ジェイック(若年層特化)の強み弱みを8つのポイントで徹底検証
みなさん、こんにちは。
転職エージェントは、事業の一つであり、ある程度の規模を持つ企業の場合は、転職エージェントの他にいくつかの事業を同時に行っていることが多いです。
例えば、転職エージェントはあくまで、フック事業と考えて、他の事業で収益を作るモデルを持っている場合などです。
転職エージェントは人材業界の一つということで、総合人材サービス事業者として経営する企業も少なくありません。
また、転職市場が今、盛り上がっているため、利益を追い求めて転職エージェントに新規参入する企業もあります。
今回の記事の目次
ジェイック(若年層特化)の会社概要
今回の求職者のみなさんに、ご紹介する転職エージェントは、ジェイック(若年層特化)という転職エージェントになります。
まずは、ジェイック(若年層特化)の会社概要から今回の話を起こしていこうと思います。
ジェイック(若年層特化)は、企業名そのものになっていて、株式会社ジェイックと言います。
東京に本社を構えて、大阪、名古屋に拠点を持ち、経営している企業です。最近は、上海にも支店を構えて、グローバル展開もしているようです。
株式会社ジェイックは教育を専門に扱う事業者
私は、転職エージェントとして活動する以前、企業の人事として十数年にわたり仕事をした経験を持ちますが、株式会社ジェイックは、かなり前から知っています。
ただ、転職エージェントとして知っているのではなく、教育事業者としてです。
株式会社ジェイックは、もとは教育を専門に扱う企業で、転職エージェントとしては、最近になって始めた企業です。
つまり、後発的な転職エージェントと言えるでしょう。
教育と転職エージェントの融合
株式会社ジェイックは、教育事業で、その地位を確立し、教育から取引企業数を増やし、それまで教育分野で取引していた企業に対して、転職エージェントとして営業を行っています。
ジェイック(若年層特化)の場合は、教育分野では名が通っており信頼されているので、取引先の企業が中途採用を行う際には、ジェイック(若年層特化)に求人を公開する流れになっています。
ジェイック(若年層特化)は非常にうまい事業戦略を持っていて、中途採用で採用した人材は、必ず転職後に採用した先の企業の従業員になります。
どの企業も、採用した求職者含めた従業員教育には積極的ですが、自社で教育プログラムを独自に持っている企業はありません。
転職後のマインドセットを教育プログラムを提供することで支援している
ジェイック(若年層特化)は、転職エージェントとして求職者の方を紹介しつつ、転職後、求職者の方に教育プログラムを提供することで、融合的なサービス提供を行うことができます。
株式会社ジェイックの得意な教育分野は、マインドセットで、中途採用者となる求職者の方の場合は、スキルや経験という意味では問題ないと思います。
しかし、それまでの企業の社風に慣れていることもあり、転職先の企業に馴染むためには、多少の時間が必要です。
そこで、株式会社ジェイックは、企業の社風に短期間で馴染むように企業ごとに教育プログラムを作り、それを企業に販売しているのです。
ジェイック(若年層特化)が得意なジャンルはフリーター対象の求人である。
ジェイック(若年層特化)は、フリーターで年齢が若い求職者の方を対象にした求人を多く持っています。
求職者のみなさんが転職活動を行う転職市場の求人としての中心は、正社員の求人になるのですが、正社員の求人にこれまで正社員の経験がない求職者の方でも希望することはできます。
しかし、現実的には、正社員の求人で内定を勝ち取ることができる求職者の方は、それまでの経歴で正社員として働き実績を持っている方が優先になります。
ですので、正社員の経験がないフリーター経験が長い求職者の方は苦戦することが必至です。
フリーターを正社員として転職させることが得意!
