エンジニアピットキャリアってどんな転職エージェント!?実体験を語る!
今回の記事の目次
フォーラムエンジニアリング株式会社って?
求職者のみなさん、こんにちは。
今の転職市場は、非常に景気が良く、求職者のみなさんは大助かりではないかと思います。
と言うのは、現在、私は転職エージェントという立場にありますが、求職者のみなさんの転職支援、企業の採用支援をしているなかで、昔の転職市場と随分変わったなと言う印象を非常に強く受けます。
私が転職エージェントとして活動したのは、数年前ですので、なぜ、昔と比較することができるのかと言いますと、実は、私も求職者のみなさんと同じように求職者として転職活動を経験し、転職した経験があるからです。
私はこれまでの人生において、3度ほど、転職をしたことがあるのですが、特に30代のときの転職活動は、大げさな話は抜きに死にそうなぐらい不安に襲われ、進捗も全く良くありませんでした。
最終的には、何とか自分が希望する転職条件の企業に転職することはできましたが、当時のあの記憶は今でも忘れることはなく、私が今、転職エージェントとして活動しいる大きな理由は、当時のような思いをしている求職者のみなさんがいたら、自分の経験を踏まえて助けていきたいと思ったからです。
転職市場は売り手有利時代
それほど、当時の転職市場は、状態が悪く、求職者として転職市場で転職活動をしても、新しい求人を集めることが難しかった時代でした。それに比べて今はどうでしょうか。
多くの転職エージェントが存在するなかで、求職者のみなさんは、その転職エージェントを利用すると、ある意味、簡単に新しい求人を拾うことができる状況ではないかと思うのです。
このように今の転職市場は求職者のみなさんにとって有利な売り手市場という状況になっているのですが、このなかで、特に売り手市場と言える求職者の方々がいます。
その求職者の方々はいくつかのジャンルに分かれますが、そのなかで、もっとも売り手市場の恩恵を受けているジャンルの求職者の方がエンジニア職の経験や知識、実績を持ち、エンジニアとして転職を希望する求職者の方々です。
そこで、今回、ご紹介する企業としてフォーラムエンジニアリング株式会社という企業が登場します。ところで、求職者のみなさんは、フォーラムエンジニアリング株式会社という企業をご存知でしょうか。
私は、以前、企業の人事担当者として中途採用や派遣採用にも従事した経験がありますので、フォーラムエンジニアリング株式会社という企業を知っています。
恐らく、すべての求職者の方が全員、知っているという企業ではないと思いますが、現職や前職でエンジニア職に従事した経験がある方やIT業界で仕事をした経験がある求職者の方は、知っているのではないかと思います。
では、フォーラムエンジニアリング株式会社という企業をこれからご紹介したいと思います。
エンジニア派遣で台頭
フォーラムエンジニアリング株式会社という企業は、東京に本社を構え、資本金も大きく、また従業員数も非常に多いです。言ってみれば、大手企業に属する規模になります。
そして、事業内容としては、技術者、つまり、エンジニア職のスキルを有する人材を企業に派遣するサービスを展開しています。
展開エリアとしては、日本全国ということで、求職者のみなさんがお住まいの地域も対象エリアになっていると思います。
設立は、昭和50年代で、企業としての歴史は非常に古く、社風もかなりお堅い感じの企業です。
IT関連の職種が、現在のように転職市場や労働市場で活発にニーズが高まったのは、ITバブルが到来した10数年前からですので、それ以前から、フォーラムエンジニアリング株式会社は、エンジニア職に特化した派遣事業を行っていたということになります。
私も、以前在籍していた企業で、フォーラムエンジニアリング株式会社との取り引きがありました。
当時の私の企業は、IT人材が不足し、採用活動を行っても人材が集まらず、採用することが難しかった状況でした。
そこで苦肉の策としてフォーラムエンジニアリング株式会社にエンジニアの派遣を依頼しています。
エンジニアの「特定派遣」とは
ちなみに、フォーラムエンジニアリング株式会社のエンジニア職の派遣サービスは、一般派遣のほかに特定派遣というサービスも同時に行っています。
一般派遣とは、派遣社員として就業を希望する方が、派遣会社に登録し、その後、期間を定めて、更新を繰り返し、派遣先の企業で働くことを言います。
