【選び方】転職エージェント間でそんなに大差はない!

みなさん、こんにちは。

求職者のみなさんの間で、どのような転職方法を使って転職活動をすることが最も内定に近づくのか、ある程度知っているという方は多いと思います。

現在、私は転職エージェントとして転職活動を行う求職者のみなさんの転職支援をさせて頂いている立場にありますが、ここ最近、転職エージェントの数が非常に増えています。

また、一時期、低迷していた転職サイトの数も転職エージェントと同様に増えつつあります。

このように最近、転職エージェントや転職サイトの数が増えている理由は、求職者のみなさんの数が多いからです。

今回のテーマは?

もっと言うと、求職者のみなさんの数が増えた理由は、転職市場に求人数が多いからです。求人数が多い理由は、多くの企業が業績好調であるためです。

多くの企業が業績好調の要因は、日本経済の景気が上向きだからです。また、転職市場は大本である日本経済に大きく影響を受けます。

転職エージェントは転職支援は慈善事業ではない!

多くの求職者のみなさんが利用する転職エージェントはハローワークとは異なり民間の利益を創造する必要がある民間の企業です。

民間の企業ということは、当然、求職者のみなさんの転職支援をすることにより、自社の利益を得ることができるということになります。

転職エージェントが求職者のみなさんからすると、無料で転職支援を行っているということで、慈善事業と認識している方もいるのですが、そうではないです。

転職エージェントのビジネスモデルは、企業からその成功報酬として利益を得るモデルですので、求職者のみなさんからは費用を受けないことになっています。

転職エージェントはしっかり選ぶべき!

どの転職エージェントでも、このビジネスモデルは変わりませんし、むしろ、求職者のみなさんから転職支援をする代わりに費用を求める転職エージェントは、違法事業者です。

転職エージェントは、別名、有料紹介事業者と言いますが、法令により許可または認可を受けた事業者のみが行うことができる事業です。

しかし、費用負担がないからといって、転職エージェントを選ぶ際に、どこでも同じという考えで選んではいけません

ということで、今回のテーマは、求職者のみなさんがどのような転職エージェントを利用すれば良いのかということに着目して、色々な有益な情報をご紹介できればと思います。

求職者から見る転職エージェント

転職エージェントは企業から見ると自社の採用支援をしてくれる存在ということになるのですが、求職者のみなさんからすると、どうでしょうか。

今の転職市場においては、転職エージェントを利用しなければ良い転職活動ができないと言われているほど、転職方法という意味では非常に重要な存在です。

求職者のみなさんは、個人であり、転職市場においては、その立場は企業から採用を受けるという意味で弱者になります。

転職活動において求職者は弱者!?

弱者である求職者のみなさんが個人で転職活動をすると企業を選ぶ視点や転職活動そのものにおいて、リスクが大きいです。

そのため、アドバイザーという意味でも転職エージェントは求職者のみなさんの転職活動をより有効なものにするはずです。

私は転職エージェントをしていますが、特別扱いなしに、他の転職方法よりも断然に転職エージェントを利用した方が求職者のみなさんにとっては良いです。

以前は私も、転職活動をしてきた経験があり、転職エージェントの他、転職サイトも利用していましたが、比較すると、やはり転職エージェントの方が便利でした。

転職エージェントの規模

冒頭でご紹介したように日本経済の好調により人材業界に属する転職エージェントは最近、非常にその数が増えています。

転職エージェントの数が増えれば選択肢が広がるため、有利に思えますが、一方で、どの転職エージェントを選べば良いのか分からないという懸念点も出てきます。

求人数を多く集めたいならば大手エージェント

インターネットなどで転職エージェントと検索して頂ければ、大手の転職エージェントを筆頭に、多くの転職エージェントが検索結果に表示されると思います。

また、テレビCMや電車のつり革広告などを利用して販売促進している転職エージェントもあります。

そのため、求職者のみなさんが転職エージェントを選ぶ際に、どうしても大手の転職エージェントを中心に考えてしまう傾向があります。

この考えは決して間違っていませんし、求人数も多いので、求人数を多く集めるという意味では大手の転職エージェントは有効です。

就職エージェントの9割は小規模エージェント!?

