【え、驚愕…】type転職エージェントの口コミ評判は嘘ばっかり?
単に転職先を紹介するだけでなく、アドバイザーのフォローが手厚い転職支援会社として知られているのが、「type転職エージェント」。
書類作成の添削はもちろん面接のポイントなどを、担当のキャリアコンサルタントが徹底的に支援してくれる体制が整っており、サポートがきめ細かいエージェントと言えるでしょう。
今回はそんな「type転職エージェント」の、ネット上での評判について分析していきたいと思います。
今回の記事の目次
type転職エージェントの口コミ511件をまとめてみた
どの転職エージェントを使うか決める時や、実際にエージェントを利用していて「ん?」と違和感を覚えた時などは、ネット上でどんなことが言われているのか、評判を知りたくなるものです。
type転職エージェントに関しては、「ゴリゴリの営業体質なエージェントで、強引に転職を迫ってくる」などという評判もあったりしますので、利用者としても事前によく調べておきたいところだと思います。
とはいえ、type転職エージェントのように注目度の高い転職支援企業であれば、口コミの数も自然と多くなります。
実際、確認できただけでもtype転職エージェントに関する口コミは511件もありました。
ここまで数が多いと、さらりと流し読みしただけでは全体的な評価をつかみにくいものです。
そんなわけで今回、ネット上の口コミサイトに掲載されている「口コミ」の内容を細かく分析してみました。
実際のところtype転職エージェントってどうなのだろうか……そんな疑問を解消するためです。
95%の口コミが好意的な内容!
511件の口コミの内容を分析する際、投稿は大きく分けて以下の2つに分類しました。
①「キャリアアドバイザーの対応がとても親身! 長所を指摘してもらい、自信を取り戻せた」など、転職エージェントの良さについて語っている口コミ。
②「事務職を希望しているとしっかり伝えたのに、営業職ばかり紹介される」など、批判的な口コミ。
この分類に従って口コミを分析した結果は以下のグラフの通りです。
インターネット上の口コミを分析すると、その95%が好意的な評価を下していることが分かります。
全体の比率に加えて、サイトごとの内訳も見てみましょう。
各口コミサイトにおける評価比率の内訳例。サイト掲示順はランダムです。
好意的 | 批判的 | |
---|---|---|
サイトA | 98% | 2% |
サイトB | 79% | 0% |
サイトC | 77% | 23% |
サイトD | 100% | 0% |
サイトE | 84% | 16% |
サイトF | 100% | 0% |
サイトG | 100% | 0% |
サイトH | 100% | 0% |
サイトI | 100% | 0% |
サイトJ | 80% | 20% |
サイトK | 100% | 0% |
サイトL | 100% | 0% |
サイトM | 100% | 0% |
今回の分析では計23サイトを扱いましたが、60%にあたる14サイトは好意的な口コミしか掲載されていませんでした。
口コミは信用できるか? 水増しが多そう
さて、ネット上の口コミを眺めてみると、全体の95%が好意的であることが分かりました。
しかし、個別の口コミを見ていくと、その信憑性にクエスチョンマークがついてしまうようなケースが多く見受けられます。
以下、代表的な例をお示しします。
批判的な内容なのに「五つ星評価」
今回、511件の口コミを分析しましたが、その95%はtype転職エージェントに対して好意的な評価を下していました。
しかし、サイトに掲載されている口コミの中には、内容が批判的であるにもかかわらず「高評価」としてレーティングされているケースが散見されました。
以下にお示しするのがその一例です。
転職エージェントをボロカスにこき下ろす内容なのですが、それでもこの口コミは星5つ評価なのです。
好意的な口コミが支配的な状況下で、こういったケースに出会ってしまうと、「ひょっとして好意的な口コミが水増しされているのではないか」と不信感を抱いてしまいます。
奇妙な「支持率100%」
口コミサイトにおける平均的な口コミ掲載数は、大体10~20件です。全体の分布で見ると、20件でもかなり多い部類でしょう。
ところがtyep転職エージェントに関しては、掲載された口コミが膨大な量に上っているサイトがいくつかありました。
50件の口コミが掲載されたサイトは2箇所ありましたし、中には264件もの口コミを掲載したサイトもありました。
もちろん利用者としては、口コミの数は多い方がいいです。
というのも、様々な視点を持った人々の多面的な意見に触れることで、客観的な評価に近づくことができるからです。これこそが口コミサイトの利用価値でしょう。
しかしtype転職エージェントの口コミサイトに関しては、掲載されている口コミ全てが好意的意見、というパターンが多いです。
4~5件の口コミがたまたま全て好意的な意見になっている、というケースならまだ理解できます。
しかしさすがに50件、今回のケースで言えば264件もの口コミがあって、それら全てが好意的となってくれば話は違います。
何か異様な胡散臭さを感じてしまうのではないでしょうか。
実際、こういったサイトにおいては最大手のリクルートエージェントやDODAなどを押しのけて、type転職エージェントがランキングの1位に輝いています。
口コミが自然に集まってtype転職エージェントが1位になっているというよりは、その逆で、type転職エージェントを1位にするために口コミが集められているのではないか……という気もしてしまいます。
まとめ:口コミサイトだけを参考にするのはかなり危険?
