【え、驚愕……】転職エージェントから返事がない原因は利用者側にあった?

利用者側に問題があることも? エージェント側がチェックするポイントとは

求職者のみなさん、こんにちは。

転職エージェントを利用して転職活動をされる求職者の方が年々、増加傾向にあります。

読者の方でも、転職エージェントを利用して転職活動をされているのではないかと予想します。

私も、実は、以前、求職者として転職活動をした経験を持ちますが、当然のように転職エージェントを利用していました。

私は、現在、転職エージェントとして求職者のみなさんの転職支援や企業の採用支援をさせて頂いているのですが、私の転職エージェントをご利用頂く求職者の方にもさまざまな方がいます。

そのなかで、今回は、転職エージェントとして、このような対応をする求職者の方を放置したくなるという要素を具体的に挙げてご紹介していこうと思います。

大半の求職者の方は、これからお伝えする内容に該当することはないと思いますが、転職エージェントもビジネスであり、求職者のみなさんを直接、転職支援するキャリアアドバイザーも人です。

対応が悪い求職者の方よりも対応が良い求職者の方を優先的に転職支援しようとすることは、当たり前のことです。

なぜならば、転職エージェントのビジネスモデルは、求職者のみなさんが転職支援を受けるだけではお金にならず、転職して初めて企業から手数料という名目でマネタイズすることができるからです。

これから、5つの内容をお伝えしますが、放置したくなる、優先度を下げたくなるという順にご紹介します。

面談のドタキャンをしてくる

まず、トップバッターは、ドタキャンです。面談は、転職エージェントとの最初の接点です。

連絡なしでドタキャンすることは、もう論外中の論外ですが、ドタキャンをされてしまうと、転職エージェントのその日のスケジュールが狂います。

それでなくても、日々、業務量が多いなかで、時間を割いているのです。

このような事情のなかで、ドタキャンされてみては、たまったものではありません。

これが、転職エージェントの本音です。

ドタキャンして、次回のアポでしっかり面談を受けたとしても、最初のイメージを拭うまでには至りません。

また、転職エージェントの社内データベース上には、しっかりと当日ドタキャン求職者というフラグが立ち、要注意人物としてリストアップされます。

転職エージェントは、面談だけを想定してこのようなフラグを立てるのではなく、企業の選考を受ける際に、ドタキャンする可能性があるのではないかと危惧する訳です。

企業の選考をドタキャンすると、誰が一番、迷惑を被るかと言いますと、日ごろ、取引をしている転職エージェントです。

転職エージェントは、その企業から信頼を失い、最悪の場合、その後の取引停止や、そのときの求人で紹介禁止という事態にもなりえます。

履歴書、自己PRシートの提出率が遅いor無い

次は、履歴書や自己紹介シートの提出が遅い、無いという場合です。

これまた、論外です。

提出が無いということは、それだけ、やる気を感じないということに転職エージェントでは思います。

提出が遅い場合は、無い場合よりも、まだ良いのですが、転職市場は、スピードが早くなっています。

そうなると、提出がない期間に、他の転職エージェントでその求人がクローズする可能性もあり、転職エージェントは計算をすることができません。

転職エージェントからすると、一つの求人に対して、同時に複数の求職者の方に紹介しますので、提出がない場合はもちろんのこと、遅い場合は、必然的に後回しにされてしまいます。

返信・返電が遅すぎる

返信や返電が遅い、遅すぎる求職者の方も問題です。

上記2つよりは、よほど良いのですが、前項と同じようにスピード感が失われますので、転職エージェントが意識的に放置しないとしても、結果的に後回しにされ、求職者のみなさんは、転職できる可能性を失います。

スキルや経験に見合わない条件を提示(高望み)

求職者のみなさんは、自分の経歴や実績に見合った条件を転職エージェントに伝えて、それに合致した求人を紹介します。

これがスタンダートです。

しかし、求職者の方のなかには、自分の経歴や実績をはるかに超える高い条件を転職希望に含めることがあります。

この場合、放置まではしませんが、求人を紹介できる要素がなくなり、結果的に求職者のみなさんからすると放置されているという感じを受けるでしょう。

こうならないように、自分の身の丈に合った条件を転職エージェントに伝えるようにしましょう。

コミュニケーション能力がなさすぎる

コミュニケーションスキルについては、これは、個人の能力に起因することですので、放置される、優先度を下げられる要素としては低い順位になります。

コミュニケーションスキルがないということは、訓練すれば、すぐに改善することができるということはなく、日ごろの言動の問題です。

そのため、放置や優先度は下げるということは、あまり想定しにくいことですが、転職エージェントの本音としては、『求人の紹介をしても、この求職者は、たぶん、見送りになるだろうな・・・』です。

そうならないようにコミュニケーションスキルをあげましょうと言いたいところですが、すぐにどうこうできることではないので、これについては、アドバイスは難しいと私は感じます。

ただ、一つ言えることは、面接官との相性により、または、求職者の方の運により、内定を勝ち取ることもありますので、諦めず、トライし続けることが良いでしょう。

エージェント側に原因がある場合も?

