転職エージェント各社の内定率を公開
転職エージェントごとの内定率
転職エージェントなどを利用するよりも、圧倒的に内定率という観点では有利な直接応募ですが、求職者の方には、すぐにでも転職したいという方も多くいます。
転職エージェントとして、求職者の方にアンケートを取っていますが、3カ月以内に転職したいと考える求職者の方が圧倒的に多いですので、その意味では、直接応募は向かないと思います。
ただ、私の編み出した直接応募を除いてはです。
さて、転職エージェントを利用して転職活動をされている、または、される求職者の方は、どの転職エージェントを選んで利用すれば良いのか、わからないという方が多いでしょう。
大体の場合、まずは大手の転職エージェントという決めつけで大手の転職エージェントから登録する求職者の方がほとんどだと思います。私は、まずは、それで良いと思っています。
しかし、転職エージェントのなかには、規模の大小は関係なく、やけに内定率が高い、他の転職エージェントとは一線を画す転職エージェントが存在します。
その転職エージェントの特徴と言うのは、求人先となる企業の役員や経営者などの最終決裁者と密接な関係性を保っている転職エージェントです。
大手の転職エージェントの場合、内定率を売りにしているというよりも、どちらかと言えば、求人の豊富さや紹介数です。
そこで、ここでは、転職エージェントごとの内定率について、厳密な数値はお伝えすることは難しいですが、私なりに調査した結果を、転職エージェント名を挙げてご紹介しようと思います。
なお、これから話す、転職エージェントごとの内定率は、あくまで私の調査結果であり、絶対に正しいということはないです。ただ、数値にずれはあっても、内定率が高い、低いの指標は、ほぼ間違いないことだと思います。
リクルートエージェント
リクルートエージェントと言えば、求職者の方であれば、だれしもが知る大手の転職エージェントで、業界でもトップのシェアを誇っています。
ただ、勘違いしないで頂きたいことは、売上と紹介数は比例しても、売上と内定率は比例しないということです。
野球を例に挙げると、あるバッターで、打席数は非常に多く、それに比例してヒット数も多く、年間200本安打を記録したとしましょう。
その数字自体は、日本のプロ野球ではすごいヒット数ですが、そのバッターの打率はというと、1割だとすれば、10回打席に立って、1回しかヒットを打っていない計算になります。
これを内定率に置き換えると、10社選考を受けて1社だけしか内定が出ていないということになります。
内定率は、紹介数と内定数から算出する数値ですので、紹介数が多ければ良いということではないですし、内定数が多ければ、内定率が高いということでもないです。
転職エージェントをしてる私、そして、当時、人事担当者だった私、求職者だった私、この3つの経験上、紹介数が多い転職エージェントよりも、内定率が高い転職エージェントが優秀だと思っています。
リクルートエージェントの内定率は、1割~2割程度ですので、可もなく不可もなしという感じです。10回選考を受けると1、2社から内定が出るという計算です。
この数字は高いがどうかという基準ですが、この後、他の転職エージェントもご紹介したいと思いますが、高い部類に入ると思います。
JACリクルートメント
この転職エージェントは、第二新卒や外資家企業の求人を特に得意としている転職エージェントです。
電車の広告でも良く見かける転職エージェントですので、求職者のみなさんも一度は、聞いたことがある転職エージェントではないでしょうか。
JACリクルートメントは、転職エージェント業界では3位のシェアを持っています。JACリクルートメントの内定率はというと1割ないぐらいです。
つまり10社の選考を受けても1社も内定が出ないことがあるということです。
JACリクルートメントの名誉のために、補足でご紹介すると、業界3位のシェアを誇りながら、内定率が1割ないということは、どれだけ紹介数が多いかということですし、紹介するためには、求人数や登録者数も多くなければなりませんので、どれだけ多いかということが分かると思います。
JACリクルートメントは転職エージェントとしての特徴は、懇切丁寧なキャリアアドバイザーの転職支援にあります。求職者のみなさんからはこの転職支援の質の高さが好評を得ているため、大きなシェアを誇っています。
インテリジェンス
この転職エージェントは、私も非常に詳しいのですが、結論として内定率は1割ないぐらいです。
業界2位の売上を持っていますが、なぜ、内定率が低いにも関わらず、2位のシェアを誇っているかと言いますと、求職者の方のターゲットが年収の高いエグゼクティブ層も含んでいるためです。
また、最近、どの企業もIT人材の獲得に苦戦していますが、インテリジェンスは早期からIT人材の求職者の方の登録を促進していたため、IT人材の内定数が多いのです。
ちなみに、IT人材の年収は、転職市場において、または、労働市場において、人材枯渇状態にありますので、どの企業も年収を引き上げてでも、採用したいと考えています。
転職エージェントの売上は、求職者の方の転職時の年収の約30%前後ですので、年収が高ければ、それだけ転職エージェントが得る手数料も高いということになります。
それと、インテリジェンスの場合、圧倒的な営業力、営業活動量が今の業績を担保できているようです。