ジェイック(若年層特化)は、フリーターの方を正社員として転職することができるように転職支援しています。
フリーターの方を正社員として転職できるようにする転職エージェントは他にもまだありますが、ジェイック(若年層特化)の場合は、一味も二味も違いがあります。
教育とは違う意味で、コンサルティングやアドバイスすることはあっても、求職者として質を上げるための教育は、行いません。
ジェイック(若年層特化)が得意なジャンルは第二新卒対象の求人である。
フリーターの方と並んで転職市場では、その立場があまり良いとは言えない対象が第二新卒の求職者の方です。
第二新卒とは、新卒で入社した企業を入社から3年以内に退職した求職者の方を意味します。
余談ですが、第二新卒という言葉は、ある転職エージェントが世の中に発信した造語で、転職エージェントとしてのマーケットを拡大するための造語です。
発端は、ある転職エージェントが、転職エージェントとしてのマーケットを拡大するためのもので、決して良い意味ではないことをご理解ください。
第二新卒の求職者の人間力改善に教育事業が役に立つ
第二新卒は、企業からあまり良いイメージを持たれていないため、フリーターの方と同じとまでは言いませんが、転職活動においては苦戦することが多いです。
また、苦戦しないとしても、転職した結果、その企業がブラック企業で、新卒で入社した企業の方がまだ良かったと思う場合も少なくありません。
第二新卒の求職者の方が企業からあまり良いイメージを持たれていない理由は、第二新卒の求職者の人間力にあります。
そこで、ジェイック(若年層特化)が得意とする教育事業が役に立つのです。
ジェイック(若年層特化)は求職者が教育を受けることができる転職エージェントだ。
求職者のみなさんにとって、ジェイック(若年層特化)を利用する最大のメリットであり、ジェイック(若年層特化)が他の転職エージェントとの、最大の差別化が教育です。
先述でもご紹介した通り、また、転職エージェントを利用している求職者の方であれば、ご理解頂けると思いますが、転職エージェントでは特別な教育という転職支援はありせん。
しかし、ジェイック(若年層特化)の場合は、教育が転職支援の一つになっていて、しかも、その教育内容も簡易的なものではありません。
株式会社ジェイックが教育事業として、取引する企業から費用を支払って頂き提供する教育内容と同じ教育を求職者のみなさんは、転職支援で受けることができるのです。
ジェイック(若年層特化)の転職エージェントとしての教育ビジネスモデル
教育事業をメインに手掛けるジェイック(若年層特化)でも、本来、収益源の中心になる教育を求職者のみなさんに無料で提供するということは、さすがに難しいのです。
そこで、ジェイック(若年層特化)では、費用の負担を求人元に依頼して、求人元の企業が負担しています。
しかし、企業からすると、費用を支払っても、教育を受けた求職者の方が必ずしも、自社に応募するとは限りませんし、転職するとも限りません。
ですので、企業からすると持ち出した教育費用が無駄になることもありますし、他の企業や自社に転職しない求職者の方のために、費用を負担しているということになりかねません。
企業が負担する教育費用は1万円程度!
画期的とお話した理由は、ここにありまして、企業としてもリスクが大きいため、通常ならば負担はしないと思いますが、ジェイック(若年層特化)に限ってはそれができています。
企業が負担する教育費用は、少額であり、1万円程度と言われています。それぐらいであれば、負担することができる企業もあると思います。
この小さい金額を集めて大きな金額に変えて、自社の教育プログラムに充てているのです。
求職者のみなさんは、ジェイック(若年層特化)の転職支援により、かなりしっかりした教育を受けることができるので、それだけでもメリットはあると思います。
担当者の対応レベルは…しっかりしたキャリアアドバイザーが多い
ジェイック(若年層特化)のキャリアアドバイザーは、企業として教育をメイン事業にしていることもあり、どのキャリアアドバイザーもしっかりした対応をするようです。
ジェイック(若年層特化)は、転職エージェントとして、最近、成長率が高い転職エージェントで、転職エージェントのなかでも評価が高い転職エージェントです。
評価が高い理由は、転職エージェントとしてのビジネスモデルもありますが、キャリアアドバイザーの質の高さがあります。
どのような求職者の方であっても、自分を直接担当するキャリアアドバイザーの対応が悪ければ、快くは思えないでしょう。
求人情報だけでなく社会人としてのアドバイスを貰うことが出来る!
また、ジェイック(若年層特化)が得意とするジャンルが比較的、年齢が若い求職者の方を対象にしていることもあり、人や、社会人としてという部分にもしっかりアドバイスをしてくれます。
キャリアアドバイザーの転職支援実績は少ないため、転職に関する情報はまだまだ不足しているところは否定できませんが、キャリアアドバイザーとしての人格の高さは定評があります。
社会人としてまだ経験が浅い求職者の方は、ジェイック(若年層特化)を利用することで、求人の紹介はもちろんのこと、人としても刺激を受けることができるのではないかと思います。
求人の紹介時についても、求人の内容を事細かく説明してくれますし、求人にはない情報もジェイック(若年層特化)のキャリアアドバイザーは教授してくれます。
担当者はどこまで求職者をサポートしてくれる?
