ジャスネットキャリアってどんな転職エージェント!?実体験を語る!
今回の記事の目次
経理や財務の転職市場
求職者のみなさん、こんにちは。
現在、求職者のみなさんは、自分の転職を希望して転職市場にて転職活動をされているかと思います。
今の転職市場は、日本経済の景気の回復と東京オリンピック誘致の影響をもろに受けて、非常に良い状況下にあります。
非常に良いとはもちろん、求職者のみなさんに対してであり、このような求職者のみなさんが有利な転職市場を人材業界のなかでは売り手市場と呼びます。
この売り手市場の背景もあり、多くの求職者の方が早期のタイミングで自分の希望する条件に合致した求人企業に転職を決めていることが多いです。
転職市場には、当然のことながら多くの職種の求人が存在しますが、そのなかで、特に求職者のみなさんに対して有利な職種は経理と財務です。
この他にもIT関連の職種については、ITブームにより同じく求職者のみなさんにとって有利な状況にありますが、ここでは経理や財務に特化しておきたいと思います。
経理や財務という職種は、業務において、お金に関わることが求められるのですが、その具体的な業務内容は、経験がなければなかなか対応することが難しいと言われる分野です。
数字の業務には経験が必須?
私も以前は、十数年に亘り、人事総務の分野で仕事をしてきて、一部経理のマネジメントも担当してきましたが、当時の企業には申し訳ないのですが、いかんせん、経理の実務経験がなかったため、マネジメントと言っても、ほとんど機能せず、実務担当に任せっきりでした。
仕上がった書類などの確認依頼を求められても、実務経験がない分、意味が分からず、めくら判しかでずでした。
お金という資源は企業の経営において、非常に重要なファクトで、1円の誤差が出ても、その後に行われる月次決算や年次決算に影響がでます。
また、財務においては、経理と同じようにお金を扱う職種ですが、経理がお金の管理をメインにするのであれば、財務は、お金をいかに増やすかということがメインの業務になります。
求職者のみなさんも、もしかすると聞いたことがあるかもしれませんが、企業は銀行からの借り入れなしで経営を行えることがベストですが、そのような企業はなかなかありません。
大半の企業は新規事業を行う際に事業投資として銀行から借り入れなどを行うのですが、その借り入れの交渉や、借り入れの条件交渉が財務の仕事になります。
あくまで借り入れですが、企業としては手元にキャッシュがあるかないかでは全然違いますので、財務は、営業職の要素も含まれたお金のプロフェッショナルです。
経理や財務の仕事は、企業に重要なお金の管理や借り入れがメイン業務ですが、その際に会計法などあらゆる法律との兼ね合いが多くあり、だれでもすぐに簡単にできるものではありません。
このような背景がありますので、転職市場において、経理や財務を経験したことがある求職者の方は、企業は非常に採用に苦戦しているので、基本的にどのような時代においても売り手市場になっています。
ジャスネットキャリアという転職エージェント
さて、今回は、今、ご紹介した経理や財務の求人を中心にバックオフィス系の職種に強いとされる転職エージェントであるジャスネットキャリアをご紹介したいと思いますが、求職者のみなさんは、ジャスネットキャリアという転職エージェントをご存知でしょうか。
現在、私は転職エージェントとして求職者のみなさんの転職支援や企業の採用支援をさせて頂いてる立場にあり、また、以前は、先述で軽く触れた通り企業の人事担当者として中途採用にも従事し、多くの転職エージェントを利用したきた経験がありますので、当然に、ジャスネットキャリアという転職エージェントは知っています。
しかし、転職市場においては、ジャスネットキャリアという転職エージェントはそこまで知名度が高いということはなく、多くの求職者のみなさんは、ジャスネットキャリアを知っていたとしても、自分の転職活動においてメインの転職エージェントとして利用するまではないと思います。
それもそのはずで、ジャスネットキャリアは、求職者の登録促進に関係する広告展開をそこまで積極的にやっていませんし、また、転職エージェントとしての実績もそこまで多くありません。
しかも、すべての職種に対応しているとしても、経理や財務以外の求人は極端に少なく、どのような求職者のみなさんであっても、新規求人の紹介を期待できるということはないからです。