ワークポート
この転職エージェントは、IT業界やIT職種に特化した転職エージェントで、ここ近年、急成長しています。
もしかすると、この記事を読んで頂いている求職者の方のなかにも、既に登録して利用されているという方もいらっしゃるかと思います。
ワークポートの内定率は、IT業界やIT職種とそれ以外で違いがありますので、それぞれをご紹介しますと、IT業界やIT職種については、内定率が2割前後と高い水準を持っていますので、IT業界やIT職種を希望される求職者の方は期待して良い転職エージェントだと私は思います。
一方で、それ以外の場合は、1割ないぐらいの内定率で、私個人としては、IT業界やIT職種以外の求人については、まだ弱い転職エージェントだと思っています。
求職者のみなさんは、ワークポートをご利用される場合は、この違いを事前把握として知っていた方が、自分の転職活動の出来を左右しますので、ご注意ください。
エリートネットワーク
エリートネットワークという転職エージェントは、創業者含めて上層部は、もとはリクルートで相当すごい営業成績を残した方々ですので、体質としては営業会社です。
営業会社である故に、求職者のみなさんには是非、ご注意頂きたい点がありますが、後ほど、ご紹介しますので、ここでは割愛させてください。
エリートネットワークは、基本的に、自社の上層部の人脈から求人を集めることも往々にしてあるため、転職エージェントとして求人の数自体は少ないですが、その分、決定率となる内定率は高く、3割を超えると言われています。
非常に優秀なコンサルティングをしますし、企業からの信頼も厚い転職エージェントですので、十分、利用価値がある転職エージェントだと私は思います。
ケンブリッジリサーチ研究所
この転職エージェントは、一見、転職エージェントとは思えない社名ですが、転職エージェントです。
こちらの転職エージェントは、小規模の転職エージェントで、社長が自らキャリアアドバイザーとして求職者のみなさんの転職支援を行います。
面談から社長が担当することもありますので、非常に有意義な面談を受けることが可能です。
ただし、小規模の転職エージェントで、人的なリソースも限られているため、企業の求人を開拓することがあまりできないため、求人数は非常に少ないです。
そのため、紹介される求人数も少ないのですが、決定率はめちゃくちゃ高いです。驚異の5割超えはあると思います。
この転職エージェントの特徴は、社長が、取引する企業の経営者と親しい関係にあり、通常は、企業の人事担当者から転職エージェントに求人は公開されますが、ケンブリッジリサーチ研究所については、企業の経営者からケンブリッジリサーチ研究所の社長にダイレクトで公開されます。
そのため、ケンブリッジリサーチ研究所が抱える求人には独占求人やコンフィデンシャル求人の割合が大きいです。
求職者のみなさんは、ケンブリッジリサーチ研究所を利用することで、新規求人を獲得率は上がりますし、また、内定率も驚異的な数値を持っていますので、非常に有効な転職エージェントだと思いますので、お勧めです。
ごり押しと内定率
先程、営業会社の体質を持つ転職エージェントの場合は、求職者のみなさんにとって注意点があるとお話したと思います。
その意味は、内定は内定でも、求職者のみなさんが希望したなかで受けた内定と、そうではない内定があり、後者の場合は、俗に求職者の方のなかでは、『ごり押し内定』と呼ばれているものになります。
ごり押し内定は、転職エージェントが自社の都合だけを考えて、求職者の方を無理やりにその企業に押し込み内定承諾させ転職させるというやり方です。
私の転職エージェントではそのようなことはないですし、多くの転職エージェントはそのようなことはないのですが、一部、営業体質の転職エージェントの場合は、営業体質である故に、起こりうる可能性があります。
転職エージェントは、利益を追求する必要がある事業会社で、事業会社は利益がなければ、転職エージェントとして事業を継続することができません。
また、転職エージェントは、求人を受注しただけや、求職者の方を企業に紹介しただけでは利益に繋がりません。
転職エージェントのビジネスモデルとして、成功報酬型ですので、求職者の方を企業に紹介して、その紹介した求職者の方が、その企業に転職してはじめて転職エージェントは手数料という利益を得ます。
この背景から、一部の転職エージェントでは、商品とも言える求職者の方をごり押しで内定承諾させて、企業から利益を得る形をとることがあります。
本来、このようなことはあってはいけないのですが、現実にあり得ますので、ご注意頂きたいですし、転職エージェントのなかで、内定率が高いと言っても、その内訳にごり押し内定も含まれているとすれば、純粋な正規の内定率は下がるということになります。
私が今、ご紹介した転職エージェントのなかで、ごり押しする転職エージェントは存在しませんので、正規の内定率になりますが、ここでは名前は伏せますが、東京に本社を置く、転職サイトも持ち合わせている、ある転職エージェントは、完全な営業会社ですので、内定は内定でも、求職者の方が翻意ではない内定も含まれます、営業会社体質の転職エージェントに登録されている求職者の方は、転職は自分の人生にも大きな影響を与える大事なターニングポイントですので、慎重にことを進めて頂きたいと思います。
求職者の転職活動には大きく2つ!
