コンサルという職種です。この職種は、金融に特化した業界の企業が、取引先に対して、自社が保有する金融の知識を商品にして、その知識たる商品を保有する人材が、コンサルタント職として担当するという意味です。
ここで金融コンサルについて、一例を挙げましたが、他にも非常に多くあります。私が属する人材業界のなかにも人事コンサルという職種が存在します。
金融と同じく人材関係に一定以上の知識を保有する人材ができる職種です。ちなみに、求職者のみなさんが転職活動で利用することが多い、転職エージェントも広義の意味では、人材コンサルということになります。
つまり、コンサルタント職とは、知識さえ保有していれば、どの業界や業種でも通じるという、前向きな意味では、利便性が高い職種と言えます。
ただ、逆を言えば、コンサルタント職には、特別な法令の規制や基準がないため、知識をそこまで保有していなくても、コンサルタント職を名乗ることが可能な職種です。
このように、定義が曖昧であるコンサルタント職ですが、転職市場ではどのような位置づけにあるのか、また、転職活動の状況などはどうなるのかなど、具体的に知っているという求職者の方はあまり多くないと思いますので、今回は、コンサルタント職について、ご紹介し、求職者のみなさんの転職活動に役立てて頂ければと思います。
コンサルタント職の転職市場
さて、ここからが本題となる訳ですが、冒頭でご紹介した通り、今の転職市場には求職者のみなさんにとっては都合の良い求人が豊富にある状況にあります。
コンサルタント職の求人も例外なく同じことが言えて、多くの求人が転職市場にはあります。
ですので、求職者のみなさんのなかで、コンサルタント職を希望されている求職者の方は、転職エージェントや転職サイトなどを利用することで、比較的、容易にコンサルタント職の求人を入手することができるのではないかと思います。
私の転職エージェントにもコンサルタント職という名のついた求人は多くあります、この記事の執筆にあたり、他の転職エージェントにも確認を取りましたが、同じように多くのコンサルタント職の求人があるようです。
求職者のみなさんも、転職サイトを閲覧頂き、検索条件をコンサルタント職にしてみると、なかなか多い数の求人がヒットされると思いますので、一度、ご自身の目でご確認頂ければと思います。
このように、転職エージェントや転職サイトから容易に求人を入手することができるため、コンサルタント職を希望される求職者の方は、コンサルタント職として転職することができる確度は高いと言えるでしょう。
しかし、転職活動はそこまで甘いものではありません。
いくら、今の転職市場が売り手市場であり、求職者のみなさんにとって有利な状況とは言え、どのような求職者の方であっても、コンサルタント職として転職することができる訳ではありませんし、コンサルタント職の求人は、レベル感が重要です。
コンサルタント職に限らず、他の職種においても、レベル感は存在するのですが、コンサルタント職のように一般的に広義であり、定義や基準が曖昧な職種は他にあまりないため、コンサルタント職ぐらいのレベル感はありませんが、コンサルタント職の場合、レベル感の高低が非常にありますので、求職者のみなさんは注意が必要です。
コンサルタント職は人気が高い職種
一般的に、そして、転職市場において、求職者のみなさんから人気がある職種とそうではない職種があります。
この人気は、有効求人倍率に反映されるのですが、コンサルタント職の場合は、有効求人倍率が他の職種に比べると高いです。
有効求人倍率が高いということは、求職者のみなさんからすると、それだけ転職することが難しい、他の求職者の方との競争率が高いという証拠になるのですが、ここで、この記事を読んで頂いている求職者の方で、『あれ?さっきと言っていることが違うのでは?今は、そこまで苦労なく転職できるのではないのか?』と疑問に思う方がいるでしょう。
その通りです。執筆している私自身も、言っていることが違うと一見、感じます。しかし、先程、コンサルタント職の場合は、レベル感の高低が激しいとご紹介しました。
コンサルタント職として転職活動をされる求職者の方は、レベルが低いコンサルタント職であれば、比較的、容易に転職することができると思いますが、レベルが中から高のコンサルタント職の場合は、有効求人倍率が高く、だれでも転職することができるという訳ではありません。
コンサルタント職は、○○コンサルタントという肩書になるため、見た目やイメージがかっこよく感じ、コンサルタント職の仕事内容や実情を知らない方、特に年齢が比較的、若い求職者の方から非常に人気があります。
私の転職エージェントでも、同じ現象があり、年齢が若い求職者の方からは、自分が転職希望する職種の上位3つには必ず入ってくるぐらい人気があります。
コンサルタント職とは、確かに、見栄えが良く見える職種で、かっこよさもあります。
しかし、実際のところ、レベル感が非常にありますので、どのような求人でもOKという思考はコンサルタント職については、捨てた方が良いと私は思っています。
辛辣な言い方をしてしまいますが、レベルが低いコンサルタント職の求人はあってないものと思った方が良いですし、転職エージェントなどからそれらの求人の紹介を受けても、よほどの理由がない限り、応募しない方が良いかなと思います。
ブラック企業とコンサルタント職の関係性
私が、レベル感が低いコンサルタント職の求人については、応募することは控えた方が良いとお伝えしている理由をここでお話したいと思います。
求職者のみなさんのなかで、ブラック企業に転職したいと考える方はいますか?