ここまで、インターネット上に投稿されたtype転職エージェントの口コミ511件を分析してみました。
その結果、以下の2点が明らかになりました。
分析結果
- 口コミの内容とは関係無しに、「高評価」としてレーティングされているケースが散見される。
- 大量の口コミが口を揃えて「type転職エージェントは良い」と評価しているだけの口コミサイトが散見される。
SNSでの口コミ・評判
ツイッターではどのようなことが言われているのでしょうか。口コミ・評判をご紹介します。
・キャリアアドバイザーとの思い出を語るツイート
私は転職する時人材系の営業を志望の一つにしてました。
typeのキャリアアドバイザーさんにお世話になってて、自分みたいに転職考えてる人を支援できるっていいなと思ったのもあって志望度高かった。
…http://t.co/JT1Y9W2RsU #NewsPicks
— たかはしウォーカー (@takahashiwalker) 2015年9月12日
・キャリアアドバイザーによるサポートに関するツイート
@ type の転職アドバイザーに登録したら職務履歴書から書き直し要求。やっぱり転職は厳しいわ。
— naka shi (@nakanakanaka_3) 2009年8月7日
その後に登録したtypeのエージェントは恐ろしいほどにキッチリしてた。(履歴書とES添削から面接対策にエントリーした会社からのフィードバックまでバッチリフォロー)
まあ元々昔っから転職サービスもやってるからダテではないが— 月刊k2mt@Forza6 APEX (@k2mt0287) 2016年3月10日
・サイトのシステムに関する不満点も
しかし就活type?のメールというか会員登録制度クソだなぁ.退会するのに情報変更が必要→「学歴・職歴」「自己PR」「志望業界」みたいな個人設定の更新の欄に退会チェックがある→項目を埋めないと更新できない さっさと迷惑メールにぶち込むか
— SHIN.T (@shin_t_o) 2012年6月6日
SNS評判まとめ
type転職エージェントに関するツイートを収集してみました。
ツイッターなどの半匿名型SNSで転職エージェントを検索してみると、普通は「キャリアアドバイザーが上から目線で最悪だった」などという愚痴ツイートが出てくることが多いです。
しかしtype転職エージェントに関してはそういった感情的愚痴ツイートが見られませんでした。
やはり利用者の母数が小さいため、ツイート数も少なくなっています。
とはいえ大事なことは、転職という、人生において極めて重要な機会にあたって、信憑性の低い口コミを鵜呑みにするのはかなり危険だということ。
好意的な口コミを鵜呑みにして、何の心構えも無しに転職エージェントに登録するのも怖いですし、逆に、批判的な口コミを鵜呑みにして登録を回避してしまうのももったいないことです。
以降の節では、口コミや評判のことから一旦離れて、「競合との比較」という観点からtype転職エージェントの実像に迫ってみたいと思います。
type転職エージェントと競合の比較
転職エージェントには、規模や知名度から言って大手エージェントと言えるような企業があります。
リクルートエージェントやDODAはその典型で、募集求人の量がとてつもなく多いです。両エージェントが抱えている求人数はなんとそれぞれ10万件を超えます。
ただし最大手の転職エージェント、キャリアカウンセリングのサービス期限が2~3ヶ月だったり、あるいは登録者数に対してアドバイザーの数が少なすぎるなど、問題点も多いです。
大手だけでは不安な場合は、きめ細かい支援を売りにしている準大手の総合転職エージェントにも登録しておくと、カバー範囲がぐっと広がり、転職活動が進みやすくなります。
とはいえ、準大手の転職エージェントもそれなりの数が存在しているので、どのエージェントを選択するべきかで悩んでしまう場合が多いと思います。
口コミだけを頼りにしてしまうのはどうも危険なようですので、今回はtype 転職エージェントが競合他社とくらべてどうか、という点を見ていきたいと思います。
求人数 | 対応地域 | 特徴 | |
---|---|---|---|
type転職エージェント | 15000件 | 東京・神奈川・千葉・埼玉。相談拠点は東京のみ。 | ・首都圏に特化した転職エージェント。
・71%の高い年収up率。 |
アデコ | 10000件 | 日本全国に対応。相談拠点多数。 | ・非都市圏にも強み。Iターン、Uターン支援体制あり。