雇用形態は、派遣社員で、登録型の一般派遣の場合、派遣会社との雇用契約関係を持ちます。しかし、派遣先での就業が終了すると、その雇用契約関係は解消される、雇用の安定の確保は難しいものです。
一方、特定派遣とは、派遣会社に直雇用、つまり、正社員として入社します。
そして、派遣会社が取引する企業へ一般派遣と同じように派遣されて就業することになるのですが、一般派遣との大きな違いは、派遣先の業務が終了した場合、派遣会社との雇用契約関係は解消されず、そのまま継続され、一旦、派遣会社の社内で業務に従事します。
そして、その後、また、派遣先が決まると、その派遣先で仕事をするということです。
直雇用の正社員ですので、派遣社員であっても、雇用の安定は確保され、人材業界のなかでは、立場として、特定派遣の方が高いと言われています。
特定派遣から正社員へという道
特定派遣を中心に事業展開しているフォーラムエンジニアリング株式会社は、単純に特定派遣社員を派遣するだけでは終わりません。
特定派遣は、派遣法に規定があり、もし派遣先の企業が、派遣した特定派遣社員の業務態度やスキルを評価して、そのまま自社に採用したい場合は、派遣会社との協議、そして、本人の同意があれば、採用しても良いとなっています。
特定派遣事業を行う企業は、フォーラムエンジニアリング株式会社に限らず、特定派遣ということをフックにして、最終的には、その特定派遣社員を派遣先の企業に採用してもらうことを考えています。
そのため、この特定派遣という仕組みは、人身売買の要素が強いとして、一部ではあまり良い評判を得ていません。
とはいえ派遣法という法令で規定がある以上、フォーラムエンジニアリング株式会社としては何ら法令違反ということにはなりません。
その昔、私が在籍していた企業でも、フォーラムエンジニアリング株式会社から派遣された特定派遣社員を気に入り、そのまま自社の社員として採用したことがあります。
実際他にも多くの企業がこのモデルを利用して、自社に不足しているIT人材の確保をしています。
フォーラムエンジニアリング株式会社の従業員数が非常に多いと触れたかと思いますが、従業員の内訳は、大半が特定派遣社員ということになります。
ここからフォーラムエンジニアリング株式会社がどれだけ、特定派遣社員から派遣先の企業へ正社員への誘導を考えているか分かるかと思います。
まだこのモデルの仕組みに不慣れな方や知識が不足している方は、あまり納得しない感じもあるかと思いますが、このモデルは、最近、増えつつあります。
情報の一つに役立てて頂ければと思いますし、私個人の意見としては、転職の一つとして考えることができると思っています。
特定派遣もありかも
その理由は、転職とは、求職者のみなさんが、転職市場で、転職活動を行い、転職エージェントなどを利用して企業の選考を受けて、企業へ転職します。
特定派遣社員は、フォーラムエンジニアリング株式会社などの派遣事業を行う企業へ、直接雇用として選考を受けて、内定後、その企業へ入社します。
そして、その後、自分が派遣会社から指示を受けて、派遣先に特定派遣社員として就業し、派遣先が自分を気に入った場合、かつ、特定派遣社員である自分の合意があれば、派遣先に正社員として入社する仕組みです。
どのような求職者の方にも可能性としてあり得ることですが、いかに自分が選考中に魅力ある企業で志望度が高い企業だとしても、その企業には、まだ入社していませんし、外からの視点しかありません。
そのため、転職後、実際に働いてみると、実は、そんなに自分に合う企業ではなかったということでギャップを感じて、モチベーションの低下や、最悪の場合、早期に退職してしまうリスクもあります。
しかし、特定派遣社員の場合は、自分が派遣先の社員ではない状態で、派遣先の企業で実際に仕事をすることができ、立場としては、派遣先の企業の社員と同じ労働環境で仕事をすることができますので、外の人間でありながら、実際の企業の内部を知ることができます。
自分が合意することが必要になりますので、自分以外の第三者の思惑だけで、自分の雇用が決まるということはないですし、私は、特定派遣社員は理にかなった仕組みだと思っています。
フォーラムエンジニアリング株式会社という企業は、この特定派遣という仕組みを武器にエンジニア派遣で、全国展開し、今のように台頭しているのです。
エンジニアピットキャリアとは?