私も転職エージェントとして活動する以前は、何度か求職者のみなさんと同じように転職活動をしたことがある求職者ですが、当時の私の絶対に転職したくない基準には、ブラック企業がありました。
この考えは求職者のみなさんであれば、だれしも同じことを思うのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
ブラック企業とは、労働環境が劣悪で、多くの労働者が早期退職や精神疾患になってしまうぐらい、ひどい企業のことを言うのですが、このブラック企業とコンサルタント職は親和性が高いのです。
コンサルタント職には、2つのパターンがあることはご紹介した通りですが、コンサルタント職と言っても、レベルの高い求人については、ブラック企業との親和性はないのですが、レベルが低い求人とは親和性が高いのです。
なぜ、レベルが低いコンサルタント職とブラック企業は親和性があるのでしょうか。
その理由ですが、冒頭で、コンサルタント職の定義や基準は曖昧で、一定の知識を保有していな企業や人材でもコンサルタントとして名乗ることができるとお伝えしたかと思います。
まさに、この点です。日本には多くの企業が存在しますが、企業のなかには、○○業界や○○業種に強いという謳い文句でコンサル事業を手掛ける企業が結構な数があります。
転職エージェントとして活動している私がだからこそ、この数の多さに驚きを持つのかもしれませんが、求職者のみなさんが思う以上に、○○コンサルという事業を展開する企業は多いです。
ブラック企業としてコンサル事業を展開する企業にはある傾向や特徴がありますので、このあたりについて、次に触れたいと思いますが、この傾向や特徴については、他の転職エージェントも同じことを感じていますし、私個人の意見ではありませんので、かなり信ぴょう性が高いと思って頂いて大丈夫な内容だと思います。
業界の特徴と傾向
まずは、業界について、ブラック企業の特徴と傾向をご紹介したいと思います。企業のなかには、コンサル事業と名乗れば、何とかなると考える企業も実際にあります。
その理由は、コンサルという事業は、コンサルタント職という職種と同じく定義が曖昧で、広義であり、事業領域を広く設定することができるためです。
ブラック企業が多い業界は、不動産業界とIT業界、人材業界と言われていて、転職エージェントのなかでは有名な話ですので、求職者のみなさんの記憶にとどめて頂ければ、転職エージェントなどから求人を紹介された際に、ご自身のなかで、アラートが鳴るのではないかと思います。
ちなみに、この情報を事前に知っているということと知らないということでは大きく違いがあります。
事前に情報を知っていれば、ある程度、コンサルタント職の求人の精査に繋がるでしょうし、特に年齢が若い憧れ感でコンサルタント職を希望する方にとっては有効なリスクヘッジになるかと思います。
不動産業界については、コンサルタント職に限らず、ブラック企業が多い業界とされていますが、不動産業界は、最近、営業職を営業職と名乗らず、コンサルタント職と名乗ることが増えてきています。
コンサルタント職と名乗らない場合でも、不動産アドバイザーと名乗ることがありますが、この職種は、コンサルタント職と同じですし、もっと言うと営業職と実際の業務内容は変わりありません。
単純に企業の採用戦略として、より多くの求職者の方から応募数を担保するためだけのことですので、求職者のみなさんは、企業の採用戦略の思惑に左右されないようにご注意頂ければと思います。
不動産業界は、昔は、人気がありましたし、特に営業職は花形でしたので、多くの応募がありました。
しかし、近年のIT文化の進展に伴い、不動産業界でも、営業職が花形ということは昔ほどなく、また、不動産業界=ブラック企業という認知が少しずつ求職者のみなさんのなかでも浸透しつつあるため、応募数が激減している状態にあります。
そうなると、転職エージェントなどを利用して募集をかけても、なかなか母集団形成を作ることができず、採用において苦戦します。
この苦戦状況を打開するため、不動産業界では、転職市場で人気が高い職種であるコンサルタント職と名乗り、営業職の募集を行っています。
ちょっと待った!これって違法では?