・世界60カ国に拠点。外資や海外進出している日系企業に強み。 |
パソナキャリア | 40000件 | 日本全国に対応。相談拠点は東京・名古屋・大阪。 | ・求人が多く、職種のバランスが取れいている。 |
ワークポート | 16000件 | 日本全国に対応。相談拠点は東京のみ。 | ・ITおよび通信系の転職に強み。ソフトウェア開発等の求人がとても豊富。 |
アデコ:外資に強み
アデコは総合型・全国対応の転職エージェントです。
首都圏以外のカバーもしっかりとしており、IターンやUターン支援体制も強く、相談拠点が11ヶ所と非常に多いのが特徴です。
また、アデコは外資系に対しても強みがあります。これは、アデコの本丸である人材派遣事業におけるパイプを活用しているためです。
一番大きな特徴は、ツーフェイス型のアドバイザーシステムを採用している点でしょうか。
ツーフェイス型利用者の担当者が、同時に企業側の担当者でもあるというシステムであるため、情報の流れが円滑になると言われています。
例えば書類選考に落ちてしまった時も、単に落ちたで終わらせるのではなく、落選の理由を企業側からヒアリングして教えてくれます。
アデコ本体は現在人材派遣事業に力を入れていますが、これから徐々に転職エージェント事業も拡大していくようです。
パソナキャリア:女性の転職に強み
パソナキャリアは求人の数と種類が豊富な転職エージェントです。
全国に対応していますが、相談拠点は東京、名古屋、大阪の3ヶ所なので注意が必要です。
パソナキャリアはもともと、子育てを終えて再就職を目指す女性を支援する事業から出発した企業です。
ですから、女性の転職支援はもちろんのこと、転職市場でやや不利な立場に置かれている求職者の支援を得意としています。
また、インターネットを利用した職務履歴書の添削プログラムなども充実しています。
年収up率も67%と高く、今回比較する中では求人件数も非常に多いエージェントとなっています。
ワークポート:IT分野に強み
ワークポートはIT分野に強い転職エージェントです。全国に対応していますが、相談拠点などはやはり東京が中心となります。
ワークポートのキャリアアドバイザーはアデコと同じくツーフェイス型で、情報の風通しの良さがあります。
IT系・ゲーム系業界での転職に関しては、非常に強いポジションを持っていると言えます。関連業界の求人も大量にストックしています。
また、もともとの出自がIT系であるせいか、マイページのUI・ツールが非常に好評です。登録者は「eコンシェルジュ」と呼ばれるスケジュール管理ツール等を利用できます。
2014年に非IT系業界の転職も扱いはじめたばかりで、経験不足が目立つのではないかと思われがちですが、製造業などへの転職も支援している実績があります。
さらに第二新卒はじめ、未経験職種への転職も支援しているため、キャリアチェンジを目指す登録者の割合も近年高くなっています。
募集職種の比率は? バランスが丁度いい
ここで、各サイトの募集職種比率を見てみたいと思います。
この表を見ると一目瞭然ですが、type転職エージェントとワークポートはIT分野に強いです。
一方、パソナキャリアとアデコはバランス型です。
注目するべきポイントは、「営業」と「接客・販売」の職種比率です。
求職者のキャリア・経験が形成途中の場合、転職エージェントは一般に、やたらと営業職や接客職を進めてくるケースが多いです。
もちろん最初から営業職や接客職を希望している方であれば別ですが、事務職やエンジニア職、クリエイティブ職を希望する方も多いかと思います。あるいは営業だけは勘弁してくれ、という方も。
そういった利用者の方々は、自分の利用する転職エージェントが、営業系や接客系以外の求人をどの程度ストックしているのかをチェックしておき、営業、接客比率の高いエージェントを回避したほうがいいです。
では、営業・接客比率の低いワークポートとtype転職エージェントを比べるとどうでしょうか。
ワークポートに関しては、IT系専業から出発している企業というのもあって、type転職エージェントに比べてクリエイティブ職や専門職がやや弱いです。
逆にtype転職エージェントは、今回比較した中ですと専門職で最も強い転職エージェントです。
特に専門職には、年収の高いコンサル系が含まれておいます。単に年収が高いだけでなく、実務経験を活用してのキャリアアップに適した職種です。
