一般の求職者は分からない!転職エージェントの裏側をご紹介します!!
今回の記事の目次
転職エージェントの表と裏の顔
求職者のみなさん、こんにちは。
求職者のみなさんは、転職活動を行うなかで、恐らく多くの方が、メインの転職方法として転職エージェントを選択されているかと思います。そのため、求職者のみなさんからすると、非常に親近感のある存在だと思います。
ちなみに、私は、転職エージェントとして活動していますので、転職エージェント業界については、一般の方よりも情報は保有していると自負しています。
このような立場にある私から、今回は、『え?本当に!?』、『そんなことってあるの?!』などなど、転職エージェントを利用するにあたり、求職者のみなさんが普通に接しているなかでは知ることがない情報をご提供できればと思います。
今回のテーマは、『一般の求職者は分からない!転職エージェントの裏側をご紹介します!!』ということで、求職者のみなさんが知っていた方が良い転職エージェントの情報を遠慮なく(?)ご紹介したいと思います。
転職エージェントには、表の顔と裏の顔があり、二面性があります。今回のテーマを読んで、転職エージェントについて、幻滅したということもあるでしょうし、残念に思うこともあるでしょう。
しかし、事実をありのままにお話しますので、それも踏まえて、今、転職市場では、転職方法としてメインになっている転職エージェントをご利用頂ければと思います。
今、日本には、星の数ほどあると言われる転職エージェントですが、求職者のみなさんが、そのなかから、どの転職エージェントを選び利用するかは求職者のみなさん次第です。
転職エージェントを選ぶ基準は、求職者の方、それぞれ違いがあると思いますが、今回の記事で、利用する転職エージェントの選択基準を作ることもできるかと思いますし、今までとは違った視点で転職エージェントを選ぶことで、今までと違った転職活動を行うことができると思います。
私も、以前は、求職者のみなさんと同じように求職者として転職活動を行った経験があり、その際に、どのような基準で転職エージェントを選んだかも、今回のテーマに沿った形でご紹介したいと思いますので、是非、参考にして頂ければと思います。
転職エージェントもビジネスである
当たり前のことですが、求職者のみなさんが本気で転職活動を行い、転職しようとしていることと同じように、どの転職エージェントでも例外なく、本気で転職エージェント事業を成長させ利益を得たいと思っています。
そのためには、求職者のみなさんの転職支援を行わなければなりません。しかし、転職支援を行う求職者のみなさんからは、転職エージェントは一切の費用を得てはいけないという法令的な規則があります。
そのため、転職エージェントは、他方である採用支援を行う企業から利益を得ているのですが、そうなると、転職エージェントからすると顧客は求職者のみなさんと企業の2つになります。
どちらも大事な顧客であることは変わりないのですが、優先順位があります。これは、恐らく求職者のみなさんは分からないことだと思います。
利益を得る対象と利益を得ることができない対象のどちらの声を優先的に反映しようとするでしょうか。
求職者のみなさんなら、どちらを優先しますか?
多くの求職者の方は、利益を得る対象と答えるでしょう。転職エージェントも同様です。
つまり、大切な顧客は2つあるとしても、転職エージェントからすると、どちらの顧客も利益化には必須としても、優先すべきは利益を得る対象である企業になる訳です。
求職者のみなさんは、あまり肌で優先度を感じることはないと思いますが、裏事情としては、ふんだんに企業の声を優先して転職エージェントは、転職エージェント事業を展開しているのです。
求職者のみなさんが体験するかもしれない、具体的な事案の代表例は、内定時のごり押しだと思います。
ごり押しとは、内定時に、求職者のみなさんが転職したくない、辞退しようとする場合、あの手この手を用いて、無理やり、その企業へ転職させようとする荒手の手法です。
この方法は、すべての転職エージェントで行われる訳ではないですが、可能性としてはゼロではありません。
転職エージェントのごり押しの背景
また、求職者の方のなかには、既にこのごり押しを経験したことがあるという方もいるかもしれませんし、このごり押しは、企業は関係なく、転職エージェントの利益目的だけで、転職エージェントが自己の判断で勝手に行っていることだと誤解されている方もいるでしょう。
もちろん、転職エージェントが自己の利益を追求して、転職エージェント自身で勝手に行っている場合もありますが、もう1つは、企業から依頼されてごり押しを行う場合もあるです。