転職エージェントに登録し、面談まで行い、その後に転職エージェントから連絡がなくなるというケースも少なくありません。

その理由は、先述でお伝えしたように求職者側の問題でもありますが、実は、転職エージェント側に問題や原因があることもあります。

この点について、3つほど、その理由、原因をお伝えしたいと思います。

紹介できる案件がない

まず、あり得ることとして、求職者のみなさんに紹介できる案件がない場合です。

このケースは、実は、面談前に発覚し、登録した段階で、転職エージェントは、求職者のみなさんの職歴を確認します。

その段階で、自社に条件や経歴に見合う求人がなければ、そのまま放置になることがあります。

または、このような悲しい内容のメールが飛びます。

『紹介案件が、あり次第、ご連絡します』

この文言をもらった場合、その転職エージェントから、その後、しばらくは連絡がないと思った方が良いですし、求人の紹介見込みはゼロに近いと思った方が良いです。

面談後も含めて、転職エージェントから連絡が滞る場合、求職者のみなさんの経歴が転職できるレベルにないということも理由にありますので、このケースについては、100%、転職エージェントの責任ということではなく、求職者のキャリア不足であることもあります。

アドバイザーが忙しい可能性

最近、転職ブームで、しかも、東京オリンピックや日本経済の回復により、転職市場は売り手市場になっています。

この環境に相まって、非常に多くの求職者の方が、転職エージェントを利用し、転職活動を行っています。

転職エージェントの業務は、営業担当者やキャリアアドバイザー1名に与えられる業務量が非常に多く、手が回らないという事態になることが良くあります。

そのため、登録後に1週間以内にキャリアアドバイザーから連絡がありますと連絡があっても、1週間を経過しても連絡がないことも、たまにあります。

これは、転職エージェントが意図的に放置したということはなく、業務との兼ね合い上、仕方なく放置されてしまっているという表現が適切です。

実は、私も、恥ずかしながら、このような状況を作ってしまったことがあり、求職者の方からクレームを貰ったことがあります。

これは、単なる転職エージェントの凡ミスですので、求職者の方に責任はありませんから、変なマイナス思考は持たなくても大丈夫です。

とは言え、転職エージェントが、正直に忙しかったためとは言いません。

その際、求職者のみなさんから、軽く忙しかったからですか?それとも、自分のキャリアがまずかったからですか?と聞いてみると良いです。

聞いたうえで、求職者のみなさんのキャリアが問題ではなかったという証は、求人の紹介の有無です。求人の紹介があった場合は、単なる多忙だったということです。

担当者が会社をやめた

求職者のみなさんの転職支援を行うキャリアアドバイザーは、大手の転職エージェントであれば、特にそうですが、異動や退職というケースが多いです。

異動であれば、まだ良いのかもしれませんが、退職ともなれば、退職するキャリアアドバイザーは、既に心はその転職エージェントにはないため、引き継ぎもまともにやることはないです。

そのため、後任のキャリアアドバイザーに情報をしっかりと伝えることなく引き継ぎがうまくいかず、結果的に、放置されてしまうということもあります。

この場合は、転職エージェントに100%の責任がありますが、後任のキャリアアドバイザーも、ある意味では被害者です。

後任のキャリアアドバイザーとうまくやるために、後任のキャリアアドバイザーに対して激高するようなことはやめた方が良いです。

もしこちらからアプローチするとしたら?

転職エージェントから連絡がない場合、求職者のみなさんはどのように対応したら良いか、わからないと思います。

この点について、触れておきたいと思います。

私も求職者として転職エージェントを利用したことがあるので、私の実践編という意味でも読んで頂き、参考にしてほしいと思います。

メールと電話、どっちがいいの?