求職者のみなさん、こんにちは。
求職者のみなさんは、現在、転職活動を展開されているかと思いますが、調子の方はいかがでしょうか。
今の日本の好景気に伴い、転職市場全体が求職者のみなさんにとって有利な売り手市場になっているため、恐らく、多くの求職者の方が、順調に転職活動ができているかと思います。
企業からすると、今の転職市場は売り手市場ですので、非常に不利な市場で、どの企業も採用活動は苦戦しています。
特にネームバリューが弱い中小企業の場合は、大手企業に比べて、そもそもとして募集が少ないため、苦戦状況は顕著にみられます。
さて、求職者のみなさんが行う転職活動には、大きく2つの方法があります。その方法とは、転職エージェントや転職サイトなどの第三者を利用して行うパターンと、自分で直接企業に問い合わせなどをして行う直接応募です。
前者については、よりディテールでお話すると、転職エージェント、転職サイトの他に求人情報誌やハローワークがあるのですが、直接応募の場合は、ディテールはありません。自分で企業に直接応募する方法だけです。
この2つの方法で、どっちが良いか悪いかということはないのですが、今の転職市場において、直接応募は、かなり確率が低く、個人的にはお勧めできません。
一方、転職エージェントなどを利用する転職方法は、企業からしても、採用活動においてメリットが大きいため、求人が多く集まりますし、また、求職者のみなさんからしても、自分で求人を探す手間が省けますので、効率的な方法だと言えます。
この両者で、いろいろ違いはあるのですが、今回は、『内定率』というものをキーワードにして、ご紹介しますので、まずは、転職エージェントなどを利用した場合と直接応募した場合の内定率についてご紹介できればと思います。
一般応募とも言われる直接応募のメリット
直接応募は、一般応募とも呼ばれていますが、ここでは直接応募という表現で統一させて頂きますが、直接応募の場合、そのメリットが内定率に大きく影響してきます。
直接応募はデメリットの方が圧倒的に多いのですが、メリットについて言えば、これから話す点に関しては、転職エージェントなどを利用する転職方法よりも明らかにあります。
その圧倒的に違うメリットとは、企業で人事担当者として採用に関わったことがある求職者の方ならば、ご存知かと思いますし、ご納得いただけるものと思いますが、企業への熱意です。
この熱意は、転職エージェントなどの方法では、企業はあまり感じ取ることはできませんし、ありません。
直接応募の場合、求職者のみなさんは、いつ、その企業が中途採用活動を行うかわからないなかで、定期的にその企業の情報をキャッチしていなければなりません。
もちろん、たまたま、自分がその企業のホームページなどを見たときに、募集されていたため、応募したというケースも稀にあるでしょうが、その確率はかなり低いと思いますし、そこまで熱意をもって、1つの企業に転職することを希望する求職者の方は多くはいないと思います。
この背景から、企業の採用担当者からすると、求職者の方から直接応募の希望があった場合には、熱意をものすごく感じますし、この熱意が選考に大きく影響します。
一方で転職エージェントなどから応募した場合は、これは転職の場合は、仕方ない部分もあるのですが、転職エージェントなどから紹介を受けた企業のなかから、自分が転職したいと感じる企業に応募する訳ですから、求職者のみなさんが自ら、その企業を探した訳でもありません。
どちからと言えば、受け身の形で、紹介を受けて応募する訳です。このプロセスは、どの企業の人事担当者であっても、転職エージェントなどを利用して求人を公開しているのであれば、織り込み済みです。
熱意と選考に関係性
今の転職市場は、転職エージェントなどが一般的ですので、採用する側の企業からすると、少しでも熱意を感じ取れるように、求職者のみなさんには必然性というものを要求します。
必然性とは、必ずその企業ではなければならない理由のことであり、数ある企業のなかから、なぜ、その企業なのかという本質の理由を求めてきます。
どの企業でも書類選考を通過すると、面接がありますが、1次面接であっても他のフェーズの面接であっても、面接官は、求職者の方に必然性を知るような質問を1つは必ず投げかけるはずです。
言葉よりも行動という言葉があるように、直接応募の場合は、行動という面で、熱意が強く感じられ、特別な言葉がなくても、直接、その企業に応募したという行動結果だけで、十分な訳です。
求職者のみなさんも立場を企業の採用担当者と考えたときに、言葉でいろいろと必然性が含まれた話をされた場合と、あまり表現はうまくなくても、直接、企業に応募した場合で、どちら熱意を感じますか?