実は、私も求職者のみなさんと同じように以前は、自分も求職者として転職活動を行い、転職エージェントを利用していました。
その際、ジャスネットキャリアにも登録して、利用した経験がありますが、そこまで印象に残る転職エージェントでなかったです。
ジャスネットキャリアは、経理や財務を中心にバックオフィス系の職種に強いとされているので、私も、当時は、人事の職種を希望して転職活動をしていましたので、親和性があるのではないかと思い、利用してみましたが、結論から言いますと、大した求人の紹介はありませんでした。
転職エージェントにはよくありますが、○○に強いとか○○に特化したとかの訴求は、求職者のみなさんとしては実際に利用してみるとそこまで強みや他の転職エージェントとの差別化を感じることはなかったとされることがあります。
その典型がジャスネットキャリアだと私は自分の利用経験も踏まえて感じます。
ジャスネットキャリアの会社情報
ジャスネットキャリアは、知名度は高くはないのですが、転職エージェントとしての歴史は日本の転職エージェントにおいては長いです。設立が1996年ですので、約20年の歴史を持っている転職エージェントです。
東京に本社を構え、大阪と名古屋に拠点をそれぞれ持っています。
ですので、長い歴史の割には、日本全国をサービスエリアとしているということはなく、どちらかと言えば、ビジネスの中心都市だけで活動していることになります。
転職市場は、東京や大阪などビジネスの中心地だけではなく、日本全国に存在しますが、ジャスネットキャリアは、東京や大阪、名古屋、またはこれらのエリアに近い場所以外は利用することは現実的に難しいと思います。
もちろん、インターネットで登録することができるので、登録自体は日本のどこでもできるのですが、ジャスネットキャリアが持っている求人は、東京や大阪、名古屋とその近県のみになりますので、実質的に転職活動に役立つことはないと思います。
企業の規模としては、資本金が数千万ですので、そこまで小さい企業ではないです。
また、創立した方もなかなか特殊で、元は公認会計士の資格を持つ方が立ち上げた企業です。
その背景もあり、ジャスネットキャリアは、経理や財務の職種に強いことの他に、公認会計士や税理士などの経理や財務の職種で、持っていると非常に転職に有利とされる資格の転職支援にも強みを持っているとされています。
ジャスネットキャリアは、長い歴史を持つ転職エージェントですが、なかなか転職エージェントとして伸びてこない大きな理由は、いくつかあるのですが、その理由の一つは、経理や財務など、バックオフィス系の職種に強いということで、これらの職種に特化しているためです。
また、ジャスネットキャリアは、営業活動においては、他の転職エージェントに比べると劣ります。
そのため、新規求人の開拓に苦戦し、求職者のみなさんからすると転職活動における生命線でもある求人の紹介を行うケースが少なく、既に保有している求人を使いまわすということで、なかなか利益創出の源泉ともなる求人という面を増やすことができていません。
しかも、ここ最近では、転職市場の盛り上がりにより、多くの企業が転職エージェント事業に新規参入するため、競合他社が多く、さらに状況は厳しいようです。
転職エージェントの業界でもジャスネットキャリアの評判は聞きますが、このまま事業継続できるのか?などと心配の声も上がっているぐらいです。
ジャスネットキャリアの求人のジャンル
ジャスネットキャリアが得意とする職種はご紹介した通りですが、経理や財務、公認会計士や税理士という職種は、結構、特殊で、特殊であるため、ある特定の業界には非常に強いニーズがあります。
何となく求職者のみなさんもイメージがつくのかもしれませんが、先述の通り、経理や財務という職種は企業の経営にとって重要なお金を扱う職種です。
業界で考えると、お金を扱う業界はどこでしょうか。パッと頭に浮かぶ業界は、金融業界ではないかと思います。
まさに名前に金というワードが入っていますので、その通り、金融業界はお金を扱う業界ですので、業界と職種ということで規模や性格は違っても、性質的には一緒です。
どの企業にも経理や財務は存在しますが、特に金融業界では、取り引きする企業のファンドのコンサルティングなども行うため、自社の経理や財務の他に、利益を追求することが求められる営業系の職種においても、経理や財務の知識や経験を保有した人材が必要になります。