求職者のみなさんを直接担当することになるキャリアアドバイザーですが、ジェイック(若年層特化)の場合は、他の転職エージェントとサポート範囲については、ほぼ同じです。
キャリアアドバイザーからジェイック(若年層特化)が転職エージェントとして求職者のみなさんに提供する教育プログラムの案内がありますので、他の転職エージェントよりも範囲が広いと言えるでしょう。
年齢が若い求職者のみなさんは特にジェイック(若年層特化)を利用して良いと思います。
フリーターの方や第二新卒の求職者の方は、面接をしても、挨拶や礼儀、言葉遣いという点においては、他の求職者の方よりも見劣りすることがありますので、この点もメリットになるでしょう。
利用者の視点で思うジェイック(若年層特化)
ジェイック(若年層特化)は、事業理念として、『採用×教育』ということをキーワードにしていて、企業からすると、採用と教育を同じテイストで提供を受けることができます。
求職者のみなさんとしても、自分の転職と教育を同じ転職エージェントから受けることができれば、情報の齟齬もなく、ある程度、均一な転職支援を受けることができるのではないかと思います。
ジェイック(若年層特化)の一つの課題としては、日本全国に転職エージェントとして展開するリソースがないということと、ネットワークを持っていないということです。
ジェイック(若年層特化)が拠点を持たないエリアで転職活動をされる求職者のみなさんにとっては、ジェイック(若年層特化)は利用したくてもできない転職エージェントとなっています。
若年層求職者にとってはこれ以上ない転職エージェントかも!
お世辞抜きに、同業他社として、ジェイック(若年層特化)の転職エージェントとしてのビジネスモデルは、企業よりも求職者の方の視点に立っていると思います。
利益のために、無理な押し込みをするということもジェイック(若年層特化)においてはありませんので、安心したなかで転職支援を受けることができるのではないかと思います。
フリーターの方であっても、ジェイック(若年層特化)の転職支援というよりも、教育を受けることで、価値観や考え方を変えることもできるでしょうし、仕事についての意識や責任も芽生えると思います。
若年層の求職者のみなさんにとっては、これ以上ない転職エージェントだと私は思っています。
アフターフォローは充実しているのか?
アフターフォローについてご紹介しますが、ジェイック(若年層特化)のアフターフォローの定義は、内定後から転職後半年となっています。
これは、私が今回の記事のために、直接、ジェイック(若年層特化)に問い合わせして確認していますので間違いない情報です。
ジェイック(若年層特化)のアフターフォローは、転職後に教育プログラムをその企業に提供しているケースもありますので、教育という意味では、アフターフォローはかなり充実していると思います。
その際の費用負担は、求職者のみなさんではなく、もちろん、求職者のみなさんを採用した企業が負担することになります。
内定後に懇親会を設定してもらえる可能性もある
また、転職前に求職者のみなさんが内定を受けた企業との懇親会を希望する場合は、ジェイック(若年層特化)が同席して懇親会を設定してくれることもあります。
基本的に、求職者のみなさんの希望を叶えるアフターフォローをジェイック(若年層特化)は行っています。
悪い意味でのお話ではないですが、ジェイック(若年層特化)のアフターフォローは、他の転職エージェントとそれほど変わりませんし。
必要があれば、求職者のみなさんからキャリアアドバイザーに打診してみてはいかがかと思います。
ジェイック(若年層特化)に向いている人の特徴
ジェイック(若年層特化)に向いている求職者の方は、やはり、ジェイック(若年層特化)が得意としている層だと思います。
年齢が若い求職者の方は、複数の転職エージェントのなかにジェイック(若年層特化)は含めた方が求職者のみなさんの転職活動において、大きなメリットがあると思います。
ジェイック(若年層特化)が持つ求人に関しての企業規模をここで軽く触れますが、ジェイック(若年層特化)は中小企業やベンチャー企業の取引実績が豊富にあります。
そのため、求職者のみなさんのなかで、中小企業やベンチャー企業への転職を希望している方は、その意味でもオススメできると思います。
その他(ジェイック(若年層特化)は29歳以下の求職者に限定されている!)
その他として、ジェイック(若年層特化)を利用する上での求職者のみなさんへの注意点をお話したいと思います。
フリーターの方の多くは20代前半だと思いますが、何らかの理由があって30代になってもフリーターで生計を維持している方もいるでしょう。
しかし、ジェイック(若年層特化)の場合は、29歳以下に限定しているので、年齢制限があることをご承知頂きたいと思います。
ジェイック(若年層特化)のように転職エージェントとして年齢制限を設ける転職エージェントはかなり珍しいのですが、特別、法令に触れているということはないです。
それでは、最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が最高のものになるように祈り、今回はこれで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうとございました。