転職活動中はSNSは停止しよう!企業が求職者のSNSを見ている!

みなさん、こんにちは。

転職活動をしている求職者のみなさんは、転職エージェントへの登録時や企業の選考を受ける際に、本当の自分の姿で対応していますか?

私も、以前は求職者として転職活動の経験がありますが、自分では自然体でいるつもりでも、面接というロケーションが影響し、作られた自分だったように思います。

求職者のみなさんはどうでしょうか。普段の自分の姿で面接などを受けているという方はどれぐらいいるでしょうか。

恐らく、ありのままの自分の姿で企業の選考を受けているという方は少ないのではないかと思います。

今回のテーマは?

採用活動を行い求職者のみなさんを採用しようとする企業の多くは、求職者のみなさんの普段の姿を見たいと思います。

そうでなければ、転職後に本来の姿勢で仕事をした際に、面接とは違ったということで採用ミスマッチになってしまい、企業としてはあまり嬉しくないです。

今回のテーマは、企業の選考中に企業が面接などで知ることができない求職者のみなさんの姿を知る機会となるSNSを中心にご紹介できればと思います。

今の時代、比較的、年齢が高い方でもSNSを利用して日頃のコミュニケーションを図っていると思いますが、転職活動においては注意が必要です。

就活中の大学生を例に取る

求職者のみなさんは現在、求職者として転職活動をする立場にあると思いますが、求職者のみなさんは学生時代に就職活動をされたことがあると思います。

就職活動中に、自分としては手応えを感じ、企業からも口頭で採用したいという嬉しい言葉を貰ったにも関わらず、結果は不合格という経験をしたことはないでしょうか。

私は、以前、十数年にわたり企業の人事として仕事をしていたことがあり、その際、中途採用はもちろん、新卒採用についても担当することがありました。

人事が面接に来た学生をインターネットで検索!?

就活生として選考に来る学生は、就職活動用に容姿をしっかりしていることがほとんどですが、普段は絶対にこのようなスタイルではないだろうという学生も多数いました。

当時の私は人事の責任者ということではなく、人事になりたての新米人事で、上司の指示を仰ぎ業務に従事するという感じでした。

当時の上司が、部下である私に、新卒採用期間中に、面接を受けた学生の情報をインターネットで検索して探して欲しいという指示がありました。

ネット検索の意図は学生の普段の姿を調べるためだった!

私は、その時新卒採用に関わることが初めてで、上司がなぜ学生の情報をインターネットで検索するよう指示したのか理解できないままでしたが、後々、その理由が分かりました。

理由は先程、お伝えしたように就活生は、就活用に自分の髪型や服装を整えているため、普段の学生を、面接で知ることはかなり難しいという状況でした。

そこで、私の上司は、面接では知り得ない学生の本来の姿を知りたいという意図で、インターネット上にあるかもしれない学生の本来の姿を知ろうとしたのです。

面接での姿と普段の姿

実際に検索した結果、中にはインターネット上に検索しても不明な学生もいましたが、多くの学生はインターネットのSNSなどを通して自分のプライベートを公開していました。

検索結果と面接で見た学生の姿を見比べると、まだ新卒採用に免疫がなかった私は驚愕したことを覚えています。

特に女性の学生については、面接ではあれだけ清潔感のある姿であったにも関わらず、プライベートの姿は本当に同じ人かと思うぐらい別人の姿でした。

インターネット上の姿を判断基準にする!?

私の上司は人事はベテランで新卒採用においても何年も経験していたため、就活中の学生が本当の姿ではないことを知っていました。

そのため、面接での発言や容姿はほぼ作られた姿だとして、あまり信用せず、選考の基準はインターネット上にアップされた本来の姿で決めていました。

面接よりもSNSなどで知る学生の本当の姿を判断基準にするというのもどうかと思うのですが、企業は、作られた学生を採用して採用失敗するリスクがあるためやむを得ないです。

