エリートネットワークの強み弱みを8つのポイントで徹底検証
みなさん、こんにちは。
求職者のみなさんが行う転職活動の方法はいくつかあるのですが、そのなかで、転職エージェントを利用する方が多いと思います。
転職エージェントを利用することで、求人の紹介を含めて、転職活動に必要なことの大体を転職エージェントが代替して行ってくれますので、非常に便利です。
転職エージェントを利用するメリットのなかで、大きな要素は専任のキャリアアドバイザーが1名担当につき、転職活動や企業の選考に関する情報を丁寧に教えてくれることです。
求職者のみなさんは、改めて今、自分が利用している転職エージェントの、キャリアアドバイザーからの転職支援についてどのように感じていますか?
今回の記事の目次
エリートネットワークの会社概要
今回みなさんにご紹介する転職エージェントはエリートネットワークという転職エージェントです。
エリートネットワークは、株式会社エリートネットワークという企業が運営しているのですが、その歴史は結構あります。設立が1997年と約20年の歴史がある企業です。
事業内容としては、完全に転職エージェント一本に絞っていて、東京近郊を中心に展開している企業です。
少数精鋭の企業営業を行っている
拠点は東京にしかなく、転職エージェントとしての対象エリアは、東京、神奈川、埼玉、千葉という形になります。
社長含めて役員陣は、元リクルートということで、かなりリクルートの血を受け継ぐ社風になっています。
転職エージェントとしての規模は中堅クラスと小規模の中間ぐらいに位置していて、少数精鋭で企業経営しています。
エリートネットワークが得意なジャンルは特にない。
エリートネットワークは、転職エージェントとして広告を打ち出していることもありませんし、転職エージェントの規模としても決して大きいとは言えない転職エージェントです。
そのため、エリートネットワークを利用したことがある求職者の方は大体の場合、たまたまという機会が多いと思います。
エリートネットワークは、転職エージェントとしては、ある程度、歴史があり、求人の数としては、中堅クラスにあります。
しかし、求職者のみなさんからの認知度が低いため、登録数はあまり担保できているとは言えません。
エリートネットワークが存続できる理由はリクルートとの関係!?
しかし、エリートネットワークのすごいところは、何か施策を打つということはなく、多少転職サイトと提携して自社が抱える求人を掲載し、そこから求職者の方の登録を促進する程度しかしていません。
それでも、転職エージェントとして、今日までエリートネットワークが存続することができている理由は、リクルートとの関係性にあります。
エリートネットワークは、転職エージェントとして特別、得意なジャンルを持っていることはありませんし、求人の種類としては、良くも悪くも普通の転職エージェントです。
ある意味、オールマイティーに対応することができる転職エージェントですし、どのような希望条件を持つ求職者の方であっても比較的、利用してもメリットを感じることができる転職エージェントです。
エリートネットワークはすべてにおいて上から目線の転職エージェントだ。
エリートネットワークを語る上で外せないことがあり、それがここでお話しする内容です。
どのような内容かと言いますと、エリートネットワークはすべてにおいて、上から目線であるということです。
実は、私もある友人を介して、求職者だった時代にエリートネットワークに登録して利用したことがあるます。
当時の私の実体験も含めてエリートネットワークがどれだけ上から目線かということについてお伝えします。
キャリアアアドバイザーが横柄!?
他の転職エージェントと比較すると良くわかることですが、通常どの転職エージェントも求職者のみなさんは自社の登録者であり顧客でもあります。
そのため、対応は基本的に丁寧に行うことが当たり前のことで、場合によってはキャリアアドバイザーの対応の悪さが評判になり、求職者の方の登録数に悪い影響を与えることもあります。
エリートネットワークの場合、誤解を恐れずストレートに言いますと、かなり横柄な感じがあり、そして、歯に着せぬ言い方をします。
エリートネットワークに限らず、元リクルート出身の人は、リクルートで大きな功績を残し、その功績を糧に独立開業することが多いため、かなりの自信家が多いです。
口調がきつく命令形の感じがする!?
エリートネットワークを立ち上げた経営陣もリクルートでかなりの好成績を残した強者ですので、かなり高いレベルの視点で物事を見極めます。
それがそのまま求職者のみなさんの転職支援に含まれてしまっています。
基本的にキャリアアドバイザーが求職者のみなさんに何か伝える際には、アドバイスとして提案する形を取ります。
しかし、エリートネットワークの場合は、語尾が『~しろ』とか、『~しなければ、転職できない』などと、口調がきつく命令形の感じがあります。
エリートネットワークは評判が悪い転職エージェント
このように求職者のみなさんに与える印象が悪いため、今ではかなり評判が悪い転職エージェントになってしまっています。
エリートネットワークのアドバイスと言いますか、求職者のみなさんに伝える内容自体は、正論であることも多いのですが、言い方がかなりエッジが効いてしまっています。
それが不快に感じてエリートネットワークに登録してもエリートネットワークの登録を解除する求職者の方が多いです。
しかも、エリートネットワークは特別、特徴があるということはないため、誰でも利用することができるとしても、一方ではエリートネットワークでなければならない必然的な理由がないのです。
担当者の対応レベルは…高いが、かなり怖いキャリアアドバイザーが多い
求職者のみなさんを直接担当するキャリアアドバイザーのレベルはどうかということになりますが、エリートネットワークのキャリアアドバイザーのレベルは高いです。
その理由は、本来、マネジメントをする立場にある部長クラスの人材もキャリアアドバイザーとして活動しているため、優秀なキャリアアドバイザーが揃っています。
レベルは高いのですが、発言が非常にきつく、また、言い方も命令口調であるため、面談においてのコンサルティングは説教のように感じます。
面談は悪い面の指摘や説教が中心!?
