【え、マジ・・・】ハタラクティブの口コミ評判は嘘ばっかり?

ターゲットを20代の若手に絞って正社員支援を行う転職エージェントが、「ハタラクティブ」

第二新卒だけでなく、正社員としての就職を目指すフリーターやニート、既卒者などのサポートでも定評があります。

今回はそんなハタラクティブの口コミと評判について分析を行いました。

ハタラクティブの口コミ100件をまとめてみた

どの転職エージェントを使うか決める時や、実際にエージェントを利用していて「ん?」と違和感を覚えた時などは、ネット上でどんなことが言われているのか、評判を知りたくなるものです。

ハタラクティブに関しては、「経験もなければスキルもない求職者をブラック企業に売りつけ、利益をあげているんだ」などという評判もあったりしますので、利用者としても事前によく調べておきたいところだと思います。

とはいえ、ハタラクティブのように注目度の高い転職エージェントであれば、口コミの数が大変多く、さらりと流し読みしただけでは全体的な評価をつかみにくいのです。

そんなわけで今回、ネット上の口コミサイトに掲載されている「口コミ」100件の内容を細かく分析してみました。

実際のところハタラクティブってどうなのだろうか……そんな疑問を解消するためです。

83%の口コミが好意的な内容! だが・・・

100件の口コミの内容を分析した結果、投稿は大きく分けて以下の3つに分類できることがわかりました。

①「キャリアアドバイザーの対応がとても親身! 長所を指摘してもらい、自信を取り戻せた」など、ハタラクティブの良さについて語っている口コミ。

②「求人自体は10件以上紹介してもらい満足だが、アドバイザーからの連絡が遅すぎる」など、賛否両方の要素を併せ持つ口コミ。

③「事務職を希望しているとしっかり伝えたのに、営業職ばかり紹介される」など、批判的な口コミ。

それらの比率は、以下のグラフの通りとなりました。

インターネット上の口コミを分析すると、その83%が好意的な評価を下していることが分かります。

全体の比率に加えて、サイトごとの内訳も見てみましょう。

各口コミサイトにおける評価比率の内訳は以下の通りとなります。サイト掲示順はランダムです。

好意的 両方の要素 批判的
サイトA 60% 10% 30%
サイトB 100% 0% 0%
サイトC 64% 29% 7%
サイトD 80% 0% 20%
サイトE 80% 20% 0%
サイトF 100% 0% 0%
サイトG 90% 10% 0%
サイトH 100% 0% 0%
サイトI 100% 0% 0%
サイトJ 100% 0% 0%
サイトK 83% 17% 0%
サイトL 86% 14% 0%
サイトM 100% 0% 0%
サイトN 100% 0% 0%

今回の分析では計14サイトを扱いましたが、50%にあたる7サイトは好意的な口コミしか掲載されていませんでした。

また、批判的な口コミを含むサイト自体、全体の中で3サイトにとどまりました。

口コミは信用できるか? 同一コメント、スカスカコメント・・・などなど

さて、ネット上の口コミを眺めてみると、全体の83%が好意的であることが分かりました。

しかし、個別の口コミを見ていくと、その信憑性にクエスチョンマークがついてしまうようなケースが多く見受けられます。

ハタラクティブが転職でどう役立ったのか?

ハタラクティブの口コミに限ったことではありませんが、皆さんはこういったタイプの口コミをお読みになったことがあると思います。

24歳です。大学卒業後、ずっとアルバイトをしながら実家暮らしをしてきました。
でもだんだん、正社員として働いている同期が羨ましく思うようになりました。
そんな時出会ったのがハタラクティブでした。
ハタラクティブのおかげで今は中小メーカーで事務をしています。
登録して本当に良かったと思います。

しかし現役の求職者が、こういった口コミから何らかの教訓を引き出すのはとても難しいです。

投稿者の背景がどういったものか。転職がうまく行った現在、自分がどんな気持ちで生きているのか……。

こういった情報はどうでもよく、むしろハタラクティブが転職活動でどう役立ったのかを聞きたいのです。

実は全100件のコメントのうち、20%が具体性の無い口コミでした。

まとめ:口コミサイトだけを参考にするのはかなり危険?

