リクルートエージェントで人生リセット!!
転職支援サービスには、自分で検索して応募する「転職情報サイト」と、キャリアアドバイザーから相談やマッチングのサービスを受ける「エージェント」があります。
エージェントの方が手軽さに欠けますが、サポートを受けられる分より転職に成功しやすいと言えるでしょう。
今回は私斎藤のリクルートエージェントを利用した転職体験談を紹介します。
- 執筆者の情報
- 名前:斎藤 慎(仮名)
性別:男性
転職経験:1回
現在の年齢:23歳
転職時の年齢と前職:23歳(会計事務所)
退職とリクルートエージェントへの登録
私は新卒で前職の会計事務所に入所しました。そこでは挨拶ができないなど社会人としての能力に欠けるとの評価を受けてきました。
書籍やインターネットなどを活用して、自分なりの解決策を考え実行してきましたが、努力は認めるが改善の度合いが足りないとのことで入所3ヶ月目にして関連会社への出向を命じられることになります。
関連会社では会計業務とは全く関係のない清掃に従事し、様々な指導を受け少しずつではありますが、社会人として当たり前の挨拶、雑談ができるようになっていきました。
半年ほどして会計事務所に戻ることができたのですが、その半年後に能力不足を理由として退職勧奨を受け自己都合退職しました。
退職日の翌日、インターネットでリクルートエージェントの存在を知り、軽い気持ちで登録しました。
リクルートエージェントのサポートとアドバイス
リクルートエージェントに登録した後、担当者からメールが届き、転職を考え始めた時期、本音の転職理由、条件、現在の状況(退職しているか、ほかのサービスを利用しているか)などを返信してほしいとのことでしたので対応しました。
サイトでキャリアシートと呼ばれる履歴書にあたるもの、職務経歴書、スカウト用の自己PR文、写真などの登録も行いました。
その後リクルートエージェントの担当者から電話をいただき、アンケートの確認や詳しい意向を伝えると、キャリアシート・職務経歴書の内容についてアドバイスしていただきました。
また、写真の撮り直しの提案や複数の求人の紹介もしていただきました。パソコンを開きながら電話でのやりとりだったので、紹介いただいた求人票を見ながらタイムリーに見方などの質問に答えていただきました。
サイト独自の項目など分かりやすく良かったと思います。
写真の撮り直しについても、ネクタイの縛り方、髪型、表情など細かくアドバイスをいただき、職務経歴書なども伝わりやすい表現などを教えていただきました。写真については指摘されたことがなかったので、よかったです。
ただ、職務経歴書についてはハローワークの方が厳しく、丁寧に見ていただいたので少し残念だったように思います。
求人については、私は今までの経験を活かせる経理事務や一般事務を想定していたのですが、圧倒的に求人が少ないことや社会人経験が未熟であることを指摘していただき、新規開拓を行わない営業職や販売職についても応募を検討するよう求められたのです。
もちろん件数は少ないながらも、経理事務職を中心に数件紹介していただきました。
担当者には上司とコミュニケーションが取れなかったことが原因でそこから波及して様々な注意を受けることになったと説明すると、会社と考えが合わなかっただけなので、年齢が若いことを武器に前向きに取り組んでほしいとのアドバイスを受け、今まで考えたことのない職業への挑戦を決意することになりました。
面接については、WEBセミナーを勧められ、そこで具体的に伝えるということを教えていただきました。しかし、不合格だった志望先の面接では実践できていなかったのではないかと悔やまれます。
エージェントには面接の質問内容をすべて伝えているので、次はこのように答えたらどうかといったアドバイスがあればもっと良かったと思います。
複数応募して、残念な結果が届き始めたころ、今の職場より内定の連絡を受けました。私は別の会社をより強く志望していたので、担当者から電話を受けたときに、「ぜひ(その会社を)受験したいので内定を辞退したい」と伝えました。
しかし担当者から、「せっかく受けた内定なので大切にしてほしいし、もし面接に失敗して失業期間が長引いたときのために回答期限の延長を行ってはどうか」という打診がありました。
もちろん、企業側が待ってくれる保障がない状態でしたが、担当者が連絡してくれるというのでお願いすることにしました。
結果的に認められ面接を受けた併願企業から不採用通知が出たことを受け、内定受諾を待っていただいていた現在の職場への入社が正式に決まることになりました。
まとめ:リクルートエージェントの総合評価
最初は軽い気持ちで登録したリクルートエージェントですが、自分の思ってもみなかった営業職、販売職の紹介があったときは正直驚きました。
なぜそれを勧めるのかという点についても、将来のキャリア形成において有効であるといった前向きな理由が示されました。
経理や一般事務を追い続けて転職に時間がかかるよりも、ブランクを作らないことが大切であり、コミュニケーション能力も身につくので望ましいということで納得して入社する運びとなりました。
基本的にはタイムリーに対応してもらったとは思いますが、選考結果がなかなかもらえず確認したいと申し出たところ、企業側から募集終了の案内があったと知らされたことがありました。
取り下げるのを失念していたとのことですが、企業側への営業活動と応募者の仲介がうまくリンクしていなかったように思えました。
できれば応募を依頼したときに、いつ結果が出るかといった目安が示されるともっと良かったのではないでしょうか。
対面ではなく電話のみなので、エージェントに頼りすぎず、自分で考えるべきところは自分で考えて行動するのが大切だと思いました。転職活動を成功させるきっかけとしてこの記事が活かされれば幸いです。
この記事の筆者
斎藤 慎(仮名)
1993年生まれ。新卒で会計事務所に入り日々奮闘していたが、会社の目指す方向性とその手法に疑問を感じ、1年4か月で転職を決意。リクルートエージェント、リクナビNEXT、ハローワークなどを併用し、退職から1か月以内に内定を獲得。ライター経験はほとんどないが、AFP資格などを活用した記事作成を数件行っている。