複数内定を得た場合の企業選びをポイントがある!自分の決断に後悔しない方法!

みなさん、こんにちは。

今の転職市場は求職者のみなさんにとって、これ以上ないぐらい有利な環境にあることはご存じでしょうか?転職市場には売り手市場、買い手市場、二つの環境があります。

売り手市場とは、今の転職市場とも言えるのですが、転職市場に求人が多くあり、求職者のみなさんからすると、多くの求人を拾うことができ、転職活動しやすい状況のことを言います。

一方、買い手市場とは、売り手市場とは真逆の環境であり、転職市場に求人が少なく、求職者のみなさんからすると求人を選ぶことが少ないため、転職活動しにくい環境です。

買い手市場の『買い』とは、『企業が求職者を買う』ということを意味していて、採用活動を行う企業が有利の状況です。

今は、売り手市場ですので、求職者のみなさんからすると求人を選ぶことができますし、内定を勝ち取りやすい状況になります。

今回のテーマは?

内定時において、1社だけではなく、複数の内定を勝ち取るということは、それだけ、転職の選択肢が多いということですので、企業同士を比較することができ、有利な立場にあります。

今回のテーマは、内定、そして複数内定の勝ち取った場合の求職者の決断方法や決断に至るプロセスなどをご紹介できればと考えています。

複数内定は贅沢!

そのことを考えると、今、転職活動をしている求職者のみなさんは非常に恵まれた環境ですし、複数内定は、求職者の立場からすると非常に贅沢なことです。

求職者の方のなかには、今の転職市場の状況でも複数内定を勝ち取ることができない方も多くいますので、複数内定は、求職者の方からすると、本当に贅沢なことです。

複数内定を勝ち取るということは、求職者である自分の立場を有利にするだけでなく、通常の精神状態で、企業を選ぶことができるため、非常に正確な判断や決断ができるということにもなります。

不安や焦りがあると正常な判断が下せない!?

求職者のみなさんは、もしかすると経験があるかもしれませんが、なかなか転職活動がうまくいかない場合、不安や焦りが多くなります。

すると転職活動初期に設定した転職軸や転職テーマを悪い意味で変えてしまい、正常な判断ができないということが往々にしてあります。

この場合、正常な判断ができないということは、冷静に自分自身や企業を見ることができず、また、客観的に判断することができないため、決断結果が自分の本意とは違う方向になることがあります。

自分の本来の判断を実現する複数内定

求職者のみなさんが行う転職活動は、単なる職探しに留まらず、自分の人生活動とも言える、大きなターニングポイントです。

この大きなターニングポイントである転職活動において、鈍った判断や決断をしてしまうと、人生そのものに悪い意味での影響を与えてしまうことにもなります。

その最大の敵が、求職者のみなさん自身の、転職活動に対しての不安や焦りです。これがなければ、複数内定がなくても、正常であり、客観的な判断や決断をすることができるのです。

不安や焦りを解消する術は内定獲得しか無い!!

転職エージェントとして、そして、求職者だった時代の経験を踏まえても、内定以外に不安や焦りを解消する術はないと思います。

また、内定を勝ち取ったとしても、転職軸や転職テーマを変えて勝ち取った内定は、本当の意味での成功とは言えません。

内定と言っても、内定の意味や種類は違いますし、内定のなかでも最強のものが複数内定であり、複数内定こそが、自分自身の判断を相対比較も含めて正常なものにする要素だと思います。

複数内定を勝ち取った場合の贅沢な悩み!

転職活動をしていると、ネガティブな悩みは多くありますが、ポジティブであり贅沢な悩みは少ないものです。

と言うよりも、贅沢な悩みは複数内定を勝ち取った際に、どの企業に転職しようか悩むぐらいで、それ以外は、不安や焦りが付きまとうネガティブなものだと思います。

複数内定を勝ち取り、贅沢な悩みをすることができる求職者の方は、転職市場が買い手市場の場合は、その数はかなり少ないのです。

しかし、今の転職市場は、求職者のみなさんに有利の売り手市場ですので、比較的、多くの求職者の方が複数内定という贅沢な悩みを持つことができると思います。

複数内定を勝ち取った場合の企業選び

さて、転職活動の結果、複数の内定を勝ち取った場合、贅沢な悩みとなりますが、その内定企業から1社しか転職することはできませんので、1社を選ぶ必要があります。

この場合の企業選びのポイントとしてはいくつかありますが、転職エージェントとしての経験や一般的に言われる範囲でご紹介させて頂きたいと思います。

まず、ポイントで大事なことは、自分の転職軸や転職テーマにいかに合致しているかということです。

転職軸や転職テーマと合致しているか確かめる!!