ここで、求職者のみなさんは疑問に思って頂きたいですし、もし、違和感なく疑問にも感じないという求職者の方は、転職活動を行う求職者としては、まだまだ勉強不足であり準備が不足しています。
なぜ、私が違和感や疑問を持って頂きたいとお話したかと言いますと、法令により、求人の募集名と実際の業務内容が異なることは違法になるためです。
ですので、これは違法ではないか?と思って頂きたかったのです。
では、実際、不動産業界が採用戦略として行う営業職をコンサルタント職として打ち出すことは違法かどうかですが、結論からお伝えすると、これは違法ではありません。
なぜならば、営業職の仕事内容には、実際にコンサルタント職が行うようなコンサルティング業務も含まれているからです。
営業職と言えば、新規顧客開拓や既存顧客のフォローをイメージされるかと思いますし、そのイメージは正しいです。
ただ、どちらにも、業務内容としてヒアリングや提案が含まれていますので、コンサルタント職はこのどちらも業務領域に含まれますので、合致している点が多いのです。
余談になりますが、不動産業界が営業職をコンサルタント職と打ち出すやり方は、ある大手の転職エージェントが提案したことがきっかけと言われています。
冒頭でご紹介した通り、転職エージェントも人材業界のなかでは、コンサルタント職に該当するため、採用に苦戦している企業から、どのようにすれば採用成功するか提案してほしいという依頼を受けることが良くあります。
そこで、その大手の転職エージェントの営業マンが、ある不動産業界の企業に営業職をコンサルタント職として打ち出す提案を行い、実際にそれで募集をかけたところ、それまでよりも母集団形成が多く集まり、採用成功のつながったため、それが一つの成功法則となり、今では、不動産業界で広く利用されるようになったようです。
求職者のみなさんの転職支援を行うべき立場の転職エージェントの提案により、ブラック企業とコンサルタント職の親和性が高くなったということは、若干、残念に思いますが、転職エージェントのコンサルティングとは、企業の採用が成功するために提案することも含まれますので、仕方ないと言えば、仕方ないことだと思いますが、この事実を把握して求職者のみなさんは求人の精査をして頂きたいと思います。
IT業界のコンサルタント職
IT業界は、近年、急速に成長を続ける業界で、新興的な業界です。そのため、若い経営者も多く、労働者も同じように若い人材が多くいます。
また、IT業界の特徴としては、経営者が若いことも理由の一つになっていますが、ハードワークであり、他の業界では、常識はずれとされる企業文化も持ち合わせています。
IT業界は広範囲になりますし、ITの世界は目に見えないことが多いため、誰でも参入できるとはいえ、なかなか成功することが難しい業界と言われています。
そのなかで、IT業界にはほかの業界をターゲットにしたITコンサルの事業を展開する企業も増えています。
例えば、ある企業でプロジェクト単位で、社内のインフラ整備を全社的に行う場合、自社で抱えるIT人材だけでは対処することが人的リソース、ノウハウ的にも不足しているということで、IT業界のコンサル事業を行う企業に委託することがあります。
IT業界は、ハードワークですし、ITコンサルの事業を手掛ける企業は、プロジェクトで他の企業へ出向することも良くあります。このような背景から、成果の基準は、労働時間ではなく、プロジェクトの成功になります。
成果の基準がプロジェクトとなれば、当然、社内における評価(=昇給や昇格)の基準も同様になります。
IT業界のコンサル事業で仕事を行うコンサルタント職は、だれしも、成長意欲が高く、労働時間は無視で、いかに納期早くプロジェクトを成功させるかどうかを考えています。
この風潮が社内の文化として浸透し、IT業界のコンサルタント職=激務ということになります。
人は、最初のうちは、やる気があり、モチベーション高く仕事をするのですが、体力や気力が激務により少しずつ低下し、最終的には退職する傾向があります。
これはIT業界のコンサル事業を行う企業には顕著に傾向としてみられ、私の転職エージェントで取引があるITコンサルのコンサルタント職の求人の平均勤続年数は長くても3年ということで、非常に短くなっています。
コンサルタント職を希望する求職者の方で、転職先で単年の就業で良いと考える方はいるでしょうか。
私もそうでしたし、私の転職エージェントを利用して頂く求職者の方のなかで、短年で良いという求職者の方はひとりもいません。
