転職とは○○だ！という話をきいてみた

転職とは自分を見つめなおすチャンスである

転職とは○○だ。という形式で15個挙げてもらっても良いですか？

えー、転職とは。

どういうことを想定している質問なんでしょうか？転職とはっていうのは。

転職とは、人生の転機とかそうかもしれないですし。転職とは我慢であるというか、そういうこともあるかもしれないし。何でしょう。転職っていうことを考える前に、まず転職ってどういうことだっていう、それは人生においてもそうかもしれないし。だから、それぞれ意味があると思うんですよね。転職って。それこそ、別れ。転職してもろくにいいことがないっていうのが通説なのかもしれない。そういったのも含めて転職とはっていうことをお聞きしたいでい。

なるほど。今浮かんだのは、転職とは自分を振り返ることである。と、転職は出会いである、かな。自分を振り返るっていうのは、やっぱり自分ってどんな会社が合うのかなって思ったときに、やっぱり今までの自分の仕事だったりとか、自分の性格だったりとかっていうのをきちっと振り返ってみないと、合うところって探せないと思うのでね。
新卒のときに、自己分析とかってやると思うんですけど同じようなことなんですよね。転職は自分を振り返ることであると一つ言えるかなあとは思います。

転職とは出会いでもある

あともう一つは、転職は出会いである。別れでもあるけど、出会いでもあるんですよね。新しい職場関係に行くことによって、新しい人たちに出会うこともあるし、あるいは今まで自分がこんなことできないと思っていたことができるようになったとか。新しい自分に出会うみたいな。そういったいろんな出会いが転職には付いてくるんだなあっていうふうに私は思っています。

転職を通して、転職ってどうだったかなというか、あります？

転職ってどうだったか。転職して後悔はしてないんですね、私。
なんで後悔してないのかっていうと、おそらくそのときそのときの、自分の目指すところっていうのが全部達成できてきていたからかなっていうふうに思うんですよね。
だから、やっぱりそうなんだ。転職は自分を振り返ること、自分を知ることなんだなっていうのは思いますね。もう一つ言うなら、同じようなことだけど、転職はやっぱり自分を見つめ直すチャンスである。自分の今まで何やってきたかだったりとか、自分の置かれている環境だったりだとか、そういったものを見返すいい機会になるんじゃないかなっていうふうに思うんですね。あと何があるかな、転職――、

転職成功の定義は人それぞれ

転職って成功するんですか。

成功をどこに置いているかによるんじゃないかと思うんですね。人によって転職の成功の定義って違うと思うんですよ。年収が上がることが成功だっていう人もいるでしょうし、自分のやりがいを持ってできる仕事、たとえ年収下がったとしても、給料下がっても、自分のやりたいこと、やりがいがあることができたことが成功だっていう人もいると思うんで。その人が求めてるものによって、成功のゴールって違うと思うんですよね。

その人が求めているものっていうのは、達成されやすいんですか。それとも達成されないとかっていうのはあります？

転職することによってってことですか？

そうですね。

多分ですけど、転職するときにこういうことが聞かれるとか、こういう年収でいきたいとかそういうことを考えると思うんですけど、つまりゴール。「こうしたい」とか考えると思うんですけど、そこに向かって、努力、努力じゃないな、それを目標として動けるかどうかによって、成功するかどうかって変わってくるとは思うんですよ。だから、やりがいっていうところをゴールに置いている人だと、お仕事選ぶときにやりがいを重視して探すでしょうし、年収っていうことをゴールにしている人だとすれば、多少つらくても年収がよければっていうふうなお仕事の探し方をするかもしれないので。そうだな。そこをはっきり見えている人は成功しやすいんじゃないかなと思うんですね。ゴールが見えてると。っていう答えになっちゃうんですけど、いいですかね。

転職する人ってのは、理想通りにいく人が多いんですか？それともいかない人が多かったり？

何が自分にとっての理想かはっきりさせるべき

成功しないケースのほうが多いかもしれない、もしかしたら。

なぜですか？。

やっぱり、最初のゴール設定があやふやなんですかね。例えばスタートのときには年収を求めていたのに、あとからやりがい重視で探しちゃって。で、あっ、ほんとは年収重視してたんだって気がついちゃって、そこで食い違いが生じて。あっ、年収下がっちゃったっていう人もいるでしょうしね。どうですかね。