転職エージェントの種類は、大手の転職エージェントだけではありませんし、広告を使っている転職エージェントだけが転職エージェントではありません。

日本には求職者のみなさんが想像する以上の数の転職エージェントが存在するのですが、その多くは小規模の転職エージェントです。

割合で言うならば、大手の転職エージェントは、1割程度で、残りの9割は中小規模の転職エージェントということになります。

転職エージェント=大手エージェントという認識は改めよう!

つまり、大手の転職エージェントだけを選んでいる求職者の方は10割あるうちの1割しか見てないということになります。

規模という意味では、種類として大きく2通りのパターンが存在する転職エージェントですが、求職者のみなさんが、どの転職エージェントを選ぶかは個人の自由になります。

ただ、転職エージェント=大手の転職エージェントという偏った考えはやめた方が良いと私は思います。

転職エージェントの種類

規模では二パターンある転職エージェントですが、規模に関係なくそれぞれに独自の転職支援をアピールしたり、特定の職種・業界強いなど、特徴があります。

この特徴が、転職エージェントからすると他の転職エージェントとの差別化になり、求職者のみなさんの登録を促進する材料になります。

特徴という観点で考えると、ここではご紹介し切れないぐらいの種類があり、求職者のみなさんがどの転職エージェントを選ぶか迷うことがあると思います。

求職者のみなさんの個人に起因することですので、ある程度は、自分の転職条件に合致する特徴を持つ転職エージェントを選んだ方が良いかと思います。

転職エージェントは4~5社を同時に利用することがオススメ

参考までになりますが、私が求職者だった時代に利用していた転職エージェントの数は4社から5社です。

複数の転職エージェントを利用すると、エージェントごとの特徴や、転職支援を担当するキャリアアドバイザーの特徴も分かります

また、転職エージェントとしても、これぐらいの数の転職エージェントを同時に利用していた方が転職活動の幅は広がると思います。

転職エージェントの差別化

私が、先程、いくつかの転職エージェントを同時に利用することや、自分の転職条件に強い転職エージェントを選ぶことをご紹介しましたが、それはあくまで可能性の話です。

ここで、今回のテーマの核心的な話をしますが、どのような転職エージェントの間でも、そこまで大きな転職支援サービスの差はないということです。

つまり、独自の強みや特徴を売りにする転職エージェントはたくさんありますが、どの転職エージェントを選んでもそこまで大差はないということになります。

特定のエージェントの利用で転職活動が有利に進むということはない

もちろん、気持ち的に自分が希望する業界や職種を不得意とする転職エージェントを利用する必要はないと思いますが。

自分の希望条件の分野を得意とする転職エージェントを利用することで転職活動が有利に進むと期待しているかもしれませんが、そのようなことはあまりありません。

特定のエージェントへの登録で求人数の幅を広げることは難しい

当時の私は人事として転職を希望していたため、中堅クラスの総務や人事、経理、法務などの管理部門の職種に強いという転職エージェントを利用したことがあります。

しかし、そのときは求職者として全く利用する価値がないと言えるぐらい、他の転職エージェントとの差別化を感じることはできませんでした。

具体的に言うと、管理部門に強いという転職エージェントからの紹介求人は、大手の転職エージェントから既に紹介があるものばかりで、求人数の幅を広げることはできませんでした。

ウソではないが本当でもない!

冒頭でお話した通り、転職エージェントは民間企業です。そして、利益を追求する企業です。

利益を確保するためには、企業の採用支援を成功させなければならないのですが、それは、どれだけ質が高い求職者の方を、どれだけ多く紹介したかで決まります。

ですので、転職エージェントはあの手この手を使って特徴を打ち出し、登録を促進して、転職エージェントからすると商品とも言える求職者の方の登録を増やそうとします

小規模エージェントは特徴を打ち出していることが多い!