ここまで、インターネット上に投稿されたハタラクティブの口コミ100件を分析してみました。

その結果、以下の2点が明らかになりました。

分析結果

  • 明らかに水増しされた口コミが多数みられること
  • ハタラクティブがどう役立ったのかについて具体性の無い口コミが多数見られること

SNSではどんなことが言われている? 口コミサイトは賞賛一色だが・・・

ツイッターではどのようなことが言われているのでしょうか。口コミ・評判をご紹介します。

ブラック企業を紹介された?

対応の質・頻度に問題アリ!?

SNS評判まとめ

ツイッターでの評価を見てみると、口コミサイトの場合と打って変わって、批判的なツイートが極めて多いです。

今回はツイッター検索で取得し得る限りのツイートをすべて取得しましたが、8割方が批判的なツイートなのです。口コミサイトとは対称的です。

しかし、批判的なことが書いてあるから真実だ、と考えるのもこれまた短絡的というべきでしょう。

SNSの場合でも、口コミサイトと同様、一体どんな人が書き込みをしているのかは分かりません。

うまくいかない原因が自分にあるにもかかわらず、エージェント側に責任転嫁してネガティブなことを書き込んでいるかもしれないのです。

大事なことは、転職という、人生において極めて重要な機会にあたって、信憑性の低い口コミを鵜呑みにするのはかなり危険だということ。

好意的な口コミを鵜呑みにして、何の心構えも無しに転職エージェントに登録するのも怖いですし、逆に、批判的な口コミを鵜呑みにして登録を回避してしまうのももったいないことです。

以降の節では、口コミや評判のことから一旦離れて、「競合との比較」という観点からハタラクティブの実像に迫ってみたいと思います。

ハタラクティブと競合の比較

実は、20代の若者向けとして銘打っている転職エージェントは、ハタラクティブ以外にもいくつか存在します。

口コミだけを頼りにしてしまうのはどうも危険なようですので、ハタラクティブが競合他社とくらべてどうか、という点を見ていきたいと思います。

20代の若手に特化している転職エージェント、特にハタラクティブのように「既卒者」「フリーター」と言ったキーワードでプロモーションしている転職エージェントが多数ありますので、これらの中で自分にあったエージェントを活用するのがよいでしょう。

求人数 対応地域 特徴
ハタラクティブ 1000件 東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、愛知、福岡 ・書類選考通過率が9割以上。
ジェイック転職カレッジ 非公開(研修後、20社との集団面接) 東京・大阪・名古屋・博多に拠点 ・選考の前提となる教育プログラム、「営業カレッジ」を利用可能。
いい就職.com 2000件 東京・大阪・名古屋に拠点 ・選考後、実際に職場を肌で感じることができる「ブラッシュアップインターン」が利用可能。
Re就活 6000件 全国に対応 ・中規模の就職セミナーである「転職博」や「就職博」が全国各地で開催される。

ジェイック 転職カレッジ

ジェイク 営業カレッジは、ハタラクティブと同じく若年層に特化した転職サービスです。

ただし他社と異なり、扱っているのは営業職のみ。完全な営業職特化型の転職エージェントとなっています。

もともと教育事業を行っている会社で、その教育ノウハウを活かした転職・就職支援が特徴。

中でも「営業カレッジ」というプログラムでは、履歴書作成からビジネスマナーまで、社会人としての必須知識・心構えを指導してもらえます。

ちなみに「営業カレッジ」は面接選考の前提となるプログラムです。すなわち、営業カレッジを卒業しないと、企業との面接どころか紹介すらしてもらえません。

ただし卒業しさえすれば、書類選考無しで20社の選考を受けられます。事実上、営業カレッジが書類選考としての役割を担っていると考えてよいでしょう。

とはいえこの「営業カレッジ」、毎日こなさなくてはならない宿題・課題があったり、飛び込み営業の練習があったりと、内容的にはとてつもなくハードです。もろ体育会系です。しかも一回でも遅刻すれば即退学。敷居はかなり高いと言ってよいでしょう。