複数の内定を勝ち取った場合の大きな特徴としては、絶対に転職しないという企業がそのなかにはないということで、どの企業も転職に値するレベルの企業ということになります。

そうなると判断が難しいのですが、やはり、自分の転職軸や転職テーマと合致している要素が多い企業を選択した方が良いと思います。

自分の転職軸や転職テーマと合致した企業を選ぶコツは、転職軸や転職テーマを設定する際に、行う自己分析がヒントになります。

自己分析からヒントを導き出す!

自己分析とは、転職活動の方向性そのものを決める大事なことになりますが、自己分析からヒントを導き出して、どの企業に転職するか決めた方が良いです。

転職軸や転職テーマを決めるために必要な自己分析が明確でなければならないので、複数内定を勝ち取った場合には、その時点である程度方向性が決まっていることでしょう。

自己分析が後々の自分、つまり、複数内定を勝ち取った場合の自分にダイレクトに影響することになりますので、後々のことを想定して自己分析はしっかり行いましょう。

財務状況の確認

次に必要な基準は、内定を勝ち取った企業の財務状況をしっかり把握して、それを判断基準にすることです。

採用活動を行う企業のなかには、財務状況がそこまで良好でないなかでも採用する場合が多くあります。

その企業の財務状況や業績があまり良くないということは、働く基盤が安定しないため、無駄に不安を抱えてしまうことに繋がりますので、できれば避けたいことだと思います。

求人に業績を記載していない企業には要注意!!

業績が良い企業は、求人に直近数年の業績を記載していますが、そうではない企業は、自社の採用活動に支障があるということで、あえて直近数年の業績の記載をしない場合があります。

財務状況を計る意味での、一つの判断材料は求人に直近数年の業績を記載しているかどうかということです。

求人に業績が記載されていなくても、採用するということは、業績は好調であるという予測を立てるでしょうから、そこまで気にする方はいないと思います。

内定獲得は特に業績の確認を入念に行う!!

できれば、応募する段階でも業績は気にして欲しいところですが、応募する段階であまり気にしないとしても、内定を勝ち取った後は、トッププライオリティとして業績は気にして欲しいです。

内定承諾や転職の段階の企業選びと、応募段階の企業選びは意味が全く違います。

応募段階の企業選びは、そもそもとして内定を勝ち取ることができるかどうか、まだ不透明ですし、応募=内定ではないので、それなりにフランクな気持ちで応募することはできると思います。

しかし、内定後の企業選びについては、応募段階と同じようにフランクな気持ちで行うことは、自分の人生に関わることになりますので、絶対にあってはいけないことです。

安定的な基盤を求める!

求職者のみなさんであれば、誰しも、転職先に求める条件の一つに安定的な基盤を持っていることだと思います。

安定的な基盤があってこそ、自分が理想とする働き方や労働環境を手にすることができるので、業績含めた財務状況を内定承諾の判断材料にすることは当然のことだと思います。

ここで注意して欲しいことは、直近の業績が良いとしても、その企業のキャッシュフローが良いとは言い切れないということです。

業績の確認は利益ベースで行うこと!!

求人を見て頂ければ分かりますが、求人に記載がある業績は、売上の記載であり、利益の記載はないです。

求人ベースで考える業績は売上に過ぎず、企業経営の一番、大事なことは、いかに多くの利益を上げて、キャッシュフローが健全であるかどうかです。

企業のなかには、物凄い売上を持っていても、利益ベースで考えると、利益がほとんどないという企業もあります。

求職者のみなさんは、売上ベースで業績や財務状況を判断するのではなく、あくまで利益ベースで企業の財務状況などを計り、内定承諾の基準にして欲しいと思います。

経営者との相性具合

複数の企業から内定を勝ち取った場合の、判断基準のもう一つは、経営者との相性具合です。どの企業にも経営者がいますし、どの企業にも社風や企業理念があります。

人間関係において、容姿などの外見が良くても、性格や価値観、考え方が一致しない場合は、良好な人間関係を維持、継続することは難しいでしょう。

このことは、求職者のみなさんもプライベートなどで経験があると思いますので、ご納得頂ける範囲かと思いますが、企業と求職者も同じです。

企業の社風や企業理念を創造するのは経営者

企業の社風や企業理念は、その企業の性格や価値観、考え方を意味するものであり、その性格を創造する中心人物が企業の経営者です。

面接で企業の経営者が最終面接をすることが多いのですが、採用においても最終的な決裁は経営者であることが多いです。

複数の内定を勝ち取った場合の判断材料としては、経営者との相性具合を参考にすると、大きな間違いはないと思います。

『何を仕事にするか』よりも『誰と仕事をするか』のほうが大事!