企業からすると、内定を出すまでに、多くの時間や労力を費やしていますので、そのなかで、辞退されてしまうと、それまでの時間と労力は無駄になります。
また、採用を直接担当する人事担当者としては、自分の社内的な評価基準にいつまで入社させるというミッションがあります。
企業の人事担当者は、時間や労力ももちろんそうですが、何より自己の評価を気にして、内定を出した求職者の方には何が何でも入社してもらわなければなりません。
転職エージェントとしても、優先度が高い企業からの依頼ですので、断るはずがないですし、また、その求職者の方が入社することで、成功報酬が入ります。
企業にとっても、転職エージェントにとっても、せっかく内定を出した求職者の方の辞退は良いことは何ひとつないのです。
転職エージェントとしても、企業が内定を出した求職者の方が辞退することで、転職エージェントとしての存在価値が下がり、次回以降の求人を受注できないケースも想定され、この点においては、自社の利益も含めて、顧客である企業が言うことは絶対であり、軍隊式に言うならば、『絶対服従』な訳です。
求職者のみなさんは、一人の人間であり、一人の求職者です。
求職者として考えると自分の人生にも大きな影響を与える転職というタイミングで、転職エージェントの企業との関係性により、ごり押しで転職させられることほど、むなしいことはないでしょう。
求職者のみなさんは、このことをご存じでしたか?人の良い求職者の方は、自分のためにここまで時間を割いて説得してくれるなんてと感動して、勘違いして転職してしまうという方もいるでしょう。
しかし、今回のこのお話を知ったことで、そうではないということは明確にご理解いただけたと思います。
決して、ごり押しで転職してはいけませんし、自分の信念を曲げてはいけません。こんなことを言っては、あまり表現として良くないのかもしれないですが、転職エージェントは、あくまで転職支援を行う対象とだけ考えましょう。
必要以上の感情移入や介入は不要です!!!
キャリアアドバイザーのなかには、そこまで詳しくない担当がいる!?
ここで、ご紹介する内容は、嘘のような本当の話で、転職支援のプロとしては失格の烙印を押されても仕方ないような話です。
特に大手の転職エージェントには、この手のキャリアアドバイザーは混在していますので、今現在、大手の転職エージェントを中心にご利用されている求職者の方は自分を今、担当しているキャリアアドバイザー、これからご紹介する担当者かどうかを見極めて、もし、少しでも該当すると感じたらば、遠慮なく担当者変更をした方が良いです。
ではでは、キャリアアドバイザーに関して、嘘のような本当の話は、どんな話か?それは、本来、把握しておいて当然のことであり、プロであるならば当然のことである、転職市場について、そこまで詳しくないということです。
転職市場は、その時々で、変化し状態が変わります。例えば、今の転職市場は、求職者のみなさんにとって有利な売り手市場になっています。しかし、少し前までは、買い手市場でしたので、企業が有利でした。
この市場の変化は、未来の予測になりますので、だれにも明確なことは分かりません。しかし、現在として、今の転職市場はどうなのかぐらいは、キャリアアドバイザーであれば、当然知っていなければならないことです。
大手の転職エージェントには、老若男女のキャリアアドバイザーが多く在籍していますが、性別に関係なく若手のキャリアアドバイザーについては、キャリアアドバイザーという仕事が、人の人生に大きく関わる重要なポジションであること良く把握していないことで、転職活動に関係する転職市場などの理解が浅い担当者がいます。
ちなみに、そのようなキャリアアドバイザーが担当になった求職者の方は、非常に運が悪いです。
なぜならば、求職者のみなさんはキャリアアドバイザーを自分で最初は選ぶことができず、求職者の方によっては、転職支援実績が豊富なキャリアアドバイザーが担当になることもあるからです。
私は、求職者だった時代に、このことを肌で感じたことがあり、『このキャリアアドバイザーは、相当レベルが低いな』と判断して、速攻でキャリアアドバイザーの担当を依頼しました。
もちろん、キャリアアドバイザーは多く在籍していますので、担当変更自体は全く問題ないのですが、問題は、レベルが低いキャリアアドバイザーと知らずにそのまま担当にしておくことです。
これは、求職者のみなさんのその後の転職活動にも大きく影響してくる大事なことですので、キャリアアドバイザーだったら誰でも良いという安易な発想は捨てて、優秀なキャリアアドバイザーを自分の担当にする努力をしましょう!
キャリアアドバイザーの質で、転職活動の出来は全然違います!!!
紹介手数料が高い企業を優先的に紹介!?
