企業分析不足により2度転職した体験談

転職活動をすすめている時に、とても苦しい。

この状況から早く抜け出したい!と焦ってしまうことはありませんか?

かく言う私も、前の会社を退職してしまったあとから転職活動をはじめたために、なかなか内定にたどり着けなかったときは精神・金銭ともに苦しかったです。

早く内定を得なければという気持ちばかりが先行していました。

結果として、求人内容をよく確認しないまま入社した会社が失敗だったという苦い経験があります。

今回は、そのあたりの体験をお話しさせていただこうと思います。

執筆者の情報
名前:田中 誠(仮名)
性別:男性
転職経験:2回
現在の年齢:29歳
転職時の年齢と前職:26歳と28歳(共にシステム開発のプログラマー)

転職しようと思った理由

私は新卒で入社した会社でプログラマーとして働いていました。

  1. プログラマー
  2. システムエンジニア
  3. プロジェクトリーダ

と成長の階段を上っていきたいと考えていました。

しかし、あるときから「コストの面で日本ではなく海外でのオフショア開発を行う」といった会社の方針で、プログラミングを経験することが難しくなってしまいました。

現場を経験できないことにより、技術的な知識のないまま昇進をすることに不安を覚えたため、転職を決意しました。

会社を退社するまで

本当は転職先を決めたうえで退職をしたかったのですが、プロジェクトが忙しく何もできないまま3月になってしまいました。

そのため、退職後に就職活動をすることを余儀なくされてしまったのです。

退職してから就職先が決まるまで

退職後はマイナビ転職・リクナビネクスト等の転職サイトへの登録をしました。

そのうえで自分の条件(勤務地や仕事内容)に沿った会社を検索し、応募をしました。

この時、余り自分の中で絞りすぎることはせず、幅広く応募をするようにしました。

しかし、応募をしてもWebでの書類選考で何度も落ちました。
書類選考を通過しても、1次面接で落ちることが多くなかなか内定にたどり着くことができませんでした。

そういった状態が2カ月ほど続き、精神的にも金銭的にも苦しい状態になっていましたが、ふと某大企業の子会社でシステム開発ができる求人を見つけました。

「早く内定を決めたい」この気持ちでいっぱいだった私はあまり求人内容を確認することなく応募をしました。

選考内容は1日で、面接、作文を書き1週間後に採用か不採用が来るということでした。

結果は無事に内定をいただき、特に人事担当者に質問をすることはせずに内定を承諾しました。
応募から内定、入社まで約3週間のスピード内定でした。

入社後

入社後は3日程度社内で研修を受けた後にお客さま先に行くことになりました。

その時に知ったのですが、この会社は自社内での勤務ではなく、お客さま先常駐が100%の会社でした。

また、オペレーターが多い会社であり開発を行う部隊は、ごく少数でした。

さらに、普通は入社前に労働条件契約書を提示していただき、月額の給与額がわかるのですが、この会社は入社手続きが終わった後にわかりました。

つまり、出社したその日にわかったのですが、前職の新卒の給料よりも安い給与提示がされました。

「こんな給与だったらこの会社に入らなかった…」と後悔しましたね。

携帯料金や家に入れるお金もありましたので、この給与額については衝撃を受けました。

就業後(お客さま先常駐)は3人位のチームに入り、開発を経験できるとは思っていました。

しかし実態は、現在動いているシステムの保守が多く、なかなか開発をやるチャンスに恵まれることがありませんでした。

さらに、そのような状態であるため、周りの社員の開発スキル的にも、かなりのばらつきがあり自身の成長に結びつけるのは難しいのでは?と思ってしまいました。

退職を決意するまで

仕事をして約4カ月が経過しました。

自分の心配とは裏腹に開発の案件を任せていただくことができました。

とはいっても、周りに教えてくれる人はいなかったため、全て自分で調べながら技術的な課題に取り掛かりました。

しかし、前述はしましたが、給与額に対する不満は日に日に増大していくばかりでした。

さらには、客先常駐であるため、いったい自分がどこの会社の人間だかわからないような状態に陥っており、ストレスもたまっている状態でした。

以下の理由により、私はこの会社を退職することを決めました。

  • 開発スキルについて、周りのレベルをみると底上げするのが難しいと思った
  • 会社に対する帰属意識が低下してしまった
  • 給与額が極端に安く、自身の生活にも支障が出始めた

退職決意から内定先決定まで

退職することを決めてから、転職サイトへ再度登録をしました。

仕事をしていない状態とは異なり、仕事をしながらだとWebでの書類選考も通りやすかったです。

しかし面接では、短期間での退職理由についてうまく説明ができず、採用見送りになるケースが多かったです。

うまく志望動機をまとめられるように自己分析をしっかり行うようにした結果、同業界の複数社から内定をもらうことができるようになりました。

内定後には、給与面や仕事内容について、人事担当者に質問をたくさんすることで、ミスマッチを減らすように心がけました。

2度目の退職

現職の責任者に退職する旨を伝えました。

短期間での退職であるため、少し小言は言われましたが、不満点を正直に話したうえで入社の翌年の3月末に退職することが決まりました。

退職後は、特に問題もなく仕事に従事をしております。

入社後にミスマッチを発生させないため、面接ではいいことも悪いことも含めて、きちんと確認をしておくことが大切だと感じました。

この記事の筆者

田中 誠(仮名)
1986年生まれの29歳。

大学卒業後にIT業界に進み、現在も同業界で仕事をしている。

現在は未経験の領域であるプロジェクトリーダーの仕事をしており、大変なこともあるが充実した日々を送っている。

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