企業は求職者の面接での姿を100%信用していない

求職者のみなさんは、面接において自分をうまく作り込んだ場合、企業に対して、『ばれない』ということで自信を持っている方もいると思います。

しかし、求職者のみなさんが求職者のプロであることと同じように企業の面接官も面接官のプロです。

すべてを知ることは難しいとしても、『何となく』の範疇で、『この求職者は、面接用に作り込んでいるな』ということは分かります。

自分をうまく作りこんでも人事には通用しない

私も面接官として場慣れする度に、面接に来社する求職者の方が、作り込んでいるかどうなのかは『何となく』の範疇ですが、分かるようになりました。

『何となく』ですので、この経験を言葉に表すことは難しいのですが、みなさんも人事として面接を経験すると、『何となく』という意味が分かると思います。

しかも、『何となく』であり根拠がないなかでも、その『何となく』の結果はほとんど的中しています。

求職者のみなさんのなかに100%作り込んだ自分で面接を受けている方もいると思いますが、その結果はどうでしょうか。

内面を100%作り込んでも良いことはない

恐らく、大半の方がその面接では良い結果を得られていないのではないかと思うのです。

外見は大丈夫でも内面の部分、つまり、考え方や価値観の範囲まで100%作り込んでも、面接内で気付かないうちにボロが出て面接官はそれを察します。

私も求職者として転職活動をしていた時代に、外見はもちろんビジネスマン仕様に作り込みましたし、内面的な部分も作り込んで面接を受けたことがあります。

それも普段、考える自分の考え方や価値観とはまるで違う範囲まで。しかし、その結果は見事で、すべての面接で見送りになっています。

SNSは危険!

面接で作り込んだ場合は、特にですが、求職者のみなさんからすると自分がプライベートで行っているSNSなどのコミュニケーションツールは非常に危険です。

先程、ご紹介したように企業は新卒採用においても中途採用においても、面接での求職者のみなさんの発言やスタンスを100%信用することはありません。

なぜなら、面接官である自分もかつては面接用に大なり小なり作り込んだことがあるため、自分がそうである以上、今、選考を受けている求職者の方もそうだろうと考えるのです。

SNSは過去の記録が残っていることもある!

SNSは、最近、色々な種類のものがありますが、友達登録していない場合でも、個人の情報を見ることができるものもあります。

さらに、友達登録していない場合でも、社内のリソースを使って、友達申請をして登録することで、求職者の方の情報を見ることができるのです。

また、今現在は、SNSを利用していない、更新していないとしても過去のログが残っている場合は、危険です。

都市伝説ではなく実際にある話なんです!

今の時代SNSであれば、多少の細工をすることで自分とは全く縁がない人でも自分の情報を見ることができる時代です。

実際に、私の転職エージェントで取引のある企業は、中途採用の際に、面接を受けた求職者の方の情報をインターネットで検索して情報を仕入れると言っていました。

この事実は、求職者のみなさんはなかなか知ることができないと思いますが、今、私がお伝えしたことは事実であり、実際に今でもあり得ることです。

企業に自分のプライベートを知られないために

求職者のみなさんは、企業の裏側の採用活動の情報を今ご紹介した通り、把握できたと思いますので、それであれば、企業に自分のプライベートを知られないようにすることが必要です。

もちろん、面接で作り込まなければ済む話ですが、100%作り込まないということは至難の業だと思いますし、求職者の方であれば、当時の私も含めて不可能に近いことだと思います。

企業が面接以外の場面で求職者である自分を知ろうとする動きがあるならば、求職者のみなさんとしても対応策は簡単なことだと思います。

転職活動期間中はSNSを非公開設定する

最低でも転職活動期間中、または、自分が魅力を感じる企業の選考を受けている期間中は、利用しているSNSを停止するか、非公開にすることが良いと思います。

SNSの利用を停止したぐらいで友人関係が崩壊することはないと思いますし、電話やメールなどでその間は、不都合は解決することはできるのではないかと思います。

それ以上に、自分がどうしても転職したい企業があり、その企業の選考を受けている途中は、余計な情報をその企業に与えない防衛策を講じた方が良いと思います。

面接よりも書類選考の方がSNSは危険!

今までは企業の選考において、面接とSNSを中心にご紹介してきましたが、SNSの危険性は面接よりも書類選考にあると思った方が良いと思います。

と言うのは、書類選考は面接とは違い、企業としては、情報を得ることが書類上でしか判断することができません。

面接の場合は、直に求職者の方と面接を通して求職者のみなさんと会うことができるため、書類選考よりも情報量が増えます。

最近の書類選考はSNSを多用する!?

