面接の時間帯が転職活動に影響!?ウソのような本当の話を教えます!

みなさん、こんにちは。

転職活動の基本は、現職に在籍しながら水面下で活動を行うことで、多くの求職者の方は、現職と求職者という二足のわらじを履いた状態だと思います。

日中は現職の業務をこなし、終業後に転職活動を行うことが一般的だと思います。なかには、器用な方もいて、現職の就業時間中にこっそりと転職活動を行う方もいると思います。

しかし、いずれの場合でも、限られた時間内で転職活動を進めるものだと思います。

かつて、私も転職した経験がありますが、その際、私もこっそりと当時勤めていた企業の就業時間中に、転職エージェントとの連絡を取ったことがあります。

今回のテーマは?

転職活動を既にスタートされている求職者の方は、ご存じだと思いますが、転職活動は意外と多くの時間を要する活動で、精神的にも肉体的にもタフな状況になります。

求職者のみなさんに与えられた時間は、1日24時間となり、その多くは現職の業務に費やすと思いますので、そう考えると転職活動に充てることができる、1日のうちの時間はかなり限定的になります。

そのため、就業時間中の手隙の時間を利用して少しでも転職活動を前に進めようとする気持ちは私も経験がありますので良く分かります。

今回のテーマは、転職活動における面接を中心に時間帯が選考に影響することに関して、色々な情報をご提供できればと思います。

転職活動を行う時間帯

冒頭でご紹介したように今の転職活動の基本は、現職に在籍して転職活動を行うことです。

もちろん、求職者の方のなかには、きれいさっぱり現職を退職して、すべての時間を転職活動に充てて、転職活動に集中することを選択したという方もいると思います。

現職に在籍しながら転職活動を行う方法も、現職を退職して転職活動をする方法も、どちらも間違えていませんし、自分に合った環境を選択することがベストです。

ただ、退職した状態で転職活動をすることは、転職活動を行っても必ず転職できるという保証はないので、現職に留まった状態で転職活動をした方が良いと思います。

最近は現職に在籍する求職者に考慮して18,19時から面接する企業も多い

しかし、求職者の方のなかには、現職の仕事があまりに多忙過ぎて、毎日、帰宅時間が深夜労働時間帯という方もいると思います。

そうなると、転職市場に求人を公開する企業は当然、その時間帯に採用活動を行っているということはありませんので、その場合は、仕方ないと思います。

ただ、最近は、現職に在籍した状態で転職活動をする求職者の方に配慮するために、面接時間を18時や19時からでも受け付けるという企業が多くなっています。

私の転職エージェントとしての経験上、最も遅い時間帯に面接対応してくれる企業は夜の8時スタートで終わりは9時です。この時間を過ぎると採用活動を行う企業も面接対応は難しいようです。

求職者のみなさんは時間帯を気にする必要があるのか?

さて、求職者のみなさんは転職活動については、何ら制限を受けることがなく、個人の自由に行うことができるため、差ほど気にしないという方もいます。

私の転職エージェントをご利用頂く求職者の方から、『転職活動をする時間帯はフリーですか?』という質問を良く受けます。

今、この記事を読んで頂いている、求職者の方のなかに同じ疑問を持っている方もいると思いますので、回答させて頂こうと思います。

まず、結論から言いますと、転職活動をする時間帯は、是非、気にして欲しいのです。

昔は現職に在職しながら転職活動を行うことは裏切り行為だった!?

その理由は、企業は自分がされて嫌なことは求職者のみなさんにして欲しくないということがあるためです。

昔の転職市場の常識は、給料をもらっている現職に在籍していながら転職活動をすることは、現職に対する裏切り行為と考えていました。

そのため、採用活動を行う企業は、求職者の方の経歴で『現職在籍中』という状態を見ると嫌悪感を持ち、選考に大きく影響していました。

しかし、求職者の立場を考えると現職を退職して転職活動をすることはリスクが大きいため、この傾向が減りつつあり、現職に在籍中であっても容認する今になっています。

現在でも日中に面接を行うことを嫌う企業がある!!

ただ、そうは言っても、給料を受けている時間帯、つまり、就業時間帯となる日中に求職者のみなさんが転職活動をすることは、企業からすると、給料の垂れ流しです。

本来、給料は労働の代償となるべきものですので、転職活動は、現職からすると労働ではなく、あくまで求職者の方の個人の範囲になります。

採用活動を行う企業は、自社の採用活動を進めたいとしても、求職者のみなさんが在籍する現職のことも考慮していて、日中に面接などの転職活動を行うことを嫌う企業もあります。

採用活動を行う現職と関係があるのか?