では、フォーラムエンジニアリング株式会社が運営する事業として、もう一つの人材系の差サービスがあります。それこそが、求職者のみなさんが本命とも言える、転職エージェント事業です。
一般的には、事業の範囲を広げる企業は、それぞれの事業が中途半端になり、あまりうまくいかないと言われています。
そんな中フォーラムエンジニアリング株式会社は、転職エージェント事業を、自社としては後発の事業でありながらも、専門としていたエンジニア派遣と親和性があるビジネスモデルとして、転職エージェント事業を展開しています。
そのため、転職エージェントとしての活動は、5年ほど前からになり、転職エージェントとしては、新興のものになります。
最近では企業名と転職エージェント事業のサービス名称が同一にして、求職者のみなさんや企業からの認知度を上げることを目的としてるケースが多いです
その場合、それぞれの企業が他の人材系の事業からスタートして転職エージェント事業を始めたというよりも、企業設立と同じタイミングで転職エージェント事業をスタートしています。
一方、フォーラムエンジニアリング株式会社は、転職エージェント事業は後発で、まだまだ実績が少ないため、企業名と転職エージェント事業のサービス名称が異なる訳です。
そのため、フォーラムエンジニアリング株式会社と言えば、エンジニア派遣という認識を持つ企業の人事担当者や労働者が多いです。
フォーラムエンジニアリング株式会社が行う転職エージェントの事業名称は、エンジニアピットキャリアと言います。この名称を聞いて、なるほどと思った求職者の方もいるでしょう。
完全にフォーラムエンジニアリング株式会社は、エンジニア派遣で手に入れたノウハウや情報を武器に、非常に親和性が高いエンジニアに特化した転職エージェント事業を行っています。
後発事業のため登録者少なめ
通常、どの転職エージェントであっても、事業開始当初は、ビジネスモデルの構築、そして求職者のみなさんの確保、企業からの求人の確保と、苦戦することが多いのです。
そんな中でエンジニアピットキャリアは、フォーラムエンジニアリング株式会社としてのエンジニア系の蓄積があるため、企業からの求人を苦労なく開拓することができます。
ただ、一点だけ、エンジニアピットキャリアが苦戦した点は、求職者の登録促進です。
求職者のみなさんのなかで、特定派遣社員の方は、最終的に派遣先の企業に誘導することが目的なのであれば、その特定派遣社員の対象社員を求職者として転換し、その方々を求人企業に紹介すれば良いのではないかと思う方も多いでしょう。
しかし、それは、絶対にやってはいけない行為で、そもそもとして派遣法などの法令で強く規制されています。
もし、それをやってしまうと、完全に人身売買で、法令違反になり、フォーラムエンジニアリング株式会社が保有している紹介事業者としての認可をはく奪されることになります。
もし、求職者のみなさん自身が、フォーラムエンジニアリング株式会社の特定派遣社員として入社して、エンジニアピットキャリアという転職エージェント事業を行うため、自分が、求職者になり、エンジニアピットキャリアとして取り引きがある企業に紹介されたとすれば、どうでしょうか。
仮に、内定を得て、入社した場合は、当然、フォーラムエンジニアリング株式会社には企業から成功報酬として、年収の30%~35%の支払いがあります。
自分が売られたという感覚にはなりませんか?