通常、どの企業においても、経理や財務の必要人員は、多くても5名前後となっていますが、金融業界の場合は、5名ということはなく、多い時には何十名も必要になることがあります。
この背景もあり、ジャスネットキャリアは金融業界においては、求人数は多くあります。
金融業界を希望し、かつ、経理や財務の職種を希望するのであれば、求人の獲得という点においては、ジャスネットキャリアはピンポイントかと思います。
数ある業界や職種のなかで、ジャスネットキャリアは、この1点だけに求人が多いというだけですので、転職エージェントとしての転職支援の実績や数は、長い歴史とは反比例する形になっています。
また、ジャスネットキャリアが転職市場において知名度が低いとされる理由は、求職者の みなさんに対して認知度が低いことが挙げられますが、転職市場に何万にもいる求職者の方のなかで、金融業界を志望する方、経理や財務の職種を志望する方はどれだけいるでしょうか。
そもそも論として、経理や財務の経験を持つ求職者の方は転職市場に少ない訳ですから、分母としては、かなり少ないという結果です。
そのため、求職者の方のなかでも、ほんのごくわずかの方のみがジャスネットキャリアを知り、その他、大勢の求職者の方は、自分の転職活動にほとんど意味がないということで、利用することがなく、知名度が上がらないのです。
転職エージェントが苦戦している証・・・
ここで、求職者のみなさんが、転職エージェントを選ぶ際に是非、基準の一つにしてほしい要素をご紹介したいと思います。
これは、一般論になりますが、今回、ご紹介しているジャスネットキャリアは、その一般論に当てはまります。
求職者のみなさんが転職エージェントを選ぶ際に、いくつか要因があるかと思いますし、それぞれ期待があるかと思います。
転職エージェントは、広義では人材業界に属し、人材業界と言えば、転職エージェントである人材紹介事業だけではないです。
その他にも新卒採用支援や教育事業など多岐に亘ります。
また、転職エージェントのなかには、ジャスネットキャリアも該当しますが、一見、転職エージェント事業とは関係ない事業も並行しているケースが見られます。
この場合、転職エージェントとしては、そこまで業績が良いとは考えない方が良いと思います。
もちろん、企業としてはすべての事業で通算すると業績が良いケースもありますが、あくまで転職エージェント事業として求職者のみなさんは判断した方が良いです。
事業展開から業績を推測
しかし、上場している企業の転職エージェント事業でない限り、IRなどでそれぞれの事業の業績を公開していることはないため、求職者のみなさんは転職エージェントとしての業績を把握することが難しいです。
そこで、転職エージェントの事業を行いつつ、他の事業も並行している場合で、かつ、まだ規模が小さい場合は、その企業の転職エージェント事業は苦戦していると思った方が良いです。
転職エージェント事業は、人を扱うビジネスモデルで、労働集約型のため、非常に大きな人件費を伴います。
そのため、どの転職エージェントも売り上げは上がったとしても利益率が低くそこまで大きな利益を得るということが難しいです。
大手の転職エージェントの場合は、数勝負で、薄利多売で行っているため、ある程度の利益を創出することはできているのですが、私の転職エージェントも含めて中小規模の転職エージェントは、利益率を上げることがかなり難しいモデルです。
そこで、苦戦している転職エージェントは、人というキーワードで、転職エージェントとのシナジー効果を生み出すために、人材系の他の事業にも手を出します。
このケースは、転職エージェントとしては、墓穴を掘っている場合が多く、大体の場合、転職エージェント事業はもちろん、他の事業においても、うまくいかないことが多いです。
ジャスネットキャリアは、一見、転職エージェント事業とは全く関係ないように思われるサイト事業やアウトソーシング事業も行っています。
経理や財務のアウトソーシング
冒頭で、ジャスネットキャリアの創業者が公認会計士の資格を保有している方であるとお伝えしたかと思いますが、実は、ジャスネットキャリアの社内には、公認会計士や税理士の資格を保有している人材が多数います。
この点については、企業としては、非常にメリットが大きく、市場からのニーズも高いことはあります。