求職者のみなさんから、転職エージェントに連絡をする際に、メールか電話かという選択肢があると思います。

飛び道具として、近くにきたついで感で、転職エージェントにそのまま足を運ぶという選択もありますが、あまり現実的ではないので省略します。

結論から言いますと、電話の方が良いです。

なぜかと言いますと、求職者のみなさんは、どのような理由で、または、自分に責任があるのか、転職エージェントに問題があるのか分からないなかでの連絡がない状況です。

もし、転職エージェントが忙しい場合は、メールが埋もれてしまうということもありますので、メールでは、意味がないというケースも想定できます。

電話であれば、対面と近い状態で、キャリアアドバイザーと直接、コミュニケーションを取ることができるため、メールのような一方通行にはなりません。

コミュニケーションの基本は、対面、電話、メールの順位です。対面が難しいのであれば、電話がベストです。

メールでは、キャリアアドバイザーの温度感、感情を知ることが難しいのですが、電話であれば、音声を通じて知ることができ、どのような理由で連絡がない、または、放置されているのか知ることができます。

利用者側に理由がありそうな場合のアプローチ

求職者のみなさん側に理由がありそうな場合の放置状態のアプローチ方法を続いてご紹介したいと思います。

ありそうな場合の状況では、大体が、ある場合が多いです。

そのため、まず何よりも丁寧な態度が基本です。

できれば、横柄な態度で、アプローチすることはやめましょう。

また、方法としては、メールよりも電話が良いです。

理由は先ほど、お伝えした通りとなりますが、求職者のみなさんに理由がある場合、転職エージェントは、なかなか、本当のことを言いにくいのですが、聞き出すことができます。

私も経験があるのですが、転職することが難しい求職者の方に、案件がないということをどのように伝えようか迷った際には、メールを活用することが多いです。

転職エージェントからすると、メールを利用することが多いのですが、転職活動に前向きな求職者の方であれば、自分の市場価値などを知る意味でも、電話で確認を取った方が良いでしょう。

ちなみに、求職者としての私の経験上もお伝えすると、私は、30代前半で転職活動をしていて、その当時は、今のように売り手市場ということではなく、完全な買い手市場でした。

転職市場が冷え切っていて、私のキャリアに該当する求人がなかなかなかったのです。

ちなみに、私の場合はキャリア不足ではなく、年齢と年収、役職が少し高かったため、それに見合う求人がなかったのです。

そこで、いろいろな転職エージェントを登録したのですが、連絡がない転職エージェントも多くありました。

私は、必ず電話で連絡がない理由を聞き、がっかりする反面、現状を知ることができ、まだ、良かったかなと思っています。

メールで連絡したこともありますが、私や転職エージェントのどちらに理由があったとしても、返信はかなり遅いです。

エージェント側に原因がありそうな場合のアプローチ

転職エージェントに原因がある場合のアプローチ方法は、もちろん、電話です。

ここまでくると、ご理解頂けるものと思いますが、転職エージェントはお金にならない求職者の転職支援はもちろん、転職エージェントに問題がある場合でも、メールでの連絡を優先します。

求職者のみなさんは、転職エージェントからすると顧客です。

別の視点で言えば、商品であることもあるのですが、顧客である以上、転職エージェント主導ではまずいのです。

自分主導でことを進めるために、いやらしいぐらい電話で連絡した方が良いです。

ただ、注意点は、必要以上に、転職エージェントのミスや責任を責めてはいけません。

キャリアアドバイザーも人です。

その求職者の方を嫌になることもあります。

この場合、あれ?言い過ぎてしまって嫌われたかな?と思うのであれば、求職者のみなさんは、奥の手として、キャリアアドバイザーを変更して、気持ち新たに転職支援を受けるのです。

大手の転職エージェントであれば、キャリアアドバイザーの変更は柔軟に対応してくれます。

また、案件がない場合で転職エージェントから連絡がない場合は、その転職エージェントに固執するのではなく、他の転職エージェントを利用しましょう。

今の時代、転職エージェントは求職者のみなさんが思う以上に多くの数があります。

転職は運の要素も大きいので、数打てば当たる精神で、たくさんの転職エージェントを利用しましょう。

まず、求人がなければ、転職活動は始まりませんので。

その転職エージェントで放置されて、その理由が転職エージェント側にあり、紹介案件がないのであれば、いつまでも固執するのは、時間がもったいないです。

一気に違う転職エージェントを複数登録して期待した方がよほど、生産性が高い転職活動ができると思います。

最後になりますが、求職者のみなさんの転職活動が有意義なものであり、最高の転職ができることを心から祈り、今回のテーマである、『【エージェントが語る】放置される利用者の特徴とは?』は、ここで話を終わりにしたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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