このようなことは日本では絶対にありません。
かなり苦戦している転職エージェント事業
派遣事業としては、大成し、世間一般にも名をはせるレベルのフォーラムエンジニアリング株式会社ですが、エンジニアピットキャリアとしては、どうでしょうか。
冒頭でご紹介したように、エンジニア系の職種を希望する求職者の方からすると、今の転職市場は、非常に有利な売り手市場であることはご承知のことと思いますが、そのため、エンジニアピットキャリアにも勝機ありと思うのではないでしょうか。
また、求職者のみなさんのなかでも、エンジニア系の職種を希望する方であれば、エンジニアピットキャリアに登録してみれば、何か良い求人があるのではないかと思うかもしれません。
しかし、実際のところは、かなり苦戦しています。IT関連の職種の人材紹介、つまり、転職エージェントに特化した企業は近年で急速に増えています。
ということは、それだけ、エンジニアピットキャリアの競合他社が多いということになりますし、そもそもとして、近年の転職ブームや、転職市場の景気の良さに相まって、多くの企業が転職エージェント事業に新規参入するようになっています。
エンジニアピットキャリアは転職エージェントとしては、後発で、しかも、競合他社が多い、IT関連の職種に特化した転職エージェントですから、それは相当の苦戦があります。
既存の転職エージェントで間に合っています
もっと具体的にエンジニアピットキャリアが苦戦している理由を言いますと、求職者のみなさん自身に理由があります。
もちろん、企業側も、IT関連の職種の人材は枯渇状態にあり、採用活動に関しては苦戦しています。
そのため、1社や2社という少数の転職エージェントを利用するのではなく、少しでも網をかけるという意味で、非常に多くの転職エージェントを同時に利用し、求職者の方の紹介を待ちます。
しかし現在の転職市場は完全に売り手有利、求職者側有利となっています。
求人数自体が非常に多いですし、採用を急ぐ企業側は転職エージェントへの情報開示も積極的に行います。また、複数の転職エージェントや転職サイトに求人を登録する企業も多いのです。
結果として、求職者は焦って複数の転職エージェントを利用しなくても、比較的容易に内定を取れます。
このような状況のなかで、新規参入のエンジニアピットキャリアが、どのように求職者のみなさんの登録を促進するでしょうか。
確かに、ある程度の広告展開はしているとしても、すでに多くの実績があり、エンジニアピットキャリアよりも積極的に広告展開している転職エージェント、または、IT関連の職種の人材に特化した転職エージェントは多くあります。
企業としては、キャッシュリッチであるフォーラムエンジニアリング株式会社ですが、事業採算としては、新規事業ですので赤字が膨らんでいます。
求職者のみなさんは、あまり深入りしない方が良い!
転職エージェント業界では、定期的に企業の人事担当者を交えて、転職エージェント同士の交流や情報交換を目的に転職エージェント交流会があります。
私も、定期的にその交流会に参加しますが、エンジニアピットキャリアについては、もちろん、参加するキャリアアドバイザーもいますが、それ以上に、エンジニアピットキャリアの今後について、かなり危ないのではないかという噂が出ています。
企業としては、キャッシュリッチですので、存続することは確実だと思いますが、転職エージェントとしては、事業撤退もあり得るのではないかと思うのです。
そうなると、今、既に、エンジニアピットキャリアを利用している求職者のみなさんは、継続的に転職支援を受けることは可能ですが、これからエンジニアピットキャリアを利用しようとしている求職者の方は、もし、登録してから間もない場合や、まだ選考に進んでいない場合については、エンジニアピットキャリアの勝手なタイミングで、転職支援の打ち切りという事態を体験することになる恐れがあります。
そうなると、求職者のみなさんからすると、それまでエンジニアピットキャリアとのやり取りしてきた時間や工数がすべて無駄になり、人によっては、他の転職エージェントを最初から利用しておけばよかったと思うかもしれません。
私は、エンジニアピットキャリアに対して特に恨みや辛みはありませんが、客観的に見て、エンジニアピットキャリアは、あまり転職エージェントとして成功している感じはしないので、エンジニアピットキャリアの動向は確認しておきましょう。
エンジニアピットキャリアは、エンジニア系の職種に特化した転職エージェントですので、他の職種の求人はほとんどありません。
もし、あったとしても、その求人は、既存の取り引き企業からエンジニア系職種の求人を受注をした際に、『ついで』に得たもので、エンジニアピットキャリアには、多くのキャリアアドバイザーがいますが、すべてと言っても過言ではないぐらい、ほとんどのキャリアアドバイザーがエンジニア系職種に特化したキャリアアドバイザーですので、その他の職種のアドバイスは難しいと言えます。
フォーラムエンジニアリング株式会社は求人サイトも運営!!!