なるほど。転職とは理想通りになかなかいかないっていうのが一つですね。

一つですね。理想通りにいかせたいんだったら、何が理想なのかを自分でちゃんと見極めないといけない。

転職とは自分との戦いである

了解です。他にあります？我慢とかするんですか？企業選び、比較的スムーズにいけば希望通りのところにいくけど。希望でここ行きたいってところにはあんまり通らなかったりするっていうのがやっぱ大半なんですか？それだったら、転職とは我慢であるっていうのも言えるかなあって思ったんですけど。

なるほど。どうなんだろう。私、自分自身の転職で言うと、比較的うまくいってたかなあと思うんですよね。だから、あんまり我慢ってしたことがなくって。我慢よりも自分との戦いかな、もしかしたら。

どういうことですか？

転職って始めてから終わるまで、時間がすごくかかるので、時間がかかる間にすごくマイナス感情にとらわれちゃって、自分もう転職できないんじゃないかとか、自分は生きてちゃいけないんじゃないかとか、思っちゃうかもしれないです。ついくじけそうになるので、そういったところでは自分との戦いなのかなあって気はしますね。

なるほど。ありがとうございます。

天職がわかっているひとが転職成功する

他何か、ご自身が転職されてて、「転職って思ったより」とか、「転職って意外に」とか、あります？あと、“天職”ってあるじゃないですか。

天職ね。

天職。天職って見つけてるんですか？それとも見つけてるって思ってるんですか？それか、そもそも見つけてないんですか？天職を求めめて転職される方も多いじゃないですか。これ、私の思ってたやつと違うとか、私ほんとはやりたいことが他があるみたいな。

天職って、人によって多分違うんですよ。転職のゴールの話と結びつくと思うんですけど、自分のやりたいことだったりとか、自分にとっての天職、不天職がどういうものかっていうことが、きちんと自分でわかっている人が成功しているんだと思います。

そういう人って多いんですか？

少ないかもしれないですね。割合でいうと難しいけど。私自身は今の仕事って、転職しちゃいましたけど、もともとやってた仕事って天職だなあとは思っていたんですね。だけど、周りの人はどうだったんだろうな。天職だって思って、これが私すごく向いているなって思って仕事をしてる人もいたと思います。けど、これじゃないなっていうふうに思っている人もいたんじゃないかなあ。

なるほど。わかりました。

すいません。

全然大丈夫です。

転職とは自分を知ることでもある

とてもはっきりしない答えですが。結局その答えって自分が持ってるんですよね。だから、転職っていうか、退職はほんとに簡単にできちゃうので。転職したいって思うのは別にいいんですけど、転職をしてどういう仕事をするとか、そういうのはほんとに詰めて詰めて考えたほうがいいと思います。でないと、後悔することになるので。ってことは言えるのかなと思います。それでいうと、転職とは自分を知ることっていうふうな言い方もできるかもしれない。

それって自分を振り返るとは――、

同じですね。振り返って、自分が何を求めているのかとか、自分がどういうことをしてきたのかとかを、ちゃんと把握していないと天職にはつけないっていうのと、同じだな。っていうふうに考えられるようになったのは、ほんとに最近ですけどね。

良くも悪くも転機になるっていうことは一つあるんですかね。

そうですね、はい。

転職では新しい自分・人・知識・考え方・技術…etcに出会える

ご自身が今まで転職を結構されてきた中で、その転職がどういった意味かというか、転職ってこうだなって感じた部分とか多分、結構持たれているのかなあと思うのですが。

こないだ人から言われて、ああそうかもと思ったのは、私転職結構マメにしてるんですけど、マメにって言ったら変だけど、2、3年刻みとかでしてるんですけど、その都度その都度必要な経験だったりとか、必要な人に会ってるよねっていうのを、この間友人に言われたんですね。

どういうことですか。

例えばその、転職することによって、新しい知識だったり、考え方だったり、技術だったり、あるいは新しい友人とかにその都度その都度ちゃんと出会ってるよねっていうふうに言われたんですね。で、実は出会ってきた人たちっていうのは、今でも結構つながってたりするんですね。だから今の私を形成するのに、必要なものは全部、全部じゃないけど、転職によって得てきたっていう部分は結構あるかなって思ってますね。実はその言ってくれた友人っていうのが、私3社目の出版社で出会ってる人なんですよ。今も仲良しで、結構昔の会社の同僚も結構多いんです、私。だから転職によって人だったり、自分に何か必要な技術だったり、考え方だったりっていうのをその都度得ているっていうような印象はありますね。