基本的にキャリアアドバイザーが求職者のみなさんの履歴書や職務経歴書を見て、ある意味、粗探しで、良い面よりも悪い面に目が行き、悪い面の指摘や説教が中心になります。
説教があっても、しっかりと求人の紹介があれば良いのでしょうが、求職者の方の経歴次第では、求人の紹介がないこともありますし、または、登録すらさせてもらえないこともあります。
そのため、求職者の方からすると、忙しい中、わざわざエリートネットワークまで来社して、説教を受けてそのまま帰宅ということもあります。
担当者はどこまで求職者をサポートしてくれる?
エリートネットワークのキャリアアドバイザーは、面談において求職者を怒鳴ったりすることもしばしばありますが、裏を返せば、本気で求職者のことを考えているとも言えます。
求職者のみなさんの転職を成功させることで利益が生まれるため、登録を拒否するということは、その分、紹介数が減るということで、エリートネットワークからするとメリットはありません。
登録を拒否したり、面談で求職者のみなさんを叱ってみたりしていますが、利益を優先するよりも求職者のみなさんの転職というよりも人生を本気で考えていると言える気もします。
ですので、私個人として思うことは転職という垣根を越えて、求職者のみなさんの人生までしっかり考えてサポートしてくれると思います。
利用者の視点で思うエリートネットワーク
エリートネットワークの転職支援レベルは、ヘッドハンティング市場に匹敵するぐらい高いです。
失礼を承知でお話しすると求職者としてレベルが低い求職者の方は、そのまま転職活動をして転職したとしても、転職後に良い転職にはならないと考えているようですので、登録を拒否することもあります。
エリートネットワークは、転職エージェントとしての視点の高さは本物ですし、求職者のみなさんのことを本気で考えていることも本当です。
キャリアアドバイザーの怖さはあったとしても、身になることが多いですので、エリートネットワークは有意義な転職活動を行うためには必要な転職エージェントだと思います。
アフターフォローは充実しているのか?
エリートネットワークは、レベルが高い転職エージェントですので、求職者のみなさんが認識している転職エージェントが行う転職支援の範囲よりも狭いのです。
転職エージェントはあくまで求職者のみなさんの転職を支援するだけの存在で、転職活動は求職者のみなさんが行うことだという意識を持っているためです。
そのため、エリートネットワークのアフターフォローは、基本的にありません。
もちろん、求職者のみなさんと転職した先の企業で何か問題があったり、問題がありそうなときには、きっちりと転職エージェントとして責任を持ち対応してくれます。
エリートネットワークに向いている人の特徴
エリートネットワークにどのような求職者の方が向いているのかについてですが、求人の段階では、どのような求職者の方も向いていると思います。
私がエリートネットワークと求職者のみなさんを中立的な視点で考えると、向いている求職者のタイプよりも向いていないタイプの求職者の方を抽出した方が良いと思っています。
転職エージェントからきついことを言われたくないという方や、上から目線で転職支援を受けることを不快に感じる求職者の方はエリートネットワークを利用しない方が良いと思います。
レイヤーが低いポジションを希望する求職者には向いていない
求人としては、レイヤーの低いポジションを希望する求職者の方にも紹介できる求人はありますが、履歴書や職務経歴書の添削や面接の練習、適性検査の対策については、一切、対応してくれません。
このあたりを課題としている求職者の方は、レイヤーが低いポジションの求人を希望する求職者の方に多いので、その意味では、向いていないと思います。
個人的な意見になりますが、無駄に優しい転職エージェントよりも、ストレートに求職者である自分の課題がしっかり把握することができる材料を提供してくれる方が利用価値は高いと思っています。
その他(エリートネットワークはベンチャー企業の求人を抱えていることが多い)
エリートネットワークが取引実績については、大手企業の求人ももちろんありますが、ベンチャー企業の求人が多いです。
企業が転職エージェントを選ぶ際に、自社の社風や理念をしっかりと共感してくれて、企業の代理人とも言える転職エージェントが、求職者のみなさんにしっかりと伝達してくれるかどうかを気にしています。
エリートネットワークが大きな影響を受けているリクルートの社風はハードワークから人は成長するということで、ハードワークが中心になっている企業からの支持率が高いです。
そうなると、大手企業よりもベンチャー企業の方がエリートネットワークとの相性が良く、多くのベンチャー企業がエリートネットワークに求人を公開しています。
IT業界のベンチャー企業については志望動機が明確でないと紹介してもらえない
特に、IT業界のベンチャー企業については、エリートネットワークが他の転職エージェントからの情報をしっかり得ているようです。
IT業界へ転職した求職者の方は短期間で退職することが多いので、求職者のみなさんのリスクを排除するために、必然性がしっかりしている求職者の方にしか紹介しないようです。
ちなみに、私が求職者だった当時、私のIT業界への志望動機が曖昧だったため、説教を受けた上に、IT業界は向いていないと怒られたことがあります(汗)
安易にベンチャー企業を希望する第二新卒は説教必至!
エリートネットワークにベンチャー企業の求人が多いことは、ご説明した通りです。
第二新卒の求職者の方が、安易な理由でベンチャー企業を希望する旨を伝えると、まず間違いなくキャリアアドバイザーから説教を受けると思います。
ベンチャー企業を希望する前に、なぜ新卒で入社した企業を3年も満たない期間で退職するのか?ということをしつこく聞かれます。
第二新卒の求職者の方は、エリートネットワークを利用してベンチャー企業を希望する場合は、退職理由は大義名分の内容が必要です。
エリートネットワークは求職者のみなさんの本質を見極めることができるレベルが高いキャリアアドバイザーが在籍していますので、求人を紹介されないことも良くあります。
それでは、最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が最高のものになるように祈り、今回はこれで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうとございました。