ロバートウォルターズの強み弱みを8つのポイントで徹底検証
みなさん、こんにちは。
求職者のみなさんが転職活動において、利用することが多い転職エージェントですが、転職エージェントの多くは日系の企業になります。
しかし、最近は、日本企業の多くが、より大きいマーケットを目指して、海外進出することが珍しくない時代になっています。
これは、海外の企業も同じことで、日本のマーケットを目指して日本に進出することが増えています。
転職エージェントにも、この流れはあり、外資系資本の転職エージェントが少しずつ増えてきています。
今回の記事の目次
ロバートウォルターズの会社概要
今回、ご紹介する転職エージェントは、冒頭で触れた外資系資本の ロバートウォルターズという転職エージェントです。
ロバートウォルターズという転職エージェントは、転職エージェント専門に行う企業で、社名も同じです。
ロバートウォルターズは非常に多くの国で転職エージェントとして展開していて、日本のどの転職エージェントよりも世界的に見れば名が知れ渡っていると言える転職エージェントです。
日本では、まだ規模は小さく、そこまで求職者のみなさんに知られている転職エージェントではないですが、今後は更なる成長を期待できる転職エージェントです。
ロバートウォルターズが得意なジャンルはグローバル求人である。
外資系企業で、かつ、世界各国に拠点を持つ ロバートウォルターズですので、求人についても、グローバル求人が豊富にあります。
日本の企業が東南アジアを中心にグローバル展開することは求職者のみなさんも、ご存じかと思います。
ロバートウォルターズはこうした企業の事業展開に合わせた形というよりも、元々、グローバル求人に強みを持っていました。この点で他の転職エージェントと比べても競合優位性があると言えるでしょう。
日系転職エージェントでは敵わない質の高さ!
日系で大手の転職エージェントもグローバル求人を多く抱えていますが、 ロバートウォルターズには質の意味では、敵わないと思いますし、内定率を考えても ロバートウォルターズが上だと思います。
転職エージェントの交流会に、 ロバートウォルターズの方が参加することがたまにありますが、自社の強みをかなり自信を持っているようですし、実際にもグローバル求人については、かなりの実績があります。
グローバル求人を希望する求職者の方は、 ロバートウォルターズは外せない転職エージェントだと私は思います。
ロバートウォルターズが得意なジャンルは金融など年収が高い求人である。
ロバートウォルターズは、グローバル求人を得意としているのですが、グローバル求人に応募する求職者の方の特徴は、現職や前職での年収が平均を遥かに上回るぐらい高いということです。
ロバートウォルターズが得意とするジャンルのもう一つの特徴は、年収が高い求人が多いということです。
ロバートウォルターズは日本に参入したのは2005年ぐらいだったと思いますが、私も実は、求職者として転職活動をした経験があり、ロバートウォルターズについては利用したことがあります。
紹介を受ける求人のほとんどが高年収求人!
特別、外資系企業への転職を希望してた訳ではないですが、試しに登録してみると、紹介を受ける求人は100%に近いぐらいの確率で年収は高かったです。
これは、今でも変わらないことで、ロバートウォルターズが意図的に年収が高い求人だけを集めているということはなく、結果論として年収が高い求人が豊富にあるということになります。
年収が高い求人の種類は業界で言うと金融、職種でいうと営業やコンサルティング、財務ということになります。
求人の要求レベルが高い!
年収が高いということは、それだけ選考基準も高く、レベルが高い人材が求められますし、誰でも応募することができるというものではないです。
自慢に取らないで欲しいのですが、私の当時の年収は、日本の平均よりも高く、ロバートウォルターズが持つ求人にある程度、合致していたので、求人の紹介はありました。
しかし、選考基準が高く、なかには、外資系企業ではないにも関わらずTOEICを求められる求人もありました。
ロバートウォルターズという転職エージェントは、当時の私も含めて求職者のみなさんにとっては、求人の内容を見てもレベルが高い転職エージェントだと言えるでしょう。
ロバートウォルターズは誰でも登録できる転職エージェントではない転職エージェントだ。
転職エージェントのイメージは、転職を希望する求職者の方であれば、誰でも登録することができる、比較的、間口が広いという声があります。
日本では、この気軽さ、手軽さが求職者のみなさんの支持を得ていて、今の転職市場においては、転職エージェントという転職方法が最も利用率が高くなっています。
転職支援で利益が出る求職者しか登録できない!?
しかし、海外を見てみると、転職エージェントは求職者の方であれば、誰でも利用することができるということはなく、転職エージェントによっては、登録を拒否する場合も珍しくありません。
『さすが外資の転職エージェント』というべきでしょう。ロバートウォルターズも、同じで、求職者だからと言って、誰でも登録することができる訳ではありません。
では、どのような求職者の方が登録を許されるのかということですが、面談において、ロバートウォルターズの基準により、転職支援しても収益になるかどうかということになります。
外資系企業特有のドライな一面
外資系企業の特徴の一つはドライな社風ということがありますが、ロバートウォルターズは、登録の段階でも外資系企業のドライな一面があります。
日本の転職エージェントは、ある程度、数を担保しているため、スケールメリットで個々の赤字をカバーしますが、ロバートウォルターズはそのような考えは持っていないのです。
登録面談で、ロバートウォルターズから拒否される求職者の方もいるということがありますので、予め認識していた方が良いと思います。
担当者の対応レベルは…『マジ』で高い!!!