そこで、ジャスネットキャリアは、自社で抱える公認会計士や税理士の資格を保有する人材を他の企業に常駐させ、業務委託契約を締結して、そこから収益を上げる仕組みを持っています。
委託先である企業からすると、できれば、ジャスネットキャリアに在籍している公認会計士や税理士の資格を持った人材を自社に採用できればベストなのですが、公認会計士や税理士の資格を持った人材は、転職市場において、また、労働市場においてもかなり年収が高く、企業としては、その分、固定費を持つということになり、リスクがあります。
また、ジャスネットキャリアから経理や財務の業務をアウトソーシングされる企業は、大体の場合、自社のキャッシュフローがあまり良くなく、採用して固定費を持つことが難しい状況にあることが多いです。
この点にジャスネットキャリアは着目して、転職エージェントとして採用支援がなかなかできない企業に対して、自社の抱える公認会計士や税理士の資格を持った人材を常駐させるモデルを完成させました。
これはこれでビジネスとしては優れた観点かと思いますが、求職者のみなさんは、あくまで転職を希望して転職エージェントを利用する訳ですし、転職エージェントとしての転職支援実績が少なければ、それだけ求職者のみなさんが転職支援を受けているなかで得られる情報やノウハウも少なく、メリットが薄いです。
ジャスネットキャリアは、長い歴史を持ち、経営している企業ですが、転職エージェントとしての実績よりも、他の事業での息継ぎをしているという感じを受けます。
転職エージェントの業績は、求職者に対する転職支援の実績、または、企業の採用支援の実績です。業績が低い、悪いということは、それだけ転職支援や採用支援の実績が低くい、悪いということです。
情報サイト事業のジャスネットキャリア
先程、サイト事業もジャスネットキャリアは行っているということをお伝えしたかと思いますが、私は個人的にジャスネットキャリアが運営する情報サイトは、非常に良く知っています。
ジャスネットキャリアが運営する情報サイトは、人事や総務、経理、財務といったバックオフィス系の職種の情報を掲載しているので、元は人事である私は、情報をインプットするために、ジャスネットキャリアが運営する情報サイトを良く利用していました。
また、その他としては、ビジネス文書を無料でダウンロードすることができるサイトも運営しています。
これについては、どの職種の方であっても、利用価値があり、だれでも簡単に必要な文書のフォーマットをダウンロードすることができます。
この手のサイトは最近、増えつつありますが、その一つが転職エージェントであるジャスネットキャリアが運営しているサイトです。
ビジネスマンからすると、少しでも時間を短縮することができれば、理想かと思いますし、文書のフォーマットを自分でゼロから作るよりも、自分がイメージする文書のフォーマットがインターネット上にあれば、それをダウンロードして使えば、それで十分ということがあるでしょう。
このビジネスマン心理をうまく利用して、ジャスネットキャリアは、転職エージェント事業とは全く関係ないサイト事業も行っています。
なぜ、ジャスネットキャリアが情報サイト事業も行っているかと言いますと、まず、ジャスネットキャリアが運営する情報サイトは無料ですので、そこから収益を想定しているということはありません。
何度かお伝えした通り、ジャスネットキャリアは転職市場において長い歴史があるなかでも、知名度が低いです。
この知名度の低さをジャスネットキャリアは良しとは考えておらず、何とか転職市場において、知名度を上げて転職エージェントとしての拡大を考えています。
ジャスネットキャリアは、そこまで業績が良いということはないため、インターネットなどを利用した広告展開をすることがあまりできていません。
そうなると、当然、求職者のみなさんの目や耳に触れる機会は少なく、知名度を上げることは難しいです。
しかも、ジャスネットキャリアが転職エージェントとして得意としているジャンルは、転職市場としては、ニッチで分母が少ないため、転職エージェントの転職支援の活動を通して、知名度を上げることは難しいです。
そこで、情報サイトを運営し、企業名を売り出し、それをきっかけにジャスネットキャリア=転職エージェントという関連性を持たせようとしている訳です。
この部分からしても、ジャスネットキャリアが転職エージェントとしては苦戦していることは明確に分かるかと思います。
上場準備中の企業を狙っている!