求職者のみなさんは、転職エージェントを利用するにあたり、担当のキャリアアドバイザーと最初に対面なり、電話なりで面談をし、そこで、自分の経歴を紹介し、また、自分の転職条件や希望を伝えると思います。
求職者のみなさんは、転職エージェントから、自分の希望に沿った求人を優先度高く、紹介されると思い込んでいるようですが、そのようなことはありません。
最初にご紹介した通り、転職エージェントもビジネスで転職エージェント事業を行っています。同じ時間、労力を使って低い報酬よりも高い報酬の方が当然、ありがたい訳です。
転職エージェントの紹介に関して裏事情をご紹介しますが、転職エージェントのビジネスモデルが大きく影響しています。
ご存知の通り、成功報酬型の仕組みを持っているため、求職者のみなさんが転職して利益化する訳ですが、1つの転職エージェントが取引する企業すべてが同じ成功報酬率とは限りません。
これは、企業との取引関係を危惧して、転職エージェントは行ってしまうやり方ですが、企業はいかに早く、優秀な人材を確保するかということが重要です。
特に資金が潤沢にあり、採用予算もふんだんに持っている企業は資金力にものを言わせる形で、転職エージェントに対して、通常の成功報酬率よりも高い率を提示して、優秀な人材を優先的に自社に紹介するように契約する訳です。
求職者のみなさんからすると、転職エージェントから紹介を受けた求人は当然、自分に合致した求人が先に紹介されるだろうと思うでしょう。実際は、違いますよ。
もちろん、自分に合致した求人から紹介する転職エージェントもありますが、なかには、転職エージェントとして、成功報酬率が高い求人から求職者のみなさんに紹介する転職エージェントがあります。
求職者のみなさんからすると、この情報を知らない場合は、利用する転職エージェントを信頼して、紹介された求人は自分に合致した求人と考えて、応募してしまい、選考を受けて、内定が出る、そして、転職すると思いますが、本当は、もっと自分の希望条件に合致した求人があるかもしれません。
この事実は、採用する側の企業と採用支援、転職支援を行う転職エージェントの間だけのオフレコ情報ですので、求職者のみなさんは知ることはないと思います。
対策としては、転職エージェントに対して、成功報酬率の話をさりげなく伝えて、自分は転職エージェントの裏事情を知っているぞと見せることが必要です。
口コミサイトなどでやけに評判が良い転職エージェント
今の時代、どの転職エージェントを選ぼうか、求職者のみなさんはインターネットで口コミサイトを検索し、その情報に沿って、口コミや評判が良い転職エージェントを選ぶ方が多くいます。
しかし!!!これは声を大にして言いたいのです。インターネットは確かに便利ですし、口コミサイトも事実の内容もあります。ただ、その口コミサイトの評判は誰でも書き込みすることができることをご存知でしょうか。
誰でもということは、つまりは、転職エージェント自身が口コミサイトに投稿することも可能であるということです。
実際に、転職エージェントのなかには、それまで悪評が高く、求職者のみなさんからの新規登録数が激減したことで、これはまずと思ったのでしょう。
転職エージェントに在籍する従業員に強制で口コミサイトに登録させて、自社の良い評判を書くように指示した転職エージェントもあります。
求職者のみなさんのなかで、口コミサイトを利用した経験がある方で、異常に評判が良い転職エージェントをご存じないでしょうか。
そのような転職エージェントの場合は、大体が、その転職エージェントで実際に働く社員が投稿していることが多く、口コミ自体が参考になりません。
口コミサイトを信用することは悪いことではないですが、投稿には、転職エージェント自身が自ら投稿して、評判を上げているという例も存在することを理解して、やはり、自分の友人や知人から直接、評判を聞いた方が信ぴょう性は高いと私は思います。
転職エージェント自身が自ら投稿する転職エージェントは、ほとんどの場合、中小企業であり、しかも、営業体質の転職エージェントです。
この手の転職エージェントの特徴は、転職エージェントとしての企業社風がすでにブラック企業の要素がありますので、紹介を受けても、その企業がブラック企業やブラック企業に近いことが往々にしてありますので、求職者のみなさんはご注意頂ければと思います。
容姿が良い求職者は得をする
これは男性の求職者ではなく、女性の求職者の方、限定になりますが、容姿が良い求職者の方には、優秀なキャリアアドバイザーが担当になる傾向が良くあります。
私の転職エージェントでは、そのようなことはないですし、半分以上の転職エージェントはそのようなことはありませんが、残り半分の転職エージェントには、この傾向が顕著にあります。
この背景は、企業と転職エージェントとの関係性にあります。
ビジネスは顔や容姿ではないとしても、職種によっては、女性の求職者の方を転職後に自社のアイドル的存在にして、男性社員を中心に癒しの的にしようとする企業があります。
容姿が良い女性の求職者の方は、その時点で転職にかなり近づいているため、転職に近い求職者の方は、転職エージェントからすると利益化することができると考えて、優秀なキャリアアドバイザーを担当にして、早期に転職できる環境を用意しているのです。
世の中や社会は理不尽であり不公平であると良く言いますが、転職市場においても、このことは存在します。
自分の容姿に自信がある女性の求職者の方は、チャンスとみて積極的に転職エージェントに登録して転職活動をしたら良いと思いますし、また、そうではない女性の求職者の方は、容姿以上のものを、仕事を通じて身に付けて転職市場で戦える立場になってほしいと思います。