何て言いましょう、それ。

何て言えばいいかなあ。

転職とはじゃなくてもいいですよ。転職は何々であるでもいいし、転職は思ったより何々だとかでもいいし。

転職は思ったより簡単だとは言いたくないんだよな。私はそんなに難しくなかったけど。やっぱり、転職は出会いだ、かなあ。さっき言っちゃったけど。出会いですね、やっぱり。新しい自分だったり、人だったり、知らなかったものだったりとかとの出会い。かなあっていうふうに思います。でも、転職とは出会いであるってどっかにバーンって書いちゃうと、すごい転職ってすごくいいみたいな感じになっちゃうかなあって今ちょっと思ったけど。場合によっては転職しないほうがいいっていうこともあるんで。ちなみに、ちょっと横道それるんですけど、転職エージェントって、むやみやたらに転職を勧めたりはしないんですね。実はその人、転職したいっていう人が来たときに話を聞いて、あなた転職しないほうがいいよっていうこともあります。状況とか聞いて。これもうちょっと頑張ったほうがいいなとか。

それは、どういったときはそれやるんです？

話を聞いていて、明らかに――、

優柔不断だったりだとか――、

優柔不断は関係ないんですよね。何だろ。例えばそうだな。例えばすごい嫌な上司がいますとか言っている場合で、だから転職したいですっていう人の場合で、話を聞くと、比較的大きな会社で、定期的に異動があったりして、その上司以外には問題がなさそうな場合だったり。その上司いなくなるかもしれないじゃないですか。そしたらその人今のところは上司が嫌だって言ってるだけで他に嫌なことはないって言ってるんであれば、その上司さえどっか行っちゃえば、辞めなくて済む可能性もあるわけですよ。転職はしなくて済むのだったらしなくていいので、そういう話を聞いたときは、それってさ、上司いなくなっちゃったら別に問題ないですよねって。10年とか20年とか上司いないんだから、1、2年かもしれないんだから、その間ちょっとさ、他になんかね、楽しみとか見つけて耐えてみたらどう？っていうことはあるかもしれない。

なるほどですね。

ケース・バイ・ケースですけどね。だから「転職は出会いである」書いちゃったりすると、書くんでしょうけど、どっかに載せっちゃったときに、何だろうな、転職しなくてもいい人まで転職とかしちゃったらいけないなあって思って。ちょっと心配だったんで言ってみたんですけど。

転職は転機になる

転職とは――、良くも悪くも転機になるんですよね。

そうですね。転機になる、考えるいいきっかけにはなると思うんですよね。転職しようと思ったときに、果たして今のタイミングでほんとに転職していいのかなあって、考えるきっかけにはなると思うので。考えてほしいなあとは思いますね。あと、女性の場合は転職って、人生プランを考える上でも外せないので。外せないっていうのかなあ。何だろう、例えば、就職するときもそうなんですけど、お仕事してるときに、結婚どうしようとか、出産どうしようとかって絶対外せないんですよ、女性の場合って。そういったことに対する自分のスタンスを、転職することをきっかけに考えることって結構あるんですね。女性は。だからさっきもちらっと言ったけど、女性の場合は特に人生を考えるきっかけにはなると思うんですよ。人生プラン。

何てすればいいかなあ。確かに。女性にとってはさらに大事だってことかなあ。

そうですね。だから、女の転職は人生プランに関わるみたいな。

転職とはゼロリセットである

転職とは――、何かスポーツとかでこれに似てるなあとかってあります？

スポーツ？

ちょっと今そういうので言えたら、転職とか何々だって言えるなあっていうのが一つあった――、転職とはゲームであるとかって、ゲームかなあ。

ゲーム？

転職とは攻略法があるっていうのどうです？

攻略法。

ないですかね。さっき言った、もしこの企業に対してこれがあったりとか、こういうふうにやったりっていう、もし、成功率を高めやすいやつがあるんだったら、攻略がある、それを攻略って断然するのもあれかもしれないですけど、似たようなふうに言えるかなって思ったんですけどね。