最近、大手の転職エージェントを中心に、転職エージェント事業とのシナジー効果を狙って、転職サイトを同時に運営し、一方を利用すると、もう一方も同時に利用できる仕組みを持つ企業が増えています。
フォーラムエンジニアリング株式会社も企業としては、大手企業ですので、この仕組みを取ることは十分に可能です。そのため、フォーラムエンジニアリング株式会社は、エンジニア専門の求人サイトを運営しています。
その名は、エンジニアピットです。
求人サイトを運営する場合、転職エージェント事業よりも、運営費として必要な人件費は少なく済みます。
ただし、サイト構築などに大きなコストが必要になりますので、小規模の転職エージェントなどは、やりたくてもできていません。
フォーラムエンジニアリング株式会社は、転職エージェントで苦戦しているなかで、エンジニアピットという求人サイトの運営については、採算としてはあっているぐらいの成功を収めています。
その理由は、まさにサイト運営については、キャッシュアウトが少なく済むため、転職エージェントに比べるとそこまで大きな売り上げを上げる必要がないからです。
もし、エンジニアピットという求人サイトを運営するにあたり、転職エージェントと同じく大きなキャッシュアウトがあるのであれば、間違いなく、エンジニアピットという求人サイトは、閉鎖されると言えます。
それぐらいの利益しかまだ出ていないということです。
サイトとエージェントの連携は?
そうは言っても、求人サイトであるエンジニアピットをご覧いただければわかりますが、非常に多岐にわたるエンジニア系の求人が掲載されています。
なかには、紹介予定派遣の求人もあり、正社員ということではない求人もありますが、求人の数だけみれば、他の転職サイトとそこまでそん色はないと思います。
しかし、エンジニアピットは転職サイトの比較で考えても、他の転職サイトほど、知名度を持つことができていませんし、また、求職者の方からの知名度も確保するまで至っていません。
その理由は、求人サイトを運営する企業は、転職エージェント事業も同時に行っているケースが多いです。
その場合求職者の皆さんはぜひサイトとエージェントの両方を利用するべきです。
転職サイトに掲載された求人に応募する場合、直接、自らが応募することももちろん可能ですが、その後の選考や日程調整などの手間を考えると、転職サイトを運営する企業の転職エージェントに声掛けをして、キャリアアドバイザーに転職支援してもらえるからです。
つまり、これこそが、転職エージェント事業と転職サイトを同時に運営するスケールメリットですし、レバレッジ効果が担保されています。
ところが、エンジニアピットキャリアの場合、転職エージェントとしては、ほぼ失敗している状況下で、転職エージェント事業については、最近、そこまで力を入れていませんし、また、エンジニアピットという求人サイトとの連携もできていません。
つまり、エンジニアピットという求人サイトに掲載されている求人に求職者のみなさんが応募するとすれば、自分で応募するしか方法はないのです。
求人サイトも成功報酬の時代
エンジニアピットに企業が求人を掲載するということは、当然、転職エージェントとは異なりますので、先に掲載料を支払います。
支払ったあとに、その掲載期間内に自社で採用できるかどうかは自己責任ということになるのですが、この点も、他の転職サイトとは大きく違います。
転職エージェントが成功報酬型のビジネスモデルであり、企業からすると、リスクがないため、一度の採用活動で複数の転職エージェントを利用することが多いです。
さらに最近では、その仕組みを踏襲して、転職サイトについても、求人を掲載しただけでは、費用の負担がなく、その転職サイト経由で、採用に至った場合に、転職エージェントと同じく成功報酬として企業は費用を支払う仕組みになりつつあります。
この仕組みを行うには、転職エージェント事業と転職サイト事業の連動が必須です。
これがなければ、それぞれの事業が独立採算を持つことになりますので、転職サイトの事業は、ビジネスモデルとしては成立しません。
エンジニアピットキャリアは、この時代の流れにまだ乗ることができず、エンジニアピットキャリアはエンジニアピットキャリア、エンジニアピットはエンジニアピットという独立性を持っています。
この独立性が、企業からすると、好評を得ていないため、多い求人とは言っても、リピート率がなく、一元さん状態になっています。
このようにエンジニアピットは、掲載料を先に支払う今の時代とは逆行している仕組みでも、求人が多く掲載されている理由は、あまりに企業からのニーズがないため、仕方なく無料で求人を掲載する、または、企業がそれでも、少しでも求職者の方の応募を期待するということで、企業として仕方ない状況で掲載しているのです。