恐らく転職エージェントのなかで、最もレベルが高いキャリアアドバイザーはロバートウォルターズだと思います。
私は転職エージェントとしての経験、求職者としての経験、企業の人事としての経験があり、これら三つの経験から、非常に多くの転職エージェントを知っています。
私が知り得る転職エージェントのなかで、一番、キャリアアドバイザーのレベルが高い転職エージェントは、ロバートウォルターズです。
専任のキャリアアドバイザーを置かないチームによる転職支援!!
通常、キャリアアドバイザーは、求職者の方に対して1名の選任の求職者が担当につきます。
しかし、ロバートウォルターズの場合は、キャリアアドバイザーの部門はチーム制を取っていて、数名のキャリアアドバイザーが1名の求職者の転職支援を行うということになっています。
もっと具体的にロバートウォルターズの転職支援の仕組みをご紹介すると、専任のキャリアアドバイザーがいないのです。
ロバートウォルターズでは、いくつかのチームに分けてキャリアアドバイザーをしているのですが、チーム編成は、得意な業界や職種が基準で分けられています。
チーム制で個人の成果に偏った転職支援を防止している!?
チームとして1名の求職者の方を支援するということで、キャリアアドバイザーの個人の成果に偏った転職支援を防止しているようです。
キャリアアドバイザーが個人単位で担当すると、個人の業績を優先して求職者のみなさんにとって不利益になる転職支援(ゴリ押しなど)を行うリスクがあります。
それを、チーム制の転職支援にすることでロバートウォルターズは防いでいるのです。
この理由もあり、ロバートウォルターズの転職支援を受けた求職者の方はリピートすることもありますし、満足度が高いというデータもあります。
外国人が多いロバートウォルターズという転職エージェント!
ロバートウォルターズはドライな転職エージェントであるため、誰でも登録することができるということはないのですが、質は本当に高いです。
ただ、日本で転職活動をする求職者の方の多くは日本人で、母国語は当たり前ですが、日本語で、英語を話せる求職者の方はそこまで多くはいません。
キャリアアドバイザーが外国人の場合もある!?
ロバートウォルターズは外資系企業ですので、キャリアアドバイザーにも外国人がいます。
日本で働く外国人になりますので、ある程度、日本語は話せるのですが、英語がメインのコミュニケーションになる場合もあります。
求職者だった当時の私も、外国人がキャリアアドバイザーとして私の担当になった転職エージェントはロバートウォルターズだけです。
英文でメールが送られて来ることもあるが翻訳サイトを使えば問題ない
外国人ということで英語を話せなければコミュニケーションができないということはないですが、キャリアアドバイザー=日本人というイメージを求職者のみなさんは持っていると思います。
ですので、最初のうちは、自分のペースというよりも、外国人のキャリアアドバイザーに慣れるということで、違和感もあるかと思います。
ロバートウォルターズのキャリアアドバイザーから送信されるメールが英文ということもあります。
その場合は、某ポータルサイトの翻訳機能を使って解読すれば良いだけですし、すぐに外国人のキャリアアドバイザーにも慣れるはずです。
担当者はどこまで求職者をサポートしてくれる?
先程、ロバートウォルターズのキャリアアドバイザーのレベルは『マジ』で高いとお伝えしたと思いますが、その理由について、ここでご紹介したいと思います。
私がレベルが高いとお伝えする理由は、サポートの範囲ではなく、もちろん、転職支援の質です。
書類選考において重要な履歴書や職務経歴書の添削については、書き方、内容の拘り方など、非常に細かい部分までサポートしてくれます。
適性検査についても、ロバートウォルターズのこれまでの実績やノウハウから、かなり精度が高い対策をしてくれます。
日本のみならず海外拠点を持っている強みを生かした情報収集
ロバートウォルターズがここまで高いレベルの転職支援ができる理由は、日頃から転職エージェントとして業界や職種、そして企業の情報をかなりキャッチアップしているためです。
豊富な情報量により質が高いアウトプットができるのです。この情報量は、ロバートウォルターズが拠点を持つ、海外の拠点の情報も含めています。
その情報をもとに、ロバートウォルターズは新規企業へ営業し求人を獲得することもあります。
企業から信頼が厚い転職エージェントですので、ロバートウォルターズ以外に公開していないロバートウォルターズが独占で持つ求人も豊富にあります。
利用者の視点で思うロバートウォルターズ
利用者としても私は、ロバートウォルターズを知っていますので、利用者の視点でロバートウォルターズという転職エージェントについて、求職者のみなさんにお伝えします。
ロバートウォルターズは、企業、求職者問わず、非常に丁寧なスタンスで転職エージェントとして活動しているため、知名度はまだまだ低いですが、数々の賞を受賞しています。
利用者として感じるロバートウォルターズについては、数よりも質にこだわった転職エージェント活動をしているということです。
一つの求人が10万円の利益を生み、五つの求人を捌くことで50万円の利益を求めるよりも、一つの求人が50万円で、一つの求人に特化した転職支援を行う企業姿勢を持っています。
アフターフォローは充実しているのか?