この傾向は、IT業界では特に顕著にみられますので、情報の一つにして欲しいと思います。
なお、余談ですが、容姿が良い女性の求職者の方には、同年代の男性のキャリアアドバイザーが担当になることは、ほぼないと思った方が良いです。
キャリアアドバイザーも人であり、男性となれば、自分を頼る求職者の方の容姿が良ければ、恋愛対象になることもあるようです。
実際にあった話ですが、ある転職エージェントのあるキャリアアドバイザーが求職者の方の転職支援はそっちのけで、自分の恋愛支援を自分で積極的に行ってしまい、求職者の方からクレームになり、その男性のキャリアアドバイザーは、違う部署に異動になったこともあるようです。
恋愛関係のもつれはトラブルのもとですので、どの転職エージェントでも、キャリアアドバイザーに対しては、求職者の方との恋愛関係は避けるように指導しています。
とは言え、なかには、相思相愛で、求職者の方からすると転職よりも恋愛を優先して、そのまま結婚したという事例も聞いたことがありますし、これ以上のことはお互い大人ですので、自己責任ということで・・・笑
誰でも登録できると思ってはいけない転職エージェント
現在のように転職エージェントが転職市場のなかで、求職者のみなさんから多くの支持を受けて、転職方法の中心になった理由の一つは、誰でも登録することができて、しかも、転職支援を受ける際の費用は一切、発生しない点だと思います。
私も求職者だった当時は、『こんな良い転職方法があるのか!』と感動したことを覚えています。ただ、求職者のみなさん、本当の話をします。
どの転職エージェントでも誰でも登録できると広告などで訴求しているかと思いますが、その訴求は嘘です。誰でも登録できる訳がないのです。
仮に登録できたとしても、転職エージェントが登録した求職者のみなさんに求人を紹介するかどうかは、また別問題です。
つまり、私は何が言いたいのかと言いますと、誰でも登録できない=キャリアが弱い求職者の方は登録すらできないということです。私の友人でまさにこのケースに当てはまる友人がいました。
その友人のキャリアは、短大卒業後、アルバイト1年、飲食店で2年、その後6カ月のアルバイト・・・。
このキャリアに類似している求職者の方は、もしかすると、転職エージェントに登録することすらできないということが想定されます。
また、登録できたとしても、本来あるべきの、登録後の転職エージェントからの電話やメールはないと思います。転職エージェントもビジネスです。
当然、自社で紹介し採用される確度が高い、つまり、転職エージェントからすると利益化する可能性が高い求職者の方を優先する訳です。
今の転職市場は、本当に多くの求職者の方が転職活動を行い、大体の求職者の方は転職エージェントを利用しています。転職エージェントも人的リソースは限られています。
登録して頂いた求職者の方をすべて平等に満遍なく対応できる訳がないのです。
求職者のみなさんは、転職エージェントからふるいにかけられているということ認識した方が良いです。
その場合、他の転職エージェントも複数社、同時に登録するか、または、転職エージェントを利用して転職活動を行うことは避けて、転職サイトなどを利用して転職活動を行うなど、自分なりに対策を練っておいた方が良いと思います。
書類選考結果は本当に企業からの回答か?
求職者のみなさん、転職エージェントを利用して転職活動を行う場合、紹介を受けた求人に応募すると思います。
転職エージェントの仕組みがそうですので、この部分はどうにもできないのですが、求職者のみなさんは企業と直接、やり取りすることはないわけですから、転職エージェントと企業との間でどのようなやり取りが行われているのか、不透明であり、見えない部分が多いと思います。
ちなみに、私も転職エージェントとして活動しているので、また、かつては求職者として転職エージェントを利用して転職活動をした経験があるので、この気持ちは非常に理解できます。
ここで、求職者のみなさんは、一瞬でも疑問に思ったことはないでしょうか。ちなみに、私は求職者だった時代に、一瞬どころか当時、利用していた転職エージェントに対して疑惑の目を向けたこともありました(笑)
このことは、求職者だった当時は不明のまま終わったのですが、転職エージェントとして活動してみて、いろいろな転職エージェントとの交流から、『当時の自分の疑惑は、もしかしたら、本当にあったのかもしれない』と思うことがありました。
それは、どのようなことかと言いますと、完全に求職者のみなさんからは、その工程を見ることができない書類選考です。
面接は、書類選考が通過すると、求職者のみなさんが自ら企業に出向いて面接を受ける訳ですので、目に見えるかと思います。
しかし、書類選考はどうでしょうか。面接とは性質や性格が異なり、求職者のみなさんは選考の場に居合わせることはないですし、どのような理由で通過したのか、見送りになったのかすら、わからないこともあるでしょう。
私が、当時、求職者だったころに、転職エージェントに疑惑の目を持った内容は、『本当に、この転職エージェントは、自分の書類を企業に提出しているのか?』ということです。
求職者のみなさんのなかには、私と同じように疑惑を持つ方もいるでしょうが、その数は少ないはずです。大体の求職者の方は、書類選考で見送りになった場合、仕方ないということで気に留めないかと思います。
絶対の自信があったからこそ、疑惑の目を持った!