特に、ITベンチャーやIT関連の企業ではない企業でシステムエンジニアを採用したい企業は、採用活動に特に苦戦していますので、エンジニアピットも利用するようです。
やってしまった感がある転職祝い金・・・
これまた、最近の人材業界の流行になっていますが、特定の転職サイトや転職エージェントを利用し、その特定の転職サイトや転職エージェントで転職をすると、求職者のみなさんに、転職祝い金ということで、お金をプレゼントする場合があります。
私の転職エージェントではこのような取り組みは行っていませんが、この取り組みの先駆けは、アルバイトやパートの求人サイトです。
この動きをある意味、パクり、転職エージェントや転職サイトを運営する企業は転職祝い金という制度を持ち、求職者のみなさんの登録を促しています。
求職者のみなさんは、転職という人生の大きなターニングポイントに対して、転職祝い金を一番に考えて、その転職エージェントや転職サイトに固執して転職活動をすることはないと思うのですが、いかがでしょうか。
私が、もし、今、求職者という立場だったら、転職祝い金については、『ふーん、そうなんだ』程度しか思いません。
エンジニアピットキャリアやエンジニアピットは、転職祝い金という仕組みで、求職者のみなさんの登録促進を進めているのですが、この制度を行った段階で、エンジニアピットキャリアやエンジニアピットは、転職エージェントや転職サイトとして苦戦しているのだと思った方が良いでしょう。
あくまで、転職祝い金は、転職エージェントや転職サイトを運営する側の苦肉の策だと思って頂き、求職者のみなさんは、転職祝い金を一番に考えて、その転職エージェントや転職サイトで転職活動をすることに固執してはいけません。
求職者のみなさんは、あまり情報を得ることは難しいかと思いますので、ここで、エンジニアピットキャリアも含めて転職祝い金を導入している転職エージェントについて転職エージェント業界ではどのように思われているかと言いますと、『やっちゃった感があるよね』です。
転職祝い金を行うことで、自社の事業展開がうまくいっていないと世に知らしめているようなものだからです。ちなみに、求職者のみなさんが、転職エージェント事業を行っている立場だとして、自分の転職エージェント事業がうまくいっているのであれば、わざわざ、転職祝い金を出そうと思いますか?
うまくいっているということは、転職祝い金などの施策がなくても、求職者のみなさんからの支持を得て、登録促進はできているということです。
転職エージェント事業はそれでなくても、労働集約型のビジネスモデルで、利益率が低いです。
転職祝い金の額は、多くても5万程度ですが、その5万は結構、大きいです。
恐らく、エンジニアピットキャリアは、この仕組みを恒久的に行うことは絶対ないです。
登録促進に苦戦しているため、直近の利益は度返しで、赤字にならない程度の転職祝い金を導入し、求職者のみなさんからの認知度作りにしているのだと思います。
エンジニアピットキャリアからすると、転職祝い金は広告費とほぼ同じ意識なのではないかと思います。
エンジニアピットキャリア、あまりお勧めできない!
ここまで、エンジニアピットキャリアについて、企業情報や特定派遣事業、そして転職サイトも含めて情報をご紹介させて頂きましたが、求職者のみなさんは、今回の記事を読んで、エンジニアピットキャリアに関して、どのような印象を持ちましたでしょうか。
たぶんですが、この記事を読んで、『よし!エンジニアピットキャリアを使ってみよう!』とはだれしも思わないのではないかと思います。
エンジニアピットキャリアは、転職エージェントとしては、かなり苦戦状態にあり、キャリアアドバイザーの質もそこまで高くはありません。
確かにエンジニアピットキャリアを運営するフォーラムエンジニアリング株式会社がエンジニア系の職種を狙った派遣事業であるため、知識は十分かと思いますが、転職支援としての知識やノウハウや他の転職エージェントに比べると不足していると思います。
あくまで個人の意見になりますが、求職者のみなさんにとって、有益な転職支援を受けることができる転職エージェントとは私は思えません。
最終的な判断は、求職者のみなさんが決めることですが、是非、この記事を参考にして頂き、利用するとしても、あまり深入りせず、他の転職エージェントとの同時利用をお勧めします。
最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が有意義なものであり、最高の転職ができることを心から祈り、今回のテーマである、『エンジニアピットってどんな転職エージェント!?実体験を語る!!!』は、ここで話を終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。