仕事において、是非、意識して欲しいことが、『何をやるかよりも誰と働くか?』ということです。どのような仕事でも、働く人との相性が良ければ、興味がなかった仕事も楽しく思えるものです。

逆に興味がある仕事でも、働く人との相性が悪ければ、つまらない仕事に感じてしまうことが良くあります。

この働く人の代表格は、企業の経営者です。経営者との相性が良ければ、興味がない仕事も楽しく思えるでしょうし、内定先の企業で働いている従業員は、全員、選考を受けて入社しています。

その入社を最終決裁する立場は、企業の経営者ですので、経営者が採用決裁した今、実際に働いている従業員は全員、その企業との相性が良いため、転職しているのです。

求職者としてテクニカルな方法

求職者のみなさんは内定を勝ち取り、内定承諾をすると、いよいよ転職ということで、安心感があると思います。

ですが、本当の意味での転職成功は、転職することではなく転職後に長期的に活躍して自分らしく働くことです。

実際のところ、どれだけ熟慮して転職先を決めても、転職後に選考中とは企業のイメージが違うということで、転職判断を後悔する方もいます。

このリスクを排除するために、求職者のみなさんとしてはテクニカルな方法があります。

社会保険加入前まで働いてみて判断する!?

通常は、どれだけ多くの企業から複数の内定を勝ち取っても、転職できる企業は1社だけです、他の内定先には内定辞退として断りを入れることが普通です。

この段階で、複数の企業に内定承諾しておいて、その中の1社に実際に転職して、転職後、かつ、社会保険に加入する前までに、その企業で実際に働きます。

そして、その企業で長く働けるか判断し、もし、実際に働いてみて合わないと判断した場合は、保険という意味で内定辞退せず、内定承諾していた別の企業に、転職するという方法があります。

この方法を使える前提条件は、複数の内定を勝ち取っていること。先行して転職した企業に入社後に社会保険の加入手続きを拒否することです。

リスク回避のための一つの手段!

この二つが可能であれば、同時に複数の企業の内定を承諾して、求職者のみなさんとしてはリスクを回避することができます。

企業からすると、裏で求職者のみなさんが、自社以外にまだ転職できる企業を残しているということは不快に感じるものだと思います。

しかし、求職者のみなさんからすると、同じ企業でも選考中と転職後では、感じることが違うと思います。

また、複数の内定が出ていても1社だけに内定承諾してしまうと、他の内定先は既に過去のもので、転職することができないため、リスクがあります。

弱者であるならば、弱者としての生き方がある!

求職者のみなさんは転職市場においては弱者ですが、それまでは弱者でありながらも複数の企業から内定を勝ち取ることで、その立場は一気に強者になります。

求職者のみなさんは、転職市場において、労働市場において、ほとんどの状況で弱者になりますので、弱者であるならば、弱者なりの生き方や方法があると思います。

複数の企業の内定をすべて承諾して、表向きは、それらの企業に転職すると見せておいて、1社に転職した後も他の内定先の企業に転職できる可能性を残しておくことも可能です。

内定承諾期間!?

複数の企業から内定を勝ち取った場合、もう一つ問題があります。それが、『内定承諾期間』です。

『内定承諾期間』とは、求職者の方に対して採用活動を行う企業が内定を出した場合に、内定承諾をいつ頃までにして欲しいと、設定する期間のことを言います。

複数の内定を勝ち取っていても、まだ、選考中でその企業も気になる場合、求職者のみなさんは、内定承諾期間と選考中の企業の選考期間がボトルネックになることがあります。

自分の身を守るために最善の選択を!

この場合の判断としては、可能性をギリギリまで延ばすためにも、また、内定承諾したからと言って必ず転職しなければならない、ということはないです。

ですので、すべての企業に内定承諾しておいて、気になっている、選考中の企業の選考結果次第では、内定承諾した企業に内定辞退することで特別、問題ありません。

内定承諾しながらも、内定辞退することは、転職エージェントと企業からすると大きな痛手になりますが、求職者のみなさんが何より大事にしなければならないことが自分のことです。

他の誰でもない自分が自分のことをしっかり守らなければなりませんので、その意味では、内定承諾後に内定辞退しても仕方ないことだと思います。

自分の決断に後悔しない決断を!

複数の内定を勝ち取りながら、その判断を間違えて、内定承諾した企業ではない企業に転職すれば良かったと後悔する方もいます。

また、最後までギリギリまで悩んだ結果、決断した企業ではない企業に転職した方が良かったと考える求職者の方もいます。

いずれにしても、転職してしまうと、複数の内定も意味はなく、後に戻ることはできません。自分の判断を正確なものにして、あらゆることをうまく使って後悔がない転職をして欲しいと思います。

後悔しないためには、決断する前の段階である程度決まっていますので、決断前の自分を客観的に、そして、決断のために必要な情報は多くキャッチアップして頂きたいと思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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