攻略法があるって言ったときに、ひっかかったのが、100％ではないので、攻略法があるって断言しちゃうのはちょっとどうなのかなってとこが引っかかったんですよね。そうだな。スポーツ――、転職とは――、

転職とは――、

何に似てるかなあ。何だろう。何だろうなあ、転職とは。社食。違うな。

さっき言った、出会いがあるなら別れがあるっていうのを一応付け足すとして――、

そうか、そうですね。状況だったり、嫌な上司だったり、つらいお仕事と、もお別れかもしれないですしね。

これで今一応。そうですね。確かにこれも言えるんで。転職とは、あと――、

転職とはゼロリセットである。

っていうとどういうことですか。

結局仕事をする自分を辞める人だけれども、新しい関係に行くことによっていろんなものがリセットされちゃうわけですよね。人間関係だったり、仕事内容だったり。だから、1回ゲームオーバーじゃないけど、何て言うのかな、転職によって1回何かがリセットされるっていう感覚はあると思います。

リセットか。

終了じゃ、ゲームオーバーじゃなくて、ほんとにリセット。

なるほど。確かに。

そうですね。

了解です。転職とは――、

転職とは――、

皆「うまい転職」を知らない

さっき言ったエージェントのやつとかをもし例えば、どういった企業はどういった特徴があってとか、どういった振る舞いをしたほうがいいよとかっていうのを、理解してない人がほとんど。だから、うまい転職はほとんどの人が知らないっていうのも一つあるのかなって思いましたね。

うまい転職？

うまい、ほとんどの人が転職をうまくやれていないとか。転職をうまくやれていないっていうよりかは、上手に――、

コツはありますよね。転職のね。うまくやる。

ほとんどの人が転職のコツを知らないとか。

それは言えるかもしれないですね。

それはあれですよね。さっき言ったようなエージェントの使い方とかをあまり知らなかったりっていうことですよね。

転職は相手を知ることでもある

そうですね。でも転職の一番大きいことって、相手の身になって考えるってことが一番だと思ってるんですよね。要は求人出している企業がどういう人が欲しくて、どういう背景で求人をしているのかとか、そういうことを考えられた人が活躍できるんじゃないかなっていうふうには思っています。

なるほど。相手を知ることであるとか？

そうですね。それはそうかも。就職もそうですね、相手を知ること。

転職はマイナスではない！

今13個かな。あと二つぐらい。出る気がしますけど。

そうですか。一つ言えるのが、転職ってそんなにネガティブなものではないなっていうふうに私は思ってますけどね。

どういうことですか？

一昔前までだと、転職するっていうと、すごい根性がないとかって言われがちだったんですけど、今の時代ってそんなにそこまで転職に対してネガティブなイメージってなくて。むしろステップアップだったりだとか、自分のやりたいことがすごいこの人はっきりしてるんだねみたいな、割とプラスなイメージに考えられるように少しなってきたかなっていう気はしますね。思われてるほどマイナスなことではないよっていうか。

確かにおっしゃる通りですね。

そういうことを言いたかった。ちょっと前まで終身雇用制が当たり前でしたからね。

確かにそうですね。

30前後ぐらいの人だったら、転職1回ぐらいはしてる人って4割ぐらいいるんじゃないですかね。

30代で4分の3してるみたいですよ。

そんなに？そうなんですね。じゃあもう、転職珍しくないですね。

転職で自分の価値を知れる

結構もう珍しくないですね。あと1個出して、次いきましょう。

重なっちゃうな。1個思ったのは、でもこれも、転職はチャンスであると重なっちゃうんだけど、転職は自分を客観視できる。客観視できるチャンスであるって言おうとして、チャンス重なっちゃったなあって思ったんですよね。

転職で自分の価値を知れるとかにします？

そうですね。上手ですね。

自分の価値を知れる。

価値っていうか、自分を知ることができる、かな。

自分を知ることができる、ですか？それどういった意味で言ってます？

でも、自分の価値だな。

僕のイメージとしては、求められる、求められてないとか、そうですね。結局、これだとあんまこういったとこ行けないんだっていうのが知れるっていう意味で、価値かなっては思った部分はありました。

なるほど。そのほうが近いですね。市場価値とかってちょっと思ったんですよね。自分はいくらで売れるのみたいな。

僕も、それすごいわかります。

価値ですね、だから。市場価値だったり、ニーズだったり。

わかりました。ありがとうございます。