いい就職.com

第二新卒にフォーカスしている転職エージェントです。

ブラッシュアップインターンと呼ばれるプログラムが特徴。

このプログラムは、実際に正社員として入社する前に職場体験ができるというもの。転職先企業に1週間~4週間程度の「お試し勤務」が可能となるインターン制度です。

実際に転職先で働き、職場の雰囲気を肌で感じてから、転職するかどうかを決めることができるという利点があります。

このインターンのあと、採用を辞退する求職者も一定数いるとのこと。

ブラック企業を絶対に回避したい、という求職者には好評なようです。

Re就活

Re就活は20代、既卒にフォーカスした転職エージェントです。

親会社の学情が主催している「転職博」「就職博」と銘打たれた合同企業セミナーが特徴。

マイナビがビックサイトで行っているような超大規模セミナーではなく、規模は小さめです。

しかし雰囲気が落ち着いており、気になる企業の担当者と直接コミュニケーションが取れるというメリットがあります。

掲載企業数も約6000件と、今回比較するサイトの中では一番求人数が多いです。

募集職種の比率は? エンジニアのハタラクティブ、営業と事務が強いいい就活.com

ここで、各サイトの募集職種比率を見てみたいと思います。

ちなみに、ジェイック営業カレッジはその名の通り営業職だけを扱っていますので、このグラフからは除いています。

ハタラクティブはエンジニアの求人をかなり持っています。その他、技術系の求人比率も高いです。

Re就活はバランス型で、多様な職種を揃えています。抱えている求人数も多いため、多様な求人を紹介してもらえる可能性が高いです。

いい就職.comは営業職と事務・企画職に強いです。ただ、いい就職.comはサービス・接客業などを営業や事務に含めて計算をしているので、実際の事務職比率はもっと低いです。

募集職種についてチェックする場合は、「営業以外の職種をどの程度用意しているのか」というポイントをよく見ておくとよいでしょう。

というのも、経験やスキルの無い人が就職・転職をしようとする場合、たとえ他の職種を希望していようが、営業を紹介されるというケースが非常に多いからです。営業職は黙っていてもいくらでも紹介されます。

ジェイック 営業カレッジに至っては、営業職以外扱わないというほどの徹底ぶりです。

もちろん最初から営業職を希望している人であればこの状況に全く問題はありませんが、全ての人が営業職を希望しているわけではありません。

ですから、「営業職以外を紹介してくれ」と要求した時に、エージェント側にどの程度ストックがあるかが大事になってきます。

営業職を避けたいという方は、相対的に営業職比率が低いハタラクティブやRe就活を利用してみるのがいいかもしれません。

気になる就職成功率 ハタラクティブはコスパがよい?

就職成功率
ハタラクティブ 80%
ジェイック 営業カレッジ 80.3%
いい就職.com 75%~85%
Re就活 非公開

データを公開している三社については、就職成功率はほぼ同じ水準であると言ってよいでしょう。

就職成功率は同水準ですが、エージェント各社の特徴は異なっています。

ジェイック 営業カレッジや、いい就職.comなどは、最終的に正社員になるまでの道のりが結構長いです。

いい就職.comの場合、正社員になる前のインターンを数週間こなさないと最終的な決定がもらえません。

ジェイック 営業カレッジに至っては飛び込み営業を何十件とこなさない限り面接すら受けられません。

これら2業者と比較すると、ハタラクティブは強制参加イベントなどを設けていません。

それにもかかわらず80%という高い就職成功率を叩き出しています。

その意味でハタラクティブは敷居が低いわりにパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

まとめ:ハタラクティブはこんな人にオススメ

最近は転職エージェントがどんどん増えていますが、既卒者やニートを対象としてくれる転職エージェントの数はそれほど多くありません。

いざ「未経験者歓迎」と銘打ったサイトを見つけても、蓋を開けたら負荷の強いプログラムへ強制参加させられた、というケースもあります。

やはり多くの支援企業は、程度の差こそあれ「若者の腐った根性を叩き直す」という意図を持って若者を扱う傾向にあります。

そんななか、ハタラクティブは極めてオーソドックスなスタイルで転職活動を進めてくれます。妙なプログラムに強制参加ということもありません。

また、第二新卒がメインターゲットであるいい就職.comやRe就活に比べると、ハタラクティブではニート、既卒、大学中退者向けのサイトコンテンツも極めて充実しています。

その意味で、フリーターの方はもちろん、ニートや既卒者の方にもハタラクティブはオススメできます。

また、体育会系的なノリがどうしても我慢できないタイプの人もハタラクティブを頼ったほうがよいでしょう。

逆に、すでにキャリアがある人、第二新卒狙いの人は他のエージェントを利用したほうがいいかと思います。

とはいえ、ハタラクティブは敷居が低いのにしっかりとパフォーマンスを出しているという点は動かしがたい事実です。

他社サービスを利用して挫折した時、ある種の「駆け込み寺」としてハタラクティブに登録するのはアリかもしれません。

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