言葉では、なんとでも言える訳ですので、やはり、行動の方が分かりやすいですし、熱意も伝わるのではないでしょうか。企業が採用するとは言え、書類選考や面面接などの採用活動を行う対象は、人です。
人であれば、だれしも、相手の行動の方がやる気や熱意は感じると思います。
実を言うと、私は転職エージェントとして活動する以前、企業の人事として、中途採用にも従事した経験があるのですが、当時、勤めていた企業は転職市場においては、人気企業でしたので、たくさんの応募はありましたが、そのほとんどは、転職エージェントなどから応募でした。
ごくまれに、直接、ホームページなどから応募してくれる求職者の方がいましたが、面接の検証をしてみると、やはり、言葉に本当味を強く感じるのは、直接応募でした。
今回のキーワードである内定率と熱意は大きく関係します。
熱意と内定率の関係性
求職者のみなさんは、転職活動のなかで、企業の面接を受けたことがあるという方や書類応募した経験があるという方は多いでしょう。
面接であれ、書類選考であれ、転職エージェントなどから情報を入手したとしても、選考前に自らが企業と関わりを持っていたということはないため、直接、企業を知ることはないと思います。
そのため、企業の人事担当者など面接官がどのような基準で書類選考や面接をしているのか知ることは難しいと思います。仮に、面接官の心のなかのことを知ることができれば、かなり通過率は上がるでしょう。
当然だと思います。相手の期待する答えを面接ですることができるのですから。しかし、これは非現実的なことで、どの求職者の方でも、相手の思惑を知らず、面接や書類選考を受けているのです。
そのため、書類選考や面接で失敗することもあると思いますが、その失敗を面接内でリカバリーできれば、それはそれで良いのですが、最長でも1時間と限られた面接時間内で、失敗をリカバリーすることは難しいはずです。
また、自分がリカバリーできたとしても、それが相手はどう捉えるかは別問題です。そこで熱意です。熱意は、面接や書類選考での失敗やミスをリカバリーし帳消しにしてくれる役割を果たしてくれます。
私は、転職エージェントとしても元人事としても多くの企業の人事担当者や経営者と情報交換をする機会があるのですが、どの人事担当者も経営者も、熱意という部分は非常に好感を持っていて、熱意のある行動があるが故に、選考途中で失敗やミスがあっても、許容すると言っています。
人事だった頃の私も全く同じです。人は感情の生き物で、情が入ります。面接官も同じです。熱意は、入社意欲を伝えるだけではなく、面接官の情に訴えることもできます。
では、熱意を持った応募となる直接応募の場合、転職エージェントなどの方法で応募した場合とどれぐらいの違いがあるのでしょうか。
具体的な数値は、存在しませんが、私が転職エージェントとしていろいろな人事担当者に聞いた話を総括すると、直接応募の方が迷ったらその方を採用すると言っていますし、多少、直接応募の方が見劣りするという場合でも、熱意を買って直接応募の求職者の方を採用すると言っています。
効率性を取るか確実性を取るか
求職者のみなさんは、転職活動において、求めるゴールは自分の希望する企業から内定をもらい、転職することだと思いますが、そのプロセスにどのようなことを求めますか?