狙っているという言い方が少し乱暴だったかもしれませんが、ジャスネットキャリアは、上場準備中の企業をターゲットにしています。
この一文を読んで、だから何だ?と求職者のみなさんは思わないでください。
ジャスネットキャリアも含めて、転職エージェントがどのような企業と取り引きしているかということは、その企業から求人を受注するということで、その受注した求人は、最終的には求職者のみなさんが手にする求人になります。
ですので、ジャスネットキャリアが上場準備中の企業を狙っているということは、それだけ、求職者のみなさんがジャスネットキャリアを利用する場合は、自分の転職活動に影響してくるということです。
経理や財務の職種についている従業員は、企業が上場準に入るととてつもない繁忙期を迎えます。
証券会社や監査との取り引きが非常に増え、夜も帰れないぐらい繁忙になります。
上場基準を超える内部体制を整備するためですが、上場準備をしている企業は、必ず、これは、例外なくの話になりますが、それまでの経理や財務の人員構成を変え、増員することになります。
通常、多くても数名で経理や財務は業務を回していくことで十分なのですが、上場準備となると、なかなかそうはいきません。
求職者のみなさんも、転職エージェントから求人を受ける際に、その求人のキャッチコピーや補足情報に上場準備中という文言の記載があることはなかったでしょうか。
上場は、株式会社にとっては一つの節目で、大きなイベントの一つです。
世間に自社の株式を公開して、資金繰りを良くするメリットがあり、多くの企業が上場を目指すのですが、上場基準は高く、どのような企業でも上場することができるということはありません。
そのため、求職者のみなさんのなかには、上場準備中の企業の求人を見たことがないという方もいるかもしれません。
ジャスネットキャリアは、上場準備中の企業へ新規開拓することで、経理や財務の求人を必ず新規開拓することができるとして、かなりターゲットにしています。
実際はというと、そこまで上場準備中の企業の求人がジャスネットキャリアに集中しているということはないのですが、ジャスネットキャリアが保有する求人のなかには上場準備中の求人は比較的あります。
経理や財務で、しかも、上場準備の業務に携わりたいという求職者の方は、ジャスネットキャリアに登録しても面白いと思います。
一応お伝えしますが、上場準備中の企業の場合、経理や財務以外はそこまで繁忙ということはありませんし、人員を増員するということもありません。
人事や総務などバックオフィス系の職種の方は経理や財務と若干、違いますので、ご注意ください。
間違いなくハードワーク!!しかし、一生に一度あるかないかの経験ができる!!
求職者のみなさんは、ジャスネットキャリアから上場準備中の求人をうまく拾うことができた場合、自分がその求人の企業へ転職した後のこともしっかり想定しておいてほしいのです。
と言うのは、ジャスネットキャリアのキャリアアドバイザーは、ストレートに言いますと、経理や財務の業務知識や経験は豊富にあっても、転職支援としての情報量は少ないですし、転職支援の質もそれほど高くはありません。
そのため、恐らくジャスネットキャリアのキャリアアドバイザーから、それぞれの求人の特徴や、その求人の企業の状況、または、転職後の想定できる働き方や労働環境については、それほど、説明はないと思った方が良いからです。
ここで、上場準備中の企業から転職した後、働き方がどう変わるかをご紹介いたします。
間違いなく、経理や財務はかなりの繁忙期になりますので、転職後、1週間程度は、その企業の社風や同僚と馴染む期間という悠長なことはないと思った方が良いです。
採用した企業は、上場のために求職者のみなさんが転職する前からハードな仕事量を持っているため、新しく転職した求職者の方には相当な期待を持っています。
期待を持たれず転職するよりも期待を持たれて転職した方が良いのですが、業務という点においては、入社日から戦力として貢献することが義務付けられていると思った方が良いでしょう。
ですので、転職後には良くある光景として、転職した求職者の方の歓迎会を部署で行うことがありますが、そのような楽しい宴は後回しということも想定した方が良いです。
しかし、その分、上場準備の業務は、経理マンや財務マンに関しては、そう何度も訪れる機会ではないため、一生に一回できるかどうかの千載一遇のチャンスです。
この経験があれば、変な話、自分で独立して仕事をすることもできるでしょう。
