リクルートエージェントを利用したITエンジニアのUターン転職体験談
これから転職エージェントを使っての転職を考えている皆さんへ。
私はリクルートエージェントを使って、2回の転職を成功させています。
キャリアアドバイザーさんのアドバイス・サポートに助けられながらの、私の転職体験を参考にしていただければ幸いです。
- 執筆者の情報
- 名前:早坂 浩充(仮名)
性別:男性
転職経験:2回
現在の年齢:41歳
転職時の年齢と前職:28歳、37歳(IT業界でサーバー・インフラ系エンジニア)
今回の記事の目次
なぜリクルートエージェントを選んだのか?
私は社会人になった当初から、いずれは首都圏から地元に戻り地域のために働きたいという思いがありました。
いつかは転職するだろうなと思いながらも4年間サーバー・インフラエンジニアとして経験を積みました。
4年がたったのち、実際に転職活動を開始し、転職をしたのですが、転職をするにあたり、まずどういう流れと手段で転職活動を進めるかを決める必要があります。
一口に転職といってもその方法にはさまざまなものがあります。
一般的な転職方法
- インターネットの転職サイト(リクナビNEXT等)での応募
- 直接応募
- 知人・友人のつて
- 人材紹介会社の利用
この中で、私は4つ目の人材会社、「のリクルートエージェント」を利用しました。
その理由としては2点。
まずはITエンジニアという仕事柄、多忙でなかなか転職活動に費やす時間がないことで何らかの人材紹介会社を使う必要があること。
そしてもう1つは業界最大手ということで希望内容にあった求人案件に巡り合える可能性が高いと考えたためです。
実際、求めていた内容はUターンで地方に転職先を求めるという、首都圏に比べるとかなり求人も減ると思われるものでした。
そこで、最大手であるリクルートエージェントにお世話になることを決意しました。
私の場合は、こういう理由でリクルートエージェントを選択しましたが、各人材紹介会社にはそれぞれIT系に強い、若年層に強い、など強みとする分野があります。
目的にあったところを選択されるのがよろしいかと思います。
案件紹介までの流れは?
リクルートエージェントを利用しようと考えたら、後はインターネットからリクルートエージェントのWebサイトに登録して進めていくのみです。
Webサイトの登録から案件の紹介までは基本的に以下のような流れです。
- Webサイトから会員登録
- キャリアアドバイザーから連絡があり、面接の日程調整と予約
- キャリアアドバイザーとの面接
- 案件の紹介
まず1. 2. は単に事務的登録とか日程の調整とかで特に何も問題はなく、淡々と進んでいきました。
3. で事前に職務経歴書と履歴書を準備してくださいとの話がありました。
これはだいたいにおいてどこの人材紹介会社でも同じです。
当然、転職するにあたり自分の履歴書と職務経歴書を作成し、アピールポイントと自分の市場価値をしっかり見直し、見極めておくことが重要です。
この機会にしっかり把握しておきましょう。それを踏まえて面接です。
私の経験ではリクルートエージェントのアドバイザーは結構辛口です。厳しいことを言われます。
私は他にもインテリジェンスやパソナなども利用しましたが、リクルートエージェントは特に厳しいことを言われました。
でも他の同業者に比べてアドバイザーの志望業界に対する知識が豊富で、それゆえにアドバイスが的確であるように感じられました。
ここでは、もうアドバイザーに身をまかせてすべて包み隠さず相談してください。
そして面接の場で最後に4.の案件がいくつか紹介してもらえます。
その後は定期的に案件があり次第、紹介してもらえるという流れになっています。
案件紹介はどういった感じなの?
さて実際に案件が紹介される場合、どのようにして連絡が来るのでしょうか。
通常は携帯電話やPCのメールに連絡が来ます。
また、急ぎで応募するか否かを決める必要のある案件や、利用者にとって大変魅力的だと思われる案件はアドバイザーから直接電話がかかってくることもありました。
利用する側はこの紹介に対して応募するか否かを決めて連絡するわけですが、結構平日昼間でも連絡があります。
メール等は平日昼間でも見られるように携帯電話のメールかPCメールでも携帯電話やスマートフォンで閲覧できるようにしておくのが望ましいです。
ちなみに当然ですが、現職の自社のメールを登録するのは厳禁です。
企業のメールシステムはメールを監視し、「転職」などのキーワードが含まれている場合、管理者に報告が行くケースがあります。
気をつけましょう、転職しようとしていることが会社にバレてしまいます。
面接などでのサポートについて
晴れて応募先企業に対して書類選考を通過し面接まで進むと、アドバイザーから応募先についてのかなり詳細な参考情報と、面接までに準備する内容についてアドバイスがあります。
私の場合は、応募先の企業の本音や実際にどういった人材を求めていて、採用担当者が何を聞いてくると想定されるか、などの情報を頂きました。
これに基づいて、実際の面接を想定した問答集を作成し、アドバイザーに手直しとアドバイスを受けるということを何回か行ったうえで、面接に臨みました。
こういった綿密な準備をしたうえで、面接に臨みましたので、面接では特に緊張しすぎることもなく自分の考えをしっかり話すことができました。
また、相手の求める方向性に従って、自分の経験と技術をしっかりアピールできたように思います。
これは余談ですが、面接などでは一般に紺や水色などの落ち着いたネクタイをしている方を多く見かけましたが、人間的な親しみやすさや温かみといったものを面接官に感じてもらうために常にオレンジなどの暖色系のネクタイを使いました。
結果的には、そちらのほうが面接の場もなごやかなものとなり、良い結果につながることが多かったように思います。
円満な退社に向けてのサポートについて
さて、面接を何度か行うと、ついに応募先企業から採用通知を頂くことになります。
ここまで来るにはさまざまな苦労があったと思いますので、喜びもひとしおでしょう。
しかし、もう一つ大切なことが残っています。
それは現職の退職交渉です。
退職と並行して次の職場への入社手続きを進めるのは結構大変ですが、ここでもキャリアアドバイザーが進め方をサポートしてくれます。
まず、退職交渉では以下の流れになります。
- 会社(上司)に退職の意思を伝える
- 業務の引き継ぎ計画を立て、実際に引き継ぎを行う
- 退職の際に離職票、源泉徴収票などの必要書類を受け取る。
私の場合は、特に1度目の転職の際は、初めての転職で上司にどのように退職の意思を伝えるべきかということもわかりませんでしたので、そのやり方など的確にアドバイスを頂きました。
また、退職にあたって現職の会社から受け取るべき書類や、転職先に入社前に確認すべきことなどさまざまなアドバイスを頂きました。
これによって、スムーズに物事を進めることができるようになったと感じています。
最後に
リクルートエージェントを利用することで2回の転職を無事に成功させることができました。
同社のキャリアアドバイザーは、経験豊富でさまざまな面でアドバイスやサポートを受けることができました。
しかし、同時に大切なことはやはり自分の経歴と経験をしっかり見つめ直したうえで、自分にはどれくらいの市場価値があり、何が強みなのかということをしっかりと見極めることです。
これをしっかり行ったうえで、アドバイザーをうまく利用し、サポートを得ながら転職活動をすれば、必ずや良い結果につながるでしょう。
この記事の筆者
早坂 浩充(仮名)
1974年生まれの41歳。IT業界でサーバー・インフラ系エンジニアとして業務に従事してきた。現在は、地元企業にUターン転職し、社内システム部門の取りまとめ役としてパソコン、サーバーの構築からネットワークの不具合などさまざまなIT関連の事柄の解決に日々取り組んでいる。