採用活動を行う企業は、求職者のみなさんが在籍する企業のことを考慮するということは、関係性があるのか?ということになると思いますが、一切、関係はありません。

企業が、求職者のみなさんに対して就業時間中に転職活動をする行為を嫌う理由は、自社の従業員が就業時間中に転職活動をされることに対して不快に思うためです。

明日は我が身という感覚があるため、求職者のみなさんが現職に隠れて日中に転職活動をすることを嫌がるだけです。

日中の転職活動を不快に思う企業の割合は5:5

また、日中の時間帯に転職活動をする求職者を嫌う企業は、採用活動を行うすべての企業がそうとは言えず、この点についても求職者の状態を考慮して容認する企業もあります。

私は、転職エージェントとして、日中に転職活動を行うことを不快に思う企業と、特に気にしない企業の、両方との取引がありますが、その割合は五分五分です。

求職者のみなさんが求人の紹介を受けた際に、その求人の企業がどちらのタイプかは転職エージェントであれば把握していますので、予め確認した方が良いと思います。

選考を受ける企業はどちらのタイプか転職エージェントに聞いてみよう!

後々、日中の転職活動を不快に思う企業だったと分かり、面接の内容以前に、その行為自体が選考に影響するようでは、面接に出向く時間が無駄になります。

限られた時間内で転職活動を進める必要があるため、面接に行った段階で自分に対して良いイメージを持っていない企業に出向くことほど、無駄なことはありません。

転職エージェントを利用するメリットの一つに、求人先の企業のスタンスを知ることもありますので、うまく活用して無駄のない転職活動をして欲しいと思います。

日中の面接

書類選考については、求職者のみなさんが、書類選考の場に居合わせることはないため、時間帯は関係ないですし、むしろ、企業の自由な時間帯に選考が行われます。

問題は、面接です。面接は、求職者のみなさんが実際に企業に出向いて選考を受けることになりますので、面接の時間帯は、気にした方が良いと思います。

企業の情報がない場合は18,19時頃に設定しよう!

面接の場合、まず、企業から求職者のみなさんに対して、自分が面接対応できる日時が欲しいと依頼があり、求職者のみなさんは自分の自由な時間帯を選んで候補日時を決めることができます。

もし、企業が日中に転職活動することに対しての情報を持っていない場合は、面接希望日時の設定については、なるべく18時、19時など、自分が在籍する企業の就業時間後にした方が良いでしょう。

面接時間を企業が決めることがない限り、企業は求職者のスケジュールに合わせることが基本ですが、その場合、どの企業も大体が、夜の時間帯を想定しています。

面接官は日中に面接に来る求職者を疑う!?

私も人事として面接官の経験があり、また、日程調整の経験がありますが、当時の私も、書類上は、現職に在籍していながら日中に面接を希望する求職者の方のことを、疑ったことがあります。

『この求職者の方は、現職中でありながら、日中に面接ができるのはなぜだろう』と普通に疑問を持ちました。

企業のなかには、丁寧に、日中に面接対応できる求職者の方に対して、『日中は現職の仕事は大丈夫ですか?』と聞いてくれる場合もあります。

その場合は、有休という理由で問題ないと思いますが、このように丁寧に聞いてくれる企業はそうありません。

日中の面接で・・・

ここでウソのような本当の話をご紹介したいと思います。私は時々、求職者の方に同行して、その面接に同席することがありますが、その時の話です。

通常、どの求職者の方も面接の時間は、予め携帯などの電源は切っておくか、または、音が出ないように配慮するものだと思います。

面接中に携帯電話の着信音がなった!