その意味では、専門職も豊富に揃えているtype転職エージェントの職種比率が最もよいバランスであると言えるかもしれません。
気になる年収up率 最も高確率なのはtype転職エージェント
年収up率 | |
---|---|
type転職エージェント | 71% |
パソナキャリア | 67% |
アデコ | 非公開 |
ワークポート | 50% |
データを公開している三社については、年収up率には明確な差が出ています。
比較した中ではtype転職エージェントの71%が最も高い数値となっています。
一般的に、転職によって年収が低下することが多いと言われていますから、71%が年収upというのは、利用者としてはとてもうれしい数字だと思います。
なぜtype転職エージェントがこのような数字を達成しているか、という疑問が湧いてきますが、その答えはかの企業が内部で採用しているインセンティブ制度のようです。
type転職エージェントでは、利用者の転職後年収がアップするのに比例して、担当アドバイザーのお給料もアップするという仕組みになっているのです。
もちろんこのインセンティブ制度自体を採用している企業は多いのですが、中でもtype転職エージェントは営業に対する熱意が高いと言われています。
年収交渉の場でも企業側に対してどんどん押していくスタイルが、年収up率71%として結実しているのではないでしょうか。
リクナビNEXTのランキングでは?
転職サイトの中でもほぼ一強を誇るリクナビNEXTは、その膨大なデータを背景として、転職エージェントのランキングを作成しています。
リクナビNEXT公式のランキングなので、誰によって作成されているか分からないネット上の口コミサイトよりは信憑性があると思います。
さて、このランキングで一位を獲得している「株式会社キャリアデザインセンター」ってなんだよという話ですが、こちらがtype転職エージェントの会社名になります。
ランキングを見てみると、type転職エージェントとパソナキャリアはベスト3の常連となっているようです。
特にtype転職エージェントは、ハイクラス転職に特化したエージェントというわけではありませんが、高年収転職部門でも上位をキープしています。
専門職求人を抱えており、年収up率が高いtype転職エージェントだからこその結果なのかもしれません。
上記の二社以外ですと、ワークポートは近年急成長を見せ、ランキング上位に食い込む勢いを見せています。IT分野以外での伸びが著しいエージェントです。
逆にアデコはあまりランキング上位に登場することはありません。
もちろんリクナビNEXTが発表しているランキングですから、転職エージェント側が採用する営業戦略などの影響をモロに受けるランキングで、全てをそのまま受け取るべきではないと思います。
とはいえ、type転職エージェントとパソナキャリアは、より客観性の高いランキングでも上位につけている、と言うことはできるかと思います。
まとめ:type転職エージェントはこんな人にオススメ
近年、転職市場の巨大化にともない、転職エージェントの数もどんどん増え、競争も激化しています。
そんな環境下であっても、type転職エージェントは老舗として着実に実績をあげています。
東京近郊に済んでいて年収アップを狙う方であれば、利用価値は非常に高いエージェントと言えるでしょう。
特に年収を増やしたいというポイントは転職者全体に言えることだと思います。
大量の口コミを信じるかどうかは別にしても、年収アップ率がピカイチという点はデータに基づいた事実です。
さらにリクナビNEXT等の外部サイトからも評価を受けている点なので、そこは信頼してもよいと思います。
年収upに向けてキャリアアドバイザーの士気も非常に高いため、年収低下を避けたい人にとっては特に利用価値が高いエージェントではないでしょうか。
またtype転職エージェントは、業界・職種ともに非常にバランスの良い求人をストックしています。求人数も1万数千件と、首都圏だけに絞っているエージェントとしては最大規模です。
IT系のエンジニアや、コンサル等の専門職でのキャリアチェンジ・キャリアアップを目指す人は活用しやすいエージェントだと思います。
逆に、営業系や販売系の職種を希望する方は、他のエージェントを利用した方がよいでしょう。
type転職エージェントのサービスは、最大手の転職エージェントのサポート期間が終わってしまった時や、年収面で不安がある方には、特に適合的だと言ってよいと思います。