若いうちは、良いのかもしれませんが、30代前後になってくると、IT業界のコンサルタント職としての働き方は無理がありますので、私は個人的に控えた方が良いと思っています。
そのため、実際に、よほどのことがない限り、自ら積極的に利用頂く求職者の方にIT業界のコンサルタント職の求人は紹介していません。
あまり言いたくはないですが、人材業界について
業界の最後に人材業界についてです。人材業界は、転職エージェントも含まれるため、私自身もその業界に身を置くこともあり、本音としてはあまり言いたくはないのですが、嘘をつく訳にもいきませんので、正直にお伝えします。
転職エージェントは採用に関係する事業領域で、先述の通り、企業から採用成功するための提案を求められることも良くあります。
そのため、転職エージェントもコンサルタント職に該当しますし、転職エージェントのなかには、コンサルタント職という打ち出し方を行い実際は営業職でありながら募集する企業も少なくありません。
また、採用事業以外で多い人材業界のコンサルタント職は、人材教育や人事考課のサービスを商品にする企業です。
人材関係をビジネスにする場合、その多くは物理的に目に見えない無形のものが大半ですので、自社や自身が保有する知識や経験を商材にするケースが多いです。
また、IT業界と同じようにプロジェクト単位で取引先企業と連携することも良くあるため、労働時間が必然的に長くなり、成果を出すために労働時間は無視で働く労働者が多いです。
私が取引する、ある人材業界の教育コンサル、採用コンサルを事業として手掛ける企業は、ある意味、宗教的な要素が強く、社内で洗脳されてしまい、今、自分が行っている労働時間が当たり前だと思っているため、違和感なく働いているようです。
その労働時間とは毎日、夜中まで仕事を行いますし、そこに男性や女性の区別はありません。女性であっても、夜中まで仕事をして帰りはタクシーだったり、会社に泊まるということも珍しくないそうです。
このような働き方を希望する求職者の方は、どれぐらいいるでしょうか。少数は存在するとしても、大半の求職者の方は、このような働き方を希望するために転職活動を行うのではないと思います。
人材業界のコンサルタント職は、要注意です!!!
レベルが高いコンサルタント職
続いて、レベルが高いコンサルタント職について、ご紹介したいと思います。
先程、業界別に特徴や傾向をご紹介したと思いますが、ブラック企業が多い業界であっても、一部、レベルが高いコンサルタント職の求人を持つ企業が存在することをお知り置き頂ければと思います。
私が転職エージェントとして、ブラック企業が多い業界のコンサルタント職であっても、レベルが高いコンサルタント職は、外資系企業だと思います。
外資系企業の場合、ある程度、世界的に見ても企業知名度があり、コンサルタント職として経験や知識を積むことが十分に可能な環境があると思います。
確かに、ハードワークであることは変わりませんが、そうは言ってもブラック企業ほどのハードワークはそこにはありませんので、仕事で成長したい、他の人よりも早く出世したいと考える求職者の方にはお勧めだと思います。
レベルが高いコンサルタント職は、何と言っても、金融系です。レベルが高いとは、何をもってのことかと言いますと、コンサルタント職として必要なスキルや能力、経験です。
金融系のコンサルタント職として転職したいと考える求職者の方は、そう簡単に転職できるものではありません。
金融系のコンサルタント職の求人に応募しようとする求職者の方の特徴は、それまでかなり高い実績を持つ方が多く、憧れ感で応募しても、それらの候補者の方と対等に勝負することが難しく、大体の場合、面接に進むことができず、書類選考で見送りになるかと思います。
金融系のコンサルタント職の場合、選考プロセスもしっかりしていて、必ずと言って良いほど、適正検査が存在します。
適正検査の内容も、私は一度、転職エージェントとして経験したことがあるのですが、かなりハイレベルで、特に数学的な能力が必要になります。
余談としてお話すると、私は理系出身ではないですし、金融系の企業で仕事をした経験もありませんので、適正検査の結果は最低レベルでした。自分で言うのも何ですが、私はある程度の大学を卒業しているため、学習能力は決して低くはないです。
その私でも、最低レベルですので、相当な適正検査のレベルだと思った方が良いです。
なぜ、金融系のコンサルタント職は人気なのか?!