しかし、その求職者の方は、携帯の電源はオンで、音も普通に出る状態にして面接を受け、面接の途中にその求職者の方の携帯が鳴ってしましました。

その求職者の方は急いで携帯の着信を止めてかばんにしまいました。私は、この段階で電源を切っているものと思っていたのですが、単に着信を止めただけだったのです。

その後、また、携帯に電話が鳴り、企業の面接官も、『急ぎのようですので、どうぞ、電話に出てあげてください』と親切に対応してくれたのです。

この求職者の場合、その面接は、転職エージェントである私や企業に対して、『今日は有休です。』と話がありました。

有休ではなく仕事を抜けだして来たことが判明

しかし、その電話により、その日は有休ではなく、単純に現職の仕事を抜けて面接を受けていたということが発覚しました。

その電話は、求職者の方の上司からで、電話の内容は、その求職者の方の仕事のトラブルで対応を急ぐため、すぐに帰社するようにという内容です。

この求職者も、面接会場から出て電話対応をすれば良いものを、ある意味、ばか正直に面接官がすぐ目の前にいる面接会場でその電話の対応をしてしまいました。

印象の悪さから不合格!

面接会場は静寂としていますので、受話器から相手である上司の声や内容も普通に聞こえていました。

結局、その電話で有休ではないことが分かり、面接結果も印象が悪いということで不合格になりましたし、私も誠実な求職者の方を紹介して欲しいと注意を受ける結果になりました。

転職活動は細心の注意を!

転職活動には細心の注意を払って頂きたいですし、もし有休がウソである場合は、転職エージェントには本当のことを伝えておいた方が良いと思います。

転職エージェントは、求職者のみなさんの転職支援をする立場であり、求職者のみなさんに不利になるような情報を企業に共有することはありません。

求職者のみなさんは、この点については、せっかく転職エージェントを利用しているのですから、信頼を置いて正直に打ち明けた方が良いと思います。

そうしないと、もしウソが企業に発覚した際に、転職エージェントも対応することができません。

企業にも転職エージェントにもウソはつかないほうが良い

もし、この求職者が、私に有休ではないことを教えてくれていれば、何があるか分からない面接ですので、電源を切ることなどは対策としてアドバイスすることはできたのです。

今までの転職エージェントの経験で、この求職者の方のように有休がウソであることを面接のその場で、しかも、発覚した理由が現職の上司からの連絡ということは、この1回だけです。

もしかすると、他の転職エージェントでもあり得ることかもしれませんが、このようなことは求職者の方としてはかなりの凡ミスになります。

転職エージェントを信頼して欲しい、、、

有休でなく仕事の合間で面接に出向いたことぐらいの話は、転職エージェントからするとそこまで大きなことではないです。

しかし、それが企業に知られると、業務時間中に仕事をせずに個人の転職活動をして、しかも、ウソが分かるというダブルパンチになりますので、受かる面接も受かりません。

転職エージェントと求職者のみなさんは、二人三脚です。是非、このあたりのことは信用して頂いた方が、求職者のみなさんにとってもプラスのことだと思います。

面接対応は、なるべく夜に!

求職者のみなさんは現職に在籍しているため、時間に余裕がないことは理解した上で、アドバイスしますが、なるべく面接は夜の時間帯を選択するようにした方が無難だと思います。

求人の確認や応募手続きは、転職エージェントが持つ管理画面やメールでのやり取りになると思いますので、この段階のことは、日中に自由に対応しても問題ないと思います。

その理由は、この段階での話は企業は分かりませんし、あくまで転職エージェントと求職者のみなさんとの間で行われることだからです。

面接はなるべく夜の時間帯に設定しよう!

しかし、面接ともなれば、当たり前ですが、求職者のみなさんが直に企業に訪問することになり、何があるか分かりません。

また、仮に先程、ご紹介したように仕事の合間に面接を受けて、面接の時間中は、携帯を切っていても、その間に現職でトラブルがある可能性も捨て切れません。

そのような場合には、現職との関係性も悪くなり、現職にいながら転職活動することが難しくなる場合もあるからです。

有給を消化する場合は転職エージェントに報告して企業にも伝えてもらおう!

現職の就業時間後である夜の時間帯であれば、労働の義務はありませんし、求職者のみなさんの自由な時間になり、現職を気にしながら面接を受けることも必要ありません。

面接は、ただでさえ求職者のみなさんからすると非日常の出来事であり、緊張もあると思います。そのなかで、現職を気にしながら面接を受けても、面接に集中することができないと思います。

また、有休の場合は、日中でも問題ないと思いますが、面接日時を決める工程で、そのことを転職エージェントに報告しておいて、企業に伝えておいてもらうように対応した方が無難です。

転職活動は疲れることが当たり前!