ロバートウォルターズのアフターフォローについては、転職支援の範囲の一つになっているため、非常に手厚いです。
手厚いと言える部分は、内定後から転職日までの期間になるので、転職後についてという意味でのアフターフォローはそこまで頻繁に何かがあるということはないです。
では、内定後から転職日までのロバートウォルターズのアフターフォローについて、私の求職者としての経験をもとにご紹介したいと思います。
内定後に条件交渉がありますが、ロバートウォルターズの得意な転職支援の一つが条件交渉という工程です。
ロバートウォルターズは条件交渉を得意としている!
ある程度、高い年収を企業が提示しているため、年収という意味では、そこから上がるということはあまりないのですが、役職などについては、結構、引き上がることがあります。
実際、私も、部長代理から部長に条件交渉により上がりましたし、私の友人でも役職が上がったという友人がいます。
また、企業との懇親会や歓迎会を積極的に開催してくれますので、求職者のみなさんにとってはなかなかありがたいアフターフォローなのではないかと思います。
ロバートウォルターズは条件交渉を得意にしているため、ロバートウォルターズから登録を承認された求職者の方は、この点については、期待して良いことだと思います。
ロバートウォルターズに向いている人の特徴
ロバートウォルターズに向いている求職者の方の特徴は、何と言ってもグローバル志向が強い求職者の方です。
また、外資系企業の転職エージェントですので、当然とも言えるかもしれませんが、外資系企業の求人を多く持っています。
日本の外資系企業で働きたいと希望する求職者の方にもロバートウォルターズは威力を発揮する転職エージェントだと思います。
ただし、外資系企業やグローバル志向が強い求職者の方は、英語力は必須で、レベルも日常会話レベルではNGですので、予めご理解頂ければと思います。
ハイクラス・エグゼクティブの転職を希望する場合もオススメ!
その他としては、ハイクラス求人やエグゼクティブ求人への転職を希望する求職者の方にもロバートウォルターズはオススメできる転職エージェントです。
転職を機にハイクラスやエグゼクティブで転職したいとしても、誰でもできるものではないので、ロバートウォルターズは選ばれた求職者の方だけが利用することができるのかもしれません。
ロバートウォルターズは日本でまだ認知度が低い理由は、ロバートウォルターズが抱える求人に応募できる求職者の方の数が少ないためだと思います。
1000万以上の年収という方は日本には数パーセントしかいません。数パーセントしかいませんので、それだけロバートウォルターズを利用する求職者の方は限られていると言えると思います。
その他(ロバートウォルターズはヘッドハンティングに近い転職エージェント)
実はロバートウォルターズは、求人に見合う求職者の方の登録者数が少ないため、転職エージェントであるロバートウォルターズ自ら求職者の方に声を掛けることがあります。
この仕組みは、ヘッドハンティングに近い手法になりますが、ロバートウォルターズの場合、完全に求人の数よりも求職者の方の数の方が少ないです。
ロバートウォルターズの求人はレベルが高いというよりも、レベルが高過ぎるため日本の転職市場にとは、若干ズレが生じているような気もします。
一人ひとりのキャリアアドバイザーの質が高く、優れた転職エージェントの一つですが、まだまだ規模としては小さいため、日本では登録を増やすことがロバートウォルターズには必要になっています。
ロバートウォルターズからヘッドハンティングを受けた場合は一度話を聞くことを検討して欲しい!
求職者のみなさんはロバートウォルターズの広告をテレビやインターネットで見たことはありますか?私はありません。
ロバートウォルターズは日本において、目立った広告活動をしていませんので、登録者の数も増えないのです。
ヘッドハンティングに近い活動をしているものの、ヘッドハンティングの対象となる求職者の方は現職に満足しているため、転職には結構な期間が必要で長い場合は、1年以上ということもあります。
もし、求職者のみなさんのなかでロバートウォルターズからヘッドハンティングを受けた場合は断るのではなく、自分の市場価値を確認する意味でも一度話を聞いてみても良いと思います。
ロバートウォルターズの強みと弱みを理解して良い転職活動を!
ロバートウォルターズのホームページを見て頂ければ分かりますが、他の転職エージェントと比べても転職支援の質や内容が高いレベルにあることはご理解頂けると思います。
私も利用したことがありますが、転職エージェントのなかでもトップクラスのキャリアアドバイザーが揃っていますので、求職者のみなさんは質が高い転職支援を受けることができると思います。
求職者のみなさんからすると、ロバートウォルターズにより、日本の転職エージェントが今以上に良い転職支援をするようになれば、今以上に転職活動の進捗が良くなると思います。
それでは、最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が最高のものになるように祈り、今回はこれで終わりにしたいと思います。最後までお読み頂きありがとうとございました。