転職エージェントが今のように求職者のみなさんの転職活動の中心になったのは、求人の豊富さ、転職活動における事務処理の簡素化、書類選考や面接の通過率を上げるための添削や練習、内定後の条件交渉が転職エージェントでは可能になったためですが、転職エージェントなどの場合は、確実性は担保することができないです。
直接応募の場合は、今、お話した転職エージェントを利用する上でもメリットは何一つないのですが、確実性だけはずば抜けています。ただ、相当、効率が悪いですし、転職活動も長期化することは必至です。
求職者のみなさんが転職活動のプロセスとして、何を求めるかにより転職エージェントなどを利用する方法と直接応募で違いがありますので、自分がプロセスにおいて求める方法を選んで転職活動をした方が良いと思います。
もし、転職を急いでいないという方で、どうしても、特定の企業にしか転職したくないという決め打ちをされている方は、長期化しても特別問題ないと思いますので、直接応募の方が絶対に良いです。
内定率という観点で言えば、直接応募のデメリットを考えないのであれば、明らかに直接応募の方が求職者のみなさんにとっては有利です。
私は求職者時代に、もともと人事だったということもあり、企業の思惑や直接応募の威力を知っていたため、ある手段を使って転職活動をしています。
その方法を次にご紹介しますが、この方法は、私のなかでは、鉄板だと思いますし、転職エージェントなどのメリット部分と直接応募の威力を両方、兼ね備えることができる方法です。
私の経験上の鉄板の転職方法
まず、この方法を行うにあたっては、なぜ、その方法が効果的な転職方法であるのか、ロジックを語る必要があります。もっと言うと、企業の採用事情を知るということです。
企業は、転職エージェントや転職サイトを利用すると、必ず採用費用というコストが発生します。どの企業も、究極の採用は、コストゼロで優秀な人材を中途採用で採用することです。
求職者のみなさんは、企業が採用においては費用負担するという、ある意味、企業の弱みを逆手にとっておけば、何となく見えるものがあると思います。
企業の多くは転職エージェントや転職サイトを利用して求人を公開します。求職者のみなさんも転職エージェントや転職サイトを利用して頂き、そこから、求人を入手します。
通常は、そのまま転職エージェントなどから応募するのですが、私が求職者だった当時、編み出した方法は、ここからが違います。
入手した求人は、そのまま応募することはせずに、その企業のホームページの問い合わせフォームから採用しているかどうかを聞き出すのです。
ほとんどの場合、その返答は、『採用していますので、ご興味があれば書類を郵送またはメール添付でお送りください』です。
こうすることで、企業に対しては、自分は常に御社のことを気にかけていたという熱意を遠回しに伝えることができ、企業としても、このご時世で珍しい直接応募に嬉しくなりますし、同時に熱意も感じます。
ここまでくると、求職者の方の勝ちです。よほど、ミスマッチの経歴でない限り、書類選考は通過利しますし、よほど、面接でしくじらなければ、そのまま内定までたどり着くことができます。
企業からすると、コストがゼロで熱意ある人材を獲得できるのですから、転職エージェントや転職サイトを利用するよりもコストパフォーマンスが高いのです。
なお、笑い話ですが、この方法は、今、転職エージェントとして活動してる私からすると、かなりの転職エージェント泣かせ、転職サイト泣かせですが、断腸の思いでこの方法を今回、ご紹介しました(笑)
ちなみに、当たり前ですが、自社の収益がなくなりますので、私は自分の転職エージェントをご利用いただく求職者の方には、この方法は絶対に共有しません(笑)
最後に・・・
転職エージェントなどを利用する間接応募と求職者のみなさんが自身で応募する直接応募では内定率に大きな違いがありますので、もし、時間に余裕があるという求職者の方は、直接応募の方が、絶対的に確率は高いのでお勧めです。
時間はないけど確実性を求めたいという、欲張りな求職者の方は、私が実践して編み出した特殊な転職方法をご活用頂ければ、転職エージェントや転職サイト泣かせになりますが、十分、威力を発揮すると思いますので、お試し頂ければと思います。
また、内定率については、いかに高いという評判を耳にしても、その内訳が大事で、しっかりとした内定が多いかどうかがポイントですので、表面的な部分だけで判断しない方が、求職者のみなさんにとっては良いと思います。
私は転職エージェントとして、求職者のみなさんに転職活動で失敗してほしくありません。そのためには、内定率が高い転職エージェントよりも、転職支援の質が高い転職エージェントを選んだ方が良いと思います。
内定率は、あくまで、求職者個人のスキルや能力、実績も含まれますので、必ずしも、自分に当てはまるということはないので、あくまで参考値とすることが必要です。
転職支援は、スキル、能力、実績関係なく、どのような求職者であっても感じ方はそこまで大きく違いはないと思いますので、私は確実性の意味ではその基準で転職エージェントを決めた方が宜しいかなと思っています。
是非、今回のテーマを情報として参考にして頂き、求職者のみなさんの転職活動に役立ててほしいと思います。