先程、お伝えしたように企業のなかには、日中の面接を嫌う企業もありますし、丁寧に日中の面接が大丈夫かということを聞いてくれる企業は少ないです。

この状況を考えるとなるべく日中の面接は避けて、現職の仕事で疲れているとしても、夜の時間帯に面接を組んだ方が良いと私は思っています。

既に退職している求職者の方は1日中、行動に制限はなくフリーの状態ですが、現職を持っている求職者の方の場合は、現職との兼ね合いも転職活動においては大事なことです。

転職活動は体力的にも精神的にも疲れる!

自分の体力面を考慮して、日中に面接を組むことは、転職活動の原則から少しズレています。転職活動は、体力的に精神的にも疲れるものです。

疲れることが当たり前だと、ある意味、諦めて、正攻法で転職活動に充てる時間を考えた方が良いと思います。

求職者として転職活動を経験した一個人としてアドバイスさせて頂くと、転職活動の面接は夜の時間に徹底して、その他の、書類の作成は日中に行うことをオススメします。

日中に企業と接点を持つことはなるべく避ける!

とにかく、企業と接点を持つ場面については、なるべく日中の時間帯は避けた方がリスクがないと思います。

現職を持っている以上、日中は仕事をすることが求職者のみなさんの義務になりますので、このことしっかり理解した上で、自分の転職活動を進めて欲しいと思います。

日中に転職活動することはレギュラーではなくイレギュラーと考えましょう。

転職サイトなど直接応募は応募時間を考える!

転職エージェントを使って転職活動をする場合は、企業と自分の間に第三者が介入しますので、面接以外については、日中に対応しても企業がそれを知ることはないのです。

しかし、求職者のみなさんのなかに転職サイトなど求職者のみなさんが直接、求人を公開している企業に応募する方法で転職活動をしている方もいると思います。

転職サイトの特徴の一つは、転職エージェントと違い、転職サイト上に公開されている求人に対して、求職者のみなさん自らが応募手続きする必要があることです。

直接応募の場合は応募手続きの時間帯に注意する!!

この直接応募とは、企業が求職者のみなさんからの応募を直接受けるということを意味します。転職サイトに自分の管理画面を通して企業に応募する場合、送信履歴が残ります。

普通に考えて業務時間中ではないか?という時間帯に、転職サイトから応募手続きをしてしまうと、その送信時間帯から企業がその情報を知ることができます。

企業は、このような選考とは直接関係ない足回りの情報を気にしています。先述でご紹介した通り、人事時代の私も、このように足回りのことは妙に気になりました。

企業の人事担当者のなかには、このあたりを全く気にしないタイプもいますが、私の経験や、私が転職エージェントとして知り得る限り、気にする人事担当者の方が多いです。

転職活動の時間帯が転職活動に影響します!

転職活動を行う時間帯は、求職者のみなさんが思う以上に求職者のみなさんの転職活動に影響するものです。

私は、求職者時代に、現職で人事を担当していましたので、企業の人事担当者が気にするポイントや人事の常識というものを把握していました。

ですので、日中に面接することは企業から依頼がない限り行いませんでした。

選考と直接関係のないところでマイナス評価を貰わないようにいしよう!

1日24時間ありますので、この時間をどう使うかは求職者のみなさんそれぞれです。

現職を持ちながら転職活動をする求職者の方については、企業との接点を持つ場面については極力、日中は避けて欲しいと思います。

求職者のみなさんからすると、選考に直接関わることで見送りになるのであれば、納得できる範囲だと思います。

しかし、選考には直接関係しないところで受けてたマイナス評価が影響して選考自体は良かったとしても見送りになることは納得がいかないと思います。

転職活動は自由ですが、自由をはき違えないこと!

転職活動の鉄則とも言われていることですが、転職活動には、特別な制限がなく、これが答えという明確な正解がありません。

また、制限がない分、求職者のみなさんとしては、自分の自由に転職活動を行うことができるのですが、自由をはき違えてはいけないのです。

現職に在籍することで、生活の面の不安はない訳ですから、その分、転職を希望する自分に負荷がかかることは当たり前だと思った方が良いです。

現職に在籍しているうちは、日中はしっかりと業務で現職に貢献して、その分、夜は自分の将来のために転職活動を一生懸命、頑張ってほしいと思います。

ある意味、割り切って自分が与えられた限られた時間を有効に使ってくだらないところでマイナス評価を受ける要素は排除して転職活動をして欲しいと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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