当時、私が、ある企業に疑惑の目を抱いた転職エージェントを経由して書類選考に応募したのですが、明らかに基準をはるかに超えていて、どう考えても書類は通るだろうと思っていたのですが、まさかの書類選考、見送りの結果を受けました。
先述の通り、当時は泣き寝入り状態で、その真意は不明なままでしたが、転職エージェントの交流会で、その類の情報交換をしたのですが、なんと、転職エージェント内で書類選考が行われていることが発覚したのです。
企業に依頼されて書類選考を受託する転職エージェントは存在しますが、企業に依頼もされていないなかで、転職エージェント自ら、勝手に求職者の方の書類を選考するケースがあるのです。
この背景は、またしても企業と転職エージェントの関係性にあります。
求職者の方がどれだけ応募意思を持っていても、その求人の基準に達していなければ、企業の書類選考の手間だけが増えてしまい、転職エージェントからすると企業の信頼を失うことになります。
それを転職エージェントは回避するために、求職者に対しては、書類応募の受付をしたとしておいて、実際は、応募手続きを行うことはなく、自社で選考を行い、そのまま見送りにするということです。
本来、転職エージェントは求職者のみなさんの転職支援をする存在であり、味方とも言える存在だと思うのですが、転職エージェントのなかには、このように自社で勝手に書類選考を行い、見送りにする転職エージェントも存在すること求職者のみなさんは知っておいた方が良いです。
この事実を確認する手段は残念ながら、今のところありませんが、その転職エージェント以外から、同じ求人に応募して、もし、違い転職エージェントからは通過したとすれば、最初の転職エージェントは応募手続きをしてないということになります。
その意味でも、私は求職者のみなさんにお勧めしたいことは、転職エージェントは1社だけではなく、必ず2社以上を同時に登録して利用した方が良いと思います。
特に大手の転職エージェントを利用している場合は、私が経験した転職エージェント内の書類選考が行われていることもあるでしょうから、特に複数の転職エージェントの利用をお勧めします。
最後に・・・
求職者のみなさんは、転職エージェントに対して、今回の記事を読んで、どのような印象を持ちましたでしょうか。
私は、転職エージェントをする前と後では、かなりギャップを感じて、転職エージェントとしての活動自体に対して強いジレンマを感じたことがあります。
今も、自社の利益を追求することと、求職者のみなさんの転職支援をすることのはざまにゆれています。
時にはドライに自社の利益を追求することを優先しなければならないこともありますし、その場合は、求職者の方には申し訳ない気持ちになります。
恐らく、私の転職エージェント以外でも他の転職エージェントも同じ思いだと思います。
一番、転職エージェントとして美しい姿は、自社に利益も求職者のみなさんの転職支援も優先度として同じく考えることですが、現実的にはなかなか難しいことが本音です。
求職者のみなさんは転職エージェントを100%信用することは避けて頂き、最終的には自分自身が自分の最大の味方のなるということをご理解頂ければと思います。
転職エージェントのなかには、100%、自社の利益を優先する営業体質の転職エージェントも多く存在しますし、そのような転職エージェントを利用した場合は、ごり押しは確実にあるでしょう。
なかなか、それを回避することは難しい局面もあり得ますので、その局面に出くわさないリスクヘッジが求職者のみなさんには必要だと思います。
今回の記事を読んで、転職エージェントに対して疑念を持った方、または、幻滅した方もいるでしょうが、事実を事実として、ご紹介しましたし、すべての転職エージェントがそうとは限りません。
このことをご理解頂ければと幸甚です。ただ、今の転職市場では、求人の豊富さは転職エージェントに敵う方法はありませんので、うまく転職エージェントを使って頂き、求職者のみなさんの転職活動に役立てて頂ければと思います。