転職エージェントである私から言わせると、経理や財務系求人における企業からのリクエスト要件として、上場準備経験者は優遇ということが多いですので、そのあと、仮に転職活動をされる際には、鬼に金棒と言っても良いぐらい強さや威力を発揮します。
ジャスネットキャリアの生きる道
次に、ご紹介するジャスネットキャリアの特徴は、ジャスネットキャリアは、転職エージェントとして、あまり成果が出ていない分、他の採用関係の事業でアカウントや実績を作り、その企業に入り込み、そこから、その企業が今後、公開する求人を集め、求職者のみなさんに紹介するというスタンスです。
ズバリ言いますと、ジャスネットキャリアは、企業の中途採用において、非常に工数がかかる面接の代行も行っています。
求職者のみなさんは、自分を面接する面接官がその企業の従業員であり、企業の人事であるということを想定していると思いますし、ほとんどの求職者の方は、この点について疑う余地はないと思います。
しかし、実際は、採用代行アウトソーシング事業ということが存在しています。
つまり、これは採用業務のアウトソーシングということになります。
ジャスネットキャリアは、この部分をうまく使い、企業とのリレーションシップ強化に努めています。
採用代行も含めて、他にもアウトソーシング事業で企業とのリレーションシップを強化する動きがあります。
今はまだ求職者のみなさんの転職活動にそこまでインパクトを与える転職エージェントとはなっていないジャスネットキャリアですが、今後については、このような企業努力をしているので、明るい兆しはあるのではないかと思っています。
求職者のみなさんは、ジャスネットキャリアを利用する際に、今現時点では、メインの転職エージェントとしては難しいので、他の転職エージェントとの同時利用で、メインの転職エージェントでは紹介されないようなニッチな求人を狙ってジャスネットキャリアを利用した方が転職活動としては効率的だと思います。
ジャスネットキャリアは利用価値がある転職エージェントか!?
ここまでジャスネットキャリアという転職エージェントに関して、いろいろな視点から情報をご紹介してきましたが、求職者のみなさんはジャスネットキャリアに対して、どのようなイメージを持ちましたでしょうか。
ジャスネットキャリアは、やはり経理や財務の求人に強いとされているので、経理や財務の求人で転職を希望されている求職者の方は良いかもしれません。
ただし、強いと言っても、それは、ジャスネットキャリアのなかだけの話で、ジャスネットキャリアが保有する求人種類のなかでは、経理や財務の求人が多いということになります。
視野を広げて他の転職エージェントとの対比で考えてみると、強さを感じることができないぐらい、そこまで他の転職エージェントとの差別化は経理や財務の求人であってもないと思います。
今は知名度がなく、あまり利用価値がない転職エージェントかと思いますが、今と今後でジャスネットキャリアが行っている草の根運動のような地道な企業認知度の底上げが花開き求職者のみなさんに役立つ転職エージェントになる可能性は大いにあると思います。
私も求職者として、ジャスネットキャリアを利用してみたのですが、残念ながら今は、キャリアアドバイザーの質が悪く、求人の種類も少ないですので、求人の紹介以外にのサポート、例えば面接の練習や適性検査の練習などは期待はしない方が良いかと思います。
経理や財務、公認会計士や税理士の資格を持った求職者の方は、そこまでの期待は持たないという前提条件のなかで、ジャスネットキャリアは、とりあえず、何かあるかもという薄い期待で登録しておいても良いと思います。
私がジャスネットキャリアに言えることは、今後に期待の転職エージェントであるということかと思います。
若干、ネガティブな表現もありましたが、悪質な転職エージェントではなく、真摯な転職エージェントですので、ごり押しなどはないので、このあたりはご安心頂いて大丈夫な転職エージェントだと言えるでしょう。
ジャスネットキャリアは、人材業界に属する転職エージェントでありながら、営業力が弱い転職エージェントの一つですので・・・。
最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が有意義なものであり、最高の転職ができることを心から祈り、今回のテーマである、『ジャスネットキャリアってどんな転職エージェント!?』は、ここで話を終わりにしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。