求職者のみなさんからしても、書類選考においては、面接とは大きく違い、選考の場に自分が居合わせることができませんし、企業が自分をどのように選考しているのかも全く分かりません。

書類選考の方法は、みなさんが応募した履歴書や職務経歴書から選考の可否を決めるのですが、最近の書類選考の方法は、やはりSNSを多用します。

求職者のみなさんが企業に提出する履歴書や職務経歴書は、求職者のみなさんが企業の選考用に作ったものであり、重要な資料になります。

ですが、それ以上に、求職者のみなさんが日頃から利用し情報発信しているSNSは日頃の求職者のみなさんを知る良い材料となります。

人事は書類選考時点で求職者本当の姿を知りたくなる

また、企業からすると、直に会うことができないために、書類選考において、この求職者の方は、実際はどのような人なのか知りたいと思うものです。

これは単純に興味本位ということではなく、求職者のみなさんの人間性を日頃の情報発信から知り、より精度の高い書類選考をしようとする企業なりの配慮です。

中途採用市場は、求職者のみなさんのそれまでの経験や実績を考慮して選考しますが、企業がそれ以上に大事な選考要素としていることは、求職者の方の人柄や人間性です。

SNSを通して求職者の人間性を知る

SNSを利用して選考を受ける求職者の方の日頃の人間性を知るということは、求職者のみなさんからするとあまり嬉しくないことだと思います。

しかし、SNSを利用して求職者のことを知ろうとすることは、求職者のみなさんにとって決してマイナス面だけではないです。

もし、それほど、選考中の自分とプライベートの自分が変わらないのであれば、書類選考や面接で企業に自分を紹介したことが、本当の内容だったという証明にもなるのです。

最近の企業は書類選考や面接のみで判断を下さない!?

私は、転職エージェントとして、私の転職エージェントを利用して頂く求職者の方に、書類選考や面接で自分を多少作り込むことは仕方ないことだと言っています。

求職者のみなさんは、もし、自分のプライベートを企業に知られたくないのであれば、やはり、今、利用または更新しているSNSの利用を停止した方が良いと思います。

最近の企業は書類選考や面接の場だけで判断を下さないということがある以上、企業の動向に合わせたSNSの利用をしなければ、自分の転職活動を不利に進めることになります。

SNSによる企業の情報収集は不正か?

選考を受ける企業が自分の情報をSNSなどから仕入れる行為は不正ではないか?と質問を受けたことがありますので、この場を借りて回答したいと思います。

もしかすると、求職者のみなさんも同じように感じるのかもしれませんが、企業がSNSなどを利用して求職者のみなさんの情報を仕入れることは特別、不正でも違法でもありません。

企業が選考を受ける求職者の方の前職調査をすることがあることを知っていますか?SNSなどによりも前職調査の方が余程、不正であり違法行為です。

SNSの場合は、仮に企業がSNSから求職者の方の情報を仕入れても、それを第三者に転用しなければ個人情報漏えいにも該当しません。

インターネットの時代に合わせた転職活動を!

今の時代は、インターネットが中心になっていて転職活動においても同様です。

インターネットを通して求人を拾ったり、インターネットを通して転職エージェントなどとやり取りし、転職活動はインターネットがなければ、今のように効率的に転職活動を行うことは難しいでしょう。

しかも、最近は、今回のテーマになっているSNSを活用した採用活動を行う企業も増えていますし、その人気は高まっています。

SNSは、転職活動において良くも悪くも求職者のみなさんに影響することがありますので、転職活動中のSNSの利用の仕方などは、求職者のみなさんそれぞれに考えた方が良いと思います。

企業がSNSを活用して情報収集していることは必ずとは言い切れませんが、少なくても今の時代の企業の選考方法のなかにSNSからの情報は含まれていることが多いですので、ご注意ください。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が充実し有意義なものであり、転職後も自分らしく仕事ができることを祈り、今回の話を終わりにしようと思います。

最後までお読み頂きありがとうとございました。

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