転職市場には非常に多くのコンサルタント職が存在しますが、なかでも金融系のコンサルタント職は抜群に人気があります。
転職エージェントをしていても、金融系のコンサルタント職の求人は他のコンサルタント職の求人とは比べ物にならないぐらい求職者の方からの人気があります。
そのため、金融系のコンサルタント職の求人の有効求人倍率は非常に高く、私の感覚ですが、金融系のコンサルタント職の求人で内定を勝ち取ることができる求職者の方は、選ばれた優秀な人材だと思います。
金融系のコンサルタント職の求人はなぜ、ここまで人気があるのでしょうか。どのような求人でも、人気がある理由は必ずあります。
金融系のコンサルタント職の求人が、人気が高い理由の大きな理由は転職後の年収です。どのような求職者の方であっても、転職条件に関しては年収が低いより高い方が絶対に良いと思うでしょう。
私も同じです。この年収面において、金融系のコンサルタント職は他のコンサルタント職の求人に比べて約1.5倍ぐらいの高さがあります。
また、もう少し視野を広げてお話すると転職市場全体で考えても、金融系のコンサルタント職は年収が上位10%ぐらいに該当します。
転職エージェントをしていて、感じる金融系のコンサルタント職の人気が高い理由はここにあると思っています。
どの求人を見てもかなり高い年収条件が記載されていますし、求職者のみなさんからすると、やはり年収が高いということは魅力ある訴求の一つだということはうなずけます。
次に金融系のコンサルタント職が人気の理由は、転職後の仕事内容です。
コンサルタント職とは名ばかりで実際に行う仕事内容は営業職と同じという業界や企業はありますが、金融系のコンサルタント職はまさに金融に関係するコンサルタントということになりますので、名前も実際の業務内容もコンサルタント職です。
また、金融系のコンサルタント職としての経歴は、転職市場において、非常に有利になりますので、その点においても、自分のキャリアを高める付加価値や材料として効果があります。
女性より男性が有利とされるコンサルタント職
今の労働市場においては、男女雇用機会均等法という法令により、性別により差別や区別をしてはいけないという規定があります。これは、採用においても同様のことです。
しかし、実際は、この法令はあまり機能していないことが現実にあり、職種によっては、男性の方が有利だったり、女性の方が有利だったりすることは良くあります。
コンサルタント職については、労働環境の観点から体力勝負であることも良くあるため、女性よりも男性の方が採用される確度が高いと言えるでしょう。
ある企業の経営者から、興味深い話を聞きましたので、ここでご紹介します。もし、男女で同じレベルの候補者がいたとしたら、間違いなく男性を採用すると言っていました。
ですので、女性の求職者の方で、コンサルタント職を希望するのであれば、男性よりも優秀であることが内定の必須条件だと思った方が良いでしょう。
本来、このようなことがあってはいけないことですし、これこそ法令違反の事案ですが、採用基準は、企業ごとに目に見えない基準を持っていますので、男女雇用機会均等法という法令は機能していませんので、求職者のみなさんは自分の転職活動は自分で保護することの方が良いと思います。
なお、女性も関係なく採用するコンサルタント職の求人は、基本的に疑った方が良いと思いますし、従業員の割合を求人票などでしっかり確認頂きたいのですが、女性の割合が男性の割合よりも高い企業については、同じように、ちょっと疑ってかかった方が良いと思います。
最後に・・・
ここまで、コンサルタント職の転職事情について、ご紹介させて頂きましたが、求職者のみなさんはどのような感想をお持ちでしょうか。
コンサルタント職を転職希望される方のなかで、この記事を読んで、今一度、コンサルタント職を転職希望にするかどうか考え直すという方もいると思います。
私は、それで良いと思います。コンサルタント職に憧れて、そのまま転職した方で、転職が失敗に終わったという方も多く知っています。
人気が高い職種は、当然、選考ハードルも相対的に上がりますし、レベルが高いコンサルタント職の場合、そう簡単に転職できるものではないです。
コンサルタント職の求人で、そこまで苦労しなかったという場合は、そのコンサルタント職の求人こそ、注意が必要な求人です。
転職活動は人生にも大きく影響を与える大事なターニングポイントです。憧れだけでコンサルタント職として働きたい、転職したいと考えることは、浅はかです。