良いのか悪いのか分かりませんが、私の転職エージェントでは、業界や職種に特化した転職支援はしていませんし、どの業界、どの職種にも満遍なく対応しています。

新規参入の転職エージェントであればあるほど、まずは登録者数を増やすという意味で、業界特化型や職種特化型の特徴を打ち出すことが多く見られます。

また、広告を打ち出すことができる企業体力がある転職エージェントでも、特化型の転職支援を売りにしている転職エージェントはあります

しかし、この場合も、現実的には求職者のみなさんが、メリットがあったと感じるようなことは少ないと思います。

転職エージェント間での差

このように転職エージェント間で、どのような訴求を計っても、実際にはそこまで大きな差はないのですが、唯一と言っても良い差が一つだけあります。

それが大手の転職エージェントと小規模の転職エージェントの転職支援のスタイルの差です。

大規模エージェントのメリットは求人数の多さ

大手の転職エージェントの場合は、転職支援のなかで強みとなっているのが、求人数の豊富さです。

ですので、多くの求人数を確保したいのであれば、求職者のみなさんとしては大手の転職エージェントを利用することは有利です。

ただ、大手の転職エージェントは、登録者数が非常に多く、一人のキャリアアドバイザーが担当する求職者の方の数はかなり多く、細かい転職支援は現実問題として難しいです。

小規模エージェントのメリットは細やかな転職支援

一方、小規模の転職エージェントはどうかと言えば、転職エージェントとしての規模が小さいため、求人数は大手の転職エージェントと比べると劣ります。

小規模の転職エージェントの場合は、大手の転職エージェントができない細かい転職支援を差別化としているため、求職者のみなさんにとって意味のあるものです。

私が転職エージェント活動をしている経験、そして、求職者だった当時の経験を踏まえて考えると、転職エージェントの差は、規模だけだと思います。

求職者のみなさんは大手か小規模かを基準にすることで十分!

業界や職種に特化した転職支援を謳っている転職エージェントを選ぶよりも、私個人としては、規模を基準に考えるだけで十分だと思っています。

求職者のみなさんが、仮に求人数さえ担保できれば他の転職支援については、そこまで期待しないのであれば、大手の転職エージェントを利用することで良いと思います。

逆に求人数の数よりもその他の転職支援の質を担保したいのであれば、小規模の転職エージェントを利用することで良いと思います。

小規模エージェントと大手のエージェントを併用して二つの強みを活かそう

求人数の強み、転職支援の質が強み、今のところ、この二つの強みを兼ね備えた転職エージェントは存在しません。

では、どのようにこの二つの強みを活用するのかと言いますと大手の転職エージェントと小規模の転職エージェントの二つに登録して転職活動を行えば良いのです。

そうすることで、求人数が大手の転職エージェントで確保し、転職支援の質は小規模の転職エージェントで担保することが可能になります。

大手エージェントから紹介された求人に小規模エージェントから応募する!?

これはテクニカルな方法ですが、大手エージェントから紹介を受けた求人を横流しして、小規模の転職エージェントからその求人に応募することも一つの策だと思います。

私の転職エージェントをご利用頂く求職者の方からも、大手の転職エージェントから紹介を受けた求人を横流しして私の転職エージェントから応募する方も多くいます。

差があるとすればキャリアアドバイザー!

転職エージェント間では、それほど転職支援の差はないとお話しましたが、求職者のみなさんの転職支援を直接行う人は転職エージェントで働くキャリアアドバイザーです。

同じ転職エージェントでも多くのキャリアアドバイザーが存在し、キャリアアドバイザーも人ですので、人間としての長所や短所などの特徴や個性があります。

例えば、非常に緻密な性格のキャリアアドバイザーもいれば、行動力が長けているキャリアアドバイザーもいます。

エージェントよりもキャリアアドバイザーの違いが重要!

転職エージェント内では、求職者のみなさんに同じ転職支援を行えるよう、ある程度のキャリアアドバイザー教育をしていますが、個性や特徴は教育の範囲外です。

そのため、はっきり言いますと、同じ転職エージェントであっても、どのようなキャリアアドバイザーが求職者のみなさんの担当になるかにより、大きな差が生まれます。

また、キャリアアドバイザーと求職者のみなさんには相性も存在し、自分と合わない相性のキャリアアドバイザーが担当すると、とんでもない転職支援を受けることになったりします。

本質的な意味では、どの転職エージェントを利用するかよりも、どのようなキャリアアドバイザーが担当になるのかの方が転職活動の出来を左右するということでは重要です。

求職者のみなさんは、流されてはいけない!

やはり、転職活動は王道を進むべきで、転職エージェントを選ぶ際にも王道を進むべきだと思います。

私が転職エージェント、求職者としての経験を踏まえて考える王道とは、大手の転職エージェントを1社、小規模の転職エージェントを4社から5社程度、同時に利用することです。

求職者のみなさんが思うほど、転職エージェントに差はないことは是非、認識して頂き、転職活動を頑張って欲しいと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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